独裁者の奴隷になってはいけない。
今夜NHKでチャップリンを取り上げていた。
6分間の名演説は回りからも映画会社からも反対されたが全てチャップリン自身の書いたものをチャップリンの言葉で喋った。
66年前の映画だが全く古くない。
今年のベルリン映画祭の最終日に上映されたのは「独裁者」だった由。
番組ではアメリカの大学で「独裁者」を教材に授業が行われていた。
一部を紹介しよう。
「私は独裁者にはなりたくない。支配はしたくない。出来れば援助したい。ユダヤ人も黒人も白人も、人類はお互いに助け合うべきである。他人の幸福を念願してこそ生きるべきである。お互いに憎しみあったりしてはならない。世界には人類を養う富がある。人生は自由で楽しいはずである。貧欲は人類を毒し、憎悪は憎悪をもたらし、悲劇と流血を招く。思想だけがあって感情のない人間はダメである。知識よりも思いやりこそが必要である。思いやりがないと暴力だけが残る。兵士諸君、犠牲になってはいけない。独裁者の奴隷になってはいけない。愛を知らぬ者だけが憎しみ合うのだ。人生はもっともっと美しいものである。ハンナ(恋人のことでもあるし、チャップリンの実の母の名前でもある)、聞こえたかい・・・。」
この独裁者はブッシュ大統領を思わせるに十分である。
安倍晋三も連想させる。
そして私には山崎福岡市長も連想させる。
政令市で最大の借金都市なのにオリンピックをごり押しし、市民の7割の意思で否定されたのにそれを全く反省せずに年寄りやサラリーマンの市民税を極端に上げ再度選挙に打って出た市長は今後は1兆円以上かけて新空港を作るという。
市民の意思を聞かないこういう人を独裁者というのではないだろうか?
その独裁者に100%賛成してきた人たちが批判ポースを選挙になったら取るというのはちゃんちゃらおかしい。
オリンピックや人口島に反対して来た人のみが現市長に変わる権利がある。
市民の暮らしを守って来た人が真に現市長に変わる市民中心の市政を行える。
独裁者の奴隷になってはいけない。
愛を知らぬ者だけが憎しみ合うのだ。
人生はもっともっと美しいものである。
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つのさんがコメントされている、戦艦ポチョムキンはいい映画ですね。私は、五年ほど前、明治大学の学園祭の企画で観ました。
投稿: 日本国憲法擁護連合 | 2006年11月14日 (火) 23時33分
つのさん
コメント有難うございました。
「総見」というのが分かりません。
学校みんなで見に行くという意味だと思いますが私たちは使わなかった言葉です。
独裁者の最後の6分間のような日の出るような演説は如何ですか?
投稿: 大津留公彦 | 2006年11月14日 (火) 01時34分
私も見ていました。「独裁者」は高校時代、学校「総見」で観ました。最後の演説の内容は余り覚えていませんでしたが、身震いしたことを思い出しました。
総見で観たものには「戦艦ポチョムキン」もありました。山宣の「武器なきたたかい」を観たのも確か総見ではなかっかと思います。
投稿: つの豊臣 | 2006年11月14日 (火) 00時39分