アメリカ発 世界自動車危機
アメリカでは今7台に1台の車が差し押さえられているそうだ。
その原因はやっぱりサブプライムローンだ。
2月2日の夜10時からのNHKスペシャルの「アメリカ発 世界自動車危機」でやっていたのをラジオで聞いた。
(最近このパターンが多く映像を見てないことが多いので海外の取材などで英語になると英語勉強モードになるのでわからなくなるので正確には番組を見たのではなく番組の一部を聞いたということになる)
番組によると、アメリカでは車のローンを申し込むには社会保険番号や会社名など五項目を埋められれば良かったという。
日本のようにローン会社の審査はなかったらしい。
しかもGMの場合はGMECというGMの子会社が独占していた由。
GMECはその債権を証券化しウォール街に売り、ウォール街はそれを自動車版サブプライム証券として世界に売っていた由。(日本のどの会社が買ったか?)
リース債権までも証券化していたという。
このシステムのおかげで支払い能力の乏しい人までが2年毎に大型SUVの新車に乗り変えていたという。
(GMはすでに利益率が低いとして小型車部門を売り飛ばしている) GMECはウォール街の孝行息子と言われていたらしい。これならGMはメーカーではなく金融会社だったのではないか。
GMの1月1日以降3週間の生産台数の対前年比は14%だ。
つまり86%減少だ。
GMはアメリカ政府から174億ドル(約1.3兆円)の融資を受けている。
GMの赤字は3兆円で債務超過はなんと6兆円だという。
退職者の年金を払う必要があるなど日本の企業にはない負担があるにせよこの金額は異常だ。
環境対応や小型車シフトなどは自動車メーカーの経営者は当然考えなければならなかったはずだ。
天文学的数字の役員配当を得ながら長期的戦略を立てずに金融工学を使って目先の押し込み販売に狂奔した結果だ。
2月1日でレイオフ中に給料の85%を払うジョブズ・バンク制度を廃止した。
レイオフ中の人は先週から一気に失業者になった。真っ先に派遣切りの口火を切り内部留保や株主配当にも手を付けず私にプリウスを買わせないようにしたトヨタがこの道歩んでないと私は思わない。
かつてバックツーザフューチャーでデロリアンという車が登場した。
このデロリアンはこの車を作ったGMの元副社長の名前だ。
彼は財務部門に追われ「晴れた日にはGMが見える」という本を書いている。
そこには外からの批判を受け付けない歴史的なGMの体質が書かれている。
人の批判はまずは有り難く聞かなければならないと思う今日この頃ですがいかがお過ごしですか?
今朝駅のホームでコートから手袋を出す時にボールペンを落としたのを若い女性が優しく教えてくれた。
電車を降りて今度は保育園に子どもと入るお母さんの後に手袋が落ちていたので教えてあげました。
それだけですが何となく心弾んだ一日でした。
今日はこんなところです。
オバマ米大統領への期待と懸念 連載中!
メールマガジンの発行を始めました。
興味のある方はご購読下さい。
◎メールマガジン名 :大津留公彦の目
消費税のことはここで全部わかる!
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
「派遣切りした企業の商品を買わないようにしよう」キャンペーン中
アパホテルに泊まるのは止めよう!キャンペーン中へ
財界と・アメリカ中心の政治から国民が主人公の政治へ!
参考になりましたらこちらのクリックお願いいたします。
→人気ブログランキングへ
良ければこちらもお願い致します
→FC2ブログランキング
更によければこれもお願いします。
→
« 立春の山茶花(俳句) | トップページ | 派遣村はまだ終わっていない »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: アメリカ発 世界自動車危機:
» ミッシェルオバマ☆ジミーチューの靴 [ミッシェルオバマ☆ジミーチューの靴]
バラク・オバマ大統領の就任式で、ミシェルオバマさんの着用していた [続きを読む]
» 金曜日 憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次 [護憲+グループ・ごまめのブログ]
09年2月26日 金曜日 憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次
1・高齢者犯罪{/arrow_r/}(ここからお入り下さい)
2・新聞とテレビからの雑談{/arrow_r/}(ここからお入り下さい)
下のURLは私の所属している護憲+グループのブログで、それぞれ特徴のあるブログです。
老人党リアルグループ「護憲+」ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/
今日の喜怒哀楽
http://kidoiraq.blog.shinobi.jp/
今日のトピックス... [続きを読む]
» いざという時のためのキャッシング知識 [いざという時のためのキャッシング知識]
いざという時のためのキャッシング知識 [続きを読む]
コメント