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2008年12月 3日 (水)

「現代」「読売ウイークリー」休刊の意味を考える

月刊オピニオン誌「現代」(講談社)が12月1日発売号を最後に休刊するという。
大学に入った時に何かの事で「「現代」にはそうは書いていなかった」と先輩と激しく論争した事を思い出す。

読売新聞の週刊誌「読売ウイークリー」も12月1日発売号をもって休刊するという
これは毎週のように眼を通して居る雑誌だった。(少し功利的な進学問題に偏って居たきらいがあったが。)

今までにも今年は雑誌の休刊廃刊が続いている。
私の目に付いたところを挙げてみると・・・

    2009/1月号    
月刊プレイボーイ
    集英社    
(学生時代から今までよく買っていた。)(ブログネタにも使わせてもらった)
    2009/1月号    
ロードショウ
    集英社    
(何度か買った事がある)
    11月号    
株価四季報
    東洋経済新報社    
(仕事では必須だった)
    10月号    
論座
    朝日新聞出版    
(話題となった「希望は戦争」の論文をネットで読んだが買ったことはない)(!)
    6月号    
主婦の友
    主婦の友社    
(母が読んでいた。なかなか調査が徹底している雑誌だった)(「主婦」は今は少ない)

    4/2号    
B-ing ビーイング
    リクルート    
(どこにでもあった求人誌)
    3月号    
NHKラジオ英会話上級
    NHK出版    
(昔買っていた)

詳しくはここにあります。
<2008年度 雑誌 休刊・廃刊情報>

その影響を少し分析してみます。

1.ネットの影響は間違いないところだろう。
映画の案内はネットで動画の予告編まで見れるのでお金を出して「ロードショウ」を買う必要がない。
もっともっとネットの影響は大規模に出てきて紙の出版は激減するだろう。
2006年から広告の金額はwebの方が出版よりも多くなっている。
ソフトバンク傘下の出版社ソフトバンククリエイティブはすべての紙媒体の雑誌が休刊の方向だ。
2007年の書籍・雑誌の販売金額が前年比3.1%減で約2兆853億円、若年層の本離れなどが響き、この10年だけで約20%も販売金額が減っているという。
2008年5月22日 (木)「グーグルが日本を破壊する」を読んだ記事を書いたがまさに事態はそのように進んでいる。

2.雑誌には分析や見解が求められるはずだがそれが弱い。
独自の見解を求めているのに各誌ともあまり変わり映えがしない。
独自の個性を持つオピニオン雑誌が少ない
健康や旅行や趣味などが多い

3.では雑誌はもういらないのか?
そんなことはないだろう。雑誌には雑誌に役割があるはずだ。
・もっと特徴や提案を持った雑誌が出てほしい
・webと違う詳しい本質的な中身が打ち出せるはず
・広告の相乗効果がはかれるのでwebとのコラボレーションは今後必須ではないか
・またネットと違い責任の所在がはっきりしているので信頼性が担保されている。
(記事が正しいということではなく責任の追及が可能だということが言える)
・ネットを使わない年配者の二ーズがある。(業界全体が若者に対象が絞り込まれ過ぎかも)
・ネット経由デスクトップパブリッシングを受ける
(自費出版を1冊から受けるwebサービスがあるがこれなどは出版業者の方が得意なのではないか。)

いろいろと出版業界の為に書いてみました。
来年あたりは放送業界について書く事になるでしょうか?

今年1月には、中堅出版社の草思社が民事再生法の適用を申請している。

「世界」や「中央公論」や「文芸春秋」や各週刊誌は来年あるのだろうか?

参考
2008年09月09日【徳島新聞のコラム】

2008年09月29日mediasabor
雑誌休刊ラッシュに潜むメディアビジネスの地殻変動
     ファッション・ジャーナリスト    宮田 理江

2008年02月27日週刊ダイヤモンドonline
全雑誌休刊か?ソフトバンクの“脱紙”加速

2008年7月31日産経ニース
出版不況

2008年5月22日大津留公彦のブログ2
「グーグルが日本を破壊する」



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恥ずかしながら、パソコン買えません 使えません 維持費ありません 情報格差ですかね、バソコ無使えないと 職場内のコミュニケーションにも困る 生きずらい

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