ライスショックの再放送を見た
BSでライスショックの再放送を見た。
これほど日本の農業が危機に瀕しているとは思わなかった。
むしろ日本では一路に米が作れなくなりつつあるといった方が正確だろう。
たまたまあきたこまちの販売のお手伝いをしていることもあり、秋田での半年に及ぶ定点観測は強力なインパクトがあり都会に住んでいますが私には身近な問題です。
大潟村で大型農業のモデルと言われ一番裕福な農家と言われた人がもう駄目だと言っている以上、農水省の進める大規模化・集落営農は既に失敗していると思う。
他の国が100%近いのに日本だけ食糧自給率が39%というのは明らかに政策が間違っているでしょう。
内橋克人さんが言うように工業製品で外貨を稼ぎ食料を買うというのはいつ状況が変わるかもしれない。
他国に食料を依存して栄えた国はない。
農業を守るのは公的な費用だろう。
又井上ひさしもパンフを出しているように農業の持つ環境保全等の多面的な機能を評価しなければいけない。
以下各ブログから賛同する記事を紹介します。
NHKの問題提起力はすごいと思う。ワーキングプアの問題や今回のライスショックの問題。ワーキングプアの番組の中では、秋田県で昨年離農した農家が5000戸を超えていると指摘していたし、離農しなくても所得がわずかで税金を払えないと税務署へ駆け込む多くの人の姿を伝えていた。今回の番組のベースにもなっているのだろう。地方の衰退と農業従事者の高齢化、そして米価の落下が追い打ちをかける。
洛東BLOGライスショック(NHK)
一方、コメも野菜という種目として流通にゆだねた方がいいという学者がいる。
離農したところには、別のモノを植えたり、別な雇用を用意すれば言いという。
でも、それはどうか?
農業とは、自然を活かしてもいる、その土地で雇用を生んでもいる。
それが無くなると、人がいなくなり、自然が荒廃していく。
じゅずじの旦那
食品の値上げが相次ぐ中で、
お米の価格下落が続き、
日本の食料自給率は39%にまで下がっています。
他の先進国の食料自給率は、
オーストラリア237%、米国128%、フランス122%、イギリス70%・・・。
今現在は高い関税によって保護されているお米ですが、
WTOやFTA等の交渉によって、
関税等が下げられる方向に進んでいます。
このまま市場開放が進むと日本の農業は壊滅し、
食料自給率が12%に下落するという試算もあるそうです。
先日の所信表明演説で、福田康夫首相が
「高齢者や小規模な農家も安心して農業に取り組める環境を作る」と述べられましたが…。
まめなお茶屋さん
自給率は日本だけ大幅ダウンしている。
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NHKのホームページから
戦後日本の食を支えてきた「コメ」。中でも品質とうまさから、その頂点に君臨してきたのが「コシヒカリ」である。しかし、ここ数年、グローバル化が進む中、アメリカ・中国・台湾など世界各国が、この「コシヒカリ」素晴らしさに気づき、競うように大量生産に乗り出している。そして、今、こうした輸入米が、日本への逆流を始めた!!
食料自給率が40%を切った日本。食糧安全保障上、凶作や天候異変などが起きた時、危機的な水準(40%)だと、指摘する声も多い。戦後、日本の自給率を支えてきた「コメ」。しかし、今年、日本のコメは、大量流入する輸入米と長年続く消費の低迷によって、生産者価格は暴落している。さらに、WTOやFTAなどの交渉によって、最後の聖域「コメ」を守ってきた「関税」等が下げられる方向に進む中、離農の激増、自給率の低下は避けられないとみられている。「ライスショック」第一回は、日本最大のコメ産地新潟と世界各国の「コシヒカリ」に、今何が起きているのかを徹底追跡し、グローバル化が日本の食に何をもたらすのか?食料自給率40%をどう考えたらよいのかを、識者のインタビューを含め、考える。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071014.html
食糧自給率が40%を切り、WTO・世界貿易機関でさらなる農業の市場開放が議論されている今年、日本の農業をめぐる政策は大きく舵を切った。全ての農家を支援してきた従来の方針を転換し、大規模化を条件に「強い農家」に支援を集中することにしたのである。農家はいま、かつてなく厳しい「選択の時代」を迎えている。
農業の現場ではどんなことが起きているのか。わたしたちはあきたこまちの産地、秋田の3つの集落を半年以上にわたって定点観測してきた。
そこで聞こえてきたのは現実と苦闘する多くの農家だった。大規模化で生き残りを目指すものの、後継者がおらずに高齢化が進み、コメ作りの将来が見えないと悩む中規模集落のリーダー。大規模化に乗れずにこれまでの支援が減ることになった中山間地の零細農家の一人は「代々続けてきた農家が重荷になってしまった」とつぶやく。そして、大規模化を40年近くにわたり実践してきた実験場・大潟村でも、消費者のコメ離れで米価の下落が続き、巨額の負債を抱える農家が続出している。
グローバル化が進み、内外から市場開放を迫られている日本の農業。果たして、大規模化の道は、農業の再生につながるのか。そして、わたしたちは、外国産米の輸入と日本のコメ農家への支援をどう考えていけばいいのか。現場のルポと識者へのインタビューを材料に考えていく。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071015.html
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投稿: おおつる | 2007年10月23日 (火) 23時31分
初めまして。
40反以上の農家なんて日本にそんなにいるか疑問ですよね。特に近郊農業でみたらかなり少ないですよね。
まあ私的には、自給率の低さも問題ですが、この低い自給率なのに食品を大量に作って大量に捨ててしまうこの風潮。これなんとかならないんでしょうか?大食いって自慢にならないと思うんですけど・・・
投稿: 買国奴 | 2007年10月23日 (火) 17時28分