悪い奴ほどよく眠る
BSで黒沢明の映画をやっている。
今夜は「悪い奴ほどよく眠る」だった。
初めて見た。
黒沢明の社会派の映画の代表作です。
公開は1960年9月で黒沢明にとってはこの映画を作ることが安保闘争だった由。
30億円に及ぶ横領を中心とする土地開発公団の副総裁とその上にいる誰かの犯罪を副総裁の娘婿の三船敏郎が暴くが最後は・・・・・
最後の方で加藤武さんが「これでいいのか!」と叫ぶのがこの映画のテーマだがその叫びから48年経つが汚職事件は全く同じ仕組みで行われている。
最近の防衛省の事件も同じ構造です。
汚職の構造が変えられるまで、この映画は今後も何度も見られなければならないでしょう。
殺し屋の役で田中邦衛がちょこっと出ていました。
キャスト
監督 黒澤明
製作 田中友幸
黒澤明
脚本 小国英雄
久板栄二郎
黒澤明
菊島隆三
橋本忍
出演者 三船敏郎
森雅之
香川京子
音楽 佐藤勝
撮影 逢沢譲
公開 1960年9月15日
上映時間 150分
概要
公式に表明はされていないが、ウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』を下敷きにしているのは明らかである。またアレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』からの引用もある。
序盤の結婚披露宴のシーンで登場人物の相関図を紹介する手法は、後に映画『ゴッドファーザー』でも用いられた。
本作で副総裁岩渕を演じた森雅之は当時49と息子役の三橋達也と一回りしか変わらないが実年齢を上回る初老の役を演じて境地を築いた。
悪い奴ほどよく眠る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
日本未利用土地開発公団の副総裁岩淵の娘佳子と、秘書の西幸一の結婚式は、異様な舞囲気に満ちていた。政界、財界の名士を集めた披露宴が始まろうとする時、公団の課長補佐和田が、のりこんだ捜査二課の刑事に連れ去られた。押しかけた新聞記者たちは、五年前、一課長補佐が自殺しただけでうやむやのうちに終った庁舎新築にからまる不正入札事件に、やはり現公団の副総裁岩淵と管理部長の守山、契約課長の白井が関係していたことを思いだした。ウェディング・ケーキが運ばれてきた。それは、五年前の汚職の舞台となった新築庁舎の型をしていた。しかも、自殺者が飛び降りた七階の窓には、真赤なバラが一輪突きささっていた。その頃、検察当局には差出人不明の的確な密告状が連日のように舞いこんでいた。そのため、開発公団と大竜建設の三十億円にのばる贈収賄事件も摘発寸前にあった。
goo映画より
「悪い奴ほどよく眠る」予告編
参考になりましたらこちらをクリックお願いいたします。
→人気ブログランキングへ
良ければこちらもお願い致します
→FC2ブログランキング
更によければこれもお願いします。
→
カナダde日本語を習い
とむ丸の夢を見ていた
きまぐれな日々に
あんくる トム 工房での
反戦な家づくりや
すごい生き方を学んだ。
土佐高知の雑記帳に
ささやかな思考の足跡/や
dr.stoneflyの戯れ言 を
たけくまメモ して
観劇レビュー&旅行記に
アルバイシンの丘から見た
ポラリスや
ミクロネシアの小さな島・ヤップの
旅のプラズマを書き
美しい壺日記には
津久井進弁護士の
村野瀬玲奈の秘書課広報室/との
関係性や
大脇道場の
「猫の教室」
ごまめのブログや
たけむらブログや
とくらBlogや
JUNSKYblog2008を書いた。
お玉おばさんでもわかる 政治のお話や
左翼というのはプライドたりえるのだろうかという
愚樵空論をしていたら
「ちょっと、よってけらっせん。」と伊東勉… が来るは
ちょっと言わせてとひとみちゃんが来るわ
法大OBや
や嶋ともうみ/が来るわで
わんばらんすになった
低気温のエクスタシー状態で
最近内野の光ちゃんとも一緒に戦う
大津留公彦のブログ2です。
« 麻生首相の演説に、野中広務は | トップページ | 越谷通いが始まった »
「大津留の映画評論」カテゴリの記事
- 私の「ラーゲリより愛を込めて」と本 「収容所ラーゲリから来た遺書」 の感想文と短歌と山本幡男の俳句論など(2023.02.03)
- 日米の『最高の人生の見つけ方』を続けて見た(2022.07.20)
- コロニア・ディグニダ: チリに隠された洗脳と拷問の楽園 を観た (2021.11.02)
- 「おかあさんの木」を観ました。(2019.09.05)
- 2015年に観た映画4本(2015.12.29)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 悪い奴ほどよく眠る:
» 『悪い奴ほどよく眠る』この映画を見て! [オン・ザ・ブリッジ]
第222回『悪い奴ほどよく眠る』 今回紹介する作品は黒澤監督が自ら設立した黒澤プロダクションで初めて製作した社会派サスペンスドラマ『悪い奴ほどよく眠る』です。 私は今までタイトルは知っていたものの作品自体は見たことありませんでした。昨日に偶然テレビで放映されているのを鑑賞して、その面白さと完成度の高さに正直驚きました... [続きを読む]
コメント