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2007年9月 2日 (日)

コスタリカの軍事費

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コスタリカの非武装中立についてこういう議論がある

①非武装と言っても名目上で、コスタリカも日本と同じく相当な軍事費を使っている、
②非武装中立なんて実態的にありえない、

と言うものです。

コスタリカ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
によると

コスタリカでは警察が約8,000人の警察官により構成され、市民に対する一般的な警察サービス の提供、治安維持、国境警備等の任務に当たっている。その他、沿岸警備隊、空港警備隊があり、麻薬取締、特殊襲撃、イベント対策 (大規模群衆のコントロール)等の特別部隊も存在する。それらの中には国防を専らの目的とした組織は存在しない。警察の半分に当たる4,400人によって組織される治安警備隊は有事に備えて対戦車ロケット砲などの重火器を装備しており、英国の国際戦略研究所などではそれらを含めた総警察力を準軍隊として扱う場合もある。日本の外務省も、これらを「兵力」と表記している。軍事費は中米7か国中3位でニカラグアの3倍程度である。

これを軍事費というのは無理があると思うがその費用は0.86億㌦で中米6カ国中4位である。(3位ではない)
最近のコスタリカ評価についての若干の問題

外務省によるとコスタリカの2005年の軍事・警察費は1.1億ドル、方や日本の軍事費は437億ドルなので400分の1以下である。
「コスタリカも日本と同じく相当な軍事費を使っている」というにはほとんどデマに近い。

 コスタリカ憲法 第十二条 常備軍の禁止
 恒久的制度としての軍隊は禁止する。
 公共秩序の監視と維持のために必要な警察力は保持する。
 大陸間協定により若しくは国防のためにのみ、軍隊を組織することができる。
 いずれの場合も文民権力に常に従属し、単独若しくは共同で、審議することも声明・宣言を出すこともできない。

親米路線でありながらも、全方位外交の姿勢をとり、親ラテンアメリカ外交路線を重視している。中南米の利益とアメリカ合衆国の利益が相反するときには、中南米の利益を優先させることも多い。1948年、55年、80年代に起こった軍事上の問題解決に際しては、軍隊がないことや「積極的永世非武装中立宣言」などを利用・宣伝して世界中から支持を取り付け、外交圧力によって解決してきた。また、米州人権裁判所や国連平和大学の誘致、モデル核兵器全廃条約の国連採択、国連人権高等弁務官の設置などで、平和分野での国際的認知度は非常に高い。これもこの国の外交力、安全保障力(平和力)を高める大きな要因となっている。  現アベル・パチェコ政権になってからは親米色が極端に強まり、イラク侵攻を支持。それに対して国民的反対運動が起こり、違憲訴訟が起こされ、政府が敗訴した。
コスタリカの憲法と外交 

「非武装中立なんて実態的にありえない」ということはこのコスタリカの現在のあり方を見れば当たらない。

以下種々の引用で補強をいたします。

まず風のプラズマからの引用でコスタリカの非武装中立の成り立ちについて記します。

 

コスタリカは1948年の内戦を制したフィゲーレスが第二共和制を打ちたて、その主要な柱が「選挙管理裁判所の設立」と「武装放棄」でした。しかしその後も隣国ニカラグアとは国境紛争が続き、ついに1983年、時の大統領モンヘは「憲法及び国際条約を基礎とする非武装と戦争不介入」を国民の前に再確認し、対外的にコスタリカの立場を「永世的、積極的、非武装中立に関する大統領宣言」として公表、それを引き継いだアリアス大統領が粘り強い和平政策を展開してノーベル平和賞につながった・・・という歴史があります。(寿里順平『中米の奇跡コスタリカ』ほか)

更に風のプラズマはこういう意見を述べる。

 しかし「非武装中立」などいうものは、それが高邁で理想主義的であればあるほど、周囲からは格好なチョッカイの対象とされるだろうし、隣国ニカラグアとの紛争は国際的にも有名で、そのために相当な資力も人力も使わざるを得なかったことでしょう。私はニカラグアの軍事費がいくらで、コスタリカの投入した「軍事費」がいくらかは知りませんが、ご指摘の通りの「悲しい現実」は事実かもしれません。  人類は、その長い歴史の中で未だ武器を捨てることができません。近代国民国家も、自衛のためとして武器を蓄えその力で他国を攻め、人を殺し続けています(アメリカのイラク戦争など)。その結果、人類は地球を何十回も壊滅させるほどの武力を蓄えてきています。一回壊滅させればそれ以上なすことはないにもかかわらず、まだまだ持とうとしています。  「武力の放棄」・・・・・・これは人類永遠のテーマであり悲願でしょう。私は、現状さまざまな矛盾を抱えながらも、戦争の道か平和の方向(その究極に武器放棄があるのでしょうが)か、そのどちらに力を尽くそうとしているかでさまざまな事象を評価したいと思っています。  非武装の世界が到来すれば中立は当然で、中立という概念もなくという点で「非武装中立」は矛盾概念かもしれませんが。                               2007年3月17日

