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2006年11月 1日 (水)

中国人強制連行裁判とは?

明日から福岡高裁で中国人強制連行・強制労働事件の第二陣訴訟の第二審の裁判が始まる由。
今夜その支援の集会が福岡市内であり友人に誘われて参加した。
中国人被害者16人も昼の田川の炭鉱跡を見学したあと参加されていた。

Q.まず私の疑問は何故戦後60年経った今この裁判をやっているのかという事だった。

A.これも友人に誘われて最近読むようになった日中友好新聞によるとこんな感じです。
それは日本と中国は1972年まで国交がなく戦争被害者が日本に来る事は出来なかったことと中国人個人が日本政府に裁判を起こせるかどうか中国政府が態度を明らかにしていなかったからのようだ。
1995年に初めてそれが出来る事を中国の政府が認めたから裁判がスタートしたようです。

Q.中国人の強制連行された人は38935人で内死亡者は6834人とはっきりしているのはなぜか?
これは会が終わってもつ鍋を食べながら友人に教えてもらったのだが、

A.朝鮮は当時日本の一部だったので移動に制限なく資料が残っていないが中国は外国なので外国人労働者として入国時に登録手続きがあったから記録が残っている由。

1960年にその資料の存在を否定した総理がいる。
その総理は戦前の商工大臣で日本の労働力不足を補う為に中国人の強制連行を提起した人物。
戦後はA級戦犯となったがなぜか刑を受けることなくその後総理大臣となった。
その息子は外務大臣となり、その孫が今度総理大臣になった。

今日の集会で中国人被害者は戦争犯罪人が総理大臣になるとはなんと言う国だと怒った。

しかも地裁では時効だとか、国家無答責(国の責任は問えないとする)論や請求権は放棄しているとかで請求を棄却している由。(しかし、国や三井鉱山・三菱マテリアルの共同不法行為は認めている由)

ドイツでは戦争犯罪に時効はないとして、現在も罪の追求が行われている。
戦争犯罪に時効はないとすれば戦争中の商工大臣(岸信介という)は戦争犯罪の責任を改めて問われてもいいのではないか。
そして安倍晋三氏はその責任を引き継ぐべきだろう。

ついでに言うならば強制連行で利益を受けた企業の一つである麻生コンツェルンの御曹司の麻生氏も責任を引き継がなければならないのではないか?

日本の政治は脈々と続く戦犯政治であるといえる。

強制連行の賠償問題は中国人に言われて気付く問題ではなく日本人が戦後すぐ提起すべき問題だったと閉会の挨拶をされた人も語っていた。
日本人は障害のなくなった今こそ加害の正確な事実を知る努力をするべきでしょう。
そのためにもこの裁判は大事です。

ついでに今問題となっている科目履修不足問題に絡めて言うと、世界史は当然高校生全員に必修であるべきであり、近代と現代のアジアと日本の関係が特に大事だろう。
高校は大学受験の予備校化するのではなくこういう大事なことを教える学び舎という原点に立ち変えて欲しい。

この裁判は大事です。
中国人被害者の救済の為に、そして二度と同じことを起こさないという日本人の誓いの為に・・
裁判は福岡だけでなく全国で起こっています。
全国で支援しましょう!

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コメント

駐在中のハノイで見た4月27日の戦時中国人強制労働判決に関するNHK解説はひどかった。ご年配の解説員二人が、日本マスコミ得意のマスターベーション的ヒューマニズムに酔いしれ、超プラグマティズム国家、超功利的中華文化に媚びへつらう解説をしてくれました。これが一部に受けてしまう日本では、如何に蛮勇を奮った政治家がかの国と渡り合ったとしても、背中から刺されるが如き状況が続くのであろうと思われます。法律で強制的にお足を集めている放送局がこれではどうしようもありません。蛇足ながらNHK職員はすべからく視聴料を納めてもらいたいものです。

大津留さんどうもです。
私の場合は父親が保守系ですから、
逆になってますね。
まず、日本の侵略戦争をめぐる見解
は、小林よしのり&2ちゃんねるの影響をもろにうけている人たちは、かなり右に引き込まれている人が多いのは事実です。
とくに、小林よしのりらは、自虐史観という言葉をもちだし、俗にいう左翼な人たちは、「うさんくさい」というイメージ戦略をかなり強調している面が強いわけですね。これがネックです。しかも、証言の一部や資料の一部の間違いなどをとっかかりにして、すべてをデマだといって全否定してくるわけです。そういうなんとくなくなイメージ操作で、こういうスタンスは結構、ネット界では流通するようになってしまっているけです。私は小林よしのりが登場したとき、ヤバイなぁと思っていましたが、小林よしのりの指摘にまっこうから反論している著作があるので、これが参考になるのではないかと思います。しかし小林が描いた「左翼像」はある種、あたっているとも私は思っています。しかし歴史修正主義は打破されるものだというのも、世界の流れを見ていると当たっています。
重要なのは、過去の侵略戦争という認識では、戦争動員できないなぁと、保守反動の人たちは認識しているわけで、国際貢献論や村山談話が出た以降、とくにこうした面が露骨にあふれているのだと考えます。こういう右傾化は、一種の戦争を考えている人たちのプロパガンダだと私は見ています。大津留さんの息子さんは、もろ2ちゃんねるの世界で流通しているような認識をお持ちだとすれば、大変でしょう。2ちゃんねるは、右翼らによって組織的にかかれてあるといわれていますが、だから余計に根気がいるでしょうが、世界の流れを感じることで、認識は改められる事だってあると私は思っています。だって私でさえ、小学生から中学生のころまでは、ゴリゴリの反共主義者でしたからね。

