「ミス・ポター」観ました

映画「ミス・ポター」を妻と観た。
13年前に娘、姪と我々夫婦の四人で行った湖水地方が懐かしかった。
その時の写真を出してきてみんなでひとしきり盛り上がった。
みんな揃って又行きたいということになった。

青い上着をはおった愛らしいうさぎ、ピーターラビット。世界で一番有名なこのうさぎを生み出した女性こそが、ビアトリクス・ポターである。時は1902年、新世紀になってもヴィクトリア朝の封建的な空気が漂うイギリス。ポターのような上流階級の女性が仕事を持つことなどあり得ない時代だ。しかし彼女の夢は、幼い頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出すこと。親がすすめる縁談を断り、アーティストとして生きることを目指しているのだ。ついに出版を引き受ける会社が現れ、ピーターラビットと仲間たちの物語は、たちまちベストセラーとなる。

ベアトリクス・ポターは1866年にロンドンで生まれている。
石川啄木は1886年生まれだから20年啄木の方が年下ということになる。

二人は反骨精神を一生貫いたことで共通点がある。

ポターは当時の上流階級の女性への束縛を乗り越え自立する作家となり、ピーターラビットの作者となった。
そして下にあるように最後は自然保護の為のナショナルトラストの創設関わった。

啄木は東北渋民の僧侶の子に生まれ、多くの詩情溢れる短歌や詩や小説を残し時代閉塞の現状をを鋭く喝破した。それは社会派短歌の流れとなり今に続いている。

解説: ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの波乱に満ちた半生を描いた感動のヒューマン・ドラマ。運命の出会いを果たした編集者と二人三脚で世界的名作を生み出すポターの逸話を2人の恋愛を絡めて描く。監督は『ベイブ』のクリス・ヌーナン。ポターに『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガー。彼女の初恋の相手となる編集者ノーマンをユアン・マクレガーが演じる。劇中で実現したポターとピーターラビットの劇的な共演が感動的。

yahoo映画

ポターはナショナル・トラストの創始者でもある。
以下参照下さい。

イギリスにはこの様な自然のままの所有地(プロパティ） が多数あり主にナショナルトラスト財団が管理しています。ピーターラビットシリーズを書いたベアトリクスポターによって始められました。 　トラストグッズを買って下さったその利益の一部と寄付が財源となり運動を展開しているのです。イギリスのチャールズ皇太子が総裁です。先日、小野ヨーコがジョンレノンが幼少を過ごしたリバプールの家を寄付してくれました。自然保護運動に正面きって参加しにくい方でも、この雑貨を買って下さるだけで運動の趣旨に賛同して下さることになります。 　一人一人の意志が運動の心強い推進力となります。ロゴとなるシンボルマークはオーク。 　自然や歴史を大切にする思いが大きく枝を広げ実を結び、また新しい命を育んでいく。この雑貨にはそんな熱いメッセージがぎゅっと込められています。 　ナショナルトラストグッズのパンフレットをご希望の方は１２０円切手同封の上お申し込みください。 　活動の詳細は日本ナショナルトラスト協会のホームページをご覧ください。

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