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おは!twitter俳句(入学)と映画と情報番組と音楽

コロナウイルス対策で予定が多くなくなっているので家で過ごせる時間が多くなり映画や情報番組を見たり音楽を聴いたりしている。

映画や情報番組はhuru,netflix,amazon primeで見ている。音楽はsotifyで聴いている。

映画では感染列島が時節柄面白かった。

2009年1月17日に公開された日本映画

キャッチコピーは「神に裁かれるのは、人間か?ウィルスか?」ウイルスとの共存というのがテーマとしてあると思う。

2009年4月から全日本空輸および日本航空の一部の国際線で機内上映されていたが、2009年新型インフルエンザでの状況と映画の内容が似ていることから、全日本空輸では5月いっぱいで機内上映中止されたというのもうなづけるものがある。

出演者 妻夫木聡
檀れい
国仲涼子
田中裕二爆笑問題
池脇千鶴
カンニング竹山
佐藤浩市
藤竜也

この時期に見ることをお勧めします。

今はデスノートを順番に見ている。

音楽はお気に入りアーティスの全アルバムを聴いている。全曲でなく全アルバムなので同じ曲を何度も聞くこともある。

bob Dylanのアルバムは多かった。

最近はbeegeesを聞いている。

この一週間の短歌と俳句です。

ーー2020年04月06日(月)2 tweetssource

 

10分前

@twryossy

HAYASHI Yoshio@twryossy

【今日の季語3752<830】入学(にゅうがく):晩春の生活季語で「進学」「入園」などの傍題も。大学の秋入学が話題に上ったこともあったが、麗らかなこの時季は新しい生活の始まりにふさわしい。◆入学の子のなにもかも釘に吊る(森賀まり) #kigo

 

2020年04月05日(日)

若草の少女は六十路まっしぐら 公彦
2012年04月05日(木)


萌え出ずる若草はあれ仮設にも 公彦



【今日の季語3751<829】若草・嫩草(わかくさ):仲春の植物季語で「新草(にいくさ)」「草若し」などとも。萌え出た春草のみずみずしい柔らさを表す詞で、古くから歌語として好まれてきた。◆若草に置かれてくもる管楽器(小島 健)

2020年04月04日(土)



@twryossy 声明や松伏町(まつぶしまち)と読み習う 公彦


【今日の季語3750<828】清明(せいめい):二十四節気季語の一つ。春分から十五日目にあたり、暦はこの日から晩春に。その名が示すように清く明らかな気に満ちた時季を迎える。◆水替へて清明の日の小鳥籠(星野麥丘人)

2020年04月03日(金)



晴れ渡る北窓開き深呼吸 公彦
2012年04月03日(火)北窓の開かぬ部屋に季節巡る 公彦


【今日の季語3749<827】北窓開く(きたまどひらく):仲春の生活季語。北側から入る寒風を防ぐために冬の間閉め切っておいた窓を開く。その開放感と部屋を吹き抜ける風が春の気分を高める。◆北窓を開く誰かに会ふやうに(今井杏太郎)

   

2020年04月02日(木)



 

@twryossy 熊穴を出られぬままに籠りたり 公彦
2012年04月02日(月)
熊穴を出づ母熊は小熊連れ 公彦


【今日の季語3748<826】熊穴を出づ(くまあなをいず):仲春の生類季語で「蟻・蛇・蟇(ひき)」などと並んで「穴を出る」類の一翼を担う。冬の間に生まれた子熊も母熊に付いて外に出る。◆穴出でし熊せせらぎを聴きわけて(奥抜良人)

   

2020年04月01日(水)



篝火草褪せぬ唇火照る頬 公彦
2012年04月01日(日)
墓買いて帰る真紅のシクラメン 公彦


【今日の季語3747<825】シクラメン:三春の植物季語で「篝火草(かがりびそう)」の和名や「豚の饅頭」という奇妙な別名傍題も。温室栽培が多いため、花期は冬から晩春にまで及ぶ。◆シクラメン花のうれひを葉にわかち(久保田万太郎)

2020年03月31日(火)



鴨引くや地上の芥置き去りに 公彦
2012年03月31日(土)
鴨引くや真砂女のように生きたかり 公彦


【今日の季語3746<824】引鴨(ひきがも):仲春の生類季語で「鴨帰る」「行く鴨」などとも。秋に日本で越冬した鴨たちはこの時季に北に帰る。「引く」を《帰る》の意に用いる例は同季別題「引鶴」「引鳥」にも。◆引鴨のこゑをこぼしぬ空のいろ(野木桃花)

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おは!twitter俳句(春装)と春の雪

先週は比較的暖かい日が続き桜もほぼ満開となった。

近所の桜の通りを通っての通勤は爽やかなものだった。

しかし日曜は朝は大雨で昼は突然の大雪となった。

思えば雪がまともに降ったのは今年初めてだと思う。

  三月の大雪の中夫婦和す 公彦

この一週間の俳句と短歌です。

ーー

2020年03月30日(月)

@twryossy 春装や昨日のマスク今日もする 公彦
2012年03月30日(金)春装ややや頼り無き朝の路 公彦

 

【今日の季語3745<823】春装(しゅんそう):三春の生活季語で「春服(しゅんぷく・はるふく)」などの傍題でも。華やかな色合いの服に着替えるこの時季は気分も明るく軽やかにありたいが、この春はそのように行きそうにもない。◆春服にポケットのなき不安かな(鹿野佳子)

2020年03月29日(日)



大雪渓表層雪崩に怯えつつ 公彦
2012年03月29日(木) 雪渓や雪崩来るなとそと渡る 公彦


【今日の季語3744<823】雪崩(なだれ):春の気温上昇により斜面に積った雪が大量に崩れ落ちる現象を指す仲春の地理季語。本来は《崩落》一般を表す動詞「なだる」の名詞形を雪に特定して用いるようになったもの。◆遠雪崩ひとりの旅寝安からず(藤田湘子)

2020年03月28日(土)



蕨狩天気晴朗の日の叔母たちと 公彦
蕨狩遮る巨き力かな 公彦


【今日の季語3743<821】蕨狩(わらびがり):仲春の植物季語「蕨」を生活季語に転じたもので「蕨摘」「蕨採」などの傍題も。山菜に「狩」を配したところは晩秋の「茸狩」と共通する。◆婆さまのひとり戻らぬ蕨狩(福田嫩子)

2020年03月27日(金)



苗木市今年は立たず人気なし 公彦
2012年03月27日(火)
「あれから1年ー私たちの震災歌集」の電子出版を行いました。 bit.ly/GW3tah

還暦や苗木購いよすがとす 公彦


【今日の季語3742<820】苗木市(なえぎいち):仲春の生活季語で「苗市」「苗木売」とも。同季別題「植木市」とともに春の季語とされるのは、この時季が植樹に適した季節であることによる。◆五年後の丈聞いており苗木市(山縣輝夫)

2020年03月26日(木)



海明けやサファイア婚というを知る公彦


【今日の季語3741<819】海明(うみあけ):仲春の地理季語「流氷」の傍題。流氷群に閉ざされていたオホーツク沿岸地方では、氷が緩んで船舶の航行が可能になる日をこう呼ぶ。◆海明けが来る搾乳の湯気の中(野々村晃二)

 

2020年03月25日(水)



五輪消え今年は覚えず春の夢 公彦

2012年03月25日(日)

閉ざされし学童保育所春の夢 公彦

【今日の季語3740<818】春の夢(はるのゆめ):同季別題「春眠」「朝寝」とも関連する三春の生活季語。その短くはかない有りようは、古くから世の栄枯盛衰の譬えとして用いられてきた。◆春の夢みてゐて瞼ぬれにけり(三橋鷹女)

   

2020年03月24日(火)



サファイア婚あっという間の野蒜かな 公彦
2012年03月24日(土)防潮林の松葉散らばる野蒜かな 公彦


【今日の季語3739<817】野蒜(のびる):仲春の植物季語で「根蒜」「小蒜」などとも。田畑の畦や野原に群生するユリ科の植物。白い球茎を生のままや葉ごと茹でて酢味噌で食する。「掘る」「摘む」などを添えた生活季語傍題も。◆野蒜掘るあしたのことは考へず(鈴木真砂女)


【今日の季語3739:別記】「野蒜」の名は、球茎がニンニクを小さくしたような形をしているところからその古称ヒル(蒜)を用いて《野の蒜》の意を表したもの。「ののひろ」という方言形も。

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おは!twitter俳句(観潮)とサファイア婚

今日は我々夫婦の結婚四十五周年のサファイア婚
妻huluの映画に夢中なので買って来たバラはダイニングにひっそりとある。
私は今これを書いている。
サファイア婚妻は映画に夢中なり薔薇の花鉢ダイニングにあり 公彦
この一週間の俳句と短歌などです。

2020年03月23日(月)

大渦柱橋の上から観潮す 公彦
2012年03月23日(金)渦潮に回され残る命かな 公彦



 

【今日の季語3738<816】観潮(かんちょう):仲春の生活季語。春彼岸頃の大潮の時期が一年で干満の差がもっとも大きくその海流が渦巻を発生させる。鳴門海峡の渦潮がよく知られ見物用の「観潮船」も傍題に。◆観潮船傾(かし)ぎて大き渦へ寄る(吉田さち子)


【今日の季語3738:別記】本題は《観光》の面から生活季語として扱われるが、地理季語にあたる「渦潮」も傍題とされ、例句も多い。


2020年03月22日(日)



春の雲嬉しきことを乗せて飛ぶ 公彦
2012年03月22日(木)
山水の塗られし如き春の雲 公彦


 

