生命の重さ(はだしのゲン)
千の風になってドラマスペシャル第3弾「はだしのゲン・前編」を見た。
平凡な家族の淡々とした暮らしが段々原爆投下に近づいて行く・・
その家族の愛とそれを奪う原爆の対比が浮き彫りになっていた。
特に子ども達の子どもらしさがいじらしい。
20年前の8月6日は登校日ではだしのゲンなどを見る平和教育の日だった由。
私は8月6日が登校日だったことを覚えていないが・・・
今は平和教育はどうなのだろう。
日本国としてこれはやるべきことだと思う。
以下番組のHPから紹介します。
原爆は怖くて、恐ろしくて、すごく広島の人を悲しませて、戦争は嫌なことばかりです。絶対に世界の人たちがみんな平和に暮らせるように、平和を築きあげていければと思います。
家族みんなで笑って、楽しく、食卓を囲んで、イナゴとかサツマイモの蔓(つる)を喜んで食べているシーンを見てほしいです。
家族みんなで見て下さい。
http://www.fujitv.co.jp/gen/cast-comment_03.html#gen
ドラマ化にあたって、漫画『はだしのゲン』に徹底して漂う “反戦の叫び”を伝えるために、戦争の痛みを真っ向から描くことは不可欠です。そして“戦争への怒り”、“不条理な死”、そしてそれに負けない“人間の持つたくましい生命力”・・・。それらの、ともすれば重苦しくとらわれがちな主張を、“親子の愛”という普遍的なテーマでくくり、幅広い年令層の方々に家族そろって観ていただけるドラマとして脚本化したのが、君塚良一です。前編を、昭和の時代にどこにでも存在したごく一般的な家族の、貧しいながらも愛と笑いに満ちたホームドラマとして描いたことで、後編の過酷な運命に立ち向かうゲンたちの純粋な生命力と戦争の惨さがよりきわだつものとなっています。 戦争をひとつのスペクタクルとして描いたり、ノスタルジイや自己犠牲を賛美するかのように描いた、戦争の不条理性を曖昧にするような物語ではない、真に生命の重さを感じることができる作品です。
この番組のテーマソング「千の風になって」
実にこれは原爆の歌のようです。
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中沢啓治さん(原作者)
はだしのゲンのテーマは、麦なんです。冬の冷たい霜柱を押しのけて、麦は芽を出しているんです。何度も何度も踏まれても、麦はまっすぐ豊かな穂を出す。戦争や原爆を吹っ飛ばして生きる人の人生の応援歌として、このマンガを描きました。実は11巻目を描きかけたんです。でも、最後まで見せない方がいいんじゃないかと思い直しました。余韻があって、読者が想像してくれたら、それが一番強く印象に残るのではないかと。それで、描くのをやめたんです。
(ドラマとして放送することが)反戦思想が一番伝わるんじゃないかと。テレビ局がやってくれれば一番良いんじゃないかと常々思っていました。原爆という重苦しいテーマを、ドラマという形でも伝えられることは、作者冥利に尽きます。
脚本は、膨大なエピソードを盛り込んだ物語のなかから、どこを引っ張り出すのか決めて、短くするのは大変だろうと心配していたのですが、原爆の悲惨さも出ているし、ゲンら子供たちが生き生きと描かれていて、とてもうまくまとまっていると思いました。
中井貴一さんの配役は、僕の頭の中で描いているのと同じだったので、聞いたときは驚きました。以心伝心というかね。“へぇー”と。
ドラマ収録中の撮影所を訪れた際には、タイムスリップした気持ちがしました。家の間取りは少し違いますが、だいたい同じような感じでしたし、ああいう路地があったなぁなどと、親父のことなんかを思い出しました。英子(姉)もよう似てるんですよ。自分が元だったなぁという思いがありました。
毎年、8月6日が近づいてきたなと思うと、あの場面がぱあっと思い浮かぶ。その感覚は年々根強くなっていきます。被爆したあの経験は忘れません。核の問題が動いている今、戦争と核の恐ろしさが伝わっていけば、阻止できるんじゃないでしょうか。そのためにも一人でも多くの人にこのドラマ『はだしのゲン』を見ていただかなければダメだと思うんです。次の世代にもバトンタッチしていきたい。
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font size=5 color=blue再び「はだしのゲン」を斬る
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昨日、ライブから帰っていると親父がテレビを見ていた。
んっ野球かな?と思ったが様子が違う。
見るとドラマ”はだしのゲン”が放映されていた
”千の風”になってドラマスペシャル
漫画家、中沢啓治氏(68)の被爆体験を元に広島のある家族の物語を描いた作品
原爆投下によって引き起こされた悲劇。父親、姉、弟が亡くなってしまいます。
主人公ゲンは母親とそんな中、強く生きていくわけです。
子供の頃に原作は古本屋か、図書館かで読んだ記憶があります。
原作を読んだと..... [続きを読む]
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先日2日続けてドラマの「はだしのゲン」を見ました。見て思ったのですが、
「戦争しても大丈夫、原爆も大丈夫、その後強く生きれば問題無い。」と
いうようにも感じ取れると思ったのは私だけでしょうか。
原作を知りませんが、私としてはもっと忠実に悲惨な所を再現して欲しかった。
そして、戦争や原爆の後は人は同じようには再起できない、
その後生きていけても一生傷を負って生きていかなければならない
ということをもっと感じ取れる作品にして欲しかったです。
... [続きを読む]
いつもありがとうございます。
久しぶりにパソコンを開きました。
「ゲン」よかったですね~
役者の演技も、映像も。素人ですから上手くは言えませんが、いろんな点ですばらしかったなあ、と、思いました。
投稿: ひとみ | 2007年8月15日 (水) 23時41分
上のTBの「反日・・・」さんの紹介版
「はだしのゲン」
むちゃくちゃな著作権侵害しとりますがな。
(こういうのが一人歩きして、「改ざん版」が「本物」のように流通するんだろうか。)
投稿: ×第二迷信 | 2007年8月12日 (日) 22時09分
首藤和弘さん
コメントありがとうございました。
このテレビ版の「はだしのゲン」は私の視聴した今年の番組の中でも出色です。
妻はこの番組を避けていますが日本の国民皆に見て欲しい番組です。
五島うどんは私も本当に旨いと思います。
五島名産の椿油で仕上げているのでうどん特有のふやける感じがありません。
今年出た「美味しんぼ」という漫画のNO98(長崎編)に出ていました。
メールはこのブログのメール送信の所にあります。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: 大津留公彦 | 2007年8月11日 (土) 23時27分
「はだしのげん」などを聞くと、夏ーー中でも”広島の夏”を思い出します。広島には6年いましたが、毎年8月6日の出勤前に平和公園を訪ね、厳粛な気持ちになって出勤したことを思い出します。
ところで、この度は「美味しいソーメン」を有難うございました。五島にこんな美味しいソーメンがあると走りませんでした。早く御礼をと思いつつ、職場ではタイミングを逸して、メールアドレスもわからず、こんなことになってしまいました。
ところで、はたしてこのコメント読んでくれるのかなあ?
投稿: 首藤和弘 | 2007年8月11日 (土) 18時55分
スミソニアン博物館へ原爆が「絶対悪」である事を認めてもらう為の署名が有ることをお知らせします。よろしければ署名お願いします。
http://www.peacehiroshima.com/
投稿: カーク | 2007年8月11日 (土) 06時15分