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2009年3月 1日 (日)

沢内村・女と男・大統領の陰謀・米帝国崩壊を予言したE・トッド

今日見たテレビの番組です。

まずは10時15分からの
NHKアーカイブス
老人医療費の無料化から49年
▽岩手県沢内の模索▽地域医療のあり方は

という1967年の番組を見ました。

1967年に作られたこの番組では議長だった久保俊郎氏が村長になっていたが国保が600万の赤字になっていた。

改修ができない沢内村役場はビニールで雨を防いでいた。

(この場面では昔訪問したことのある兵庫県旧南光町で立派な歯科診療所の隣にオンボロ役場があったのを思い出しました。
結構仕事でいろんな役場に行きましたが立派な役場がある所は住民の為にはいい行政が行われていないと思いました。)


久保村長はこの問題の解決の選択肢は3つあると提起した。
1.10割給付はやめる
2.増税する
3.保険行政以外の行政を後退させる

そして議長と議論した結果
「まずは住民の命を守ることです。他の事は後回しでもいいです」という結論に達しました。
そして
「今は晟雄に続くことだ」「久保村政はそれからでも遅くない」
でした。

現在の沢内病院の佐々木事務長が電話で登場し
「予防は生活習慣を変えて行かなければならない」と言っていました。

そのあと
1992年のプライム10の「生命をかけた討論」がありました。

解説: 村立病院の存続問題を伝えた「生命を賭けた対論 岩手・沢内病院の苦悩」(92年5月放送)を送る。 当時、岩手県沢内村では老人医療費を無料にしていたが、村で唯一の村立沢内病院の赤字がかさみ、村民大会で存続を問うことになった。 村長、病院長、婦人代表、老人クラブ会長らの公開討論を通して、地域医療の在り方を考える。

この番組を見て住民と医師の信頼関係がいかに大事かということとその為には住民の意思が直接政治に反映することが大事だと痛感しました。
岩手県沢内村は10人産んだ子どものうち8人死んだ母親もいるほど最も日本で乳児死亡率が高かったが昭和37年に日本で初めて乳児死亡率をゼロにしたという。
村長の深沢晟雄氏のこの状態を変えようという意思が大きかった。

赤字になっても「越冬入院」という福祉的な入院を病気の予防として行っていたのに驚きました。
この時には累積赤字が2億円となっていました。
村民の前で縮小を主張する太田村長と維持を主張する増田病院長の討論が行われました。
今は西和賀町となり独自の老人医療費を無料化する制度は行われてないようですが沢内病院は今も伝統を引き継いでいます。

いつか訪れたいと思いました。

この番組の事ではありませんが沢内村の老人医療費を無料を始めた深沢晟雄氏については私の取材日記の「今なぜ深沢晟雄氏か」にはこういう紹介がありました。
http://www.burat.jp/members/writerblog/entry_disp.200609201200-0010005.200609221921-3000001.200708261049-5000016

 深沢さん(1905~1965)は、豪雪、貧困、多病・多死という三重苦を背負った一寒村で、全国に先駆けて老人医療費の無料化に踏み切り、乳児死亡率ゼロを実現しました。「無料化は国民健康保険法違反」という岩手県に対し、「憲法に違反していない。最高裁まで争う」と言って決断しました。保健、福祉、医療を包括した取り組みは「沢内方式」として、地域医療のモデルになりました。

 村民の命を守るためにささげた半生は、「自分たちで生命を守った村」(68年、菊池武雄著、岩波新書)や、「村長ありき~沢内村深沢晟雄の生涯」(84年、及川和男著、新潮社)などに詳しいのですが、深沢村政から半世紀を経た今、なぜ、再評価の動きなのでしょうか。

 「村長ありき」の著者で一関市在住の作家及川和男さんは「元気なお年寄りを作ろうとした沢内方式は、少子高齢化が進行する中で、一層、輝きを放っているのではないでしょうか」と見ています。都鳥兄弟は「医療が進歩したはずなのに、医師不足や医師の偏在、格差社会の広がりで、人命が尊重されている時代とは言い難い。私たちは昔の話ではなく、現在に通用する話として制作しています」と話します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12時15分
NHKスペシャル「女と男」の再放送
(前はラジオで聞いたので再度見ました)

これについては一部このブログでも紹介しました。
女と男

NHKスペシャルシリーズ「女と男」が3回シリーズであった。 この記事は書いてなかったがなかなか興味深い内容だった。 特に第三回目の男が消える話は少し男としてはショックだった。 これは人類にとってもショックな話それは500万年後かもしれないし来週かもしれないとのこと。 そうなったらどうするか・・・・ どうしようもない。 人類は消えるしかないのだろう。