【今日の季語3737<815】春の雲(はるのくも):三春の天文季語で「春雲(はるぐも・しゅんうん)」の熟語形傍題も。春は気圧の変化が大きく雲が発生しやすい。柔らかに浮かぶ綿雲は春の到来を感じさせる。◆投函は一句の巣立ち春の雲(中島秋圃)


2020年03月21日(土)



公園を巡る車輪に彼岸西風 公彦
2012年03月21日(水)
彼岸西風首筋寒く入り来る 公彦


 

【今日の季語3736<814】彼岸西風(ひがんにし):仲春の天文季語で「涅槃西風(ねはんにし)」の同季別題も。春彼岸の頃に吹く強い季節風。寒の戻りを感じさせるような冷気を運んでくる。◆山はまだ素顔なりけり彼岸西風(笹瀬節子)


春分や公園巡りケーキ焼く 公彦


【今日の季語3735<813】春分(しゅんぶん):仲春の時候季語で「中日」「時正(じしょう)」とも。今日から仲春後半に入り、この日を境に昼夜の長さが逆転する。「春分の日」は生活季語にあたる。◆春分や手を吸ひにくる鯉の口(宇佐美魚目)


2020年03月20日(金)



2020年03月19日(木)



虫除けの韮めぐらせる父なりし 公彦
2012年03月19日(月)
韮入りのもつ鍋友の顔浮かぶ 公彦


【今日の季語3734:別記】別名「ふたもじ」は《二文字》の意。古くはネギ(葱)が一拍形でキと呼ばれたことから、これを隠語風に「ひともじ」と称し、ニラは二拍形であるところからこの名が生まれた。ともに女房詞にあたる。


2020年03月18日(水)



蟻穴を出でて肩まで登り来る 公彦
2012年03月17日(土)
蟻穴を出でて決死の旅路かな 公彦


【今日の季語3733<810】蟻穴を出づ(ありあなをいず):地中に潜んでいた蟻が春に巣穴から地上に姿を見せることをいう仲春の生類季語。単に「蟻出づ」とも。「啓蟄」の主体を蟻としたもので他に「蛇・蟇・蜥蜴」なども登場する。◆蟻穴を出でておどろきやすきかな(山口誓子)


【今日の季語:謹告】このところにわかに身辺に諸用が増え、本連載に支障を来す恐れを生じています。当分は別記を省いて投稿を続けたいと願っていますが、状況によっては間々休載のやむなきに立ち至るかも知れません。このこと予めお含み置き下さい。

2020年03月17日(火)



土は社の大元なるか春社日 公彦
2012年03月18日(日)
歌の友会いに の雨の中 公彦


【今日の季語3732<811】春社(しゅんしゃ):仲春の時候季語。古代中国に由来する「社(=土の神)」を祀る「社日」の風習で、土神にちなんで春(秋)分にもっとも近い戊(つちのえ)の日と定め、「秋社」に対して「春社」と呼び分ける。◆だんだんと春社の祝詞早口に(栢野木樵)


【今日の季語3732:別記】今年は昨日がこの日にあたる。社日には必ず雨が降るという言い伝えがあるのは、晴雨が目まぐるしく交替する当節の気候に由来するものでもあるが、土神の祀りが農耕と結び付いた伝承と見ることもできよう。


【今日の季語3732:別記②】本題の「社」の本義は構成要素の「土」にあり、その「土」字は、土地神をかたどった土柱の形を表す象形文字にあたる。


【今日の季語3732:別記③】「土」字は後に、そこから転じて《土壌》の意に用いられるようになった結果、これと区別するために、《神》を表す「示」扁を加えた「社」字が作られ、本題のような用法が生まれた。


【今日の季語3732:別記④】しかしその「社」字もまた、転用によって現行の《集団体》などの意を表す新たな字義が生まれるに至った。本題には、言語の世界に潜む流転の姿を示す要素も含まれている。

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おは!twitter俳句(受験生)とこの休日

コロナウイルス騒動は収束しない。

むしろ日本の場合はこれからが心配だ。

この土日月は孫二人が泊まりに来た。

一緒に孫と遊び風呂に入り寝ることもできた。

妻は孫育てにくたくたになったようだ。

娘は何年ぶりにゆっくりできたという。

一方息子は車の点検をこの土日月にやってくれた。

今度の休みは富士山でも見に行こうということになった。

思わぬ家族の交流が出来ている。

この一週間の短歌と俳句です。

ーー

2020年03月09日(月)

@twryossy 受験生半分以上が肩落とす 公彦
2012年03月09日(金)
「合格」に父飛び跳ねし記憶あり 公彦

【今日の季語3724<802】受験生(じゅけんせい):仲春の生活季語「入学試験」の傍題で「受験子」「合格」などとも。この時期は大学から幼稚園に至るまで受験をめぐる悲喜こもごもの場面が展開する。◆一人づつきて千人の受験生(今瀬剛一)

【今日の季語3724:別記①】傍題の「受験子」は、日常語としての「受験生」の文語的表現にあたる。この「子(し)」は、「帰省子」「読書子」などと同じく、ある行為を表す語に《人》の意を添える漢語接尾辞で《児童》を指すものではない。

【今日の季語3724:別記②】カカシに用いる「案山子(あんざんし)」にもこの「子」が姿を見せる。この熟字は《案山(=山中の低地)」の田畑を守る人》の意が原義で、その役にあたる人形を比喩的に表す漢語であったとされる。

2020年03月08日(日)

@twryossy 客入らぬ春場所雨に始まるか 公彦
2012年03月11日(日)
この日なる二年振りなる春場所や 公彦

【今日の季語3723<804】春場所(はるばしょ):仲春の生活季語で「三月場所」「大阪場所」とも。当季に大阪で開かれる大相撲は浪速に春を呼ぶとされ、多くの新弟子が入門する場所でもある。◆春場所や河風強き触れ太鼓(生方青蛙子)

【今日の季語3723:別記①】当今の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、日本相撲協会は、観客を入れずに本場所を開催し、状況によっては途中取り止めもあり得ることを決定した。

【今日の季語3723:別記②】これまでの大相撲では、敗戦年6月の夏場所を非公開で行い軍人などが見学した例はあるものの、無観客状態の本場所興行は今回が初めてという。声援なしの相撲は、力士たちにもさぞかし張り合いのないものとなることであろう。

2020年03月07日(土)

@twryossy 十坪の庭にも木の芽あちやこち 公彦
2012年03月08日(木)1今日の季語 祝800選!「木の芽」哉 公彦
2012年03月07日(水)語らうや雨あがりたる木の芽時 公彦
2011年04月01日(金)
新しき命の生れし木の芽時 公彦

【今日の季語3722<800】木の芽(このめ):三春の植物季語で「桜の芽」「銀杏の芽」などの個別名傍題も。「柳・楓・楤(たら)の芽」などは別題として仲春に置かれるが、総称としての本題は春三期にわたる。◆隠岐や今木の芽をかこむ怒濤かな(加藤楸邨)

【今日の季語3722:別記①】例句上五の「や」は、これを「は」と置き換えることもできるところが切字の「や」とは異なり、文法的には軽い詠嘆を添えて句を下に続ける間投助詞にあたる。

【今日の季語3722:別記②】この見地に立てば、句末の「かな」と切字が重なることにはならない。ここを「は」とせずに、このような「切れぬ"や"」を用いたところには、作者の運辞上の工夫が感じられる。

2020年03月06日(金)

@twryossy 雪解の渋民巡りし君として 公彦
2012年03月06日(火)栗駒の雪解水や優しけれ 公彦

【今日の季語3721<799】雪解(ゆきどけ):仲春の地理季語。冬の気が緩んで積雪が解けること。「ゆきげ」とも読まれ、「雪解川」「雪解水」のように他の語と合した傍題ではこの読みに従うことが多い。◆海に出てしばらく赤し雪解川(三橋敏雄)

2020年03月05日(木)

@twryossy 啓蟄や歴史を刻む十一年 公彦

【今日の季語3720<798】啓蟄(けいちつ):地中に蟄(かく)れていた虫が戸を啓(ひら)いて出て来る意で「蛇穴を出づ」と同趣の二十四節気季語の一つ。暦は今日から仲春に入り、地中に潜む生類を誘い出すような温暖の兆しが感じられる。◆啓蟄やすんなり通る針の糸(明才地禮子)

【今日の季語3720:別記】「啓」に《ひらく》、「蟄」に《こもる》の字義が備わることは、「啓蒙」が《蒙をひらく》、「蟄居(ちっきょ)」が《家にこもる》の意を表す熟語であるところからも窺い知ることができる。  

2020年03月04日(水)

@twryossy まんさくや寅さんやっぱり父に似る 公彦
2012年03月04日(日)
満作やデモの間に探しけり 公彦

【今日の季語3719<【今日の季語797】まんさく:初春の植物季語。葉よりもさきに縮れた紐のような四弁の黄花を付ける。「豊年満作」にちなむ花名とされ「満作」や同音「万作」をあてることもあるが定かなものではない。◆まんさくに滝のねむりのさめにけり(加藤楸邨)

【今日の季語3719:別記①】歳時記などではこれに漢名風の「金縷梅」の表記をあてることもあるが、中国文献には使用例がなく、明治期の『日本植物名彙』<1884>に「マンサク」の読みを施してこの熟字を掲げるのが早い例にあたる。

【今日の季語3719:別記②】
ただしこれは本花の色と形状に牽かれて、別種の「金鏤梅(きんろうばい)」の名をあてた誤用によるものと見られる。

【今日の季語3719:別記③】マンサクが他の花に先がけて春に《真っ先に咲く》ところから「先ず咲く」の転とする語源説もあるが、名詞としての物の名に動詞の終止形を引き当てたところに語法的な不自然さがあり、語呂合わせの域を出ない。

