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カテゴリー「メルマガ「おは!twitter俳句」」の記事

2019年7月 8日 (月)

おは!Twitter俳句(雨蛙)とマクロ経済スライド

参院選挙がたけなわだ。

小池晃議員の年金問題の国会での追及が8日現在658万回以上見られている。https://twitter.com/akasakaromantei/status/1139863441923964928

年金問題への関心の高まりとネットでの影響力の広がりが増しつつあることを感じる。

今やネット空間は選挙の主な戦場となっている。

ネットをやらない議員候補は勝つ気がないと思われても仕方ないだろう。

ーー

この1週間の俳句と短歌です。

2019年07月08日(月)

@twryossy 雨蛙泣け泣け人は優しいぞ 公彦
2011年07月08日(金)
雨蛙団地を起こす如く啼く 公彦

【今日の季語3479<557】雨蛙(あまがえる):三夏の生類季語。雨の気配を感じると鳴きだすところからこの名が。手足の円盤状の吸盤で木の枝や草の葉に張り付く姿から「枝蛙(えだかわず)」の別名も。◆遠き日のてのひらに乗る雨蛙(苗代 碧)

【今日の季語3479:別記①】カヘルとカハヅは古くから類義語として存在するが、平安期ごろまでの和歌に登場するのはカハヅが多数を占め、カヘルはほとんど用いられていないことから、両語には歌語(カハヅ)と俗語(カヘル)の対立があったと見られる。

【今日の季語3479:別記②】カヘデ(楓)はその葉の形が蛙の手に似ていることから「カヘル(蛙)テ(手)」が語源とされ、万葉集歌にはこれを「蝦手(カヘルデ)」と表した例があり、カヘルという呼び名がすでに存在していたことを示す一証にあたる。

【今日の季語3479:別記③】中世の謎に「やぶれかちゃう(破れ蚊帳)」と掛けて「かいる」と解く作品がある。これは《蛙》に《蚊入る》の意を掛けたもので、当時の口語では「蛙」の通用形がカイルであったことが知られる。

【今日の季語3479:別記④】また別の謎には「びくにんでら(比丘尼寺⇒注) 」を「あまがいる」と解く作もある。こちらは《雨蛙》に《尼が居る》の意が掛けられており、ここでも「蛙」にはカイルの語形が用いられている

【今日の季語3479:注記】この謎は、仏教語から出た《尼》を指す「比丘尼(びくに)」をビクニンと称したことを示す例としても注目される。これは当時の京都方言であったことが、安原貞室の編んだ方言辞典『かたこと』<1650>に指摘されている。

2019年07月07日(日)

小暑雨駅頭寒き一時間 公彦

【今日の季語3478<556】小暑(しょうしょ):二十四節気の一つ。今日から季節は「晩夏」に入り「暑中」の時季を迎える。梅雨と重なって、暑さと湿気に悩まされ寝苦しい夜が続く。◆序破急に小暑の不快指数かな(鈴木しげを)

2019年07月06日(土)

 朝顔の咲きて愛でたき落ち着きか 公彦


【今日の季語3477<555】朝顔市(あさがおいち):仲夏の行事季語。毎年7月6日から8日まで東京入谷鬼子母神の境内で開かれる。梅雨時と重なるので雨に遭うことも多いが、それも趣の一つに。◆朝顔市てぜまく雨のけむりけり(遠山壺中)

【今日の季語3477:別記①】例句中七「てぜまく」は、建物や場所などが狭い意をいう「手狭(てぜま)」から派生した形容詞。馴染みが薄い語なので言葉咎めを受けそうな用法であるが、けっしてそのような批判を受けるいわれはない。

【今日の季語3477:別記②】「手狭い」はすでに江戸期の文献に姿を見せるほか、近代にも芥川龍之介の小説「庭」<1922>に「長男は…手狭(てぜま)い離れに住んでゐた」の読み仮名付き用例がある。あるいは江戸・東京地域の通用語なのかもしれない。

【今日の季語3477:別記③】この語は、下に付く語を強調する「手」に形容詞語幹「狭」が付いて生まれた形容動詞「手狭だ」をさらに形容詞化させたもので、対義語「手広い」をはじめ「手荒い」「手酷い」などもこれと同類。

【今日の季語3477:別記④】このような形容詞への"再帰的派生"の例は他の語についても見られる。「真白にそ不尽(=富士)の高嶺に雪は降りける」(万葉集)の「真白に」が「真白き富士の根(=嶺)」(七里ヶ浜の哀歌)では「真白き」の形容詞に転成しているのはその一例。

2019年07月05日(金)

借り物のかりゆしを着てチャペルへと 公彦
2011年07月05日(火)
風孕むアロハシャツなる通勤路 公彦
【今日の季語3476:別記①】ハワイの代表曲「アロハ オエ」が示すように、アロハには《愛情・思いやり・好意》などの好ましい意味があり、挨拶語としても使用される。本語はこれをシャツの登録商標としたもので一般名称には「ハワイアンシャツ」を用いる。

【今日の季語3476:別記②】このシャツは和服との関わりがあるとされる。当地に移住した人々が日本から持参した着物を仕立て直して農務の仕事着としたのが《派手な和柄の開襟シャツ》の意で外国人船員などから「ハワイアンシャツ」と称されるに至ったという。

次女の結婚5 ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/p

借り物のかりゆしを着てチャペルへと 公彦
2011年07月05日(火)
風孕むアロハシャツなる通勤路 公彦

【今日の季語3476<554】アロハシャツ:三夏の生活季語で「アロハ」の省略形傍題でも。第二次大戦後にハワイから渡来した半袖開襟シャツ。当初は海浜で着用されたが、後に街頭や仕事場などでも見かけるようになった。◆帰国して着る勇気なきアロハかな(広田祝世)

【今日の季語3476:別記①】ハワイの代表曲「アロハ オエ」が示すように、アロハには《愛情・思いやり・好意》などの好ましい意味があり、挨拶語としても使用される。本語はこれをシャツの登録商標としたもので一般名称には「ハワイアンシャツ」を用いる。

【今日の季語3476:別記②】このシャツは和服との関わりがあるとされる。当地に移住した人々が日本から持参した着物を仕立て直して農務の仕事着としたのが《派手な和柄の開襟シャツ》の意で外国人船員などから「ハワイアンシャツ」と称されるに至ったという。

@twryossy よしきりや被りしままの冬帽か 公彦
2011年07月04日(月)
赤き口見せてよしきり絶唱す 公彦

【今日の季語3475<553】葭切(よしきり):三夏の生類季語で「行々子(ぎょうぎょうし)」の別名や「大葭切」「小葭切」などの個別名傍題も。夏の繁殖期に、河沼地に生える葭の茎を使って巣を作る。◆葭切や長江海となるところ(倉本三鶴)

@twryossy 風鈴の一鳴り娘は居らぬ 公彦
2011年07月03日(日)
風鈴の風父追悼の句歌集に 公彦

【今日の季語3474<552】風鈴(ふうりん):三夏の生活季語。風の立てる音色に涼を感じさせる繊細な工夫が施された夏の風物の一つ。かつてはこれを屋台に吊り並べて売り歩く商人をいう「風鈴売」の傍題も。◆風鈴や目覚めてけふのくらしあり(鈴木真砂女)

【今日の季語3474:別記①】本題の「鈴」をリンと読むのは、鎌倉期以降に伝来した禅宗に関わりの深い宋音によるもの。古くはこれとは別に、フリャウ(呉音)・フウレイ(漢音)、さらに両音を交えたフウリャウの語形も用いられた。

【今日の季語3474:別記②】我が子を実質以上に評価する親を揶揄したり自嘲したりする慣用句「親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴」は、江戸期の夜鳴き蕎麦の一種で屋台に風鈴を下げて売り歩いたところから出た「風鈴蕎麦」を利かせたもの。【今日の季語3474:別記③】この慣用句は、明治初期に流行した「おやまかちゃんりん節」なる俗謡の題名をもじったものであるが、その源はさらに、秋田仙北地方の民謡「おやまこ節」の歌い出し詞「お山コ シャンリン」にまでさかのぼるとされる。

@twryossy 梅雨の雷祝砲のごとぶっ放す 公彦
2010年07月02日(金)梅雨の雷夫婦に会話起こしけり 公彦

【今日の季語3473<186】梅雨雷(つゆかみなり):仲夏の天文季語。本題よりも「梅雨の雷(らい)」の五拍形が好まれる。三夏にわたる「雷」は梅雨明け近くに発生しやすいところから「梅雨」を冠して当季とした。◆梅雨の雷修羅の天地となりにけり(中島知恵子)

【今日の季語3473:別記①】傍題のライ(雷)は単字の字音語。その和語にはカミナリ(神鳴)・ナルカミ(鳴神)とは別に、擬音語を含むハタハタガミから転じたハタタガミがあり、ともに《雷鳴》が語義の主軸をなす。

【今日の季語3473:別記②】これとは別に古代にはイカヅチの古称があり、平安期以降は和歌などに雅語として使用される。これは「雷」を《恐ろしい神》と見なす「イカ(厳)ツ(助詞)チ(霊)」から転じた語形。第三拍ツは古代の格助詞で本来は清音。

 

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2019年7月 1日 (月)

おは!Twitter俳句(梔子の花)と次女の結婚

次女の結婚式が終わりました。

沖縄の青い海の前での結婚式でした。

深く知り合う事が出来て二家族だけでの結婚式もいいものだと思いました。

式と披露宴の前後に一緒に食事をしたり美ら海水族館に行ったりと楽しい思い出となる二泊三日の沖縄旅行でした。

子ども達三人が独立して我が家は夫婦二人だけとなりました。

明日から通常の生活に戻ります。

うるさい娘が居なくなった我が家で、、

 

