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2006年12月19日 (火)

武士の一分

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「武士の一分」を見ました。
今年のベストテンに入る映画でした。

最初の山田洋次のシナリオは「愛妻記」だったという。
それではあまりいい題ではない。
やはりこの映画は「武士の一分」でなければならない。

「武士の一分」は「愛妻記」に関わっている。

なぜあだ討ちするのかときかれキムタク演ずる新之丞が
『「武士の一分」にかかわる事でございます。』と応える。
なんだか忘れられないフレーズになりそう。
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ネット上の書き込みで最後の盲目の主人公が妻の手を取ってそれと理解するシーンは「街の灯」を思わせると言うのがあったがまさにそうだと思った。
「愛妻記」と名前を付けなかったことでこの映画は類いまれな「愛妻記」となった。

山田洋次は江戸時代の平和を高く評価する。
欧米の知識人は幕末の穏やかで謙虚で礼儀正しい日本人と農村の風景がユートピアのようだと語っている由

この映画は復讐劇、愛妻劇そして日本の文化の再評価劇である。

加世役の壇れいは元宝塚で中国公演では「楊貴妃の再来」と言われた由。
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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

大津留さんが『壇れい』を知っているとは意外でした。
私のブログにも書きましたが、素顔は美形なのですが、化粧負け(宝塚風化粧のことですが)していつも何か変な顔になっていたのが宝塚時代でした。
この映画では素顔の美しさを活かすメーキャップとなっていました。
最後の方の宝塚公演では、「王家に捧ぐ歌」で、エジプトの皇女・アムネリスを演じて存在感がありましたし、歌はあまりお得意ではなかったのですが、この公演ではアルト系の太いドスの利いた風格のある声をだしていました。
主役アイーダ(エチオピアの皇女)は、男役TOPの安蘭けい(現在星組TOP)、エジプトの将軍ラダメスには先だって星組を退団した湖月わたるが扮していました。この「王家に捧ぐ歌」は911を意識して宝塚オリジナルで創作された演目で、宝塚の歴史に残るものとなると思います。

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