2020年03月03日(火)

@twryossy 雛飾り隠れ遊びてふた昔 公彦
2012年03月03日(土)流されし子の供養かな雛飾り 公彦

【今日の季語3718<796】雛飾(ひなかざり):仲春の生活季語「雛祭」の数多い傍題の一つ。陽暦の三月三日は初春にあたるが、陰暦に応じて仲春の行事とされてきたところから季の扱いにずれが生じた。◆雛飾りつゝふと命惜しきかな(星野立子)

マンサクが他の花に先がけて春に《真っ先に咲く》ところから「先ず咲く」の転とする語源説もあるが、名詞としての物の名に動詞の終止形を引き当てたところに語法的な不自然さがあり、語呂合わせの域を出ない。

【今日の季語3718:別記①】雛を飾る風習は、本来は穢れを祓う形代(かたしろ)としての「流し雛」と、高家の子女などの「雛遊び」が結び付いて年中行事として定着したもの。現在のような「雛壇飾り」は江戸中期以降に始まる。

【今日の季語3718:別記②】古式を伝える「京雛」では、男雛を向かって右側に置くのは左を優位と見る古来の伝統に基づくもので、現行の多くがこれとは逆の「関東雛」の方式を取るのは、近代の西洋文明の影響が宮中に及んで右を優位とされたことに由来するという。

【今日の季語3718:別記③】古くは《雛人形》をヒイナと呼び、ヒナは《鳥の雛》を指すのに用いるという使い分けがあった。両語形には、ピピと鳴く鳥の雛の鳴き声を写したところから出たとされるヒヒナから、ヒイナを経てヒナに至った変化の跡が残されている。

【今日の季語3718:別記④】この語に《雛人形》の意が生まれたのは、《鳥の雛》の小さくて可愛らしい姿への類推によるものと解されるが《鳥の雛》をヒナと呼んだ例はすでに古代文献にあるところから上記の変化はかなり早い時期に起きたものと見られる。

【今日の季語3718:別記⑤】その後出の《雛人形》の呼称に、ヒナに先行するヒイナの古形が用いられていたのは、本来は《鳥の雛》を指すヒナとの衝突を避けたことによるものであろうが、後代にそのヒイナが衰退した結果、ヒナが両義を担うことになった。

 

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おは!twitter俳句(春の空)とコロナ・パンデミック

コロナウイルスが猛威を振るい始めている。

まだまだ序の口かもしれない。

このところ一番気になるのは昨年9月に武漢で行われた100か国が参加した軍事の集まりで中国の人民解放軍により人工細菌への対処法が披露された人工細菌であるという説である。

とするとかなり対策が難しいという。

いずれ真実は明らかになるのだろうが、とんでもない広がりとなることを恐れる。

それにしても政府の対応はお粗末だ。閣僚が参加をさぼって政務を行っている。

韓国の対策会議の映像を見たが大統領以下皆お揃いの災害対策服を着た緊張した会議だった。

日本の対策会議は毎回数分だけでまるでテレビの撮影の為にやっているようだ。

それで毎日会議をやっていると「やってる感」を題している。

そのあと総理大臣は毎日のように仲間と3時間近く飲み会をやっている。

マスコミは昼の数分の会議の映像は流すが夜のそれは報じない。

 

私は本当のコロナ・パンデミックになることを非常に恐れている。

 

この一週間の俳句と短歌です。

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2020年02月24日(月)



@twryossy 春の空朝より蕾膨らみて 公彦
2012年02月24日(金)
東より街目覚めさせ春の空 公彦


 

【今日の季語3710<788】春の空(はるのそら):三春の天文季語で「春空(はるぞら)」「春天(しゅんてん)」などとも。かすかな春の兆しを見せる初春から、のどかで暖かな光を湛える晩春に至るまで広く用いることができる。◆なべて畑なぞへに春の天が下(阿波野青畝)


【今日の季語3710:別記①】例句を「なべて畑/なぞへに春の」と切って読むと、朗詠の面では二語のナ音が頭韻として連なる効果が生まれるが、句意の上ではここで切ることはできない。


【今日の季語3710:別記②】本句の「なぞへ」は《傾き》や《斜面》の意を表す古語で、近代俳句にはほとんど例を見ないが、「金鳳華(きんぽうげ)東なぞへに野は展け(大野林火)」の「東なぞへ」では、東側に傾斜した野面の意にこの語を用いている。


【今日の季語3710:別記③】これに基づくならば、例句は「なべて畑なぞへに/春の天が下」のように切れる形の構句にあたり、作者の眼前に拡がる畑がことごとく傾いている場景を詠んだ句と解される。


【今日の季語3710:別記④】ナゾヘが文献に登場するのは江戸末期以降のことで、『虞美人草』<1907>にも「なぞへに引いた眉」の使用例がある。


【今日の季語3710:別記⑤】この語の語源は未詳であるが、各地の方言にも残存することと併せて、ナソエ・ノセのような形を用いる地域もあるところから、二拍目は本来清音であったと考えることもできる。


 

【今日の季語3710:別記⑥】小栗風葉『青春』<1905-06>には「堤の準(なぞへ)に月見草の黄色な花が」とあり、この語に「準」字があてられている。これは語形のよく似た別語のナゾラフ(準)への類推から生まれた用字と見られ、両語を同源と解するのは早計であろう。

 

2020年02月23日(日)



@twryossy 諍うもしみじみ美味し蜆汁 公彦
2012年02月23日(木)還暦も合わせ飲み込む 公彦


【今日の季語3709<787】蜆汁(しじみじる):三春の生活季語。季節を問わない日常的な料理であるが、生類季語の「蜆」の旬が春とされるところから、本題も当季に置かれる。滋味が深く肝臓にも良いとして好まれる。◆啜るとき真顔の夫(つま)や蜆汁(松村多美)

   

2020年02月22日(土)



 

@twryossy 視線のみこちらに残し春の鹿 公彦
2012年02月23日(木)春の鹿毛落ち色落ち子を孕む 公彦


 

【今日の季語3708<786】春の鹿(はるのしか):三春の生類季語。単独では三秋となる「鹿」を春に用いたもの。雌については春仔を腹に宿した「孕鹿(はらみじか)」の別題、雄には角の落ちた姿をいう「鹿の角落つ」がある。◆春鹿の眉ある如く人を見し(原 石鼎)


 

【今日の季語3708:別記①】例句の「眉」は、「集める」「曇らす」「潜める」などの動詞を伴って、さまざまな表情をいうのに用いられるが、そのような人にしか備わらない身体部位名を、まじまじと人を見つめる春鹿の表情を表すのに転じたところに苦心のほどが感じられる。


【今日の季語3708:別記②】石鼎句には、身籠もった生類の眼差しを詠んだ「孕み猫われをみつめて去りにけり」もあり、例句に通じる要素が認められるところから、本句の春鹿もまた傍題「孕鹿」であろうと思われる。


 

【今日の季語3708:別記③】なお、上掲の猫句ではその対象が「われ」であるのに対して、鹿句ではそれが「人」である点にも注意を向ける必要がある。


 

【今日の季語3708:別記④】連句の「人情」の区別に従えば、前者は"我"だけがいる「人情自」の句であるのに対して、後者は"我"と"人"がいる「人情自他半」の句にあたり、両句の構図が異なることに気付く。

   

2020年02月21日(金)



 

@twryossy 植えられし梅に送られゲートタッチ 公彦
2012年02月21日(火)
病院の一角占めし梅の花 公彦


 

【今日の季語3707<785】梅(うめ):初春の植物季語で「梅が香」「梅月夜」などの傍題が多く、他の花に先がけて咲くところから「花の兄(え)」の別名もある。「白梅」より遅れて咲く「紅梅」は同季の別題。◆梅一輪一輪ほどの暖かさ(嵐雪)


【今日の季語3707:別記①】梅は古く中国から漢方薬として伝わり、後に花そのものを鑑賞するようになった。仮名で「むめ」とも書かれるのは「梅」の中国音を [mme] と聞いて、その頭音 [m] に「む」の仮名を当てたもの。後に「うめ」に転じて和語として定着した。


【今日の季語3707:別記②】「馬」に「むま」「うま」の両表記形があるところにもこれと同様の事情があったと見られる。馬もまた古代以前に大陸から伝来し、古くはその中国音に基づいて [mma] と呼ばれたのが、仮名表記に「むま」の形で残ったものであろう。


【今日の季語3707:別記③】なお万葉集にはすでにウマの形が広く用いられているので、古くから和語として意識されていたことが知られる。


【今日の季語3707:別記④】例句の「梅一輪」や「大輪の花」などのように、花に「輪」を用いるのは中国文献には例がなく、日本で生まれた用法と見られる。『日国』の引用する室町期の日記『宗長手記』<1522-27>に「冬の梅は一りん二りん咲きて」とあるのが早い例にあたる。


【今日の季語3707:別記⑤】この語は、原義の「車輪」から、「日輪」や「月輪」のように天体に用法が拡がり、さらに上掲例に見るように丸い形をした梅の花にも用いられ、やがてその比喩の"輪"が花一般にまで及んだものであろう。

2020年02月20日(木)



 

@twryossy 田螺和え津守の里の与謝蕪村 公彦
2012年02月20日(月)川に採り母の作りし田螺和え 公彦


 

【今日の季語3706<784】田螺和(たにしあえ):三春の生活季語で「つぶ和」の傍題も。同季の生類季語「田螺」の肉にアサツキやワケギなどの野菜を合わせ、酢や味噌などで和えて「ぬた」にして食する。◆藪が吐く月なつかしや田螺和(石田波郷)