この一週間の俳句と短歌です。

2019年07月01日(月)

@twryossy クチナシは黄飯となりぬ城下町 公彦
2011年07月01日(金)
くちなしの「清潔」に咲き香るかな 公彦

【今日の季語3472<550】梔子の花(くちなしのはな):仲夏の植物季語。この時季に高い香気を放つ純白の花を開き、秋には黄色染料や漢方に用いる実を付けるところから「花」と「実」を添えて季題を区別する。◆くちなしにいくたびかはる風のみち(相馬沙緻)

【今日の季語3470:別記①】俳句では、虫自体を詠むよりも、この虫が地中で鳴くジーという声をいう「螻蛄鳴く」を用いた例が多いが、こちらは三秋の季語としての扱いを受ける。

【今日の季語3470:別記②】本季語が一方に「螻蛄の闇」の形を用いた例が見られるのは、そのような秋との関わりから夜分の印象が生まれたことによるものであろう。例句はこの「闇」をさらに目を閉じた状態に転じたところから重層的な効果が生まれた。

【今日の季語3471<549】夏の川(なつのかわ):三夏の地理季語で「夏川(河)」や「夏河原」などの傍題も。蕪村句は浅川を渡る姿を詠んだものであるが、時季や場所に応じてさまざまな河川の場景が描かれることになろう。◆夏河を越すうれしさよ手に草履(蕪村)

【今日の季語3471:別記①】現在では「小川」と「大河」に見るように、大小による使い分けの傾向はあるが、その区別はさほど明確なものではない。大河であっても「信濃川」などの固有名や、「天の川」に「川」を用いるところなどにはその一端が見られる。

【今日の季語3471:別記②】日本では画数が少なくて使いやすい象形字「川」を多く用いるが、中国では《黄河》を本義とする「河」の方が通用度が高い。字素の「可」は、音を表す声符であるとともに、直角に折れ曲がって流れる黄河の姿を表したものともされる。

【今日の季語3471:別記③】さらに「河」よりも広大な流れには「揚子江」に見るように「江」を用いるが、日本ではこれに和訓江をあてて《海や湖沼などが陸地に入り込んだ場所》の意を表す字として用いる。これらは和漢の字義の相違が見られる一例にあたる。

【今日の季語3472<550】梔子の花(くちなしのはな):仲夏の植物季語。この時季に高い香気を放つ純白の花を開き、秋には黄色染料や漢方に用いる実を付けるところから「花」と「実」を添えて季題を区別する。◆くちなしにいくたびかはる風のみち(相馬沙緻)

【今日の季語3472:別記①】『古今和歌集』「山吹の花色衣ぬしや誰問へど答へずくちなしにして」に見るように、この植物名は古くから《口無し》の掛詞として用いられ、その由来も果実が熟しても口を開かないところから出たとされてきたが、この解には疑いが残る。

【今日の季語3472:別記②】結実しても口を開かない果実はクチナシのほかにもいくらもあり、これに限ってそう呼ばれるほどの特徴にあたるとは認め難い。この点について新たな視点から捉え直した別解がある。

【今日の季語3472:別記③】それは、クチナシの果実は《口無し》どころか、鳥の嘴を思わせる尖った口をしっかり備えていることと、「梨」とは別の科に属しながら、野生のナシを思わせる実を付けるイワナシやサルナシなどの植物名があることに着目したものである。

pic.twitter.com/AOGVjrZLfx

【今日の季語3472:別記④】これに従えば、クチナシとは《口の付いた梨》の意と考えることができる。この解は通説とは逆に、これを《口がある》果実と捉えるところが正対するもので、首肯に価する解であろう。青春の歌98(1981年の歌)(梅

2019年06月29日(土)
@twryossy 虫ケラと言われて螻蛄の大ジャンプ 公彦
2011年06月29日(水)
螻蛄暮らす水田水入る夕間暮れ 公彦

 

【今日の季語3470<548】螻蛄(けら):三夏の生類季語で「おけら」とも。バッタ科の昆虫でモグラの前足を思わせる前肢で穴を掘り地中を住み処とするが、羽を広げて飛んだり水に浮かんで泳いだりもする。◆目薬をさしてしばらく螻蛄の闇(丸木あや)

【今日の季語3469:別記①】この料理名には「洗膾」とは別に「洗魚」をあてた例もあるが、それらは総称としての熟字表記で、個別名には「洗鯉」や「鯉の洗」のように単独の「洗」を用いるのが通例。


子規ならば② http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-05560f.html…


2019年06月28日(金)

@twryossy 湯平の鯉の洗いや君は逝く 公彦
2011年06月28日(火)
釣りあげし鯉の洗いや父の膳 公彦

【今日の季語3469<547】洗膾(あらい):三夏の生活季語。新鮮な魚を薄身に削いで冷水で洗い締めた料理の総称。川魚のコイや海魚のタイなどが好まれ個別名傍題にも用いられるが、例句では「洗鯉」が多数を占める。◆洗ひ鯉母とひと夜の加賀言葉細川加賀)
子規ならば① http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-be39f7.html…

 

2019年06月27日(木)
@twryossy 昼寝から冷めれば若き母の顔 公彦
2011年06月27日(月)
父詠みし歌の整理や三尺寝 公彦

 

 

【今日の季語3468<546】昼寝(ひるね):三夏の生活季語で「午睡(ごすい)」の漢語形や、俳味のある「三尺寝(さんじゃくね)」などの傍題も。蒸し暑い日の午後などにしばしの仮眠をとるのは絶好の銷暑法。◆遠きより帰り来しごと昼寝覚(野見山朱鳥) 枇杷の木 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-6129b1.html…

 



2019年06月26日(水)
@twryossy 中東の大人の優雅さ花石榴 公彦

 

 

【今日の季語3467<545】石(柘)榴の花(ざくろのはな):仲夏の植物季語。六、七月に朱色の花を付け秋に結実する。傍題「花石榴」は実を付けない八重咲きの種を指す呼称であるが、本題よりもこちらを用いた例句が多い。◆若者には若き死神花柘榴(中村草田男) #jhaiku #kigo

 

【今日の季語3467:別記①】ザクロはペルシャの原産植物で、その名も当国の地名ザクロスに由来する。シルクロードを経て中国に伝わり、音訳漢名「石榴」とともに薬種として平安期ごろに日本に渡来した。6月26日

 

 

【今日の季語3467:別記②】日本名ザクロはその漢名ジャクロ(石榴)に基づく字音語で、方言や文献にはこのジャクロの形も見られる。「石」字にはジャクの呉音読みがあり、それをザクと直音的に表したもの。シャクナゲ(石楠花)のシャクもこのジャクから出た慣用音。

 

水鉄砲 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-5b67c6.html…

 


2019年06月25日(火)@twryossy 水烏賊や五島の海の香を込めて 公彦

 

 

【今日の季語3466<544】烏賊(いか):三夏の生類季語で「するめ烏賊」「やり烏賊」などの個別種の総称。多くは夜行性で、吸盤の付いた二本の長い腕で獲物を捕食する。世界の年間漁獲量のほぼ半分は日本で消費される。◆女の手烏賊を一枚にして止まず(古舘曹人)

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2019年6月24日 (月)

おは!twitter俳句(水鉄砲)と「マクロ経済スライド」

老後資金2000万円必要という金融庁の報告書に続いて「マクロ経済スライド」は国民年金を25兆円から18兆円に7兆円も減らすものであることが党首討論で明らかになった。

「マクロ経済スライド」は廃止し富裕層への適正課税をすべきである。

この一週間の俳句と短歌である。

ーー

2019年06月24日(月)

@twryossy 水鉄砲狙いを定め君を撃つ 公彦
2011年06月24日(金)
水鉄砲一人遊びで舟進め 公彦

【今日の季語3465<543】水鉄砲(みずでっぽう):三夏の生活季語。圧縮した空気の力で水を飛ばして遊ぶ子供用玩具。昔は竹筒に穴を開けて自作したのが、当今はピストルや機関銃をかたどったプラスチック製品に変容した。◆手を挙げて水鉄砲で撃たれけり(山田美代子)

【今日の季語3465:別記①】この玩具名が文献に出るのは思いの外古く、西鶴の『一日独吟千句』<1675>の付合に「力紙あて所涼しき風落(おち)て/水鉄炮や打よする波」とあるのが早い例にあたる。

【今日の季語3465:別記②】この武器の呼び名はすでに鎌倉期の文献に登場する。古くは「砲」に「鉋」や「炮」の字を用いるのが通例で、現行の表記はヘボン編『和英語林集成』(1867初版)の見出しに「鐵砲」とあるのが早く、幕末頃に始まるものと見られる。

【今日の季語3465:別記③】この語を用いた「鉄砲玉」や「豆鉄砲」などの呼称もすでに江戸期に使用例があり、生活に浸透していたことを示している。《当たれば最期となる》意から生まれた河豚汁の異名「鉄砲(汁)」もその一類。

この一周の花

 

2019年06月23日(日)

@twryossy 立葵笑顔の君の遥か上 公彦
2011年06月23日(木)
大雨に打たれて葵咲き上る 公彦

【今日の季語3464<542】花葵(はなあおい):仲夏の植物季語「葵」の傍題。アオイは植物学上は秋季の「木槿」や「芙蓉」も広く含む分類名にあたるが、季語としては本題や「立葵」「銭葵」などの個別種名を用いることが多い。◆こころ足る日は遠出せず花葵(福永耕二)