 平成15年9月 コスタリカの衆議院憲法調査会の「コスタリカ・カナダにおける憲法事情及び国連に関する実情調査」 概要 (5) 公安警察
にはこんなやり取りがあった。
なかなか興味深い

[質疑応答]

(オバンド校長)
 コスタリカの歴史は非常に特殊だと思う。第二次大戦後、様々な国際情勢の変化があり、1949年に軍隊を廃止した。軍隊がなくなったことで、警察は二つの役割を担うようになった。一つは主権を守ることであり、もう一つは国民を保護することである。

 冷戦下においては、コスタリカはコミュニズムあるいは帝国主義といったものからは離れたところにあったものの、1980年代以降、この近隣地域に紛争が勃発するようになった。したがって、主権を守るという点により重点が置かれることになったため、警察はむしろ軍隊に近い組織となり、警察としてのアイデンティティがなくなりかねないことにもつながった。もっとも戦車や戦闘機など軍としての戦力・装備はなく、人材のみがあったにすぎないが、結果的に、そのこと自体がコスタリカのイメージを保つことになった。

 紛争があるときには、国際条約に従って国を守る。それが最高の防衛である。

 しかしながら、その一方で、市民を守ることは少し手薄になったことも事実である。そこで1994年以降、少しずつ体制を変化させてきた。特に、警察官養成について3年前から力を入れている。また、グローバリゼーションの進展に伴い、国際協力にもコミットするようになった。なお、かつては国境を閉ざしていたが、今はオープンな状態にしている。

(市川団長)
 コスタリカがよく考えられた国造りをしていることには感心した。日本では、国家を防衛する組織と国内治安を維持する組織とが同一組織であることには問題があるとの意見がある。私も、この二つは明らかに違う機能だと思うが、貴国はそれを一つの組織としているが、どのような基準でこの機能を分けているか興味あるところだ。一例として、敵国から守るのにはかなりの武力が必要だが、国内治安のためには強力な武器はかえって市民に対し危険だと思うがどうか。

(オバンド校長)
 そのとおりだと思う。武力について、軍隊においては敵を殺すために存在するのに対し、警察においては敵を殺すのはあくまで最終手段だからである。ただ、軍をなくしても警察は両方を兼ねられると考える。「敵」というのは、攻撃を受けるかもしれない相手で、攻撃を受けるであろうこちら側の立場と、必ずこれら二つの立場から成り立っているし、もしそうでなければ紛争は起こり得ない。

 一方、戦争について、我々コスタリカは「決して戦争をしない」と表明しているので、この一方の立場が成り立たないのである

 したがって、警察においては、この哲学に基づいて、すべてのことが行われる。すなわち、(1)治安を守る組織としての警察、(2)国を守る、国土を守る組織としての警察、とがある。まず、警察としてのこの哲学があり、その後、国土を守るということが警察の下で行われるのである。これは、日本においては、海上保安庁に近いのではないか。
(市川団長)
 現実には、国境・沿岸警備隊があるはずである。これは一般警察より、ある程度重い武装をしているのではないか。

(オバンド校長)
 国境・沿岸警備隊があるのは事実である。しかし、国境警備では、最高でもM16自動小銃しか持っていない。なぜなら、国境警備は警備する相手に対応した武装となるが、相手となるのは主に麻薬、野生動物の密輸等で、これらだとこの武装で十分だからである。

 確かに、軍に委ねるとするのはシンプルである。しかし、個人的な見解であるが、日本のように国際的に認められた社会で、コミュニケーション能力も発達した国家では、警察に軍の能力を委ねるのは簡単であると思うし、それにより一層進んだ近代的警察にするのも一つの考えではなかろうか。例えば、今持っている自衛隊を警察にすれば良いのではないかと思う。
(小泉議員)
 私の所属する共産党は、軍は持たない、戦争はしない、憲法第9条を守るべきと主張しており、あなたの意見に同意する。

 残念ながら、哲学的な話をするには時間がないので、実際的な話を聞きたい。(1)治安を守る、(2)国・国土を守る、というそれぞれの機能は組織的に切り離されているのか、それとも一つの組織内にあって、機能的に(1)と(2)の部隊が区分けされているにすぎないのか。もう一つ、主権を守るための訓練と、市民を守るための訓練とは分けられているか。

