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2008年9月14日 (日)

戦場 心の傷(1)兵士はどう戦わされてきたか

nhkスペシャル戦場 心の傷(1)
兵士はどう戦わされてきたか

を見た。

戦争では何も解決せず悲劇しか生まない!
これが私の結論です。


印象に残った2人の元兵士の証言です。

1.イラク侵略戦争 当時18歳 アンドリューライト

悪名高きファルージャの大量殺戮戦闘で街を退去しないものは敵とみなすという指示でビルの上の男性を撃った。
後で確かめたところ杖を持った老人の頭に弾は当たっていた。
足が不自由で街から逃げ出せなかったの老人がお祈りをしていたところだったのではないかと思う。
夜になるたびに戦場に戻っている自分がいるという。

私はイラクイラン戦争勃発時イラクに居て爆撃をイラク人とともに経験したがやはり金属に当たる物音が暫くは怖くて仕方がなかった。
それは一緒にいた日本人が皆そうだった。
程度は軽いがPTSD症状に近いものだったのだろう。

2.ベトナム侵略戦争 当時19歳 バーナード・シンプソン
1968・3 ソンミ村で民間人を25人殺した。(500人の民間人を殺しアメリカの世論がベトナム反戦に向いたソンミ事件)
女が走ったので何か持っているので武器を持っていると思い発砲した。
武器と思ったのは赤ん坊で頭を吹き飛ばしていた。
命令とは言え自分が許せない。
この英国の放送局の取材のあとショットガンで自殺した。
彼の母は息子はベトナムから帰ってきたときは別人だった。
元の生活に戻る訓練を受けていなかった。

それ以外のメモしたことを箇条書きで書きます。

ベトナムでは帰還兵の半分が何らかの精神的トラブルをかかえているそうです。
アメリカはベトナム戦争の教訓から接近戦を避けハイテク化しトマホークミサイルなどを開発したのですがイラクでは市街戦になり
やはり多くのPTSD患者を出しその割合はアフガン・イラクの帰還兵の約2割(30万人)だそうです。
その対策費は62億ドル(6200億円)だそうです。

戦争による心の傷がアメリカ社会を揺るがしかねない事態になっているそうです。
帰還兵のPTSD症状になる前期症状は以下の3つだそうです。

1.銃をいつも持ち歩く
2.フラッシュバック(突然戦場の記憶が戻る)
3.猛スピードで車を走らせる(敵の攻撃を避けるため)

S・L・Aマーシャルという歴史学者が1947年に「発砲しない兵士たち」という本で兵士の発砲率が25%であると発表し、
「同胞たる人間を殺すことに抵抗感がありいざという時に兵士は良心的兵役拒否者になる」という論文が反響を呼んだ。
それでアメリカ軍は彼の点ないんで訓練は実際の戦闘に近い形にする事にし標的も人間の形にした。
「人間のように見える人型なのだ」と思わせた。
その結果朝鮮戦争の発砲率は2倍になったという。
相手が人間だという感覚を奪うことが大事だという。

日本の千葉の浅井病院には八千人分の第二次大戦中の日本兵のPTSD症状(こんな言葉はなかった時代だが)の症例が記録されている由。

何度でも言いましょう。

戦争では何も解決せず悲劇しか生まない!

以下番組ホームページからです。

泥沼化する米軍のイラク駐留。激しい戦闘ストレスから前線を離脱する兵士が続出し、帰還兵たちはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症している。
米軍は、最新の医学知識を総動員し、兵士の心のケアに追われている。戦場の兵士を襲う「殺される恐怖」と「人を殺す恐怖」。
極限状況における人間心理を、国家はあらゆる角度から研究し、人間を戦闘マシンに近づける方法を模索してきた。
初めて大量の市民が戦場に動員された第一次世界大戦では、精神に障害を負う兵士が続出。医師たちは電気ショックを与えるなどして戦場に送り返す「実験」を行った。
また、第二次大戦で「敵に発砲できない兵士」が広範に存在することをつきとめた米軍は戦後、訓練法の改善を重ねることで、条件反射的に発砲できる兵士たちを作り出す。
しかし、彼らが従軍したベトナム戦争では、日常生活に復帰できないPTSD患者が大量発生した。
兵士を戦場で戦わせるために、人類は何をしてきたのか。
番組では、20世紀の戦争史をひもときながら、「兵士の心が壊れる」というもうひとつの悲劇を描く。


予告動画


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明日はこれがあります。

戦場 心の傷(2)
ママはイラクへ行った


予告動画

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コメント

僕の40年らいの友人の作品「冬の兵士たち」には、イラク帰還兵の話があります。田保くんという監督がアメリカで取材している。そのなかで「爆弾を巻いた少女にライフルの照準をあわせた」アメリカ兵の証言が、生々しい。自爆テロもいけないが、彼女を撃つのが、テロ戦争として正当化されるのか。戦争がいけないというのは簡単。僕も9条の会にはいってる。でもこの兵士のPTSDはそんな簡単にはとけない。現実、グリーン地帯でしか取材できない。イラクの風は熱く厳しい。砂交じりではなく、ライフルの弾痕まじりだ。

なぜ中国軍兵士の精神状態は紹介しないのでしょうか?

資料や記録が全く残っていないからでしょうか?
それ自体おかしい事だと思うのですが。

国民党軍兵士は徴用した兵士を鎖で陣地につないで、地帯行動を繰り返しました。中国共産党の兵士は数多くの村々を全滅させ日本軍の仕業に見せかけました。

この様な行動を繰り返した兵士達の心理状況はどうだったのでしょうか。

 TBさせていただきます。明日もしっかりと目を見開いて見なければならないと思っています。

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