【今日の季語3464:別記①】アオイは、種子を食薬用として栽培されたフユアオイの古名で、後に葵祭や紋所に使用されるフタバアオイの呼称に転じた。これが現在のように鑑賞用のタチアオイの通称となるのは江戸期以降のこと。

【今日の季語3464:別記②】アオイは万葉集歌をはじめ、平安期の和歌にも「逢ふ日」の掛詞に用いられた例があることから、古くはアフヒと呼ばれたことが知られる。これが平安中期にアウヰを経てアヲヰに転じ、さらにアオイに変化して現在の語形が生まれた。

2019年06月22日(土)

@twryossy 夏至迎う田端の文士村を行く 公彦

【今日の季語3463<541】夏至(げし):二十四節気季語の一つ。「至」は《いたり》ではなく《きわみ》の字義にあたる。一年でもっとも昼が長く夜が短い。暦は今日から仲夏の後半に入る。◆鹿島槍夏至残光をかかげたり(小澤實)

2019年06月21日(金)

【今日の季語3462<540】花菖蒲(はなしょうぶ):仲夏の植物季語。「野花菖蒲」を園芸用に改良したもので水辺に栽培され大柄の多彩な花を咲かせる。観賞用の「菖蒲園」「菖蒲池」や「菖蒲見」などの生活季語も傍題に。◆花菖蒲風を捉へていよよ濃し(石川風女)

【今日の季語3462:別記①】例句の用いた「いよよ」は、物事が加速的に進展する意を表す古代の副詞で、同じ働きをするイヤの母音交替形イヨを重ねて強調したイヨイヨの縮約によって生まれたもの。

【今日の季語3462:別記②】この語は万葉集歌などの古代文献に見られるが、平安期以降には使用されなくなり、かえって原形のイヨイヨが通用の座を占めて現代に及んでいる。

【今日の季語3462:別記③】これは、古代日本語では、前項イヨの語末母音に後項イヨの語頭母音が重なる母音連続を回避する力が働いてイヨヨの形が生まれたものと見られる。

【今日の季語3462:別記④】ところが平安期にはその規制力が弱まった結果、同語反復による強調効果が優先されて原形のイヨイヨが再登場したものと解される。

【今日の季語3462:別記⑤】このような強調意識が働いて新たに生まれた語形として、最近若い世代を中心に通用度を高めている、副詞ホボの反復形ホボホボを挙げることができる。

2019年06月20日(木)

@twryossy Sの字に曲げられ岩魚焼かれけり 公彦
2011年06月20日(月)
二次句会岩魚の骨酒舐めながら 公彦

【今日の季語3461<539】岩魚(いわな):三夏の生類季語。山間部最上流の冷水域に生息するサケ科の淡水魚。水棲昆虫をはじめ、カエルなどの小動物、時には蛇までも食するほどの貪欲な肉食性を備えている。◆戸隠の神の炉に焼く岩魚かな(宮下翠舟)

【今日の季語3461:別記①】イハナの古称は《岩の間に棲む魚》の意から出たとされる。そのナは、ウヲ(魚)の通用形サカナの原義が「サカ(酒)ナ(肴)」の意であるのと同じく、副食物を表す《肴》から食用魚の意に転じたもの

【今日の季語3461:別記②】ナには一方に《菜》の意もあり、単独でそれぞれの意を表した例が万葉集歌などに見られる。中世には、これに接頭語を冠したマナ(真魚)に「御」を添えて《魚》の意を表す、オマナという女房詞も生まれた。

【今日の季語3461:別記③】マナイタ(俎)のマナにもこの語形が残存している。《魚や野菜の調理用具》を意味する「真魚(菜)板」が原義で、これに同義の漢語「俎」があてられて通用表記となった。

2019年06月19日(水)

@twryossy 清滝の滴りの夜の明けやらず 公彦
2011年06月16日(木)
滴りを聴きつつ二人の夜なりし 公彦

【今日の季語3460<535】滴(したた)り:湧き出た水がしずくとなってこぼれ落ちるさまをいう三夏の地理季語。同季別題「清水」と同様の清冽な印象が本意なので、雨垂や漏れ落ちる水道水などに用いるのは似合わしくない。◆したゝりの音の夕べとなりしかな(安住 敦)

【今日の季語3460:別記①】シタタリは動詞シタタルの名詞形にあたる。この動詞は江戸中期ごろまでは、第三拍が濁音のシタダルの形であった。『日葡辞書』本編<1603>の「Xitadari,u,atta(シタダリ,ル,ッタ)」のローマ字表記見出しはそのことを示す一例。

【今日の季語3460:別記②】芭蕉自筆本『おくの細道』<1693-94頃>に「谷道はるかに松杉くろく苔したゝりて」とある仮名表記には清濁の別が示されていないが、同時代の日本側の文献例に照らしても、当時はまだ濁音形シタダリを用いていたと見なされる。

2019年06月18日(火)

 

@twryossy 流れたり安里屋ユンタと夏の鴨 公彦
軽鴨の親子の列に突如雨 公彦

 

【今日の季語3459<537】夏鴨(なつがも):三夏の生類季語で「鴨涼し」とも。汎称の「鴨」は三冬の季語とされるが、渡りをせずに夏も姿を見せるところから「軽鴨(かるがも)」は本題としてこの別名を用いる。◆夏鴨を追はじと棹を取りなほす(上川井梨葉)

2019年6月17日 (月)

おは!twitter俳句(蛇衣を脱ぐ)と父の日

昨日は父の日でした。

息子からメッセージを貰い、娘からカステラを貰いました。

その娘は今月末結婚します。

来週には引っ越します。

喧嘩相手が一人減って我が家は静かになる。

もう一人強力な喧嘩相手が残っているが。

^^

この1週間の俳句と短歌です。

2019年06月17日(月)

蛇衣を脱ぎて水路に躍如たり 公彦
2011年06月17日(金)
蛇衣を脱ぐが如くに発病す 公彦

【今日の季語3458<536】蛇衣を脱ぐ(へびきぬをぬぐ):仲夏の生類季語で「蛇の衣」「蛇の皮」などとも。蛇は年に数回脱皮をするが、活動期を控えたこの時季にその姿が目立つところから、本体と同じく夏の季語に。◆眼の玉のあとありありと蛇の皮(足立幸信)

【今日の季語3458:別記①】子規の例句は、「三竦(さんすくみ)」の喩えに蛇が怖れるとされる蛞蝓(なめくじ)を配したもの。これに蛙を加えて三者が互いに牽制し合い身動きのできない状態をいうこの故事は、中国周代の書『関尹子(かんいし)』の「三極」に由来する。

【今日の季語3458:別記②】子規句の「なめくぢ」は歴史的仮名遣に従う表記で、ジとヂが異なる音韻であった、平安期の『新撰字鏡』<898-901頃>に見える「奈女久地(なめくぢ)」の万葉仮名表記などがその根拠に。

【今日の季語3458:別記③】ジとヂに混同の生じた中世には「なめくじ」とも表記されるようになり、ナメクジリの別形も生まれた。これは、この虫が野菜などを《ナメ(舐)めてクジ(抉)る》意と解した民衆語源解に由来するものと見られる。

2019年06月16日(日)

 父の日や八年前に終わりけり 公彦
2011年06月21日(火)
父の日の 娘の手紙入る 定期入れ

【今日の季語3457<538】父の日(ちちのひ):仲夏の生活季語。1910年に起源を有するアメリカの行事で六月第三日曜日がその日にあたる。日本で「母の日」に比肩するに至ったのは近年のことであるがどことなく影が薄い。◆父の日や父は戦に征(い)つたきり(高柳 淳)

2019年06月15日(土)

 金亀子(こがねむし)触れるようになる子かな 公彦
2011年06月15日(水)
黄金虫明るさ求め闇かこつ 公彦

【今日の季語3456<534】金亀子(こがねむし):三夏の生類季語で「黄金虫」とも。光沢のある金緑色の外皮を持つところからこの名が。夏の夜に灯火を求めて飛来し賑やかな羽音を立てる。同科異属の「かなぶん」も傍題に。◆金亀子擲(なげう)つ闇の深さかな(高浜虚子)

2019年06月14日(金)

 梅雨の星泣き出しそうに煌めけり 公彦
2011年06月09日(木)
梅雨の星広くあまねく光れかし 公彦

【今日の季語3455<528】梅雨の星(つゆのほし):仲夏の天文季語。梅雨の雨が降り止んだ夜空に雲の間からわずかに姿を見せる星。麦秋の頃によく見られるところから出た牛飼座の主星の和名「麦星」「麦熟星」の傍題も。◆畑から背負つて戻る梅雨の星(小出秋光)

2019年06月13日(木)

 畦道に誠実刻む鴨足草 公彦
2011年06月10日(金)
雪の下父のようにも孫のようにも 公彦

【今日の季語3454<529】鴨足草(ゆきのした):ユキノシタ科の常緑多年草「雪の下」を指す仲夏の植物季語。生類の肢体に擬えた熟字表記で「虎耳草」とも。日陰の湿った場所に自生し五・六月頃に五弁の小花を付ける。◆賀茂川のここに始まる鴨足草(廣瀬ひろし)

【今日の季語3454:別記①】積雪の下にあっても緑の葉を保つところからこの名が出たとされる。植物名と知らずに字面だけを見ると冬の季題と誤解されそうな趣があり、降物の名を他季に用いたところには、夏の月の異名「夏の霜」を思わせるものがある。

【今日の季語3454:別記②】「虎耳草」は中国の本草書に典拠を有する熟字であるが、「鴨足草」漢籍には使用例を見ず、江戸の俳書『華実年浪草』<天明三(1783)年刊>に、この表記に「ユキノシタ」の傍訓を施した例が見えるので、和製の熟字表記かと見られる。

