日出生台の戦い
11月19日映画『ぬちどぅ 魂の声』上映会&講演会で紹介しました九大祭の企画の日出生台の演習反対を続ける浦田龍次さんの話を聞きました。
大分県由布市湯布院町の日出生台の人たちのふるさとを思うあふれる気持ちが伝わる映画と講演でした。
韓国と沖縄と日本の他の4つの基地周辺の住民との連帯も感じました。
ドキュメンタリー映画「ぬちどぅ 魂の声」は韓国梅香里<メヒャンニ>と沖縄辺古と大分日出生台を同じように繋がる闘いの立場で取材した日韓合作のドキュメンタリ映画で、よく構成されているのに感心した。
特に今年、6月に亡くなられた松下竜一さんの言葉が残るこの映画のラストシーンが印象的だった。人の集まるのが少ない集会であればあるほど、必ず中津から3時間以上をかけて、日出生台までかけつけた由。
イギリスのファスレーン365の運動にも繋がるものだと思いました。
日出生台の闘いが少しわかった人は
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更に詳細は
大分県湯布院町の北部にある緑豊かな高原地帯に、4900ヘクタールを占有する西日本最大の演習場、陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場があります。
筑後川、大分川、駅館川の水源地帯にもなっています。
日出生台は、1899年に旧陸軍に接収されて以来、約100年間、軍事演習場として使用され、戦後、1946年から十一年間、進駐軍が駐留。
現在では自衛隊による年間約330日の演習、うち実弾演習は約200日行われています。
1996年の少女の暴行事件以降、沖縄で盛り上がった反基地運動の高まりを、日米両政府は逆に利用するかたちで、沖縄キャンプハンセンで行っていた実弾砲撃演習を、本土五カ所でも行えるように拡大させました。
日出生台でも、地元住民の大きな反対の声を無視して、3年前から米海兵隊による155ミリりゅう弾砲を使った実弾砲撃演習が行われるようになりました。
しかし、元のキャンプハンセンでは他の種類の演習が以前よりも激化、米軍演習による山火事の発生も以前より増えたといいます。そして、普天間基地の代替施設はあくまで沖縄の県内移設としておこなうのだと国は言うのです。
国の言う「沖縄の痛みの分散」とはいったい何だったのでしょう。
日出生台をはじめとする本土での米海兵隊の実弾砲撃演習は、日本中の自治体、自衛隊、民間業者を総動員してアメリカの戦争へ協力させる態勢をつくる訓練として行われていることが明らかになっています。日出生台や沖縄で見られるのは、まったく地域の住民に眼を向けない今の日本政府の姿ではないでしょうか。
今、日出生台では着々と米軍演習の恒常化、基地化につながりかねない施設が、私たちの税金を湯水のように使って建設されています。日出生台の火の粉を放置すれば、私たちの周囲にもいつか必ず降りかかってくるでしょう。
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「ペガサス・ブログ版」より Asahi.com の記事を御紹介されましたので、引用します。
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2006年11月04日11時03分 (このリンクは、Asahi.com の都合で切れることもあります)
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「今、日出生台では着々と米軍演習の恒常化、基地化につながりかねない施設が、私たちの税金を湯水のように使って建設されています。日出生台の火の粉を放置すれば、私たちの周囲にもいつか必ず降りかかってくるでしょう。」
ここが重要だと思います。日本帝国主義は、この問題を隠蔽しているわけで、「沖縄基地」も日出生台も「我々」には無関係であるように努めています。
そしてこのことを暴露するものを徹底して嫌がらせし、公安刑事を使わせて暴圧をかけてくるのです。
沖縄で日本山妙法寺の僧侶がでっち上げ弾圧をくらったりしているのは、国家権力の嫌がらせそのものです。しかも、テレビではイラク戦争はほとんど報道させず、北朝鮮キャンペーンなどばっかりを報道することで排外主義を煽り立て、演習や基地は「国民保護」だと重要であるかのようにペテンを弄すわけなのです。ここが帝国主義の許しがたさでもあります。こんな憲法の平和的生存権そのものを蹂躙する帝国主義政権は早く消え去っていただき、日本国憲法にそくした政治をになってくれる民主的政権をぜひ登場させたいものですね。大津留さん、九大の集会を取り上げていただいてありがたいです。さらに、集会に参加されたこともありがたいです。
投稿: 日本国憲法擁護連合 | 2006年11月26日 (日) 17時04分