「7つの贈り物」『SEVEN POUNDS』を観た
妻と妹夫婦と映画を見に行った。
それは「7つの贈り物」
原題は『SEVEN POUNDS』。"POUNDS"は重さの単位でもある「ポンド」のことです。
ちなみにスペインでのタイトルは「Siete Almas」、イタリアでは「Sette anime」、訳すと『7つの魂』。
ドイツは「Sieben Leben」、フランスは「Sept Vies」で、訳は『7つの命』、中国「七磅」で訳は原題に忠実に『7POUNDS』
毎日新聞
マイコミジャーナル
平凡な男が犯した大いなる罪とは - 『7つの贈り物』
より
この原題に意味があります。
この映画はストーリーを絶対書けない。
goo映画にもこれ位しか書いていない。
男の名前はベン・トーマス。
ベンは7人の名前が載ったリストを持っている。
彼らは互いに何の関係もない他人同士。ベンは彼らに近づき、彼らの人生を調べ始める。
そして、ある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうとしている。
ベン・トーマスとは何者なのか?彼の目的は何なのか?そして、贈り物の中身とは…?(作品資料より)
以下は予告編に出てくる文章です。
「7日で 神は世界を創った
7秒で 僕は…
自分の世界を壊した」
"ベン・トーマスの秘密─
見知らぬ7人を選び 7人の運命を変える
7つの行為が導くのは─ひとつの真実"
そして決め台詞がこれ
"あなたなら、受け取れますか?"
なかなか考えさせる映画です。
最初は何のことか全く分かりませんがだんだん話が見えてきます。
でもストーリーが見えても映画を観終わった後に本人の取った行動をどう受け取るかが本当の「贈り物なのでしょう」
我々もなぜこの7人だったのかなど帰りに話し合いました。
私は最後の二人の会話の意味を聞きましたのでその部分を寝ていたのがばれてしまいましたが・・・・
以下は読売の映画評です。
「7つの贈り物」 (米)
まるでパズル 緊迫の展開
緊急電話をかけ、苦しげな表情で、「自殺者がいる。それは僕だ」と告げる男。謎めいたトップシーンだ。主人公、ベンを演じるのは、ウィル・スミス=写真=。アクションやコメディーで見せる、屈託のない笑顔はない。ファンタジー映画のようなタイトルとは裏腹に、緊迫した物語であることを、観客に告げる秀逸な導入だ。
ベンはどうやら人捜しをしているらしい。盲目のピアニスト(ウディ・ハレルソン)、心臓病治療のために多額の借金をしたエミリー(ロザリオ・ドーソン)……。いずれも、何らかのハンデを背負っているようだが、ベンは、暴言を吐いたり、無礼な質問をしたりして、彼らの真の人間性を見抜こうとする。
実は、ベンは自ら引き起こした罪をあがなうために、選ばれた人に対して、自分なりの、重大な贈り物をしようとしていることが、次第に分かってくる。ミステリアスに展開する人間ドラマは不思議な味わい。ベンの周りで起きるできごとが断片的に示されるだけで、最初はもどかしいが、パズルのように完結する物語と主人公の決断には、相応の驚きと感銘がある。
宗教的、倫理的に主人公の行動を素直に受け入れられない観客もいるかも。が、エミリーとの切ない愛の交歓を目にすれば、そんなことを問うのもやぼと思えるはずだ。2時間3分。有楽町・丸の内ピカデリーなど。(近藤孝)
(2009年2月20日 読売新聞)
Manona is out of gas??の評
7つの贈り物
SEVEN POUNDS
大泣きっす。。。。ええオトナが大泣きっす。。。。
もう、ラストにやられちゃいました。
"死せるウィル・スミス 観客泣かす"
まさにぴったりです。
ラストは、ラストは、
それまでがつまらなくても、わけわかんなくても、
ラストは、是非、目を大きく開けて観てください。
つーか、そのラスト何十分までは・・・・
だいたい、なんとなくやりたい事、動機、わかるんですよ、ぼんやりと。
でも、観させられてる感がたっぷりで、そこはしっかりと我慢のしどころ。
つーか、あのオンナに話が偏りすぎなのも、どーなのか。
もうちょっと満遍なくしてあげてもよかったと思いますが。
ま、新たなウィル・スミスを見せてもらったし、
ラストもよかったし、いいんじゃないっすかー。
つーか、"7つの贈り物"って、
そんな甘ったるい邦題は、どうかと思いますけどね。。。。
2/21公開『7つの贈り物』予告編
参考
映画生活レビュー
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