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2007年8月14日 (火)

城山三郎と広田弘毅

Img_news


8月12日(日)NHKETV特集 城山三郎 昭和と格闘した作家
を見た。

城山三郎さんは個人情報保護法案に反対し「もし法案が通れば、「言論の死」という碑(いしぶみ)を作り、賛成した議員の名前を全て列記する。」と、時の首相に直談判までして訴え続けた。

城山さんについては多くの取り上げたい本があるがその中で、東京裁判で一度も自己弁護をせず、従容として戦争責任を負い処刑された首相 広田弘毅の評伝「落日燃ゆ」をこの番組では中心に取り上げた。

広田弘毅は福岡の大濠公園の辺に碑が建てられているがその碑を見て私は改めてその知られざる存在を知った。

200pxkohki_hirota_suit

広田弘毅については
2007年8月13日(月) 午後10時~11時14分NHK総合テレビ
A級A級戦犯は何を語ったのか
~東京裁判・尋問調書より~戦犯は何を語ったのか
~東京裁判・尋問調書より~

でも取り上げた。

東京裁判では一言も発しなかった彼が予審では多くを述べている。
彼以外のA級戦犯で絞首刑になったのは全て軍人だったが(民間人のA級戦犯の岸商工大臣は何故か絞首刑のリストに入ってない)戦争の責任を認めた軍人が一人もいない中で以下の発言のように自らの果たした戦争の責任を認めた。

「そもそも組閣が軍の圧力によるもの」
「軍が独走すると政府は結果的に追随者になってしまう」

又東京裁判で広田がほとんどしゃべらなかったのは、天皇に累が及ぶことを一番心配していたからだとされる。広田は御前会議にも重臣会議にも出席しており、日中戦争が始まるときにも天皇を交えた話し合いがもたれていた。

なお、11人の裁判官中、3人が無罪を主張している。オランダのベルト・レーリンク判事は「広田が戦争に反対したこと、そして彼が平和の維持とその後の平和の回復に最善を尽くしたということは、疑う余地が無い」と明確に無罪を主張している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


今日14日(火)夜10時のNHKスペシャルでは、そのA級戦犯たちの「全員無罪」を主張したインドのパール判事にスポットを当てた「東京裁判・パール判事の真実」が放送される。
このパール判事に関しては「靖国神社」でもコーナーを作り展示と解説をしている。
パール判事は南京事件等も非難しており、「靖国」派の希望通りの番組とはならないと思う。


最後にNHKETV特集の最後で紹介された城山三郎さんの「旗」という詩を紹介します。
戦争を二度と許さない為に心すべき思いの深い詩です。
深くかみ締めたい。

「旗」            城山三郎
旗振るな
旗振らすな
旗伏せよ
旗たため
社旗も 校旗も
国々の旗も
国策なる旗も
運動という名の旗も
ひとみなひとり
ひとりには
ひとつの命
走る雲
冴える月
こぼれる星
奏でる虫
みなひとり
ひとつの輝き
花の白さ
杉の青さ
肚の黒さ
愛の軽さ
みなひとり
ひとつの光
狂い
狂え
狂わん
狂わず
みなひとり
ひとつの世界
さまざまに
果てなき世界
山ねぼけ
湖しらけ
森かげり
人は老いゆ
生きるには
旗要らず
旗振るな
旗振らすな
旗伏せよ
旗たため
限りある命のために

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コメント

JUNSKY さん
久しぶりのコメントありがとうございます。

この詩は個人を基礎に置かない「旗」中心の思想を戒めていると思います。
「憲法9条の旗」を立てる場合も個人を基礎に置けと戦争の痛苦の教訓から城山さんは言っていると理解します。

私はその意味で「思いの深い詩」と書きました。

城山さんの作品はたくさん読みました。
「一歩の距離」という作品は、特攻を志願するか否かの一歩を取上げた作品だと覚えています。
第二次世界大戦に関わる作品群も少なくありません。
また、戦後の経済界を牽引してきた人々を描いた作品も読みました。
極めて世の中を真摯に且つリアルに描いた方だと思い尊敬しています。
上の詩の「旗をたため」という主張は理解できます。
 一方で、国策に反対する運動の旗;たとえば『憲法9条を守ろう!』という「旗もたため」、「個人の意志に任せよ」と言っている訳で、それで良いのだろうかという疑問もあります。
大津留公彦さんは如何お考えでしょうか?

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