人の印象は3メートルと30秒できまる
人の印象は3メートルと30秒できまる-自己演出で作るパーソナルブランド」
(江木園貴著 祥伝社新書)(4月5日発行)を紹介します。
江木さんはビル・クリントンの選挙選を研究・分析した経験を持つイメージ・コンサルタントです。
この本は営業パーソンにお勧めです。
中身を紹介します。
第一印象が如何に大切か
「メラビアンの法則」によると相手に与える印象の93%はビジュアルだそうです。
すなわち「相手に残す印象の要素は視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%」、
つまりビジュアルにインパクトやエネルギーが感じられないとプレゼンの内容が如何に良くても相手には届かないということのようです。
2.3メートルと30秒
「社会生活の距離」という法則によると距離と人間関係の関係の定義はこうだそうです。
3.6m以上離れると個人的名な関係を作ることは困難な「公衆距離」
1.2mから3.6mの間は形式的・儀礼的な「社会距離」
45cmから1.2mまでが、親しい友人同士の「固体距離」
45cm以内が恋人同士の「密着距離」
すなわち視界に入るのは10m位からだが印象として認識し始めるのは「社会距離」である3mまで近づいた時点の由。
又その3mから挨拶を交わし名刺交換が終わるまでが第一印象の最重要部分でその間は約30秒だそうです。
そこからこの本の題は生まれました。
感じのよい話しかたと態度とは
私の苦手なことは相手の目を見て話をすることですが著者は凝視しすぎるのも良くないとして相手の首の上10cmを見て喋るのが適切だと言っています。
これなら私にも実践できそうなので早速実践しようと思います。
その他態度としてはまず3分間相手の話を聞いてみることの大事さや相手の名前を呼ぶことや口元を引き締める事や否定的な表現を使わない事が大事だそうです。
自己演出でパーソナルブランドを作る
著者はパーソナルブランドを作る事を進めています。
ブランディングの設定の為に活動分野・得意分野・ライフスタイルの自己分析から初め、キャッチフレーズを作りそれに基づいた自己演出をおこない更にはPRツールを作りそれを認知して貰う努力が必要としています。
メールの書名欄にキャッチフレーズや最近行った事を入れるのもいいとあり私は早速実行し始めました。
以上幾つか紹介しましたがこの本は非常に具体的で実際に役に立つ本です。
仕事は結局は人間関係であり、その為には試され済の王道があるのでしょう。
余計な反発を招かずに仕事の中身をきちんと評価して貰う為にこの本に書いていることは営業パーソンが身に付けるべき社会性といえるでしょう。
以上です。
実は彼女は高校の後輩です。よろしく・・・
江木園貴応援のクリックをお願いします。
→人気ブログランキングへ
良ければこちらもお願い致します
→FC2ブログランキング
« 食べ放題を食べてしまった | トップページ | 自衛隊のイラク派遣は9条違反ー9条世界会議 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「読んだつもりで終わらせない 名著の読書術」(樋口裕一著) を読み終えた(2016.02.21)
- 世界がジャパニーズマンガを描いてみた]を読んだ(2015.02.15)
- 資本論ネットde勉強会(2015.01.20)
- トーマス・ピケティの「21世紀の資本」を買った(2015.01.10)
- 「きけ わだつみのこえ」の木村久夫には 「もう一通の遺書」があった(2014.08.08)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 人の印象は3メートルと30秒できまる:
» やってもやってもやり足りない無駄遣い――北九州の場合 [とむ丸の夢]
妙な話を聞きました。
北九州市がそのうち財政再建団体になる、というのです。
北海道の夕張市や同じ福岡県の赤池町みたいに、赤字団... [続きを読む]
» ベニシオマネキ@ルムングのガノン村 [ミクロネシアの小さな島・ヤップより]
ルムング島のガノン村へ行ってきた。
今回は、マングローブ・ツアー、スノーケリングもかねていたので、潮が下げているのを承知で出発。ゆっくりと徐行で進むボートの上で十分まどろんだあと(笑)、やっと上陸。ぺバイ(村の公民館)の修復は、前回来たときからちっとも進んだ様子はなく...
なぜか満潮のたびに海水に漬かってしまうようになったマラル(石貨を飾ってある場所)には、ミナミトビハゼ(Periophthalmus argentilineatus Valenciennes)やベニシオマネキ(Uca ch... [続きを読む]
» 映画『靖国』と表現の自由 [薫のハムニダ日記]
映画『靖国』と表現の自由/高橋哲哉
日本で‘靖国問題’が再燃している。中国人の李纓(リ・イン)監督が制作した映画『靖国 YASUKUNI』が上映中止に追い込まれた件だ。山東省出身のこの中国人監督は、1989年に日本へ渡った。小泉純一郎首相の参拝で激烈な摩擦が起きる以前の1997年から靖国神社に関心を持ち、10年に渡ってこの作品を撮影したそうだ。この作品は、日本芸術文化振興基金と韓国釜山映画祭アジアドキュメンタリーネットワーク基金を受けて制作された。
「反日映画に公的支援金を支給するのはお... [続きを読む]
コメント