 

【今日の季語3706:別記①】タニシの名は、タ(田)に巻貝の総称ニシ(螺)を合わせたもの。平安期の古辞書『和名類聚抄』には「田中螺」に「太都比(たつび)」の和訓が施され、この古名と併せて、ここにもこの貝がタ(田)と強く結び付いた存在であったことが表れている。


【今日の季語3706:別記②】ここに見えるツビもまた巻貝の古称。その母音交替形にあたるツブ(粒)と同源の語で《小さくて丸いもの》の意を表す。上記傍題の「つぶ和」や個別名の「つぶ貝」にはこの形が用いられる。


【今日の季語3706:別記③】これがタニシと呼ばれるようになるのは中世以降のことで、室町中期成立とされる『文明本節用集』の「田中螺」に「タニシ」の傍訓があるのがその早い例にあたる。一方の古形タツビは、タツブ・タツボなどの形で各地の方言に残存する。

2020年02月19日(水)



 

@twryossy 溶けるものなきを虞るる雨水かな 公彦


 

【今日の季語3705<783】雨水(うすい):二十四節気季語の一つ。雪が雨になり氷が水になる時季という意味を込めた呼び名。今日から初春後半に入り、季節は次第に春の様相を呈してくる。◆譲らるる席に雨水の温みかな(川崎真樹子)

 

2020年02月18日(火)



 

@twryossy 藪椿齢を一つ重ねたり 公彦
2012年02月18日(土)
藪椿淡雪落ちて揺れにけり 公彦
2011年02月20日(日)
椿落つ 咲き盛るとも わかぬ間に
つらつらと椿の宇宙(そら)を彷徨いぬ 公彦


 

【今日の季語3704<782】藪椿(やぶつばき):三春の植物季語「椿」の数多い傍題の一つ。ツバキの異名にあたるが、日本の海岸地帯から低山地帯にかけて古くから自生するものの種名にも用いられる。◆藪椿落して風の句読点(湯川 雅)


【今日の季語3704:別記①】ツバキを表す「椿」字は、中国ではセンダン科の木を指す漢字で、別に太古にあった霊木の意にも用いる。


【今日の季語3704:別記②】思いがけない出来事をいう「椿事(チンジ)」は江戸期頃に生まれた和製漢語。これは後者の《珍しい木》の意を踏まえて、「椿(チュン)」の慣用音チンに同音字「珍」を重ねて造られたものと見られる。


【今日の季語3704:別記③】本字は、この木が初春に花を付けるところに基づいて「木」と「春」を併せて古代に造られた和製の会意文字で、それがたまたま中国の同字別語と衝突を起こしたものであろう。


【今日の季語3704:別記④】中国では、ツバキと同種でこれとよく似た花に、その葉が茶の材料となるところから「山茶花」の名を用いた。日本ではこれにサン(山)ザ(茶)クヮ(花)の字音読みをあてたのが、後に音位が転倒してサザンカと呼ばれるようになった。


【今日の季語3704:別記⑤】一方、江戸期にはこの「山茶」字を日本の椿の異名と解して、これにツバキの読みを用いたこともある。


【今日の季語3704:別記⑥】中国の「七十二候」にならって日本の気候風土に合うように改訂された「本朝七十二候」の立冬の初候には「山茶始開」が置かれ、本来は山茶花を指す候名に「つばきはじめてひらく」の読みを用いているのはこのような誤解から出たもの。


 

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おは!twitter俳句(春朝し)と誕生日

今日は私の68回目の誕生日です。

昨日と何も変わることのない今日です。

多分明日も今日と何の変わることもないでしょう。

それでいいのだと思います。

平々凡々これ好日なり。

今日から69回目の誕生日に向けて元気で頑張ります。

 春淡し誕生日というこの朝に 公彦

この一週間の短歌と俳句です。

ーー

2020年02月17日(月)

@twryossy 春淡し誕生日というこの朝に 公彦
2012年02月17日(金)
春淡し春のみにある淡さかな 公彦

 

【今日の季語3703<781】春淡(はるあわ)し:初春の時候季語「春浅し」の傍題。季の初めに「浅し」を用いる例は他の三季にも見られるが、これを「淡し」と表現するのは春に限ったことで、そこに当季の本意が潜む。
◆パステルで描く光や春淡し(優嵐)

 

【今日の季語3703:別記①】この季語には、色や味などの薄い状態をいう古語アハシ(淡)が用いられているが、古代文献にはこの語を形容詞として使用した例が見当たらず、この形に定着したのは平安期以降のことかと思われる。

【今日の季語3703:別記②】ただし万葉集には、淡水湖を指すアフミの例があり、これがアハウミ(淡海)の縮約したもので、琵琶湖にちなむ滋賀県の旧国名アフミ(近江)もここから出たことを考え合わせれば、本来は名詞アハ(淡)が先行したものと見られる。

【今日の季語3703:別記③】そのアハは、平安期の和歌などに、《はかない・頼りない》意を表す形容動詞の連用形「あはに」の形をアワ(泡)の掛詞として用いた例がある。このような形容動詞形を経て形容詞アハシが生まれたのであろう。

【今日の季語3703:別記④】上記のアハ(淡)とアワ(泡)は、その旧仮名が示すように本来は別語であったのが、平安中期頃に語中尾のハ行音がワ行音に転じる現象が起きて、両語は同音のアワになったことから、このような掛詞の用法も生まれた。

2020年02月16日(日)

@twryossy 去勢されし種芋なるや店の先 公彦
2012年02月16日(木)
種芋やある晴れた日に植えられぬ 公彦


【今日の季語3702<780】種芋(たねいも):三春の植物季語で「芋種」「芋の芽」「藷苗」などの傍題も。秋に収穫して貯蔵しておいた芋を春の植え付けに準備する。本来は里芋を指したのが他の芋類にも用いられるようになった。◆種芋のこのあえかなる芽を信じ(山口青邨)


【今日の季語3702:別記①】例句は、弱々しくはかなげな様子を表す古語「あえか」を種芋の芽について用いた。現在はそのように見える芋の芽がやがてたくましく育ってゆく、その生命力への期待と祝意の籠もる一句。


【今日の季語3702:別記②】アエカは、《こぼれ落ちる》意を表す動詞の名詞形アエに接尾辞カが付いて生まれた形容動詞の語幹と見られる。滴り落ちることを表す「汗あゆる」に見るように、この動詞はヤ行に活用するのでこれを「あへか」と書くのはかえって誤り。


【今日の季語3702:別記③】上記の接尾辞カは、カスカやホノカなどの形容動詞にも姿を見せる。これらの語に類犠牲が認められるのは、この接尾辞が、うっすらとして定かでない状態を表す語を派生する働きを備えているところから生まれたものであろう。


【今日の季語3702:別記④】アエカは古代文献には使用例がなく、源氏物語などの平安期以降の文献に登場する。


【今日の季語3702:別記⑤】そこでは、触れば落ちそうなさまをいう原義から《かよわい》意に転じ、さらにそれが美意識に結び付いて《上品で美しいさま》を表す語として用いられるようになる。


【今日の季語3702:別記⑥】中近世の文献にはこの語がほとんど使用されず、明治期の韻文などに女性の美しさを表す雅語として蘇る。その背後には源氏物語の影響があったものと見られるが、例句はこれを本義に近い意味に用いている。

2020年02月15日(土)

絵踏せぬ人のはるけき離島かな 公彦
2012年02月15日(水)
三十八年務めは絵踏みごころかな 公彦


【今日の季語3701<779】絵踏(えぶみ):初春の生活季語で「踏絵」とも。江戸期のキリスト教弾圧方策で信者でないことの証しにキリストや聖母マリアの画像を踏ませた。陰暦一月から三月頃の行事であったことから当季の季語に。◆数かぎりなき足過ぎし踏絵かな(吉田汀史)


2020年02月14日(金)



 

@twryossy 生きたまま売られる白魚目の黒し 公彦
2012年02月14日(火)
白魚の孕むを詠みし真砂女かな 公彦


 

【今日の季語3700<778】白魚(しらうお・しらお):初春の生類季語。半透明の魚体に黒点を置いたような眼が印象的。かつては産卵期に河口域を遡上する白魚を篝火で捕る漁法が行われたことから「白魚網」「白魚火」などの傍題も。◆白魚よりきらめくいのち貰ひけり(大元祐子)


【今日の季語3700:別記①】シラウオ科に属するこの魚とは別に、棲息域が同じで姿も名前もよく似たシロウオ(素魚)がいて紛れやすいが、こちらはハゼ科に分類される。


【今日の季語3700:別記②】またシラウオは空気に触れるとすぐに死んでしまうほど繊細なのに対して、シロウオは「躍り食い」と称して活魚のまま食用にされるほどの生命力を備えている。


【今日の季語3700:別記③】例句に見るように「白魚」はシラオの形でも用いられる。これは古形シラウヲの三拍目の母音ウが、後続のヲの語頭の半母音に併合されてウヲからヲに変化したもので、古くはこちらが通用形であった。


【今日の季語3700:別記④】これと同じ変化は、カタウヲ(堅魚)から生まれたカツヲ(鰹)や、ヒウヲ(氷魚)から転じたヒヲなどにも見られる。現在の通用形シラウオは、漢字表記「白魚」に引き寄せられて後世に原形に復帰した語形にあたる。

2020年02月13日(木)



 

@twryossy 求肥覆う鶯餅の鳴くばかり 公彦
2012年02月13日(月)鶯餅秀吉も食い我も食う 公彦


【今日の季語3699<777】鶯餅(うぐいすもち):初春の生活季語。餡を求肥などの柔らかな皮で包み、青大豆でこしらえた黄粉(うぐいす粉)をまぶしたもの。鶯の羽根の色とその形を思わせるこの時季限定の餅菓子。◆魔がさして鶯餅を二個も食ふ(伊藤白潮)