 夏帯や憲法語る住井すゑ 公彦
2011年06月12日(日)
夏帯のシュプレヒコールに声枯れて 公彦

【今日の季語3453<531】夏帯(なつおび):女性がこの時季の和服に用いる帯をいう三夏の生活季語で「単帯(ひとえおび)」の傍題も。軽やかな薄手の生地に淡い模様を浮き出したりなどして暑さの中に涼感を演出する。◆夏帯や一途といふは美しく(鈴木真砂女)

【今日の季語3453:別記①】例句の用いた「一途」からは、その表現に相応しい人物像が浮かんでくる。そのひとがきりりと結んだ「夏帯」もまた、そのような女性に配するにそぐわしい季題である。

【今日の季語3453:別記②】「一途」は仏教に由来する漢語で、「三途の川」などと同じく「途」をヅと読むのは、漢音読みトよりも先に日本に伝来した呉音読みにあたる。これが《他のことを顧みずに事を運ぶ》さまを表すようになったのは中世以降のことである。

【今日の季語3453:別記③】『日葡辞書』<1603>の「Ichizzu(イチヅ)」の項には「Ichizzuna mono(一途な者)」の例文とその葡語訳が添えられてあるので、この時期にはすでに現代と同義に用いられていたことが知られる。

2019年06月12日(水)

2019年06月11日(火)

枇杷の木に右足残る落下かな 公彦
2011年06月08日(水)
枇杷の木への引っ掛かり傷や父の顔 公彦

【今日の季語3452<527】枇杷(びわ):仲夏の植物季語。暖地で栽培される中国原産のバラ科の果樹。冬に小さな「枇杷の花」(仲冬の季語)を付け翌年梅雨の頃に橙色の実を結ぶ。◆枇杷提げて降らねば傘も荷の一つ(朝倉和江)

【今日の季語3452:別記①】日本ではすでに奈良期に栽培されており、平安期の『三代実録』元慶七年<883>五月の条には「枇杷子」記され、古今和歌集の「物名歌」には「びは」を隠し題に用いた例があることなどから、漢名が定着していたことが知られる。

【今日の季語3452:別記②】一方、南北朝期頃の薬種辞書『康頼本草』<1379-91頃>の「枇杷」の項には「己不久扁(こふくべ) 又云 比巴(びは) 」とあり、コフクベの和名もあったことを示している。

【今日の季語3452:別記③】上記の和名は《小さな瓠》の意で、この果実の形がユウガオの実のフクベ(瓠)に似ているところから出たものと見られるが、通用度の高いビワの呼称をしのぐまでには至らず、廃れてしまったものであろう。

【今日の季語3452:別記④】ビハの名の由来を、その実や葉の形がこれと同音の楽器「琵琶」に似ているところに求める語源解があるが、両語の頭音の平安期のアクセントは異なるので直接の関係は認め難い。

【今日の季語3452:別記⑤】そのことよりも、和名には本来語頭が濁音で始まる語は存在しなかったのが、ビハのような漢語の受容によりその原則が崩れ出したことを示す早い例の一つにあたる点が注目される。

2019年6月10日 (月)

おは!twitter 俳句(蝙蝠)と文団連総会

文団連の総会が終わった。

今年も共同議長を務めた。

いろんなジャンルの文化団体が集まり意見を交わすこの集まりは貴重である。

例年のごとく最後は俳句会となった総会交流会でも俳人が短歌を作ったり、歌人が俳句を作ったり、詩を連歌のようにつないで行ったり、音楽とコラボしたらどうかとか芸術分野をクロスオーバーする取り組みのアイデアが出された。

名古屋では短歌と生け花のコラボも行われている。

嘗てなかった斬新なコラボの取り組みをしてみたい。

総会記事

http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-a91fad.html

ーー

この一週間の俳句と短歌です。

2019年06月10日(月)

 蝙蝠や銅山の過去伝え来る 公彦
2011年06月13日(月)

蝙蝠の飛んで義母には偽痛風 公彦

21分前

@twryossy

【今日の季語3451<532】蝙蝠(こうもり):三夏の生類季語で「かはほり」の古名や「蚊食い鳥」の別名も。飛翔の可能な唯一の哺乳類で、夏の夕方などに餌を求めて空を舞う姿が目に付くようになるところから当季の季語に。◆蝙蝠やひるも灯ともす楽屋口(永井荷風) 

【今日の季語3451:別記①】古名「かはほり」は現在ではカワホリと読まれるが、平安末期頃に編まれた観智院本『類聚名義抄』には「蝙蝠」に「カハボリ」の付訓があり、古くは第三拍が濁音であったこと示している。

【今日の季語3451:別記②】これに基づけば、古形カハボリがカワボリに転呼した後、第三拍のボがモに交替してカワモリに変化し、それがさらにカウモリを経て現代語のコウモりに至ったものであろう。

2019年06月09日(日)

額の花我が家にもあり他にもあり 公彦
2011年06月14日(火)
額の花関わりもなく咲きにけり 公彦

【今日の季語3450<533】額の花(がくのはな):仲夏の植物季語で「額紫陽花」あるいは単に「額」とも。淡青色の花の周囲を小さな装飾花が平たく縁取るさまが額縁を思わせるところからこの名が出た。◆数々のものに離れて額の花(赤尾兜子)

【今日の季語3450:別記①】古名アヂサヰはすでに万葉集歌に登場するが、本題の呼称は幕末期までの古辞書には姿を見せず、大槻文彦編『言海』<1884>に「がく」「がくあぢさゐ」の両項を掲げるのが早い例にあたる。

【今日の季語3450:別記②】上記の前項には「草ノ名。がくあぢさゐノ略」とあり、後項には漢字表記を示さず[花形、額面ノ如キニイフカ]とあるところから、語頭に「額」字をあてたのはこの辞書が最初と見られる。 包む植物器官名「ガク(萼)」を想定したためか。この呼称はすでに幕末期の『植学啓源』<1833>などの学術書に使用されており、その可能性もあり得る。

【今日の季語3450:別記③】大槻文彦が「額」字に疑いを残したのは、これとは別に、花弁を包む植物器官名「ガク(萼)」を想定したためか。この呼称はすでに幕末期の『植学啓源』<1833>などの学術書に使用されており、その可能性もあり得る。

2019年06月08日(土)

2018年06月20日(水)五月雨や娘が人を連れてくる 公彦
2017年06月26日(月)
五月雨や点検用紙庇いつつ 公彦
2011年06月11日(土)
五月雨も上がり原発に反対す 公彦
2010年06月20日(日)
さみだれの中呼びあえる猫二匹 公彦

さみだるる子規に恋句を見つけたり 公彦
子規には五月雨を詠んだ句が196句ある。
明治29年にこういう句があった。
五月雨やしとゞ濡れたる恋衣
今日も亦君返さじとさみだるゝ
子規には恋句が少ないと言われるがこれは恋句ではないだろうか。

【今日の季語3449<530】五月雨(さみだれ):仲夏の天文季語で「さつきあめ」の読みや「さみだる」の動詞形傍題も。旧暦五月頃に降り続く長雨を表すところから生まれた熟字表記に従う季題で古来名句が多い。◆さみだれのかくて暮れ行く月日かな(蕪村)

【今日の季語3449:別記①】サミダレは上代の文献には姿を見せないところから、この呼称が生まれたのは平安期以降のこととされる。古くは梅雨期に限らず、三日以上降る雨にはナガアメの総称を用いた。

【今日の季語3449:別記②】サミダレのサは、サツキ(五月)やサナヘ(早苗)・サヲトメ(五月少女・早乙女)などのサと同源で、サに「早」字をあてるようになったのは後代のこと。ミダレについては《乱れ》や《ミ(水)タレ(垂)》の意と説かれるが定かではない。

【今日の季語3449:別記③】ここでは数多い例句の中から、さほどは知られていない蕪村句を選んだ。梅雨の長雨に降り籠められて徒然と日を過ごす晴れやらぬ思いが、さらに過ぎ行く月日への思念に及ぶ、そのさまを「かくて」によって言外に潜めた。

2019年06月07日(金)

還暦を遥かに過ぎて鴫(しぎ)焼茄子 公彦
2011年06月07日(火) 焼き茄子を 吹きて食べたる 父なりき

【今日の季語3448<526】鴫焼茄子(しぎやきなす):三夏の生活季語で単に「鴫焼」とも。縦割りの皮付き茄子に山椒味噌を塗って軽く炙った江戸の庶民料理から出た呼び名で「焼茄子」あるいは「茄子焼く」の動詞形傍題も。◆たいていの皺これにあり焼茄子(岡井省二)

【今日の季語3448:別記①】「鴫焼」の名については、調理された茄子の形を鴫に見立てたことや、蔕(へた)の付いた茄子の形が鴫の頭部に似ているところに由来を求めたり、鴫肉を使った「鴫壷焼」に似せて作られた精進料理から出たと見るなどの諸説がある。

【今日の季語3448:別記②】例句の「焼茄子」は古形ナスビを用いて五拍語としたもの。ナスビをナスと呼んだのは室町期の『御湯殿上日記』に早い例があり、女房詞から出たものと見られるが、現在でも日本の東と西ではナスとナスビの地域的対立がある。

【今日の季語3448:別記③】例句の「焼茄子」はこれを味覚ではなく視覚面から捉えた。そこを「たいていの皺これにあり」と大胆に言い切ったところが絶妙。

2019年06月06日(木)

2014年06月06日(金)
孫植えし種既に吹き芒種かな 公彦
2013年06月05日(水)
芒種かな発言記録に「いいね」来る 公彦
2012年06月05日(火)
年金の計算しるき芒種かな 公彦
2011年06月06日(月)芒種なり父の靴下今日も履く 公彦
2010年06月06日(日)
田を無くし季節遅れて芒種かな 公彦

