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2006年10月12日 (木)

小説 古河市兵衛

小説 古河市兵衛(中央公論社 永野芳宣著)を読みました。

一番印象に残ったのは古河市兵衛と渋沢栄一と陸奥宗光が「三本の矢」だったという事です。

陸奥宗光がグランドデザインを書き渋沢栄一が実行計画を作り、古河市兵衛が実行するという三本の矢の関係です。

生糸の輸出然り銅山開発しかり、電線製造しかりです。

又私利を捨て皆社会の為の大義を意識していたことです。

又彼らは不正と邪を嫌う人達でした。

又海外の最新の状況や技術動向に目を向けていた人たちでした。

市兵衛は小野組の倒産という経験をし無一文からの再出発を成し遂げている。

「足尾鉱毒問題解決は、私の宿命」と木村長七に一貫して指示していたのも世の市兵衛像とは違うかもしれない。

明治維新という社会革命の激動期に電気等の発明という技術革命が加わり大いに社会の構造が変わった時期での群像である。

世界秩序の変革期でIT革命の勃興期である今、社会は激変する材料に十分に満ちている。

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