質疑はまだ4回、20時間もやっていない
今日の毎日と時事のニュースです。
明日の日比谷野音の集会が非常に大事になっています。
昨日の記事にyamamotoさんからコメントを貰いました。
デモの後放送局に行って報道して貰おうというものです。
主催者か参加予定の方一緒にいかがですか?
1.『毎日新聞』2007年4月11日 20:18
国民投票法案:憲法学者ら114人が慎重審議求める声明
憲法改正手続きを定めた与党と民主党の各国民投票法案に対し、小沢隆一・東京慈恵会医科大教授をはじめ憲法を専門とする学者ら114人が11日、「自由で民主主義的な意思の表明を保障する憲法改正手続きの制度とは言えない」として、慎重審議を求める緊急声明を発表。河野洋平衆院議長、中山太郎・衆院憲法調査特別委員長に送付した。
緊急声明では、両法案に共通した問題点として、
(1)国民投票の成立に必要な最低投票率の制度がない
(2)公務員や教育者の国民投票運動を制限し、萎縮(いしゅく)効果がある
(3)発議から投票までの期間(60日から180日以内)は、改正案の熟慮、討議の期間としては短すぎる
−−点などを挙げている。【臺宏士】
2.改憲国民投票法案情報センター記事
委員長職権で12日、特別委員会強行へ
11日、午後12時から理事懇がおこなわれ、12日(木)は委員長職権で委員会を開くことを決めました。
午前 9時 理事会
午前11時 委員会(3時間) 質疑は各党30分ずつ
午前中は12時までおこない、
午後は本会議終了後再開(午後3時開会目途)
1. 民主党修正案についての趣旨説明
2. 与党修正案および民主党修正案についての質疑
理事懇では、与党が12日の3時間の審議と、その後に採決の前提となる総務大臣からの意見聴取 (予算をともなう議員立法は、採決前に政府の意見を聞くことになっている) を行うことをごり押ししようとしたため、いったん休憩となり、再開された理事懇に民主党、社民党は欠席しました。
共産党は、
(1)今国会の質疑はまだ4回、20時間もやっていない、
(2)安倍首相も述べているとおり、ねらいは9条改悪であり、世論調査でも法案採決を急ぐべきでないが多数であること、
(3)法案は最低投票率や有料CM、公務員規制、インターネットなど、いろいろな問題がある、さらに徹底審議し、中央・地方の公聴会をおこなうべきと主張しました。加えて、採決を前提とした審議日程に反対であり、拙速におこなうべきでないと強調しましたが、中山委員長は職権で開会することを宣言しました。
時事通信 2007年4月11日 17:07
国民投票法案、12日に採決=職権で委員会開催決定、野党は反発
衆院憲法調査特別委員会は11日の理事懇談会で憲法改正の手続きを定める国民投票法案の扱いについて断続的に協議し、中山太郎特別委員長が職権で12日の委員会開催を決めた。与党は同日の委員会で与党と民主党の両修正案を採決し、与党修正案を可決。13日の衆院本会議で衆院通過を図る構えだ。
理事懇談会では、与党側が「審議は尽くされた」として、12日の採決方針を改めて伝えたが、民主党は「採決が前提の日程協議には応じられない」と反発。このため、中山氏が委員会の開催のみを職権で決めた。
与党との修正協議で民主党の窓口役だった枝野幸男野党筆頭理事は同日、与党の対応に抗議して理事を辞任する意向を表明した。
他にyamamotoさんから教えていただいた佐賀新聞の社説が
「国民投票法案は国の行方を左右する憲法改正へ直結する法律であるのに論議は尽くされていない。
このまま採決するのは反対だ。」
と真っ当に書いています。
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