HAYASHI Yoshio@twryossy

【今日の季語3699:別記】例句作者は辛党であろう。ふだんは甘いものなど口にしない人が、鶯餅の綺麗な色に惹かれて抓んでみたところ、まことに美味であったのでもう一個平らげてしまった。その行為を「魔がさす」と表現したところから意外性と愉しい俳味が生まれた。

2020年02月12日(水)



@twryossy 菜の花忌「坂の上 」全巻揃うなり 公彦
2012年02月12日(日)
菜の花忌光差し入る狭庭かな 公彦


【今日の季語3698<776】菜の花忌(なのはなき):初春の行事季語で1996年のこの日72歳で没した大阪生まれの作家司馬遼太郎の忌日。代表作の一つ『菜の花の沖』にちなんで作家自身も好んだ当季の植物名を用いた呼称。◆ゆるやかな海の明るさ菜の花忌(山田みずえ)


【今日の季語3698:別記】本題は現在では司馬遼太郎の忌日名にあたるが、かつては1958年に没した諌早市生まれの詩人伊東静雄の忌日にこの名が用いられていた。しかもこの人の忌日もまた同月同日で、不思議な一致点と併せて世の趨勢ということを思わせるところもある。

2020年02月11日(火)



@twryossy 逃げて行く二月の半ば節目かな 公彦
2013年02月05日(火)誕生月二月となりて音高し 公彦


【今日の季語3697<775】二月(にがつ):初春の時候季語。句調を整えるために撥音を挟んだ「二ン月(にんがつ)」の形を用いることもある。陽暦では初春にあたるが、異名別題「如月(きさらぎ)」は陰暦に従って仲春の扱いを受ける。◆波の穂の風に揃はぬ二月かな(鈴木真砂女)


【今日の季語3697:別記①】例句は波が激しい動きを見せながら浜辺に打ち寄せる二月の海を詠んだもの。「穂」は《抜き出たもの》をいうホ(秀)と同根の語で、これを「波」と結んだ「波の穂」は古歌の伝統を踏まえた表現。これに「風」を配してざわつく稲穂の姿に通わせた。


【今日の季語3697:別記②】本題の別形にあたるニンガツの読みは、他の月名にも共通する「月」の呉音読みグヮチを用いたニグヮチ(二月)の変化形から出たものと見られる。


【今日の季語3697:別記③】江戸期の方言辞書『かたこと』<1650>には、二月を「にんぐはち(=ニングヮチ)」と称していたことを示す記事があり、これを訛語としているが、これが後にニンガツの形に転じて俳句用語として受け継がれたものであろう。

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おは!twitter俳句(海苔採る)と合同歌集

昨日は湖畔短歌会の合同歌集を新日本歌人の事務所で作った。

素人集団にはなかなか手強く朝から夜中までやって完成しなかった。

再度集まる事になったので印刷・製本だけで合計三日かかる事になった。(準備期間は半年かかった。)

雑誌を作る苦労が身に沁みた。

電子出版もします。

夜中に帰ったら今朝かみさんがそんな歌集誰が読むのかと大変にお怒りだった。💢

ーー

この一週間の俳句と短歌です。

ーー

20200210日(月)

海苔採るを生業としし友なるか 公彦

20120210日(金)

海苔採れぬ海の男の嘆きかな 公彦

【今日の季語3696<774】海苔掻(のりかき):初春の生活季語で「掻く」「採る」「干す」などを用いた動詞形傍題も。同季の植物季語「海苔」の採集や乾燥の仕事に目を向けて生活季語とした。

◆海苔掻きて森より帰り来るごとし(山口誓子) 


20200209日(日)万葉集を世界記憶遺産に http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-3bc2d4.html…


亡き父や孫とを繋ぐ凧の糸 公彦

2012年02月09日(木)切れ凧の川を渡るを追う父や 公彦

【今日の季語3695<773】凧(たこ):三春の生活季語で「いか(のぼり)」「はた」のような方言名や「絵凧」「六角凧」などの個別名傍題が多い。上昇気流から生まれる春の風は凧揚げに適しているところから当季のものとされる。◆風神の手加減に凧澄みにけり(松本幹雄)

【今日の季語:別記①】タコの本体は平安期頃に中国から伝来したとされるが、これに用いる「凧」字は中国古文献には使用例がなく、後代に日本で造られた「国字」にあたる

【今日の季語:別記②】江戸期の『書言字考節用集』<1717>「器財門」には、漢名「紙鳶」にイカノボリの傍訓があり、「鳳巾」「烏賊幟」の両熟字にも同じ読みを施す。「凧」字は、その「鳳」字から抽出した「几」と「巾」を一字に合成した和製の会意文字と見られる

   

2020年02月08日(土)

 

@twryossy 春遅し毛布二枚に掛け布団 公彦
2012年02月08日(水)春遅し犬は愛撫を求め来る 公彦

 

【今日の季語3694<772】遅春(ちしゅん):初春の時候季語で「春遅し」「遅き春」などとも。暦の上では春を迎えたのに気候は冬と変わらない時季の季語。春の温もりを待ちわびる心がこもる。◆絶壁の氷のくらき遅春かな(鷲谷七菜子)

@twryossy 阿蘇・久住焼野の道を走りけり 公彦
2012年02月07日(火)
哀しみは大分川の焼野かな 公彦

 

【今日の季語3693<771】焼野(やけの):三春の地理季語で「焼原」「末黒野(すぐろの)」などの傍題も。同季別題の生活季語「野焼(のやき)」をした後の野原。和歌・俳諧の世界では同季の「雉」を配して詠まれることが多かった。◆昼ながら月かゝりゐる焼野かな(原 石鼎)

【今日の季語3693:別記①】傍題「末黒野」のスグロは、野焼の後に先が黒く焦げ残った草木を指す「スエ(末)グロ(黒)」の変化した語とされ、単独の傍題や同季別題「末黒の芒(すすき)」のように植物名を配した形でも用いられる。

【今日の季語3693:別記②】苗字の「勝呂(すぐろ)」の由来は定かでないが、動詞スグル(勝)の語幹スグに字音仮名「呂」を併せたこの表記には宛字を思わせるふしがあり、「焼野」は地名や苗字に転用された例を視野に置けば、この苗字も地名に由来するものと思われる。

2020年02月07日(金)


@twryossy 潮引かば岩場の裏に大栄螺 公彦

2012年02月06日(月)義母として島に栄螺を採りしこと 公彦

【今日の季語3692<770】栄螺(さざえ):三春の生類季語。暖流海域の岩礁に棲息する巻貝で古くから食され、特に同季の生活季語「壺焼」として好まれる。四季を問わず姿を見せるが、春から初夏が旬にあたるところから当季の季題に。◆夕市や地べたの華の海老栄螺(石川桂郎)

【今日の季語3692:別記①】サザエの語源は未詳。これをササ(小)にイエ(家)の縮約形エが結び付いた《小さな家》の意と見る語源解がある。これに従えば、《家》が古くはイヘであったことから、サザエも古くはサザヘが本来の形であったと見ることになる。

【今日の季語3692:別記②】しかしこの貝名は、平安期の古辞書に「佐佐江(サザエ)」の字音仮名表記の例があり、古くからサザエであったことは動かないので、この解は成立しない。

【今日の季語3692:別記③】平安初期頃までは、ア行とヤ行の「エ」には音韻上の区別があり、上記の「佐佐江」の「江」はヤ行の /ye/ を表す代表的な訓仮名にあたるところから、この表記にはサザエの第三拍がヤ行のエであったことを思わせるふしがある。

【今日の季語3692:別記④】中世後期から江戸期頃までは、サザエの母音交替形にあたるサザイの方が一般的であり、現代にもこの語形は方言に残存する。

【今日の季語3692:別記⑤】それが原形サザエに復帰したのは近代以降のことで、言語変化の面からは不自然な事例にあたるが、その背後にはこれを訛形と見る学術教育面などからの規範意識があったことを思わせる。

2020年02月06日(木)

@twryossy 諸々や立春寒波明日は来る 公彦

【今日の季語3691<769】堅雪(かたゆき):初春の地理季語で「雪泥(せつでい)」とも。解けかかった雪が夜の冷え込みで硬く凍り付いたもの。春を迎えてもなお雪と縁の切れない雪国の生活を思わせる季語。◆堅雪の狐月夜となりにけり(及川澄)

【今日の季語3691:別記】例句の「狐月夜」は他に類例を見ない表現であるが、月光を受けて輝く雪原の場景にその上を踊り跳ねる狐の姿を配したのは、生類と天象を結び付けて夢幻の銀世界を描き出そうとした作者の想像から生まれた新造語であろう。

2020年02月05日(水)

 

@twryossy 四十五年前堅雪なりし札幌や 公彦
2012年02月05日(日)

堅雪を踏み初めてのハーフマラソン 公彦 

【今日の季語3690<768】立春(りっしゅん):二十四節気季語の一つ。「春立つ」「春来る」の傍題でも。寒が明けて暦の上では今日から初春。寒さはこの先なお続くものの、日脚の伸びているところに春の兆しが感じられる。◆さゞ波は立春の譜をひろげたり(渡辺水巴)

 

2020年02月04日(火)

@twryossy 追儺鬼や張り合いもなく通り過ぐ 公彦
2012年02月03日(金)
北北西封鎖しにけり鬼やらい 公彦

 

【今日の季語3689:別記①】この行事は中国から伝えられた風習であるが、その呼び名には単独の「儺」を用いた。これに本題の呼び名を与えたのは日本伝来後のことで、「追儺」は和製漢語にあたる。