@twryossy 芒種の句十句並べて獺祭す 公彦
2018年06月06日(水)
芒種なり空に嬉しきこと一つ 公彦
2017年06月05日(月)顔を見て力む犬あり芒種かな 公彦
2016年06月05日(日)
歯痒さを噛み締めており芒種かな 公彦
2015年06月06日(土)
この会は成功させる芒種かな 公彦

【今日の季語3447<525】芒種(ぼうしゅ):二十四節気の一つ。「芒(のぎ)」は稲などの籾(もみ)の先にある針状の細毛のことで、そのような穀物を「種(うえ)る」意を表す。季節は今日から仲夏に入る。◆大灘を前に芒種の雨しとど(宇多喜代子)

2019年06月05日(水)

すんなりと竹皮を脱ぎおのこかな 公彦
2011年06月05日(日) 竹の皮脱ぎ捨てる如き孫笑う公彦

【今日の季語3446<524】竹の皮脱ぐ(たけのかわぬぐ):初夏の植物季語で「竹の皮散る」とも。筍の生長につれてその皮が自然に剥がれ落ちるのを人間の脱衣のさまに擬えて「脱ぐ」と捉えた。その「竹の皮」も傍題に。◆脱ぎ捨ててひとふし見せよ竹の皮(蕪村)

【今日の季語3446:別記①】かつては竹の皮で食物を包んだり、細く裂いて笠や草履などを編んだりした。剥がした筍の皮で梅干を三角形に包んでもらい、その隙間から酸っぱい汁を吸った思い出も。

【今日の季語3446:別記②】本題は「竹の皮ヲ脱ぐ」の文形に従うが、これを「竹皮を脱ぐ物書きて暮れしなり(大野林火)」のように「竹ガ皮を脱ぐ」の形に用いることもできる。

2019年06月04日(火)

 車への蜘蛛の糸切る夕間暮れ 公彦
2011年06月04日(土)
水滴を溜めて切れたり蜘蛛の糸 公彦

【今日の季語3445<523】蜘蛛の糸(くものいと):三夏の生類季語。「蜘蛛の網(い)」の傍題で「蜘蛛の網(あみ)」とも。網主の「蜘蛛」も同季別題にあたるが、その巣や糸にはそれとは異なる趣がある。◆天界とこの世を結ぶ蜘蛛の糸(星野 椿)

【今日の季語3445:別記①】多くの歳時記では、本題「くものい」の「い」に「囲(圍)」の漢字を用いるが、これは「囲」の字音イを借用した宛字表記にあたる。

2019年6月 2日 (日)

おは!twitter俳句(蛇苺)と野党統一候補なる!

野党の参院選一人区での統一候補と共通政策がほぼ決まった。

画期的な出来事である。

共通政策で消費税減税が入らなかったのは残念であるが以前よりも大きな前進がある。

「最低賃金1500円を目指す」などの政策は何気にようだがすごい前進である。

この共通の旗印は野党支持者の足し算で終わってはいけない。

選挙に行ってない約半数の人の支持を掘り起こすものでなければならない。

投票率99%という国もあるのにわが埼玉県に至っては7割近い人が投票に行かない。

この現状を変える出発点の選挙としなければならない。

「どうせ選挙に行っても変わらない」

と言ってもらうのが自民党の喜ぶところだから。

ーーー

この一週間の俳句と短歌です。

2019年06月03日(月)


 ひそひそと猫が置き去る蛇苺 公彦

2011年06月03日(金)

ふるさとの陽のあたる坂蛇苺 公彦



【今日の季語3444<523】蛇苺(へびいちご):初夏の植物季語で「くちなわいちご」とも。路傍の草地に自生して五弁の黄花を付け、この時季に紅い実を結ぶ。「蛇」の名が付くところから「毒苺」とも呼ばれるが実際は無毒。◆うたてなき名貰ひうまさう蛇苺(山本馬句) 

2019年06月02日(日)

@twryossy 甘酒や父の記憶と一直線 公彦2011年06月02日(木)
甘酒を振る舞う粋な父なりき 公彦

 

【今日の季語3443<521】甘酒(あまざけ):三夏の生活季語で「一夜酒」の別名傍題も。現代では寒い時期の飲み物として好まれるが、かつては夏の暑さを忘れるのにこれを熱くして飲んだところから当季の季語に。◆甘酒や終りいささか歯を使ひ(布施伊夜子)

2019年06月01日(土)

@twryossy 南風吹く能古島にて逢えぬひと 公彦
2011年06月01日(水)
黒南風も加わる父の夜伽かな 公彦

【今日の季語3442<520】南風(みなみ):夏に吹く湿った南寄りの弱い風を指す三夏の天文季語。「大南風(おおみなみ)」はその強い風。関東以北の風位方言で、他の地域では同季別題の「はえ」「まじ」などを用いる。◆波の上に流れ藻長き南風かな(楠目橙黄子)

【今日の季語3442:別記①】例句上五は「なみのへに」の読みをあてたものであろう。古代語では《表面・上部》の意を表す「ウヘ(上)」の前に他の語が来ると、「カハノヘ(川上)」や「ヲノヘ(尾上)」などに見るように頭母音が脱落して「ヘ」の形になるのが通例。

【今日の季語3442:別記②】上記の「へ」には、これとは別に「カハノヘ(川辺)」などに見る《ほとり》の意を表す語もあるが、古代日本語では発音の異なる別語として区別されていた。

2019年05月31日(金)

@twryossy 蜜豆や河原町四条なる記憶 公彦
2011年05月31日(火)
遥かなる天神で餡蜜妻として 公彦

 

【今日の季語3441<519】蜜豆(みつまめ):三夏の生活季語。茹で豌豆に寒天や果実を入れ蜜をかけた和菓子。傍題「餡蜜」はこれに餡を添えたもの。四季を通じて食されるが、陶器やガラス鉢に盛られた姿が夏の涼感を呼ぶ。◆蜜豆や幸せさうに愚痴をいふ(和気久良子)

2019年05月30日(木)

@twryossy 老鶯の声水元の森静め 公彦
2011年05月30日(月)
老鶯や三井楽の坂にこだまして

 

【今日の季語3440<518】老鶯(おいうぐいす):夏の鶯をいう漢語「老鶯(ろうおう)」から出た三夏の生類季語で「夏鶯」「残鶯(ざんおう)」などとも。春を人里で過ごした鶯が山中に戻り豊かな囀りを聞かせる。◆老鴬に谷ひえびえとこだましぬ(飯田蛇笏)

【今日の季語3440:別記①】「こだま」は、《樹木に宿る精霊》の意を表す「コ(木)タマ(霊)」が原義で、のちに音声が山面などに反響して返ってくる現象を山の霊が答えたものと捉え、そのような現象や音声を表す用法が生まれた。

【今日の季語3440:別記②】例句にはその動詞形「こだま-す」が用いられているが、「老鶯に」とあるところから、鳥ではなく「谷」をその主体として詠まれたものであることが知られる。

【今日の季語3440:別記③】これに対して、「雨ながら老鶯峰にこだまして(山内遊糸)」では逆に「老鶯(の声)」が「峰に」反響したと捉えられている。

【今日の季語3440:別記④】両句に見るように、「こだま-す」の主語はこれを反響地点・発声体のいずれとすることも可能であり、それはこの現象の重心をどちら側に置くかによって左右される。

2019年05月29日(水)

@twryossy 万緑に手足取られて露天風呂 公彦
2011年05月29日(日)
万緑の山迫る里父は逝く 公彦

【今日の季語3439<517】万緑(ばんりょく):三夏の植物季語。夏の草木が生い茂るさまを表す当季の基本季語の一つ。王安石の詩句「万緑叢中紅一点」を典拠とする例句がこの季語を定着させるきっかけとなった。◆万緑の中や吾子(あこ)の歯生え初むる(中村草田男)

2019年5月28日(火)

@twryossy 山椒魚孤高というは潔し 公彦
2011年05月28日(土)
山椒魚のように動かざる父なりき 公彦

【今日の季語3438<516】山椒魚(さんしょううお):三夏の生類季語。渓流や湿地に生息する両生類で巨大なものは1mを越す。例句のように「はんざき」の別名を読みに用いることも。◆山椒魚(はんざき)の水に鬱金の月夜かな(飯田龍太)

2019年5月27日 (月)

おは!twitter俳句(草刈)と異常気象の中を歩く

暑い!

梅雨が来る前に真夏が来た。これはもう異常気象でしょう。

そういう中だがこれから早朝散歩を帽子を被って行く。

5月14日で毎日八首投稿をここに始めてから1年半になった。合計の歌数は4380首となった。

今まで電子出版してきたブクログがサービス中止となるので新しいサイトを探している。

決まったらそこにこの歌を一気にアップします。

乞うご期待!

