« 鬼平こと長谷川平蔵 | トップページ | 日本映画の一つの到達点(母(かあ)べえ) »

2008年2月 7日 (木)

残心(川淵三郎とクラマー)

Dettmarcramer_3
日本サッカーアーカイブより


今月の日経の「私の履歴書」は川淵三郎さん

今日は「クラマーさん」という7回目の記事だった。

去年は浦和レッズがアジアチャンピオンになるなど日本のサッカーは強くなった。
しかし昔は弱かった。

三丁目の夕日の舞台の昭和33年にアジア大会で日本は2連敗でグループリーグで敗退し川淵等若手を起用したが翌年のローマ五輪予選でも韓国に敗退し出場はならなかった。

ホストとなる東京五輪に向けて日本サッカー協会は50日間の選手の欧州遠征とドイツ人コーチの招聘をした。

ドイツでの最初の試合でアマチュアチームに0-5で負けたときに35歳のレニングラードで捕虜になった経験のあるクラマーはこういった由。

「君らに大和魂はないのか」

そして「残心」という日本語を教えてくれた由
(「残心」とは攻撃後の反撃に備えての心構え)

川淵がおどろきを持って教えてもらったのは次のこと

・ボールリフティング(ゴールラインからハーフラインまで落とさずに行けと言われた)
・トラップ
・パス・アンド・ラン
・ミート・ザ・ボール

今ではジュニアのチームでもやっていると思うが当時は新鮮だった由。

インステップキックを教えるのにこういったという

野球のボールを曲がったバットで打つかい?
インステップキックも同じだよ、足首を一直線に固定してボールにかぶせるようにけりなさい

「曲ったバット組」をクラマーは日本で13ヶ月間日本で教えた。

それが東京五輪の8強、メキシコ五輪の銅メダルに繋がった。
その後の日本のサッカー発展の基礎にもなったことだろう。

去年クラマーから川淵に息子がなくなったという電話があったという。
川淵はあとでこういう手紙を書いたという

「あなたは日本サッカーの父、そして息子はまだ日本にもいます。長沼、岡野、平木、私、そして東京、メキシコ五輪のメンバーたち。だから寂しくなったらいつでも日本の息子たちに会いに来て下さい」


参考になりましたら激励のクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ
こちらもお願い致します
FC2ブログランキング
こちらもお願い致します。
BlogPeople

このサイトのあなたのレビュー!


« 鬼平こと長谷川平蔵 | トップページ | 日本映画の一つの到達点(母(かあ)べえ) »

今日の日経から」カテゴリの記事

コメント

tabinoplasmaさん

書き込みありがとうございました。

2月の酒に関する季語として貴ブログに「月下独酌」を紹介しましたが、原典は李白の詩のようです。

月下独酌:明月の夜に一人杯を傾ける
http://www.saitama-u.ac.jp/kanshi/rihaku/dokusya.html

紹介したのは神垣あゆみさんの酒暦チャリティーカレンダーからです。広島出身の42歳のフリーランスのライターのようです。http://www.kamigaki.jp/calendar.html

私も、この「履歴書」のクラマーの項は心に残っています。そもそも、クラマーという人ほど魅力のある人はいない、とかねてから思っていました。
ところで「2月・・・酒」にコメントを頂き有難う。
ただ、「2月 月下独酌」というのがピンと来ません。だれが選んだ季語か教えてくれませんか。
                     tabinoplasma

 失礼します。
 TBが通らないので、いつものTB代わりのコメント欄へのURLです。
http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/83092974.html

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 残心(川淵三郎とクラマー):

» ☆ほし のあ き 八 メ撮 り映 像!!☆ [☆★☆スクープ★後 ☆ほし のあ き 八 メ撮 り映 像!!☆藤真 希が?!★☆★]
ほ しの あ き おクラ入りのえいぞうです!! 彼女のS e×映 像を入 手!! パ イズ リ・ふえラ・八 メ撮 りまで・・・ [続きを読む]

» 08年2月8日 金曜日  気になる新聞の切り抜き [護憲+グループ・ごまめのブログ]
08年2月8日 金曜日  気になる新聞の切り抜き  今朝の朝刊の社会面に一つのコーナーに三つの記事があった。{/arrow_r/}(ここをクリック)  一つは君が代だ。国旗も君が代も私は嫌いではない。両方とも戦争に加担しただからと言う説があるが、戦争というものには国と国との争いだから、どこの国の国旗も戦場にはつきもので、国旗や国歌に罪はない。  国旗はシンプルでどこに掲げてもすぐ見つけることができる。国家も他国の国家のように、敵を殺せとか蹴散らせとか勇ましいものではなく穏やかだ。  先日、日本... [続きを読む]

» 2月8日  二部  ガソリン税VS社保庁 [護憲+グループ・ごまめのブログ]
2月8日  二部  ガソリン税VS社保庁 1・テレビの見出しその1。{/arrow_r/}(ここをクリック)  国歌問題は一部に書いているので、あとは御覧になって何か感じていただいたらうれしく思います。  ただ、一昨日も子殺しが有りましたが、また今日も乳児殺害。今年は近親者殺害を追跡したいと思ている。 2・テレビの見出しその2。{/arrow_r/}(ここをクリック)  すごい。67歳で北京五輪に出場。  介護タクシー詳細は一部に記載。 3・今日も道路特定財源で使ったスポーツ用品の取材が載っ... [続きを読む]

« 鬼平こと長谷川平蔵 | トップページ | 日本映画の一つの到達点(母(かあ)べえ) »

無料ブログはココログ

逆アクセスランキング

" href="">FC2SEO
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

アクセスカウンター