日本国憲法擁護連合さん

コメントありがとうございます。
お説ごもっともだと思います。
息子とはもっとよく話し合うことが必要だと思っています。
自分の息子を説得できずに世の中の人を説得できるはずもないですから・・・

これがなかなか難しい・・・

レーニンからコメント頂き光栄です。
このyou yubeは朝鮮の話です。
私の記事は中国人強制連行の話です。
政府はどの裁判でもこの中国人強制連行の話は否定できません。
朝鮮とは違い違う国家間での文書での強制連行の証拠があり裁判資料として提出されています。
この集会でも当事者が16人も中国から来ていました。
事実を事実として見ない風潮は怖いと思います。

日本において復古的な右翼史観は、ごく一部の連中や一部保守政治家たちの妄言として取りざたされていましたが、そういう連中の声がやたらでかくなってきたのは、村山談話に対する、保守反動側の危機感のあらわれだと私は見ています。強制連行や軍隊慰安婦が暴露されたのは、村山談話のちょっと前あたりだったわけです。この談話や、歴史教科書に日本の侵略戦争に対する掲載がのるようになったことで、保守反動側はその巻き返しに走り出します。それが小林よしのりや藤岡信勝らの運動を支援していったといえるでしょう。もう一つ重要なのは、自衛隊の海外派兵-国際貢献という事実上の日本の参戦化がすすめられてきたなかで、おきていることだといえます。つまり、過去の侵略戦争の認識がある限り、新たな海外派兵-参戦はできないということでしょう。つまり、過去の侵略に対する反省や認識が「国民」のなからにある限り、愛国心をもたせて戦争動員できないという焦りから、こういう戦争翼賛運動が展開されているわけです。ここで、われわれがひいてはならないと私は考えます。大津留さんの息子さんが、ネット右翼(ネット右翼は小林よしのりの影響をうけたといわれている)の影響をうけていらっしゃるようなことをいわれていましたが、村山談話のころは、過去の侵略戦争に対する自己批判は一般の学生あたりのなかにもあった意見ですが、それらが権力の資金を駆使したブルジョアマスコミの反動的報道だとか出版物だとか、IT右翼らによってだいぶ転換されているのも事実としてあります。ですが、アジアの声だとか、かつて戦争動員された世代、さらに戦後世代の人たちが証言者として存在しているわけですから、こうしたデマは粉砕されるほかありませんね。
ネット右翼がいろいろなブログを狙い撃ちしているのは、まさにこうした証言をづふしにまわっているということでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=EoAmItpLGuE

この国のまっとうな歴史から「強制連行」というまぎれもない事実が消えはじめたのはいつのころからだったでしょうか。


>冷戦が終わり、左翼の嘘がバレてきたあたりからでしょ。
体制批判のためある事無い事、誇張と捏造を繰り返した。それに洗脳されてしまったのが、あなたの様な人です。


自分たちの結った縄で自分たちの首を絞めているんです。

この国のまっとうな歴史から「強制連行」というまぎれもない事実が消えはじめたのはいつのころからだったでしょうか。少なくとも、私が学生のころ、強制連行にまつわる論文や写真集などは容易に手にされ、その事実は当たり前の歴史認識でした。それがいつのまにか、「強制連行」といったものはなかったという例の「自虐史観」派のゆがめられた事実認識がはびこりだすと同時に、この歴史的な言葉がますます歴史的な事実から隠蔽され、いまや逆な意味、つまりはそうした事実は中国や韓国のでっち上げだという暴言さえがのさばりはじめているように思います。日本人っていつからこのような恥知らずな民族になってしまったのでしょうか。過去の過ちを認めることなく、その歴史をゆがめるどころか、その言葉さえも葬り去ろうというこずるさ。これで何がアジアの盟主でしょうか。いまそんな過去さえ葬り去って、核といういわば金持ちが金にあかせていくらでも作れるぞといった火遊びに転じようとしています。かつて小田実さんが、前の戦争責任は戦争当事者の孫の代まで問われてしかるべきだ、という発言をしたことがありますが、まさにそのとおりだと思います。そういった意味で、その孫たる安倍には、まったくそんな気配は見られません。こういった男が今の日本の最高権力者であることに、私は深い恥じらいの念を禁じえません。

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