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「定本種田山頭火句集」(彌生書房)を読んだ

「定本種田山頭火句集」(彌生書房)を読んだ
山頭火の八千句から選ばれた句集である。
自由律俳句の中では萩原井泉水、尾崎放哉と並ぶ代表的な俳人です。
印象深い句、有名な句がたくさんある。
それぞれの句が作られた背景にも興味がある。句集以外も読んでみたいと思います。
ここでは戦争に関する句を抜き出してみました。
山頭火の戦争に感する思いが感じ取れると思います。
では抜き書きします。

銃後

天われを殺さずして
詩を作らしむ
われ生きて
詩を作らしむ
われみずからの
まことなる詩を

街頭所見

目ざかりの千人針の一針づつ
月のあかるさはどこを爆撃してゐることか
秋もいよいよふかうなる日の丸へんぽん
ふたたびは踏むまい土を踏みしめて征く
しぐれて雲のちぎれゆく支那をおもふ

戦死者の家

ひっそりとして八ツ手花咲く

遺骨を迎ふ

しぐれつつしずかにも六百五十柱
もくもくとしてしぐるる白い函をまへに
山裾あたたかなここにうづめます
凩の日の丸二つ二人も出している
冬ぼたんほっと勇ましいたよりがあった
雪へ雪降る戦ひはこれからだといふ
勝たねばならない大地いっせいに芽吹かうとする

遺骨を迎へて

いさましくもかなしい白い函
街はおまつりお骨となって帰られたか

遺骨おだいて帰郷する父親

ぼろぼろいたたる汗がましろな函に
お骨声なく水のうへをゆく
その一片はふるさとの土となる秋
みんな出て征く山の青さのいよいよ青く
馬も召されておじいさんおばあさん

ほまれの家

音は並んで日の丸はたたく

歓送

これが最後の日本の御飯を食べてゐる、汗
じっと瞳がひとみに喰ひいる瞳
案山子もがっちり日の丸ふってゐる

戦傷兵士

足は手は支那に残してふたたび日本に

以上です。

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なぜ子規は稲の花にこんなにこだわったのか

今日の季語は稲の花
稲の花は二時間しか咲かないので私も見た事はない。

子規の稲の花の句はちょっと調べただけで七十四句もありました。
なぜ子規は稲の花にこんなにこだわったのでしょう。

今日の句はこれにしました。

七十四句子規の拘り稲の花 公彦

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鮫と「俳句の論理」

鮫の例句を探していたらこういう文章にぶつかった。

質の俳句論
俳句の論理
阿部完市 
  

「俳句」に於て行われる論理を次の三つに分けて論じている。
 一・知的論理、ニ・感情の論理、三・感覚(感性)の論理。
ーー
歌はことわるものにあらず,調ぶるものなり(「随所師説」)

江戸時代後期の歌人香川景樹はそう言っている。
俳句に於いては「ことわるものにあらず」度は短歌より高いだろう。
 
実は私の「鮫、俳句」の検索対象になっていたのはこの句だった。

梅咲いて庭中に青鮫が来ている   兜太

理りを述べない句としては代表的かもしれない。

以下紹介です。


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湯布院のドルドーニュ美術館を訪問した。

湯布院のドルドーニュ美術館を訪問した。
これで5-6回目の訪問となる。
駅前の「一休」という土産物屋の郷土本の販売コーナーに館長の裏文子さんが発行人の口語俳句同人誌「あまのがわ」があったので買って読んで行った。

昨日由布岳で作った俳句をお見せしたら、ちょうど書いているエッセイに同じような感覚のものがあると朗読して頂いた。

裏さんは大分合同新聞にコラムを連載中という事でそれのスクラップも読ませて頂いた。
友人の中谷健太郎さんが前に書いていたコラムを引き継いだのだという。

Image
裏文子さん

「あまのがわ」は種田山頭火も一時期属していたという歴史ある俳句誌で吉岡禅寺洞という人が大正時代に創刊したものを受け継ぐというから90年位の歴史がある。

(後で読んだが最新号に吉岡禅寺洞の文章の連載があった。虚子との交流を書いた部分があり虚子と碧梧桐の互いに違う手法で切磋琢磨する様子が今年の読書目標が正岡子規である私には大変興味深かった。)

「あまのがわ」に私も会員として参加させていただく事にした。
裏さんには「新日本歌人」の読者になって頂いた。
facebookでの交流もすることにした。

末長いおつき合いをお願いしたいものだ。

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春の星こんなに人が死んだのか

今日の東京新聞の「筆洗」にこういう俳句があった。

春の星こんなに人が死んだのか
三・一一神はゐないかとても小さい
つばくらめ日に日に死臭濃くなりぬ
方舟の善人はみな呑まれけり
朧夜の泥の封ぜし黒ピアノ
双子なら同じ死顔桃の花
なぜ生きるこれだけ神に叱られて
三・一一民は国家に見捨てらる

四季大賞を受賞したという照井翠さんの「龍宮」という句集からの引用だ。
照井さんは本名照井葉子さんで岩手県立釜石高校の国語教師だという。
避難所になっていた高校の体育館を出たら見たこともないような澄み切った空に満天の星があったという。
春の星こんなに人が死んだのか
自然と人事が鋭くが融合している句だ

