あいさつと整理整頓
長沼健さんが亡くなった。
日本のサッカーをここまでしたのは長沼健さんでしょう。
3つの記事から紹介します。
1.子どもにサッカーがうまくなる2つのこととして以下を教えている。
それはサッカーの技術ではなく・・・
あいさつ →「人」とじょうずにつき合えること 整理整とん →「物」とじょうずにつき合えること
二つ合わせると「人物」となっている。
この記事の題は 一流の人 ~あいさつと整理整頓~
となっている。
社会人としても一流の人物となること
これは長沼さんのあとに続く者への遺言だと思う。
2.6月6日の日経新聞の一面の春秋 にはこう書いていた。
サッカー日本代表の岡田武史監督は高校生のころ、2日に77歳で亡くなった代表監督の先輩、長沼健さんの著書「チームプレー」を熟読したという。サッカー少年の端くれにいた筆者も、この本に刺激された記憶がよみがえった。▼本は、チームの勝利に必要な100項目を挙げている。中に「一生に一度使うか使わない技こそみがけ」とある。「練習していませんでしたではすまされない。そのために致命的な敗戦をこうむるかもしれないからだ」。だからこそ難しい技を身につけろ、というカッコいい理屈が、さて練習するかという気にさせた。
岡ちゃんの律儀な正確さはここから来ているのかもしれない。
この記事では「長沼さんの「補欠をレギュラーと同じ心構えにさせよ」という言葉を引いてアメリカの民主党の大統領候補のことを書いている。
ポラリスにはこう書いていた。長沼さんは14歳のときに広島で被爆されたそうです。 広島に原爆が投下される投下される1時間前、今の原爆ドームの下を自転車で走りぬけ、10キロ先の自宅に戻ったそうです。翌朝、市内に入ると、肌の焼けただれた人でいっぱいだったそうです。戦争の傷跡、すさんだ心を 「洗い流してくれたのがサッカーだった」と言います。
スポーツを通じ平和を求めていく姿勢は一貫していました。
世界のサッカー関係者が日本を訪れるたびに、広島の平和記念資料館に案内していたそうです。日韓両国のワールドカップ戦でも尽力し、お互いの関係がライバルからパートナーに変わったそうです。
サポーターの交流も広がりました。長沼さんはこう語ったそうです。
『スポーツマンにとって戦争はもっとも憎むべきものです。私はそれを身をもって知った。戦争から得られるものなど何もない。だから、どうやって戦争のない世界をつくるか。みんなで真剣に考えなくては。』長沼さんの被爆体験のことはwikiを含む他の記事には出ていなかった。
こういう戦争体験を伝えることが戦争への道を許さないことにつながると思います。長沼健さんのご冥福をお祈りします。
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