ねむの花
我が家の庭にねむの花が一斉に咲きました。
ミモザといいバランスです。
ねむ雑学です。
以下引用
名前の由来は夜間は葉を閉じて「ねむる」からです。
英名「silk tree」
季語は「ねむの花」で夏。
芭蕉の奥の細道で
「象潟(きさがた)や雨に西施(せいし)がねぶの花」
という名句があります。
象潟は秋田の南で日本海に面した象の鼻のような水路が海につながっている名勝。
芭蕉は「松島は笑うが如く、象潟はうらむがごとし」といっているのは、太平洋に面した表日本の松島と裏日本の象潟との比較でしょう。
この句は解釈が難しく「雨中の象潟では、あたかも西施が悩ましげに眼を細めて眠っているように、ねむの花が雨に濡れて咲いている」という、芭蕉には珍しく、新古今的な技巧の句です。また故事来歴を知らないと発想が湧いて来ません。昔の人はこのような中国の古典が常識であったようで・・・・スゴイデスね。
「西施」とは越国第一の美女で、中国の春秋時代(BC770ーBC403)呉王夫差(ごおうふさ)に負けた越王句践(えつおうこうせん)が西施を献上し、呉王は彼女の虜となって越王に滅ばされてしまうのです。
「顰(ひそ)みに倣(なら)う」という有名な諺があって、これは西施が心臓病のために苦しげに眉をひそめたのを、醜女が見て美しいと思い、自分もそのまねをしたのですが、それを見た人が気味悪がって門を閉ざしたと言う事で・・・いたずらに人のまねをして世の物笑いになる事を言うようです。
芭蕉の句もこの故事を下敷きにしています。
ねむの花 尖りし心 静めけり
公彦
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