民主主義~世界10人の監督が描く10の疑問 ▽米国▽ボリビア
BS特集 33か国共同制作 民主主義~世界10人の監督が描く10の疑問 ▽米国▽ボリビアを見た。
なかなか世界の報道陣の叡智と勇気を感じる番組だった。
番組ホームページから
2001年のアメリカ同時多発テロの後、アメリカによる一連のアフガニスタン攻撃、イラク戦争が続くなかで、ヨーロッパの公共放送を中心としたドキュメンタリー番組の編集長や制作者たちの間に「アメリカ流民主主義が世界の民主主義なのか」という疑問が広がっていった。2004年、彼らは「民主主義とは何か」を世界に問いかけるために「デモクラシー・プロジェクト」を立ち上げた。広く世界各地の映像作家の企画を募り、また世界の放送局に参加を呼びかけて国際共同制作のシリーズ番組を作ることを目指した。 プロジェクトの参加放送局はヨーロッパをはじめ北米、南米、アジア、中東など世界42局に上り、NHKは初期段階から参加した。プロジェクトのもとに集まった企画は500以上、この中から厳選の上で制作された10本がこの秋、世界200の国・地域、3億人の視聴者に向けてほぼ同時期に放送される。 「民主主義とは本来どういうものだったのか?」「貧困に苦しむ人々にとっての民主主義とは?」「21世紀の民主主義の形とは?」。世界10か国を舞台に10人の監督が「あなたにとっての民主主義とは?」を問いかける。
まず ▽米国
タクシー運転手ディラウエルは車の中から機械部品が見つかったというだけで客を運んでいる途中につかまりロケット攻撃の容疑で拷問に会い殺された。
同時に捕まった仲間はアメリカ軍にロケット攻撃の犯人として引き渡されグアンタナモ収容所まで送られる。
しかし何とロケット攻撃の犯人は捕まえたアフガンの政府軍だった。
この事件から民主主義の名の下にアメリカがやっていることが実行者のたくさんの証言で明らかになる。
アフガンのバブラムやイラクのアブグレイブやキューバの米軍のグアンタナモ収容所でおこなわれている拷問の様子が生々しかった。
・ 犬で威嚇する
・ 大音響やフラッシュで眠らせない。
・ つるしておく
当時のラムズフェルド国防長官は軍に次の指示をしていたという。
・ 情報収集を急げ
・ その為には手段を選ぶな
これが拷問の背景だと思う。
当時のパウエル国長官は取り調べで得た「イラクがアルカイダを教育している」という証言を信じたのが生涯の最大の恥だと言っているとか。
番組登場者の「虐待を残すことはアメリカ建国の歴史にそむくことだ」という趣旨の発言もあった。
8.3万人が逮捕されテロリストはほとんど居なかったがその多くは今後テロリストになるだろう。
こうして憎しみの連鎖は起こり世界にテロは拡散していくのだ。
2001年のアメリカ同時多発テロの後、アメリカによる一連のアフガニスタン攻撃、イラク戦争が続くなかで、ヨーロッパの公共放送を中心としたドキュメンタリー番組の編集長や制作者たちの間に「アメリカ流民主主義が世界の民主主義なのか」という疑問が広がっていった。2004年、彼らは「民主主義とは何か」を世界に問いかけるために「デモクラシー・プロジェクト」を立ち上げた。広く世界各地の映像作家の企画を募り、また世界の放送局に参加を呼びかけて国際共同制作のシリーズ番組を作ることを目指した。
プロジェクトの参加放送局はヨーロッパをはじめ北米、南米、アジア、中東など世界42局に上り、NHKは初期段階から参加した。プロジェクトのもとに集まった企画は500以上、この中から厳選の上で制作された10本がこの秋、世界200の国・地域、3億人の視聴者に向けてほぼ同時期に放送される。
「民主主義とは本来どういうものだったのか?」「貧困に苦しむ人々にとっての民主主義とは?」「21世紀の民主主義の形とは?」。世界10か国を舞台に10人の監督が「あなたにとっての民主主義とは?」を問いかける。
番組ホームページから
「米国“闇へ”」 Taxi to the Dark Side
民主主義の膝元でテロ撲滅の美名の下“拷問”が容認されるのはなぜか?アフガニスタンで、テロリストと疑われ捕えられ、死亡したタクシー運転手の事例を軸に、アフガニスタンやキューバのグアンタナモで“拷問”に関わった調査官、被害者へ取材、またアメリカの政策決定者への取材を重ね、拷問現場の証拠写真で構成する番組。
(アレックス・ギブニー監督 米国)
次は▽ボリビア
こちらは南米初の原住民族出身の大統領エバ・モラレス大統領の誕生の物語
モラレス大統領の誕生と同時に下院議員に当選した若いシングルマザー、ジョバナと支持者の確執なども描かれるが国作りの若々しいエネルギーに満ちていた。
モラレス大統領の就任時に他の人と並んでゲバラに哀悼の意を表すると言っていた。
ゲバラのやり残した革命を行うとして天然ガスの国有化を実行しそこで得られる資金で国民の生活を良くするという分かりやすい政策で国民の支持を得ていく・・・
経済的・政治的・地政学的な大きな違いがありますがボリビアはじめ南米の行くアメリカのくびきを断ち切った自主的な方向が日本の行くべき方向ではないだろうか?
番組ホームページから
10月10日(水)午前0:05~1:00 (9日深夜)
「南米ボリビア“先住民たちの革命”」 Looking for the Revolution
南米初の先住民の大統領、ボリビアのモラレス大統領に密着、欧米流に異論を唱え理想を掲げ登場した政治家たちのぶつかる壁を描く。天然ガスの国有化や貧困層への海外援助金支出が、上院の反対で実現せず、支援した民衆に苛立ちがつのる。大統領と共に下院議員に当選した貧困層対策に力を注ぐ女性議員を主人公に、大統領と改革派議員たちのジレンマを描く。
(ロドリゴ・バスケス監督 アルゼンチン)
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コメント
アルバイシンの丘さん
コメントとtbありがとうございます。
9・11の問題はまだまだこれから検証が行われるでしょう。
歴史はいずれ必ず真実を現すでしょう。
ブッシュの果たした役割は大統領を降りてから明らかになるでしょう。
しかし、私は「ブッシュの陰謀」とは決めつけてはいません。
映画『華氏911』ではブッシュ家とオサマ家との密接な関係が描かれていました。
ブッシュが得た「利益」がある事は明らかで無益な戦争で多くの人が死んだことも事実です。
この問題こそ「ブッシュ後」に歴史の検証が必要な最大テーマだと思います。
私は意見が違うTB大歓迎です。
今後ともよろしくご指導をお願い致します。
投稿: 大津留公彦 | 2007年12月23日 (日) 21時43分
いつもTBありがとうございます.意見が違うかもしれない記事をTBさせていただきました.なにか良い方向へ歩み寄れるといいと思い,ごん参考までに送りました.私のほうもまだ考えて見ます.
投稿: アルバイシンの丘 | 2007年12月23日 (日) 20時18分