お金では買えない価値がある
前の記事「お金があったらほしいもの」で金八先生の「お金より大事なものがある事を教えてやる」という最後のせりふを書いたのでお金についてさらに書きます。
今日の日経のスポーツの三浦和良」の「サッカー人として」に「降格も歴史の一部」という文章があった。
彼の属する横浜FCはアジア王者の浦和に勝ったがJ1残留ができなかった。
京都サンガが3回目の一部昇格を果たしたことに触れて彼はこう言っている。
リーグ発足から15年、今はまだ骨組みをつくる段階なんだと思う。最初の骨組みがしっかりできれば、あとは雪だるまのように大きくなる。今がどれだけ大事な時期か、きっと100年にわかるんじゃないかな。 僕らがやっていることは単なるスポーツを超えて、日本にサッカー文化をつくり上げようという挑戦だ。お金をかければできるものでもない。それに最初からか携っていることを、僕は誇りに思っているんだ。
それにしても昨日acミランに浦和レッズが1:0 で負けたのは残念だった。
報酬の差は9倍あったそうだがそう力の差があったとは思えない。
勝ってもおかしくない試合だった。
是非3位決定戦に勝ってクラブチーム世界3位になってほしい。
世界で勝つためにわがjefから阿部を出したのだから・・・・
もうひとつ
昨日「国家の品格」を読みおわった。
これについては別途書く予定ですが
その中に「天才の出る風土」の3条件の中に
「精神性を尊ぶ風土」というのがあった。
その部分を引用します。
「第三の条件は、「精神性を尊ぶ風土」です。役に立たないことをも尊ぶという風土です。文学、芸術、宗教など、直接に役に立たないことをも重んじる。金銭や世俗的なものを低く見る。そういう風土です。 イギリスの支配階級の人々は、一般にそうです。金銭を低く見る。ロンドンのシティーに務める金融マンの中には、たたき上げで金持ちになっている者がかなりいます。それでも彼等は尊敬はされません。いくら大金持ちになったところで同じです。 これだからイギリスは、科学が発展しているわりに経済がかんばしくないのだと思います。しかし、上に立つ人々が金銭を低く見て、精神性を重んずると、たとえ経済はさほど振るわなくとも、それより遥かに大切な国家の品格が保たれ、世界の尊敬を受けることができるのです。」
ここのところは「国家の品格」の最も「きも」の部分かもしれません。
ちなみに他の2条件は「美の存在」と「跪く心」です。
こんな話をしていたらまたかみさんがちゃちゃを入れてきた。
「そんなことをいっているから日本はだめなんだ。そんなことにイギリスを使われたら迷惑だ」
(かみさんはイギリス好き)
それでも私はどうどうとこういい続ける
お金では買えない価値がある!
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コメント
愚樵さん
コメントありがとうございます。
朝気楽に書いたのですが真正面から受けとめていただいたコメントを頂いて嬉しいです。
説明するまでもないと思いますがこれは「お金では買えない価値がある買える物は○○カードで」というテレビCMをもじったものです。
「お金で買えないもの」といった方がいいかも知れません。
金八先生の授業では「愛情」「友情」そして「親」「父母」も出ていました。
これらは絶対にお金では買えません。
価値には使用価値と交換価値があると昔習いました。
使用価値は個人だけに意味のあるものも含まれるでしょうが交換価値は皆に共有される価値でしょう。
今日本をゆがめているのは「お金で買えない価値はない」という考え方でしょう。
お金の亡者となった生徒に「お金より大事なものがある事を教えてやる」とつぶやいた金八先生の今後の授業が楽しみである。
極論すれば新しい日本の未来はこの戦いの中にあると思います。
立て!飢えたる者よ~ いまぞ日は近し~
投稿: 大津留公彦 | 2007年12月15日 (土) 00時30分
お金では買えない価値がある。とてもわかりやすくてよい言葉のようですが、少し違和感も感じます。
そもそも「価値」とは何でしょう? あるモノにつけられた「価値」とは普遍的なものでしょうか? それともその人だけのものなのでしょうか?
お金は「価値」を普遍化させようとするための尺度です。しかも市場によって根拠付けられています。
個人にのみ通用する「価値」は他人には価値のないものです。ですから値段はつきません。
では、お金で買えない「価値」とは? 個人の、値段のつかない「価値」のことでしょうか? おそらく違いますね。では、お金以外の尺度で普遍化された「価値」でしょうか?
美とか品格とか、美しい国とか。確かにこれらはお金で買えないような(つまりお金以外の尺度で測った)普遍的な「価値」をもっているようですが、その普遍性の根拠は何かと聞かれると、何もありません。一人一人の個人的な「価値」に依存しているとしかいいようがない。個人的な価値は確かに値段のつけようがないからお金では買えませんが、お金のみならずどのような尺度も適用できません。そんなものが本当に「価値」なのでしょうか?
投稿: 愚樵 | 2007年12月14日 (金) 20時16分