ーー

この一週間の俳句です。

2019年05月27日(月)

草刈って煉瓦と木の道現れり 公彦

【今日の季語3437<515】草刈(くさかり):三夏の生活季語で「草刈る」の動詞形でも。家畜の飼料や雑草除去などのために野原の草を刈ること、またそれを行う人。傍題の「草刈鎌」は当今では「草刈機」に変わった。◆草刈つて又世に出でし仏かな(野村泊月) #jhaiku #kigo

 

【今日の季語3437:別記①】本題の上下を入れ換えて「刈草」とすると《刈られた草》の意が生まれる。歳時記では傍題とされていないが「刈草の一息置いて匂ひけり(長田群青)」のように使うこともできる。 #jhaiku #kigo

【今日の季語3437:別記②】例句は、草深い原に立つ野仏が刈られた草の中から姿を見せた情景を詠んだもの。実際は人間の行為にあたる「草刈って」が、「出でし」と同じ石仏の行いのように聞こえるところに俳味があり、「又」もそこによく効いている

2019年05月26日(日)

縞の濃き鰹黒潮から抜かれ 公彦
2011年05月26日(木)
父逝きし父の好みし初鰹 公彦

【今日の季語3436<514】鰹(かつお):三夏の生類季語。暖かい海を好み、黒潮に乗って春は日本近海を北上し、秋は南下する回遊魚。初めて水揚げされる「初鰹」が珍重されたところから当季の季題に。◆紺碧の海より抜きし鰹かな(遠藤逍遙子)

【今日の季語3436:別記①】万葉集や平城宮出土の木簡やなどには「堅魚」の表記が用いられているところから、古くはこの魚を乾し固めて長期保存用としたものを「カタ(堅)ウヲ(魚)」と呼び、それが縮約して魚名に転じたものであろう。

【今日の季語3436:別記②】今日通用する「鰹」字は中国古文献にも見えるが、本魚とは別の魚名。この字が日本の文献に登場するのは平安初期以降のことで、上記の「堅魚」を一字に合成してカツヲの読みを与えた和製漢字と見られる。

天道虫 ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/p   

2019年05月25日(土)

一ダースビールを空ける君なりし 公彦
2011年05月25日(水)
ビール飲む法名釈次郎となる父と 公彦

【今日の季語3435<513】ビール(麦酒):三夏の生活季語で「生ビール」「ビヤホール」などの傍題も。四季を問わず飲用されるが、冷えたてを流しこむ喉越しの爽快感は当季にふさわしい。◆乙女らの喉美しくビール飲む(今泉貞鳳)

2019年05月24日(金)

天道虫旅立つ際に割れにけり 公彦
2011年05月24日(火)
天道虫父逝きし日にころり 公彦

【今日の季語3434<512】天道虫(てんとうむし):三夏の生類季語で「てんとむし」の縮約形傍題も。半球形の体型と鮮やかな羽の色が愛らしく子どもに人気のある虫の一つ。同じ科の中に益虫と害虫がいるのも興味深い。◆天道虫その星数のゆふまぐれ(福永耕二)

【今日の季語3434:別記②】江戸期の薬学辞書『本草綱目啓蒙』<1847>に「形円、色赤クシテ小黒点アルヲテントウムシト(江戸)云」とあり、この語の使用地域を「江戸」としているところから、当地の方言に由来する呼称と見られる。

【今日の季語3434:別記①】この虫は、飛び立つ時に太陽に向かって翅を拡げるところから、「おてんとうさま」などに残る《太陽》の通称「天道(てんとう)」にちなむ名が付けられたという。

2019年05月23日(木)

目高にも親あり子あり孫もあり 公彦
2011年05月23日(月)
目高棲む由布渓谷なるお通夜かな 公彦

【今日の季語3433<511】目高(めだか):三夏の生類季語。日本の淡水魚では最小。かつては各地の河川や湖沼に生息し、方言名は二千を超える身近な存在であったが、環境悪化により絶滅危惧種に指定されるまでに激減した。◆水の面が目高と蝶の境なす(猿橋統流子)

【今日の季語3433:別記①】例句「水の面」は、上五を字余りにして「ミズノオモ」と読むか、それとも母音脱落形「モ(面)」に従って「ミズノモ」とするか、あるいは古形を用いた「ミノオモ」も可。「ミノモ」もあるが本句では字足らずに。

【今日の季語3433:別記②】古代語にはミヅ(水)とは別にミの形もあり、ミギハ(水際)・ミクサ(水草)・ミト(水門)・ミヲ(水脈)などに見るように、複合語中に用いられることが多い。

【今日の季語3433:別記③】ミには連体助詞ナを介して名詞と結び付いた形もあり、《水(ミ)な門(ト)》の意から出たミナト(港)や、《水(ミ)な元(モト)》が原義のミナモト(源)などの中に化石的に残存する。

【今日の季語3433:別記④】「水の面」にはさらにミナモの形もあるが、江戸期までの文献には登場せず、『日国』によれば土井晩翠『天地有情』<1899>が早い例。これは、ミナソコ(水底)・ミナカミ(水上)などへの類推を働かせて近代詩人の新鋳した疑似古語か。

【今日の季語3430:別記②】傍題の「閑古」も、その鳴き声をカンコと聞きなした擬声語に当てた和製熟字。『日葡辞書』補遺篇<1604>に「Cancodiru または Campodori」とあるのが早い例にあたり、カンポドリの別名もあったことが知られる。

2019年05月22日(水)

【今日の季語3430:別記①】「落ち来(きた)る高久の宿の郭公(芭蕉)」に一例を見るように、かつては「郭公」をホトトギスと読むのが通例であったが、後にこの漢字を字音読みにしてカッコウの鳥名に転用された。

【今日の季語3432:別記】「冷蔵庫」の名は、明治三六(1903)年開催の第五回内国勧業博覧会の様子を伝える「風俗画報」二七五号の記事に見えるのが早い例。ただしこの折に展示されたのは後代のようなものではなく、文字通り《庫》と呼ぶに相応しい設備であった。

両開き冷蔵庫褒め娘来る 公彦
2015年01月28日(水)
一文字や冷蔵庫の中屹立す 公彦
2011年10月15日(土)
冷蔵庫に忘れさられし檸檬かな 公彦
2011年05月22日(日)
冷蔵庫に二つ貼られしシフト表 公彦

【今日の季語3432<510】冷蔵庫(れいぞうこ):三夏の生活季語。現代では電気式の生活必需品となって季節感は失われたが、かつては木製の箱の上段に氷を入れて用いたところから夏の涼感に結び付いた。◆置き書きのメモにて開く冷蔵庫(右城暮石)

2019年05月21日(火)

小満の雨に生気の甦る 公彦
2018年06月06日(水)小満の空に嬉しきこと一つ 公彦
2018年05月21日(月)
獺のように小満の句を並べ 公彦

2017小満や尾瀬木道に抜ける風
2016沖縄の小満芒種涙雨
2014小満の雨の満たして萼と蕊
2013小満や去年の俳句既に夢 /小満の金環食や屋上に
2012小満や今朝の早出にわけのあり
2011小満や庭の茂りにたじろぎぬ
2010小満や通勤道はハイビジョン

【今日の季語3431<509】小満(しょうまん):二十四節気季語の一つ。草木が茂って天地に満ち始める時季の意を表す呼称。立夏から十五日が過ぎて暦の上では今日から初夏の後半に入る。◆小満の風を青しと遊びけり(草間時彦)

2019年5月20日 (月)

おは!twitter俳句(郭公)と啄木祭成功

啄木祭が終わった。

三郷に続いて東京の啄木祭も終わった。

かなりどっぷり関わっていたので成功してほっとしている。出演した人など多くの友人も得た。

既に歌では紹介してますがいずれ新日本歌人に掲載されるまとめをここでも紹介します。

今週の俳句です。短歌の記事などもあります。

ーー

2019年05月20日(月)

@twryossy 2011年05月20日(金)
郭公の啼かぬ今年や啄木祭 公彦
2010年05月30日(日)
郭公の 声透き通る 三郷かな 公彦

【今日の季語3430<508】郭公(かっこう):五月頃に南方から渡来するホトトギス科の夏鳥で「閑古鳥」の別名傍題も。モズやオオヨシキリなどの巣に「托卵」して雛を孵す鳥として知られる。◆郭公の己が谺を呼びにけり(山口草堂)

2019年05月19日(日)

@twryossy 貨物船通るばかりのソーダ水 公彦
2011年05月19日(木)ソーダ水のはじける様を見るばかり 公彦

【今日の季語3429<507】ソーダ水(すい):三夏の生活季語で「曹達水」の漢字表記や「炭酸水」の漢語傍題も。水に溶けた炭酸が泡となって弾けるさまが涼感を誘う。喫茶店や居酒屋には欠かせない基本飲料水。◆空港のソーダ水より旅ごゝろ(大槻右城)

2019年05月18日(土)

@twryossy 廃屋にいのちをからむ青き蔦 公彦
以下が下敷です。
桟(かけはし)やいのちをからむ蔦かづら
芭蕉 「更科紀行」 
(蔦かづらは秋の季語)
2011年05月18日(水)
青蔦や住まはぬままに茂るかな 公彦

【今日の季語3428<506】青蔦(あおつた):三夏の植物季語で「蔦茂る」「蔦青し」などの傍題も。蔦には、常緑の「冬蔦」と落葉する「夏蔦」があり、一般には後者を指す。壁面を覆って青々と茂る夏蔦は炎熱を防ぐ効果も。◆青蔦や恋は演技で済まされず(成瀬櫻桃子)

【今日の季語3428:別記①】ツタ(蔦)は、線状に伸びて行くところが動詞のツタフ・ツタハル(伝)などと通う要素があることから同源関係にある語とされる。

【今日の季語3428:別記②】そのツタフとは別に《伝える》意の下二段動詞ツツがあり、古事記などにその痕跡を留めているが、後に動詞としての用法は失われ、その名詞形ツテが現代語の「言伝(ことづて」や「伝手(つて)を頼る」などに僅かに残存している。

2019年05月17日(金)

@twryossy 疲れたか虎魚の浮きて採られたり 公彦
2016年06月14日(火)
鬼虎魚辿り着きたる我が掌 公彦

【今日の季語3427<505】虎魚(おこぜ):三夏の生類季語。傍題の「鬼虎魚(おにおこぜ)」を指すことが多い。背鰭に毒針を持ち奇怪な姿は漢字表記にも反映しているが、外観に反して肉は淡泊で美味。◆釣られたる虎魚の怒り全身に(今井千鶴子)