【今日の季語3689:別記②】「儺」は本来《疫鬼を追い払う》意に用いる漢字で、日本でも『続日本紀』慶雲三年<706>の条には、この儀式に「儺(な)す」のサ変動詞形を用いた例がある。これに同義の「追」を重ねるのは"重言"にあたる

【今日の季語3689:別記③】それは後に「儺」が《疫鬼》の意の名詞と解され、これに「追」字を冠して「儺ヲ追フ」意の漢語が作られたものであろう。

【今日の季語3689:別記④】傍題の「なやらひ」にもこれと同趣の造語方式が見られる。この古語は《疫鬼》を表すナ(儺)に《追い払う》意の動詞から出た名詞形ヤラヒ(遣)を併せたもので「追儺」の和語に相当する。

【今日の季語3689:別記⑤】この語には名詞形とは別にナヤラフの動詞形もあり、『かげろふ日記』<974頃>をはじめとする平安女流文学には両形の使用例がある。

【今日の季語3689:別記⑥】この古語については、漢語ナ(儺)と和語ヤラフの結合から生まれた混種語である点が注目される。

【今日の季語3689:別記⑦】それは、オニ(鬼)が漢語オン(隠)の字音に由来すると見られるのと同様に、《鬼》の概念を含むナ(儺)にもこれにあてる和語が見当たらないところから、漢語をそのまま借用したことによるものであろう。

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おは!twitter俳句(追儺)と春を待つ

坦々と日が過ぎてゆく

春を待つ心ももちで

京都市長選挙は福山さんが及ばず残念だった。

しかし

明けない夜はないし明けない冬もない

春に向かってしっかり今日を歩んで行こう。

 

この一週間の俳句と短歌です。

ーー

2020年02月03日(月)

@twryossy 追儺鬼や張り合いもなく通り過ぐ 公彦
2012年02月03日(金)
北北西封鎖しにけり鬼やらい 公彦

【今日の季語3689<767】追儺(ついな):晩冬の生活季語で「なやらひ」「鬼やらひ」などとも。古くは疫鬼や疫神を払う大晦日の宮中行事であったものが民間に広まり、別題「豆撒き」の名で二月の節分に行われるようになった。◆あをあをと星が炎えたり鬼やらひ(相馬遷子)

 

2020年02月02日(日)

坦々と我が家の春を待ちにけり 公彦
2012年02月02日(木)居場所決め春待ち顔の犬と公彦 公彦

追儺鬼や張り合いもなく通り過ぐ 公彦
2012年02月03日(金)
北北西封鎖しにけり鬼やらい 公彦

【今日の季語3688<766】春待つ(はるまつ):晩冬の時候季語で「待春(たいしゅん)」の漢語形傍題も。同季の類題には「春近し」「春隣(はるどなり)」などもある。寒さはまだ続くものの、目前に迫った春の訪れはやはり嬉しい。◆鰭酒(ひれざけ)も春待つ月も琥珀色(水原秋櫻子)

【今日の季語3687:別記①】カキの名は、岩に付着したこの貝をカキ(掻)落として取るところから出たとする語源解が江戸中期の『和訓栞(わくんのしおり)』にあり、明治期の『言海』にもこれが受け継がれている。この通説にさらに吟味を加えてみたい。

【今日の季語3687:別記②】標準アクセントでは語頭の [カ] が高いのに対して、京都ではこれを低く発音する。後者は古形を伝えるもので、平安期アクセントでもカキ(牡蠣)の語頭は低い声調であった。

【今日の季語3687:別記③】一方、語源とされるカキ(掻)の語頭も低いものであったことが文献的に確認されるので、声調面では両語の関係を否定するには至らない。

【今日の季語3687:別記④】上代特殊仮名遣の面から見ても、両語の二拍目キの母音は同じ甲類に属するので、こちらにも否定的要素は含まれていない。

【今日の季語3687:別記⑤】ただし《掻き取る》動作を表す名詞形カク(掻)だけを貝の名としたと見るところに、いささか落ち着かないものがある。

【今日の季語3687:別記⑥】しかし『古事記』歌謡にはこの貝に「加岐賀比(かきかひ)」の字音仮名を用いた例があり、平安期の古字書『新撰字鏡』にもこの語形の和訓が見えるところから、その原形はカキカヒ《岩を掻いて取る貝》であったと見れば、上記の疑点は氷解する。

【今日の季語3687:別記⑦】この解釈は、カキカヒのカヒは言わずと知れたことと捉える心理作用によって後に省かれ、その修飾語素が残った姿と捉える立場を取るもので、先日のスバルボシからホシが省かれたと見る解と共通するものがある。

福山和人にお願いします ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/p

2020年02月01日(土) 

牡蠣食わぬ他に食わぬはなけれども 公彦
2012年02月01日(水)
剥かれたる牡蠣は食すな旨けれど 公彦

【今日の季語3687<765】牡蠣剥(かきむ)く:三冬の生活季語で「牡蠣割る」とも。「牡蠣」単独でも同季の生類季語にあたるが、寒さに耐えながら慣れた手つきでその分厚い殻を剥く作業を季題とした。◆牡蠣割つて白磁の湖(うみ)を開きたる(金箱戈止夫)

 

2020年01月31日(金)

 

【今日の季語3686<764】手足荒(てあしあ)る:三冬の生活季語。「冬肌」「寒荒(かんあれ)」の傍題や「手足」を「顔」「肌」「指」などに替えた形でも。冬は寒さに空気の乾燥が加わり、水仕事などで皮膚の潤いが失われやすい。◆捨水に光ありけり指荒るる(高橋正子)

 

【今日の季語3686:別記①】この病体季語を本題の形のまま使用した例句は管見に入らず、「指」や「手」のように用いた例を僅かに見るに留まった。

【今日の季語3686:別記②】これは「手足」と包括的にいうよりも、部位名を限定した形がより具象的であるところから生まれた結果と見られる。

【今日の季語3686:別記③】このような包括的な性格を有する季題は、晩秋の「名の木散る」や三冬の「名の草枯る」などにも見られる。実際には「名の木・草」よりも、個別的な草木の名を用いた句の例が圧倒的に多いところに本題と共通するものがある。

@twryossy 蝋梅や三郷の寺のあちこちに 公彦
2012年01月30日(月)
蝋梅やそこにかしこにありにけり 公彦

 

【今日の季語3685<763】臘梅・蠟梅(ろうばい):晩冬の植物季語で「唐梅(からうめ)」などの傍題も。名の由来は臘月(陰暦十二月の異名)に花を開くからとも、蠟細工のような色合の花を付けるからともいわれる。◆臘梅の蝋といふ字を書き正す(安住 敦)

【今日の季語3685:別記①】例句に「書き正」したとあるのは、吟行の折などに浮かんだ句に「蝋梅」と記してあったのを、後から「蠟梅」に書き改めたことを指すもので、本句はその花の句から副次的に生まれた吟にあたる。

【今日の季語3685:別記②】その行為を「書き直す」ではなく「書き正す」としたのは、本字「蠟」の画数を減らしたところから"通用字体"と呼ばれる「蝋」字の、どこやらに漂う物足らぬ印象を嫌って本字に復したという用字意識から出たものであろう。

【今日の季語3685:別記③】これに対して、「獵」から出た「猟」字はそのような印象は薄く、三冬の季語「猟人(かりうど)」「猟師」の表記にはこの通用字体が定着しており、その定着度に個別差のあることを示している。

2020年01月30日(木)

2020年01月29日(水)

@twryossy 穴釣りの小屋に朝陽の氷湖かな 公彦
2012年01月29日(日)
氷湖キャンプ今年は無しと決まりけり 公彦

 

【今日の季語3684<762】氷湖(ひょうこ):晩冬の地理季語で「湖氷る」「凍湖」「氷盤」などの傍題も。寒冷地の氷結した湖はその上を往来したりスケート遊びや公魚の穴釣を楽しんだりすることもできる。◆夜は星の語り部となる氷湖かな(雨宮きぬよ)

 

【今日の季語3684:別記】例句は「氷湖」を擬人化してこれに天象を配し、句の世界に拡がりを与えた。次の両句にもこれと軌を一にする手法が認められる。
 夕空の星研ぎいづる氷湖かな  徳永山冬子
 月上げて氷湖一枚暮れ残る   伊東宏晃

2020年01月28日(火)

@twryossy 寒昴死者眠らせて命来る 公彦
(参考:寒昴死者も生者も眠らせて 福岡県福岡市 故・興梠みさ子さん)
2015年12月16日(水)
寒昴光弱くも共にあり 公彦

 

【今日の季語3683<687】昴(すばる):三冬の天文季語。「寒昴」「六連(むつら)星」などの傍題も。牡牛座プレアデス星団の和名で星の集合した形に《集まって一つになる》意の古語動詞スバル(統)をあてた呼称とされる。
◆寒昴こぼるゝ阿蘇の露天湯に(久恒大輔)

【今日の季語3683:別記①】この呼称は、『枕草子』「星は」の章段に「星は、すばる。ひこぼし。…」とあるところから、すでに平安期にはこの名のあったことが知られる。

【今日の季語3683:別記②】しかし、後代の『和玉篇』<15C後半頃>などには、「昴」字にスバルボシの和訓を施した例があり、これを省略したスバルの形が古くから用いられていたのであろう。

【今日の季語3683:別記③】この名が四段動詞スバルから出たとすればその連用形名詞にはスバリが相応しく、これがスバルの形を取るのは異例にあたる。

【今日の季語3683:別記④】しかしこれは本来ホシに掛かる連体形で、後にこれを承けるホシが省略されて姿を消したために、これに代わって名詞の役を兼ねるようになったと解すれば語理に背かず、丸く治まった姿を夜空に見せることになる。