(オバンド校長)
 日本の警察はよく機能していると思う。我々はそこから学ぶことがたくさんある。

 コスタリカの警察組織は頂点である大臣、そして補佐する副大臣がおり、彼らは文民である。そして、大臣の下に警察長官、その下に、国を11の地域に分けて管轄している。これに加え、沿岸及び航空警備があるので、区分は計13あることになる。国境に関しては、北部と南部の二つがあるが、その地域に当たる警察官がこの国境警備に関しても担当する。つまり、この地域を管轄する警察は、密輸など国境警備に対応していると同時に、同地域の市民にも対応するのである。

 次に、警察学校では三つの分野を教えている。第一は人間性について、第二は法規について、第三は警察官としての技術について、である。この警察学校ではすべてを教えられないので、1か月間、ニカラグアにあるトレーニングセンターで訓練を行っている。中でもチームワークの哲学が重要なので、団体活動を重視している。そのスキルは主に軍で行われるものだが、コスタリカはそれを応用して行っている。また、コスタリカの国土の75%~80%は森林であるから、山間や森林での訓練も重要視している。


 コスタリカ視察旅行報告 「コスタリカに学ぶ-軍隊なき平和国家-」 

       池 田 眞 規 (弁護士)     日本反核法律家協会副会長
にはコスタリカが実践する意貴重な「軍備を廃止しても外敵の侵略を受けない方法」が記されている。


コスタリカの指導者らが「軍備を廃止しても外敵の侵略を受けない方法」として考えた政策は、積極的方法と消極
的方法との両面を考えていたと思われる。

 1、まず積極的方法としては、積極的な非武装・中立・仲裁外交を展開することである。具体的には、地域的集団
安全保障機構である米州機構に「軍事協力はできないことを条件」として加盟し、また米州相互援助条約(リオ条約)
に加盟することによって、外国の軍事侵略に対し、集団安全保障機構を有効に利用して、自国への侵略を未然に防止
する方針に徹していたこと、他の国において軍事的紛争が発生したときは、コスタリカの大統領や大使が紛争当事国
或いは内戦の政府軍と反政府軍の双方に対して積極的に仲裁役を買ってでるという仲裁外交をしていること、また他国
の内戦による避難民や亡命者に対しては「コスタリカ領土は政治的な迫害を受けたすべての者に対する政治的避難所で
ある」という憲法三一条の考え方によって、迫害を受けた者や難民を受け入れること、などを平和に向けた積極的活動をし、
そのために近隣諸国民の信頼を得て、紛争をなくすための外交姿勢に徹したことである。しかし一九八〇年に入り、隣国
ニカラグアの内戦は左翼政府軍と反政府軍及びこれを支援する米国間で激化し、コスタリカ領土に侵害波及の危機が迫
ったとき、ときの大統領モンヘは、世界へ向けて「如何なる武力紛争に対してもコスタリカは永久に非武装中立である」
という大統領宣言を発表し、各国政府に対し支持を求めたのである。これは多くの国の支持を受けたが、支持をしなかった
のは米国だけであった。だが、この積極的な中立宣言によってコスタリカは侵略の危機を脱したのである。コスタリカの
一貫した積極外交は、中米地域の平和に貢献してきたのである。モンヘ大統領の後を継いだアリアス大統領は、一九
八九年に中米の平和への貢献によってノ-ベル平和賞を受賞する。
 また、国連平和大学や米州機構の人権裁判所などを国内に誘致し、国際的な平和機関の活動に貢献している。 
こうしてコスタリカは周辺諸国からは平和国家としての信頼を獲得し、自国の政治努力によって、他国からの軍事侵攻を
受ける危険を積極的に除去してきた。軍隊のない国が地域の国際社会の平和の実現に貢献し、同時に自国の安全をも
確保するという成果を挙げることができることをコスタリカは証明したのである。

 2、次に軍事侵攻を未然に防止する消極的方法は、コスタリカの指導者らは「民主主義国家を建設すること」であると
考えたのである。そのためには第一に国の政治の民主的制度化を徹底すること、第二に国民に非武装の平和教育を
徹底すること、この二つを完成する
ことによって、コスタリカという国は他国に対して軍事侵略を絶対にしない、つまり侵略者にはならない国であることを
他の国に対し保証をすることになると考えたようだ。


以上で終わりです。
「終戦」という言葉とコスタリカの非武装中立
NOPOBLOG
鍛えられた平和主義(1)コスタリカと日本
コスタリカ・カナダにおける憲法事情及び国連に関する実情調査 概要
コスタリカの人々と手をたずさえて平和をめざす会
コスタリカ小史
非武装中立について

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憲法九条」カテゴリの記事

コメント

×第二迷信氏。初めまして。

話は『軍事部門』だけに絞った方が良いかも、と、思いますが…。

比較をするのに、日本の「海上保安庁」や「警察庁」まで含めた金額にすべきじゃ…?