【今日の季語3427:別記①】この魚名の古形はヲコジであったことが『和名類聚鈔』<934年頃>「鰧魚」の項に「乎古之」の和訓があることなどから知られる。怒ると背鰭を立てることからその語源をオコシ(起)に求める解があるが、両語の語頭音が異なるので成立しない。

【今日の季語3427:別記②】『大言海』には,この魚の姿の醜さを《愚か》の意を表す古語ヲコ(烏滸)に関連付ける語源解があるものの、語末の「ジ」についてはなお未詳。

【今日の季語3427:別記③】「おこぜ」の語形は『文明本節用集』(室町中期)「鰧魚」の項に見える「ヲコゼ」の和訓が早く、一方には仮名草子『仁勢物語』<1639-40頃>になお「をこじ」の古形を用いた例があることから、この時期に新旧の交替が起きたものと見られる。

【今日の季語3427:別記④】この魚名には、古くは漢名「鰧魚(トウギョ)」があてられていたのが、後にこれも漢名の「虎魚」が用いられるようになり、現在に至っている。この表記は謡曲『河水』<1541頃>に見える「鰹魚(かつを)・虎魚」が早い例にあたる。

2019年05月16日(木)

@twryossy 翡翠や夏の季語とは悲しかり 公彦
2011年05月16日(月)
水面のすれすれ飛ぶ翡翠君は待つ 公彦

【今日の季語3426<504】翡翠(かわせみ):三夏の生類季語。「ひすい」の字音読み傍題も。湖沼や川辺などに棲み水中に飛び込んで小魚などを捕食する。どの季節にも見られるが水辺の縁で夏の季語に。◆翡翠の水をはなるるしぶきかな(河野照子)

【今日の季語3426:別記①】漢語の「翡翠」は鳥名が先で、宝石のヒスイはこの鳥の鮮やかな羽の色に例えて「翡翠玉」と呼ばれたところから出たとされる。この表記とカハセミの名が登場するのは室町後期頃のこと。

【今日の季語3426:別記②】古事記には「青」に掛かる枕詞「鴗鳥(そにどり)の」があり、このソニはカワセミの古称と見られる。平安期の『和名類聚鈔』<934年頃>にはこれを「曾比(ソビ)」とした例があり、これがセビを経てカハ(川)セミのセミに転じたのであろう。

【今日の季語3426:別記③】この鳥には「しょうびん」の別名もあり傍題とされるが、これもまた、上記のソビがショビからショウビを経てショウビンに転じたもので、上記のセミとは語源を同じくする異称と解することができる。

2019年05月15日(水)

@twryossy かけがえのなき尊さや木下闇 公彦
2011年05月15日(日) 欅なる木下闇を離れざり 公彦

【今日の季語3425<503】木下闇(こしたやみ):三夏の植物季語で「下闇」「青葉闇」「木暮(こぐれ)」などの傍題も。枝葉が生い茂った木の下が昼なお暗いさまを「闇」と表現したもの。夜分の詞ではない。◆須磨寺や吹かぬ笛聞く木下闇(芭蕉)

【今日の季語3425:別記①】「木下風」「木下露」「木下道」などの「木下」は、歌語ではコノシタと読まれるのが通例。本季語についても同様であり、「このしたやみ」の読みに従う傍題もある。

【今日の季語3425:別記②】単独の「こした」の形を用いた句では「はる雨の木下にかかる雫かな」が早い例で、こちらも例句と同じ芭蕉句であることが注意される。

【今日の季語3425:別記③】これは「木陰」「木守」「木立」などのコを前置する熟語への連想が働いて生まれた新語形と見るべきものか。

2019年05月14日(火)

@twryossy 風薫る父の命月孫誕生月 公彦
2011年05月14日(土)
雨上り青春の風薫るなり 公彦

 

【今日の季語3424<502】風薫(かぜかお)る:三夏の天文季語で「薫風(くんぷう)」の漢語傍題も。和歌の世界では花の香を運ぶ春風に用いる表現であったのが、連歌誹諧では爽やかな夏風を指すようになった。◆押さへてもふくらむ封書風薫る(矢染藍子)

2019年5月13日 (月)

おは!twitter俳句(若葉)と啄木祭

               

東京の啄木祭が終わりました。

佐藤勝さんが国際啄木学会東京支部長に就任されたこともあり国際啄木学会の関係者の方が多く見えていました。

詳細はこの前の記事をごらんください。

ーーー

2019年05月13日(月)

@twryossy 盛り上がる若葉の下に俳句的人間 公彦
2011年05月13日(金)
水滴を溜めし若葉の膨らみぬ 公彦

 

【今日の季語3423<501】若葉(わかば):初夏の植物季語。この時季の木々の葉は、いっせいにみずみずしい緑に染まる。「柿若葉」「藤若葉」などの個別名を添えた傍題も多い。◆不二ひとつうづみ残してわかばかな(蕪村)

 

【今日の季語3423:別記①】蕪村句「うづみ残して」の「うづみ」は「うづめ」の誤りではない。ウヅミは四段、ウヅメは下二段で、前者が先行する活用形式。ウヅメは中世に生まれたのが後に主流を占め、ウヅミは文語として使用されるようになった。

@twryossy 母の日や曽孫に会えぬ母なりし 公彦
2011年05月08日(日)
母の日やカーネーションうの鉢二つ 公彦

【今日の季語3422<496】母の日(ははのひ):初夏の生活季語。五月第二日曜日がこれにあたる。1908年にアメリカで母の愛に感謝を捧げる日として始まったのが、1913年に日本に導入され、戦後急速に一般化した。◆母の日のふはりと削る鰹節(北見さとる)

【今日の季語3422:別記】現在では鰹節といえば、パック詰めにされた製品に席巻(せっけん)され、木箱に鉋を仕込んだ削り器を使う家庭は稀少になったが、かつてはこれで鰹節を削り味噌汁の出汁などにするのが主婦の毎朝の仕事であった。

2019年05月11日(土)

@twryossy 宇佐神宮レースの日傘と白ハット 公彦
2011年05月11日(水)
風やわしレースのカーテン捲るかな 公彦

【今日の季語3421<499】レース:三夏の生活季語。編み糸で透かし模様を作った布地や編み地。衣類だけでなく日傘やカーテンなどにも用いられる。年中あるものだが視覚的な清涼感は夏にふさわしい。◆レース着て水の匂いをひるがえす(出口善子)

 

2019年05月10日(金)

@twryossy 草笛や父在りし日の土手浮かぶ 公彦
2011年05月10日(火)
草笛や「ひまわり」の地に哭く如し公彦
その音色をYouTubeでお楽しみいただけます。次をクリックなさってみて下さい。jp.youtube.com/watch?v=XZzRTe

【今日の季語3420<498】草笛(くさぶえ):三夏の生活季語。巻いた草木の葉を唇に当てて笛のような音を出す自然玩具。息の強さやあて方で音色を変えながら一曲が吹けるようになるにはかなりの練習が必要。◆からたちに来て草笛の曲変る(中戸川朝人)

【今日の季語3420:別記①】それまで吹いていたのから変わったという例句の「曲」が「からたちの花」であることは言を俟(ま)たないが、「花」まで含めると晩春の季となって「草笛」の季語としての出番はなくなる。「からたちに来て」としたのは巧妙な運辞。

【今日の季語3420:別記②】カラタチは中国原産のミカン科の植物で、万葉集歌にはこれに「枳」字をあてた例などがあり、古くから生垣や生薬用として栽植されていたことが知られる。

2019年05月09日(木)

@twryossy 平然と一所懸命みづすまし 公彦
2011年05月12日(木)
あめんぼや水に浮くにも涙あり 公彦

【今日の季語3418<500】水馬(あめんぼ):三夏の生類季語で「あめんぼう」とも。この水生昆虫の長い中脚と後脚の先には油性を帯びた剛毛が生えているので、水面に浮かんだり滑走したりできる。◆よき風を得て水馬のひと走り(岡澤康司)

【今日の季語3418:別記①】この虫名は、捕らえると飴の焦げたような匂いを発するところから出たもので《飴棒》の意に解されることが多いが、サクランボ(桜坊)やウリンボ(瓜坊)などと同じく、アメンボウ(飴坊)から出た擬人名語と見るのが妥当であろう。

【今日の季語3418:別記②】江戸の誹諧では「水馬」を「みづすまし」と読んでアメンボを指す呼称とするのが通例で両語に混乱があったことを示している。現行の歳時記でも「水澄し」を傍題とするが、生物学では別の甲虫を指すので誤解されやすい。

@twryossy 音もなくデクレシェンド松落葉 公彦
2011年05月09日(月)
人も葉も木っ端微塵や松落葉 公彦

【今日の季語3419<497】松落葉(まつおちば):初夏の植物季語で「散松葉」「松葉散る」などの傍題も。マツは常緑樹であるが、晩春に「松の芯」と呼ばれる新芽を伸ばし、それと入れ換えるように古い葉を少しずつ落とす。◆松落葉踏んで旧道なつかしむ(小野寺麦秋)

【今日の季語3419:別記①】単独では冬の季語として扱われる「落葉」が、「松」と組んで夏のものとなるところには、本題の対蹠的なおもしろさもある。

【今日の季語3419:別記②】芭蕉最期の吟「清瀧や波に散込む青松葉」は、夏の嵯峨で興行された付合の発句が心残りであったのを改めたものとされる。本句は「青松葉」に「散り込む」を併せたことによって、本題と同格の季語としてのはたらきが生まれた。