【今日の季語3683:別記⑤】この和名にあてられる「昴」字は、古代中国の天文学で天球を28に区分した「二十八宿」の一つに属する星団名「昴宿(ぼうしゅく)」に由来する漢字で、天象を表す意符「日」と、声符「卯(バウ)」を組み合わせた形声字にあたる。

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おは!twitter俳句(霜)と新春の集い

昨日は地域の共産党後援会の新春の集いがあった。

亡くなった人と練習していた曲二曲を友人に助っ人を頼み歌った。

「戦争を知らない子供たち」はバックコーラスを歌った。

「死んだ男の残したものは」は一人で歌った。

最初の詩が「死んだ男の残したものは一人の妻と一人の娘」というのは亡くなった人と全く状況が同じなのでぐっと来た。

この歌は亡くなった友人が選んだ曲だった。

そのあと友人のコンドルは飛んでいくの曲をバックに

君には来ない新春の宴

の短歌を朗読した。

参加した人から感動したと言われた。

やってよかったと思った。

 来年はもっとギターの腕を上げて出たいと思いました。

今秋の俳句と短歌です。

ーーー

20200127日(月)

@twryossy 宴終え自転車飛ばす霜の朝 公彦

20120127日(金)

強霜や再雇用申請出しにけり 公彦

【今日の季語3682<760】霜(しも):三冬の天文季語で「霜解」「朝霜」「はだれ霜」「霜の声」など傍題が多い。冬の代表的な景物の一つとして万葉以来和歌の題材にも好んで用いられた。◆強霜の富士や力を裾までも(飯田龍太) 

【今日の季語3682:別記①】例句の「強霜」は、物事のしたたかさに用いる「強」字を「霜」に冠して、その降り方の度合いが尋常でないことを表す傍題。本句は、冷気に澄み切った朝空に稜線をくっきりと見せる富士を遠景に配して、自然の力強さを描き出した。

【今日の季語3682:別記②】この傍題は「つよしも」「つよじも」の両様に読まれ、語の複合における連濁の問題が絡んでいる。歳時記や辞典類では前者の非連濁形を見出しに用いるものが多い。 

【今日の季語3682:別記③】しかし、別題の「別れ霜」「忘れ霜」や気象用語「遅霜」などでは「~じも」の形を用いる例もある。これに照らせば、《強》の語義要素を有する本題も、連濁形「つよじも」に似合わしい響きが感じられる。 


コミュニスト夫婦のように http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-13d510.html…

2020年01月26日(日)



@twryossy 葉牡丹や天草四郎伴天連襟 公彦
2012年01月26日(木)
葉牡丹やスカート十枚重ねしや 公彦


【今日の季語3681<759】葉牡丹(はぼたん):晩冬の植物季語で「牡丹菜」とも。ヨーロッパ原産でキャベツの一種を改良したアブラナ科の園芸用植物。層をなして重なる葉の色が牡丹を思わせるところからこの名が出た。◆葉牡丹や女ばかりの昼の酒(桂 信子)


【今日の季語3681:別記①】この植物が日本に渡来したのは江戸前期頃のことと見られ、博物学者山岡恭安の編んだ『本草正正譌』<1778>に「ボタンナ 一名ハボタン」とあるのが早い文献例とされる。


【今日の季語3681:別記②】その原姿は葉に縮れのない「東京丸葉」に残され、これに他種との交配を加えて「名古屋縮緬」や「大阪丸葉」と呼ばれる品種が作られ、葉が縮緬性を帯びた日本独自の姿と色が生まれた。

2020年01月25日(土)



@twryossy 寒蜆身を食べぬ人あの世では 公彦
2012年01月25日(水)
寒蜆食べると教えし母なりき 公彦


【今日の季語3680<758】寒蜆(かんしじみ):晩冬の生類季語。単独では三春の扱いを受ける「蜆」は一年を通じて食されるが、寒中のものは晩夏の「土用蜆」と並んでことに薬効が高く美味であるところから、この名でよばれ賞味される。◆寒蜆双手掬ひに購へり(鷲谷七菜子)


【今日の季語3680:別記①】例句の「双手掬ひ」に買い入れたという措辞からは、掌に感じたその寒蜆の冷たさとともに、蜆がそのように自在な趣で売られている地域のおうような暮らしぶりも伝わってくる。


【今日の季語3680:別記②】例句の用いたアガナフ(贖)は、《金品などで罪の償いをする》意の古語アカフ(贖)から派生したアカナフが原形で、後にそれが濁音化して《買い求める》意を表すようになったと見られる。


【今日の季語3680:別記③】アカフがアカナフに転じたのは、ウラフ(占)から出たウラナフやアザフ(糾)から生まれたアザナフなどにおける、語尾フがナフに置き換わる例に類推が及んたものと推測される。


【今日の季語3680:別記④】アカフのアカがアキナフ(商)のアキと形が近く、ともに《交換・購入》の意味要素を備えているところから、両語は同源関係にあると解することもできる。


【今日の季語3680:別記⑤】イザナフ(誘)やトモナフ(伴)などの例が示すように、ナフには直接名詞に付いてそれを動詞化する機能もあるところから、アキナフもその一類と見ることになる。

2020年01月24日(金)



@twryossy かまいたち心の隙間に入り来る 公彦
2012年01月24日(火)
鎌鼬武蔵野線を止めにけり 公彦


【今日の季語3679<757】鎌鼬(かまいたち):三冬の天文季語で「鎌風」とも。皮膚が突然、鋭利な鎌で切ったような傷を受ける現象。江戸期には目に見えない鼬の仕業とされ、冬の雪国に報告例が多いところから当季の季語に。◆鎌鼬人の世にある怨みごと(土田祈久男)

2020年01月23日(木)



@twryossy 傘持てば我も狩人革靴の 公彦
2012年01月23日(月)
狩場なるいにしえの夢や庵かな 公彦


【今日の季語3678<756】猟人・狩人(かりうど):三冬の生活季語で「猟師」「猟夫(さつお)」などの傍題も。本来は四季の別なく猟をする人を指す呼び名だったのが、冬だけに許される猟銃を用いるようになってこの季に定まった。◆傷付きに出掛ける犬も狩人も(櫂 未知子)


【今日の季語3678:別記①】この語は、カリ(猟・狩)とヒト(人)の複合によって生じた連濁形カリビトが後にカリウドに転じたもので、これがさらに拗音化したカリュウドの形も用いられる。カリビトは平安期、カリウドは室町期の文献にそれぞれ濁点の施された用例がある。


【今日の季語3678:別記②】ヒト(人)がウドの形に転じた例は、ワカ(若)とヒト(人)の複合から生まれたワコウドにも見られる。これも同様に、連濁形ワカビトからワカウドが生まれ、それがさらに長音化してワコウドの形に転じた語にあたる。


【今日の季語3678:別記③】「若人」をワカビトとした例は見当たらないが、カリビトが一方に存在するところに照らせば、ビトの語末がドの形に濁音化したのは、前拍ビがウに転じて失われた濁音性が後接のトに移行したものと、整合的に解釈することができる。

2020年01月22日(水)



@twryossy 冬深しこぞより萎えぬ花もあり 公彦
2012年01月22日(日)
冬深む江戸川沿いを駆け続く 公


【今日の季語3677<755】冬深し(ふゆふかし):晩冬の時候季語で「冬深む」の動詞形傍題も。時候を「深し」と捉える季語は四季それぞれにあるが、冬のそれには厳しい寒さを表す中に春を待ちこがれる思いが籠もる。◆杉の秀(ほ)のときに金色冬深し(田中哲也)


【今日の季語3677:別記①】例句の「秀」は古語ホの原義を表す漢字として用いたもの。この語はホノホ(炎)・イハホ(巌)などの名詞の後部要素として《突出したもの》の意を表す。これを稲などの植物について用いる時には「穂」の漢字をあてる。


【今日の季語3677:別記②】その「秀」字には古語動詞ヒイヅ(>ヒイデル)の読みもあり、連用形から生まれた名詞にあたるヒイデは、縮約してヒデの形で人名字訓に用いられる。この動詞ヒイヅは上記のホにイヅ(出)の付いたホイヅから転じたもので、《抜きん出る》の意を表す複合語にあたる。

2020年01月21日(火)

寒鴉真っ直ぐに行け芥道 公彦
2012年01月20日(金)
寒鴉雨の朝には見当たらず 公彦


【今日の季語3676<753】寒鴉(かんがらす・かんあ):晩冬の生類季語で「冬鴉」とも。四季を問わずに姿を見せるが、寒々とした冬の場景にはその漆黒の姿が似合わしいところから「寒」字を冠して当季に配される。◆昏れぎはの声曳きずつて寒鴉(平野冴子)


【今日の季語3676:別記①】カラスという呼び名は、その鳴き声を模したカラに接尾語スが付いて生まれたものと見られる。万葉集歌に、この鳥の声を「ころく」と聞いてそれに「子ろ来(=子らが来る)」の意を掛けた例があり、カラはそのコロの母音交替形と解される。


【今日の季語3676:別記②】鳴き声にあたる語基に接尾語スが付いて出来たと見られる鳥名は、ホトトギスやカケスなどにも類例がある。後者には「懸巣」の漢字をあてるが、それは後世の語源解から生まれた宛字で、これも本来は擬声語に由来する名と見られる。