日本の場合、「思いやり予算」ってのもあるが…。(米軍のジェット機の燃料代、日本の負担)

社会保険や年金まで計算したら、どうなるかわからんけど。
(旧国鉄の「赤字」の中に、「満州鉄道」の年金まで含まれていた)

スタッドレスタイヤのCFが放送されている北海道へ

>私とのやり取りより山ノ神(!)孝行の方が優先事項ですよ!熟年なんたらの恐怖が待ち構えていますよ!嫁さん&家族孝行ですよ♪

意外と家族思いの「『右翼』と思われる人」なのですね。

「熟年なんたらの恐怖」を避ける為に
お休みなさい。


マジですか---!!!

大津留さん!私とのやり取りより山ノ神(!)孝行の方が優先事項ですよ!熟年なんたらの恐怖が待ち構えていますよ!嫁さん&家族孝行ですよ♪

気楽に行きましょうよ(笑)ウチラは市井人なんだから(笑)

警備の仕事なのに時間に追われる仕事(巡回警備)なので少々へたばっているだけです。

少なくとも大津留さんから見たら『右翼』と思われる私から見たらコスタリカの実情を述べたHPをアップしたから『バランスが良い』と感じたんです。ただ…網膜はく離の持病を抱えている人間には…少々読みづらい…(泣)

病気をやらかしたんだから体のご自愛と多分噛み合わない私とのやり取りを楽しみたいと思っています♪

スタッドレスタイヤのCFが放送されている北海道より送信を終ります。

なんだか取る事が出来なかったハム無線(試験科目に有った物理なんかダイッキライだ---!!!(大泣き))のやり取りみたいだ(笑)

F104Jスターファイターさん

お疲れのようで頼りないコメントありがとうございます。

>随分、バランスが良いですよ。

なんて初めて言われて気持ち悪いです。

>引き合いには出したが比較は出来ない、と、思います。コスタリカと日本は

なんて言わないでビシ!と比較しましょう。
挑発に乗って、かみさんに怒られながらも日曜日をつぶしたのだから・・・

愚樵さん アルバイシンの丘 さん

コメントありがとうございます。
やはり

国連軍という名の警察権力

「国際的強制力」の組織

が世界の警察となるべきで軍事力はすべて廃絶すべきであることは人類がやがてたどり着くべき立場でしょう。
自分達の世代では無理かも知れませんが・・

いまだに疲れが取れない私です。

今回はデータの宝庫ですね(笑)

言葉の使い方が悪いのをご了承ねがいたし。

随分、バランスが良いですよ。

単純な意見ですけど、引き合いには出したが比較は出来ない、と、思います。コスタリカと日本は。

政情不安定要素が有り余りすぎている中南米エリアと核保有国が隣接している極東アジア。

軍事費の事も触れていますが、軍事費は単純な比較は出来ないと思います。

正面兵器を揃えるだけが軍事費では有りません。

『人件費』も入ります。徴兵制なら人件費を抑えるのも出来ると思いますが、志願制は…給料の金額でっせ。

バブル時代、地連はリクルートにかなり苦労をしたらしいですわ。

内政についても書かれていますが、極東アジアと中南米は比較の仕様が無いので…ツーカ、政情が複雑すぎて良くワカンネ~!


大変参考になりました.愚樵さんも書かれているように,「国際的強制力」の組織を考えるべきだと思います.記事にも書きました.しかし,新自由主義者達は,あるいは超巨大金融資本家同盟はそういう動きを許さないでしょうね.遠い道のりであることは確かです.

コスタリカ流の警察と軍隊の統合は、大きな世界の流れとしては、アメリカが始めていますよね。「対テロ戦争」というのがまさしくそれです。そしてこれは、「武力はもはや不要」ということでもあります。

実力組織である警察と軍隊の統合は、今後も進む方向で世界は流れていくと思いますし、そうあって欲しいと願っています。そうなって初めて、憲法9条の武力放棄と自衛隊の存在とが合致するんですね。
すべての国家は自衛権を放棄し、国連軍という名の警察権力に国際紛争の解決を委ねる。そうした方向です。

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