この番組を見て以来「男を大事にしなけれなならない」と言いまくっている。
あまり聞いてもらえないが・・・

この番組のタイトルは「女と男」です。
決して「男と女」ではありません。


以下略
この記事で紹介した志村建世さんのブログの記事の一部を紹介します。


2009.1.13
NHKスペシャル「女と男」を見て

女と男とでは、脳の働かせ方が違うという部分でした。単純化すれば、男は空間把握能力が高い、女は言語能力が高いということになります。 その原因を、番組では人間の長い進化の歴史に求めていました。獲物を追って狩をしていた男たちには、地形や距離を読み取る能力が必須でした。 一方女たちには、身近な人たちと助け合うコミュニケーションの能力が絶対に必要でした。 その数百万年にもわたる記憶の集積が「女の脳」と「男の脳」を作ったというのです。

2009.1.19
「女と男・男が消える」を見て

生物としては女が基本形で、Y染色体が非常に小さく、対等というよりも欠落に近い状態であることは知っていましたが、その理由が「合体する相手がいないので、 痩せ細る一方だった結果」とは、初めて知りました。男の孤独と淋しさを象徴するような話でした。

既にDVDが出ていました。

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20時
映画「大統領の陰謀」

ウォーターゲート事件の真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで到らしめた二人の新聞記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの活躍を描いた実話の映画化。根気良く調査を続ける二人の姿と少しずつ事件の概要が判明して行く様はドキュメンタリー・タッチを越えて、政治を題材とした“探偵映画”と言って良いほど面白い。デスクに扮するJ・ロバーズが頼もしい演技を見せる。

日本で総理の陰謀と言う映画が今作れるであろうか?
多分配給する映画会社はないだろう。

最後のシーンでタイプライターが事件の顛末を打ち続けるが最後にはニクソンが隠ぺいを指示したテープレコーダーが出てきてニクソンが辞任に至る。
これはフィクションではない。
最初のシーンはニクソンの就任演説の実写のシーンだ。

自民党の政権でなくなった時に「総理の陰謀」という映画が作られるかも知れない

その時はシリーズ化しなければならないかもしれないが・・・
当然最後は麻生総理だろうが・・・・

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未来への提言
米帝国崩壊を予言したE・トッド

これは面白かったが残念ながら「大統領の陰謀」のあとの時間半分しか見れなかった。
E・トッド氏はサルトルと同人誌を出していたポール・二ザンの息子で1951年生まれのフランスの人類学者です。

おもな世界経済に対する主張は
・各国はブロック経済に戻り内需拡大に努めるべきだ。
・内需を拡大し経済の活性化を図る
・自由貿易は中国を崩壊させている
・二千万人の失業者が中国で出るかもしれない
・中国共産党の幹部はおびえているだろう
・中国を支援しなければならない

日本はどうすべきかについては
・アメリカのリーダーシップから解放されるべきだ
・日本は政治的には民主主義だが大人になるのを嫌がっている子どものようだ
・パパが年老いて行くのを信じられない子どものようだ
・上下関係を重んじ権威におもねり率直にものが言えない
・真の成熟は人間も国家も平等な社会
・日本は欧州と直接対話すべきだ
・アジア経済でも役割を果たすべきだ
・日本の最大の課題は少子化
・このままでは将来日本は衰退する

最後に色紙に書いた言葉はこの二つでした。

「知的正直さ」
「リアリズム」

米帝国崩壊を予言したという「帝国以後」という本を読んでみたいとおもいました。

内田樹さんの読書感想文がありました。
http://blog.tatsuru.com/archives/000078.php

以上が本日のテレビ視聴報告でした。

テレビばかり見ているなと言わないで下さい。
本人がそう思っているのですから・・・・。

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受信: 2009年3月 1日 (日) 17時34分

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 多分,今年になってから見たテレビによって,私・パピヨンが抱いていた宿題の一つでますます強く刺激されたものがある.それは次のような問いかけである.  『変革や革命は一体誰のためなのか』  『誰のためなのか』という問いかけは『誰のために行うのか』という意味でもあるし,『誰のためになるのか』という意味でもある.この二つの意味は微妙に違って来る場合がある. そしてその宿題を刺激したテレビの番組は南アフリカ共和国の『変革のその後』を描いたものである.(以下の書く内容の詳細は不確かであることをお断... [続きを読む]

受信: 2009年3月 4日 (水) 18時17分

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