【今日の季語3676:別記③】カラスを表す漢字にもその擬声語の問題が絡んでいる。本題の「鴉」字はア・ガの両音にまれるが、いずれもこの鳥声を模したものとされる。


【今日の季語3676:別記④】通用字「烏」はこの鳥の姿を写した象形文字で「烏有(うゆう)」「烏合(うごう)」などの例が示すウの字音を備えているが、ここにも上記のアに近い母音を用いた鳥声の写音法が見られる。


【今日の季語3676:別記⑤】「雅」字も本来はカラスの一類を指す漢字であった。本字が鳥を表す意符「隹(ふるとり)」に上記「鴉」と同じ声符「牙(ガ)」を合わせて作られているところに、その本義が示されている。


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おは!twitter俳句(大寒)とSpotify

このところ携帯でSpotifyというソフトで音楽を聴いている。

無料版で聞いていたがアルバムの順に聞けダウンロードもできるので低速時に便利な月980円のプレミアムで昨年から聞いている。

5千万曲が聞けるのはすごい。

我が家ではCDなどは今後買わない予定です。

ちなみに今日聞いたアルバムは

長渕剛 black train

rolling stones  bridges to buenos aires(live)

このところ聞いたのは

ジローズ ジローズ登場

eric clapton  forever man

アントニオカルロスジョビン best

モニュメント 五つの赤い風船

竹内まりや 竹内まりやradio

no nukes2012  yellow magic orchestra

CDなどを買わなくていいので結局安くなると思います。

おすすめします。


この一週間の俳句と短歌です。

ーー

2020年01月20日(月)



@twryossy 大寒や身体壮健深謝多謝 公彦


 

【今日の季語3675<754】大寒(だいかん):二十四節気季語の一つ。寒の入りから十五日が過ぎて暦は晩冬後半にさしかかり、一年でもっとも寒い時季を迎える。春の到来が待ち遠しい。◆大寒のひろがりいたる臼の創(きず)(中村和弘)

2020年01月19日(日)



@twryossy 紙漉の灯の灯けり山の里 公彦
2017年12月23日(土)
紙漉女子をあやすごとすかすごと 公彦


【今日の季語3674<752】紙漉(かみすき):三冬の生活季語で「寒漉」「紙干す」などの傍題でも。中国起源の技法が高句麗を経て日本に伝来し独自の和紙製法が生まれた。寒中に漉いた紙には虫が入らないとして当季のものが珍重される。◆新しき波を育てて紙を漉く(稲田眸子)


【今日の季語3674:別記①】紙の伝来については、『日本書紀』<720>推古十八年の条に、高麗王が日本に遣わした僧曇徴(どんちょう)が作ったとする記事があり、これに基づいてそのように説かれる。


【今日の季語3674:別記②】カミの呼び名は、平安期の古辞書『和名類聚抄』(934頃成立)の「紙」の項に見える「賀美(かみ)」の借音表記が古い例にあたり、この時代にはすでに和語として確立していたことが知られる。


【今日の季語3674:別記③】この和語は「簡」の字音 kan に i を添えて和様化したカニから転じたものとする説が古くからある。


【今日の季語3674:別記④】この説は、「木簡」や「竹簡」の熟字が示すように、紙が生まれる前の筆記具材として用いた薄い削板を指す「簡」字を、これに該当する自国語を持たなかった日本では、外来音に近い形で借用したものと見る立場にあたる。


【今日の季語3674:別記⑤】カミの頭拍アクセントは平安期には高い声調で、「簡」字の四声が上声であることと合致する点もこの説には有効な支援材料となるので、従うに足る語源説と考えられる。


【今日の季語3673:別記①】「一縷」は《一本の糸筋》の意が原義で、「一縷の望み」のようにきわめて僅かな繋がりを比喩的に表すのにも用いられる。例句は、凍滝に僅かに残る細い流れを「許された自在」と捉え、本語の原義を生かしてこれに冠した。


【今日の季語3673:別記②】本題の「いて(凍)」は古語動詞「凍つ」の連用形名詞で、動詞単独でも三冬の時候季語となるが、「空・雲・星・風」などの天象語や「虻・蜂・蠅・蝶」などの生類語と結び付いた複合形の季語が多い。


【今日の季語3673:別記③】イツ(凍)と類義関係にあるコホル(氷・凍)もこれと同季の時候季語にあたるが、その名詞形コホリの複合形季語はイテに比べて数が少ない。これはイテがコホリよりも比喩性が高く、《こおったような》の意に用いられる傾きがあることを示している。


【今日の季語3673:別記④】「凍」と結び付いた語には、上掲のイテゾラ・イテグモ・イテバチなどに見るように連濁形を用いるのが語理に適う姿であろう。


【今日の季語3673:別記⑤】歳時記には本題にイテタキの清音形をあてたものもあるが、このことを踏まえれば連濁形イテダキを用いるのが似合わしい。濁音形は常に好ましくないものとは限らない。


多様性の統一 統一の多様性 ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/p

2020年01月18日(土)



@twryossy 凍滝の落ち行くままに凍りけり 公彦
2012年01月18日(水)
凍滝の人の心にありにけり 公彦


【今日の季語3673<751】凍滝(いてだき):晩冬の地理季語で「冬の滝」「滝凍る」などとも。厳冬期に水量が減り、流れの細くなった水が落下せずに凍り付いた滝。流れが途絶えた滝には別題「涸滝(かれだき)」を用いる。
◆凍滝に一縷の自在ゆるさるる(山崎冨美子)

2020年01月17日(金)



@twryossy 病院に妻とある夜や寒土用 公彦
2012年01月17日(火)
寒土用毛布外れて目覚めけり 公彦


【今日の季語3672<750】寒土用(かんどよう):晩冬の時候季語。「土用」は四季それぞれにあり、一般には立秋前の十八日間を単に「土用」と称するのに対して、寒が終わりに近付く立春前の十八日間にはこの名がある。◆五臓にて味はふ水や寒土用(手塚美佐)


HAYASHI Yoshio@twryossy

【今日の季語3672:別記①】「土用」は中国の「五行」に由来する暦法の呼称で、木・火・金・水を四季に割り当て、残りの「土」を「四立」(立夏・立秋・立冬・立春)の直前18日前後の期間に配してこの名で呼んだ。


【今日の季語3672:別記②】後世「土用」を夏に限定して用いるようになったところから、歳時記ではこれと区別するために、冬には「寒土用」、秋には「秋土用」の季題が置かれているが、春にはこれに該当するものが見当たらず、この暦法が形骸化していることを示している。

2020年01月16日(木)



@twryossy 追悼歌作り直して湯冷めかな 公彦
2012年01月16日(月)
湯冷めせぬほどの温みと時間かな 公彦


【今日の季語3671<749】湯冷(ゆざ)め:三冬の生活季語で「湯冷めす」の動詞形でも。入浴で血管が拡がり、体熱が放散しやすくなって寒気を覚える状態をいう。それが同季別題「風邪」を引き起こすことも。◆身の芯に川音たまる湯ざめかな(黛 執)

2020年01月15日(水)



@twryossy 風巻(しまく)自転車道の朝まだき 公彦
2012年01月15日(日)
朝まだき日曜出勤しまく中 公彦


 

【今日の季語3670<748】風巻(しまき):晩冬の天文季語で「しまく」の動詞形傍題も。漢字が示すように風が激しく吹きまくる意が原義で、それに伴う雪や雲の動きなどを含めた「雪しまき」「しまき雲」の傍題も。◆海に日の落ちて華やぐしまき雲(角川源義)


【今日の季語3670:別記①】この語は、現代では季語に用いるほかは、方言に僅かにその名残を留めるに過ぎないが、平安時代の和歌に使用例があるところから、古くからあった風の呼び名と見られる。


 

【今日の季語3670:別記②】シマキのシが《風》の意を表すと同じ例は、《荒い風》を原義とするアラ・シ(嵐)のシにも見られ、ヒガシ(東)・ニシ(西)も本来は風位名であったのが後に方角名に転じたとされるのもここに繋がりがある。


 

【今日の季語3670:別記③】この解釈をさらに、ハヤテ(疾風)の古形ハヤチやコチ(東風)のチにも適用すれば、古代日本語には《風》の意を表す構成要素としてのシ・チが、子音交替の形で共存していたと解することができる。

2020年01月14日(火)



@twryossy まつりごと粥施行とぞ見つけたり 公彦
2012年01月15日(日)
粥施行年越し派遣村と見つけたり 公彦


 

【今日の季語3669<747】粥施行(かゆせぎょう):晩冬の生活季語。飢えと寒さから困窮者を救うために、有志が「お救い小屋」を設け、熱い粥を炊いてふるまう風習が古くから各地にあった。現代の「年越し派遣村」にもそれが息づく。◆日変わらば路上の人ぞ粥施行(馬渕兼一)


【今日の季語3669:別記①】これと類似の同季別題に「寒施行(かんせぎょう)」がある。、こちらは狐狸などの獣類に対して、餌が乏しくなる寒中に行われるもので、野の生類に寄せる素朴な信仰に根差す風習とされる。


【今日の季語3669:別記②】「施行」の両字にセ・ギョウの読みを用いるのは、仏教とともに伝来した呉音読みにあたるもので、僧などへの施しを指す仏語に由来する。この漢語を《実施》の意味に用いてシ・コウと読むのは、平安期に伝わった漢音に従う読法。


【今日の季語3669:別記③】さらに法律用語には、《法律の効力を発生させる》意に特化させるために、両音を交えたセ・コウの読みも定着している。


 

今日は成人式でした。
会場前で環境問題、憲法問題、自衛隊中東派遣問題、桜を見る会問題のシール投票と改憲発議反対署名で多くの若者と対話しました。
憲法や政治のことはあまり知らないというのが総じての印象です。それでも24人にシール投票、14人に署名して貰いました。
ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/p

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