2019年05月08日(水)

【今日の季語3417:別記①】今日の例句には、「かくし味」とはさて何だろうと考えた後に、はたと膝を打つ仕掛けも隠されており、山門に入るを許されぬそのものもまた隠し物であったことに気付く。

【今日の季語3417:別記②】タケノコは古くはタカンナと呼ばれた。地表に頭を出した姿が巻貝を思わせるところから、それに擬えてタカ(竹)ニナ(蜷)と呼ばれたのが原形で、その後部要素語頭「ニ」の母音脱落によって撥音形タカンナに転じたものと見られる。

【今日の季語3417:別記③】この語には「たかうな」「たかむな」などの形もあるが、その「う」や「む」は、撥音を表すために後に生まれた「ん」の仮名がまだ普及していなかった時代に、その代理表記として選ばれたものであろう。

【今日の季語3417:別記④】これにあてる「筍」字は、意符「竹」に声符「旬」を併せた形声文字。「旬」には「上旬」などに見るように《十日間》の意があり、ジュンの音を常用とするが、これは日本の慣用音で、「旬の物」などに用いるシュンが本来の字音。

2019年05月07日(火)

@twryossy 筍飯たけのこは自分で採りしもの 公彦
2011年05月07日(土)
温かき筍飯被災者に届けたし 公彦

【今日の季語3417<495】筍飯(たけのこめし):初夏の生活季語。筍に油揚げや鶏肉などの具を加えて出汁で炊き込んだ飯には、その佳味と併せておかずを一緒に食べる利点ある。旬にあたるこの時季に欠かせない家庭料理の一つ。◆御僧達筍飯にかくし味(河野静雲)

2019年5月 7日 (火)

おは!twitter俳句(立夏)と十連休

と十連休という前代未聞の事態にどうなるかと思ったが孫たちが来た以外は通常と変わらずもっぱらジョギングをしていた。

妻にどこかに出かけようと誘ったのだが実現せず基本的には家にいた。

朝の街歩きは十日ぶりに今日からまた再開します。

ーーーーー

この一週間の俳句です。短歌のページもあります。

2019年05月06日(月)

@twryossy 「飛梅」を聞きつつ江戸川の立夏かな 公彦

2015年05月06日(水)革靴の音乾きけり立夏かな 公彦

@twryossy 2014年05月05日(月)
立夏の朝地震ふた揺れ犬怯え 公彦
2012年05月05日(土)
晴れ上がる空抜けている朝立夏 公彦
2011年05月06日(金)
ボランティアの 弟もどる 立夏かな 公彦
2010年05月21日(金)
山羊の視線真っ直ぐ浴びる立夏かな 公彦

【今日の季語3416<494】立夏(りっか):二十四節気の一つで「夏立つ」「夏来たる」「今朝の夏」などの傍題も。本格的な暑さはまだ先のことながら、暦の上では今日から初夏に入る。◆穂高いま雲吹きおとす立夏かな(豊長みのる)

西巻真さんのtwitterでのお言葉

自分のことを顧みて、人間としての内面をしっかり磨き、歌については一語一句をおろそかにせず、過去の短歌を深く学び、人には優しく、
決して押し付けず、たまにいい歌を作る。そういう歌人でありたいな。名誉とか栄達より、自分の作品を自分で納得できるかどうかが、大切なことだと思うよ。

2019年05月05日(日)

@twryossy 柏餅頂き端午の 巡り来る 公彦
2011年05月05日(木)
端午の節句孫の滑り台上達す 公彦

【今日の季語3415<493】端午(たんご):初夏の生活季語。陰暦五月五日は五節句の一つで、邪気を払うヨモギを軒にさす中国の風習が伝わり、日本ではアヤメを用いたところから「菖蒲(あやめ)の節会」の呼び名も生まれた。◆中京のみじかき露地の端午かな(田中裕明)

【今日の季語3415:別記①】後にその「菖蒲」を同音の「尚武」に通わせ、鯉幟を立てたり武者人形を飾る習わしが江戸の武家筋から生まれ、それが民間に広まって、この日を男の子の節句として祝う風習に様変わりした。

【今日の季語3415:別記②】この節句を指す「端午」は古くは「端五」とも書かれた。「端」には《初め》の意があり、当初は月初めの五日をいう呼称であったのが、後に五月五日に特定され、それに応じて「端午」の表記が生まれたもの

【今日の季語3415:別記③】十二支は月の名を表すのにも用いられ「午」は五月に配される。その「午」は「五」と同音であるところがまことに都合良く、そこから《五月》と《五日》の両義を表す一人二役を「端午」が果たすことになったものと見られる。

2019年05月04日(土)

@twryossy 苗代に天気雨降る帰り道 公彦
2011年05月04日(水)
苗代に種籾蒔く人のなかりけり 公彦

【今日の季語3414<492】苗代(なわしろ):晩春の地理季語で「苗代田」「苗田(なえだ)」「親田(おやだ)」などとも。春先に肥料を入れ種籾(たねもみ)を蒔いて稲苗を育てる田。それを「本田」に移し植える田植の時期も間近い。◆うつくしや扇づくりの苗代田(山口青邨)

【今日の季語3414:別記①】単独ではナヘ(苗)の形を取る語が後続語と複合してナハシロとなる例は、アメ(雨)とアマダレ、コヱ(声)とコワイロ、ムネ(胸)とムナイタなどの間にも見られる、古代日本語における母音交替による変化である。

【今日の季語3414:別記②】ただし一方には、傍題の「苗田」をはじめ「苗寒」「苗束」「苗床」「苗場」などではナヘの形のまま複合している。これらの熟語は上記のような規則性が緩んだ後に生まれたものであろう。

2019年05月03日(金)

 

@twryossy どんたくに夫婦で来たる友と飲む 公彦
2011年05月03日(火)
どんたくや締め込み終日出入りす 公彦

 

【今日の季語3413<491】どんたく:晩春の生活季語で「松囃子(まつばやし)」の別名傍題も。日曜日を意味するオランダ語 Zondag を語源とする博多の祭。黄金週間中に催され、全国から見物客が山をなして訪れる。◆どんたくの鼓をさげてはぐれたる(井上鳥三公) #

【今日の季語3413:別記①】日本が文明開化の一環として西洋に倣い日曜日を官庁の休日と定めたのは、明治九年三月発布の太政官達による。ただし旧来は毎月一と六の日が「一六日」と呼ばれる休日であったので、実質的にはかえって労働時間が増える結果となった。

【今日の季語3413:別記②】仮名垣魯文『安愚楽鍋』<1871-72>には「一六のどんたく(日曜日)」とあり、上記「一六日」と併せて「どんたく」が原義どおり休日を指す呼び名として用いられていたことを示している

2019年05月02日(木)

@twryossy 春駒や並脚となり息を継ぐ 公彦
2011年05月02日(月)
子馬から見つめられては優し人 公彦

【今日の季語3412<490】春駒(はるごま・はるこま):晩春の生類季語で「若駒」「春の馬」などの傍題も。春の野に放たれて自由に過ごす馬の呼称。春先に産まれた仔馬や若駒の姿が目に付きやすい。◆春駒のたてがみすでに風と和す(小澤克己)

【今日の季語3412:別記①】コマは《子(こ)馬(うま>ま)》が原義で、本来は子馬を指したのから転じて馬一般の呼称となった。ウマとコマの間に格別の使い分けはなかったのが、やがてウマが主流を占めコマは熟語の中にその姿を留めることになった。

【今日の季語3412:別記②】コマに用いる「駒」字は、中国字書『説文』に「馬ノ二歳ヲ駒ト曰(い)フ」とあり、子馬を指す和語コマにあてるにふさわしい漢字として選ばれたものであろう。

【今日の季語3412:別記③】コマの名の由来を高句麗渡来のものとして「高麗(こま)」に結び付ける語源解があるものの、古代日本語の音韻のコには2類の区別があり、《駒》と《高麗》のコとは異なる音であったと考えられるのでこの説は成立しない。

【今日の季語3412:別記④】一方のウマの名は、その本体が大陸から渡来した折に「馬」の字音を mma として受け入れ、これをウマ・ムマと和様化したところから生まれたとされており、こちらには異を唱える余地はない。

2019年05月01日(水)

@twryossy 風船飛びメイデイの旗翻る 公彦
以下2011年の句と記事です。
2011年05月01日(日)
@twryossy ミッキーの風船持ちし人柔し 公彦
★ディズニーランドが再開園し風船を持った人がわが通勤電車に又乗ってくるようになった。
風船を持った姿から嬉しい様子が伝わって来る。

【今日の季語3411<489】風船(ふうせん):三春の生活季語。傍題「ゴム風船」も、五色の紙を貼り合わせて作られる「紙風船」も、ともに明治期以降に生まれたもので、春の季語とされたのも近代以降のこと。◆踏切を赤風船のをどりゆく(南 典二)

2019年04月30日(火)

@twryossy ボートレースの櫂の如くに揃いなば 公彦
2011年05月01日(日)
三井楽のペーロン 妻として 公彦

 

【今日の季語3410<488】ボートレース:晩春の生活季語。細長い手漕ぎボート(漕艇<そうてい>)により河川の直線コースで行われる水上競技。俳句では「競漕(きょうそう)」の漢語傍題を多く用いる。◆競漕のゴール勝者も倒れ伏す(有田ひろ志)

【今日の季語3410:別記】この競技は他季にも行われるが、かつては隅田川で開催される「お花見レガッタ」で知られたところから当季の季語に。「レガッタ」はボートなどの水上競技を指す英語regattaによる。

 

 

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