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ある忘年句会

parc自由学校の活動家一丁上がりプロジェクトの忘年句会録です。
皆さんはじめて俳句を作られたと思いますが立派なものです。
席題は「忘年会」と「選挙」でした。

番号 点数 句 作者
1. 4 選挙って自分を知って歩み出す 川口
2. 4 忘年会選挙のことは忘れない ともこ
3. 4 選挙負け忘年会に勝ちに行く 公彦
4. 3 埼玉県民うつのみやさんに投票できず(笑) さとえり
5. 1 様々な思いが交差総選挙 不明氏
6. 1 出られない眠り続けて十二月 内堀
7. 0 うつのみやべんごしだけどけんじなり 不明氏
8. 0 来年に希望たくす忘年会 清水
9. 0 絶望した愚衆政治選挙結果 orz\(^o^)/みかこ

以下作者の意図と違うかも知れませんが勝手に手を入れてみました。

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俳句の文化とは

@twryossyさんからの毎日twitterで来る今日の季語は卯月


※今月の旧暦には「閏月」があります。約3年(2.715年)に1ヶ月、19年に7回(メトン周期) 1ヶ月分の旧暦月が挿入されます。

旧暦に馴染みがないものには不思議な感じです。

@twryossyさんのreteetのreteetとretweetと返信です。

RT @hosakanobuto: おはようございます。ついに「原発稼働ゼロの日」の朝を迎えました。今も現在進行形の一原発事故という過酷な被害をへた私たちが、なおも原発依存のままに「再稼働」でしのぐのか。「脱原発方針」を固める契機とするのか、重要な分岐点です。今なお広がる重大で深刻な被害を思えば、結論は後者です。

posted at 08:20:33

おは!RT @twryossy: 【今日の季語860】卯月(うづき):陰暦四月の異称。別題「卯の花」の咲く月にあたることから「卯花月(うのはなづき)」とも。吹く風も心地よく一年でもっとも爽やかな時季。◆酒のあと蕎麦の冷たき卯月かな(野村喜舟) #jhaiku #kigo

posted at 08:24:31

おは! RT @twryossy: 【今日の季語860:追記】陰暦では閏年に同じ月をもう一度繰り返す「閏月」を設けて一年を一三ヶ月とする。今年は三月がそれにあたるので「卯月」は例年よりもひと月遅いことになる。 #jhaiku #kigo

posted at 09:08:30

@twryossy 閏月の卯月というや空晴れる 公彦 #jhaiku #haiku #kigo #fhaiku #俳句

posted at 09:23:51

卯月について検索していたら俳句の文化について書いた物がありました。
よくまとまっているので紹介します。

日本ハウスプランニングの千里舎(俳句コーナー)からです

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福田穂 歌集 「海・街・工場」

福田穂 歌集 「海・街・工場」を読み終ったので気になった歌を紹介します。

「ここに 俺がいる」
そう叫びたい気持ちで
ぐっ ぐっ と
人を 追い抜く

"ブル新"と言いきりながらも
生活をささえてくれる
この割りきれなさが
"ハタ"をひろげる

黒板に
メーデーばんざい と書いてあり
寮の食堂に
早起きの顔があつまる

馘首状
封筒のまま つき返し
局長の眼の おきどころ
見極める

非合法紙の製版をし
「アカハタ」の題字もつくった
ある日の仕事を
ーひそかに かみしめ

言い放つ"死刑"の声は
抑揚もなく
裁判長 あなたは感情を
どう、おし殺すのか

いたいほど冷たい氷片を
口にうけ
妻のくちびるの
しろさを みつめる

君の、胸の、
厚いふくらみにひそむもの
安保阻止と知れば 組む
深夜の隊列

一九六一年四月
「ガガーリン」
「衆」 うまれたり
新しき時代を 生きる名

家を出た俺の生き方を
憎んだままか
骨となっても父は 崩れて
箸に つかませない

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今日8月19日は俳句記念日です

今日8月19日は俳句記念日です。

正岡子規の研究家の坪内稔典が「819(ハイク)」の語呂合わせから夏休み中の子供たちに俳句への興味を持ってもらおうと制定した日です。

写真をやる先輩は先生から季語を思い浮かべて対象を撮れといわれるそうです。

季語というものは日本人が育んできた感性の塊だと思います。

今はなじみのないものもその歴史を知ると使ってみたくなります。

俳句に関しては

俳句検定という資格も有ります。

短歌との違いについて昔こういうものを書きました。

短歌と俳句の違いについての諸家の言葉

ここ1年以上twitterで毎朝送られてくる季語で5時から5時半の間に俳句を1句作っています。


今日の季語は「律の風」というなじみのない季語でさんざん苦労した挙句こういう句を作りました。

            律の風私の人生道半ば

あなたも感性を磨くために俳句をひとつ如何ですか?

ちなみに今日はバイクの日でもあるようです。

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「この道に古人なし」(宮本百合子の芭蕉論)

たまたま松尾芭蕉の事を書いた宮本百合子の文章を著作権期限切れのサイト青空文庫に見つけた。
(青空文庫には百合子の作品が多い)
短歌・俳句をやるものとしては実作上大変参考になりましたのでこのサイトの読者で興味のある人は少ないかもしれませんが紹介します。

百合子は当時の時代背景との関わりで芭蕉を見ている。
史的唯物論の立場からの文学評論だ。

以下部分的に紹介してコメントします。

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