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2009年5月 2日 (土)

遙かなる絆第三回「祖国へ」を観た。

Photo
番組ホームページより

このドラマは父のドラマが娘のドラマで追体験してシンクロしており良くできたドラマだと思う。

実話の原作『あの戦争から遠く離れて』が素晴らしいのだと思うが脚本もいいのだと思う。

200通の手紙を書き日本赤十字から手紙が届き愛媛県八幡浜に両親がいることがわかる。
主人公王福の日本への帰国手続きは順調に進んでいたが「文化大革命」がそれを遮る。
・・・・
まだまだ前途は多難のようだ

第三回のタイトルは「祖国へ!」

祖国
愛国心
故郷

という言葉が新鮮だった。
これらから縁遠くなっている自分を感じる。                       
         

主人公城戸久枝は今回も

「君はこの国の歴史を知らなすぎる」

と中国人の男友達に言われる。

この国と「祖国」の歴史をもっと知りたい。

Photo_2

番組ブログより


番組の中で「落葉帰根」という中国のことわざが紹介されました。
(叶落帰根という言い方もあるようです)
(樹木がたとえどんなに高くても、枝から落ちた葉はいずれ根元に帰する)という意味です。

いろんなところにさすらうとも最後は故郷に帰るをいうことも表すでしょうか。   

中島みゆき
に『樹高千丈 落葉帰根』
という歌がありました。

その詩の全部を紹介します。

私は独りが嫌いです それより戦さが嫌いです・・・

ーーーーー

見知らぬ土地へ流れてゆく心細さをたとえるなら
幹から遠くなるほどに 次第に細くなってゆく枝葉
私はどこまでゆけるでしょう 空まで昇ってゆくかしら
それともつらい冬が来て 望み叶わずに散るかしら
樹高は千丈 遠ざかることだけ憧れた
落ち葉は遥か 人知れず消えてゆくかしら
いいえ どこでもない 枝よりもっと逢かまで
木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる


それぞれ離れてゆく枝は つかのま触れてはまた離れ
風のしわざと知りつつも 諦めきれずに振り返る
私は独りが嫌いです それより戦さが嫌いです
それゆえ違う土地へゆき 懐しがろうと思います
樹高は千丈 遠ざかるしかない者もある
落ち葉は遥か 人知れず消えてゆくかしら
いいえ どこでもない 枝よりもっと遥かまで
木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる

いいえ どこでもない 枝よりもっと遥かまで
木の根はゆりかごを差し伸べて きっと抱きとめる


(『樹高千丈 落葉帰根』より)

ーーーーー

このことわざを使った中国残留孤児国賠訴訟原告団の声明を見つけましたので紹介します。


原告団声明
中国残留孤児国賠訴訟岡山原告団
団長 高 杉 久 治

1, 私たちは中国「残留孤児」と呼ばれています。1945年の日本敗戦時に幼くして中国大陸で実父母と引き離され、日本に帰ることが出来ないまま長い間放置されてきたからでした。その後、私たちはやっとの思いで祖国日本に帰ることが出来ましたが、日本に帰ってきてから、日本政府が私たちの存在を知りながら日本に帰還させる手続を取らずに放置し、しかも死亡したとみなしていることを知りました。また、日本政府は私たちの両親を積極的に中国に送り込みながら、引き揚げについては全く消極的な姿勢であったことを知りました。

2, 中国に「樹高千丈、落葉帰根」ということわざがあります。これは、たとえ樹木がどんなに高くても、落ちた葉はいずれ根元に帰るという意味のことわざです。私たちの中には、目の前でソ連軍の兵士に母親が強姦されそれを苦にした母親が1週間後に命を絶ったものがいます。何人もの中国人の養父母をたらい回しにされ学校にも行けなかったものもいます。文化大革命のときに日本人というだけでスパイと見なされ市中引き回しとなったものもいます。しかし、わたしたち残留孤児はみな、中国での生活がどんなに苦しいときにも、自分のことを日本人であると思い、「落葉帰根」のことわざのとおり、いつか祖国日本に帰る日が来ることを夢見て生きてきました。

3, 今、私たちは様々な困難を乗り越えて祖国日本に永住帰国することが出来ています。しかし、年を取ってから帰国することになった私たちにとって、言葉の違い、文化の違いによる壁は、想像以上に厚いものでした。日本語が十分に話せないことで職場でも地域でもいじめにあい、せっかく見つかった職業も多くの者が長続きしませんでした。祖国と思いあこがれた日本の皆さんから「中国人!」とののしられるたびに、私たちは戸惑い、悩みます。未だに十分に日本語をしゃべることのできない私たち多くは、家の中に引きこもって、生活保護をもらいながらやっとの生活を送っているです。

4, 私たちがこのような被害を受け続けているのは、果たして誰のせいなのでしょうか。戦争のときはみな同じように被害を受けたのだという方もおられるかもしれません。しかし、戦後40年以上も外国に放置されたままであったいう例が他にあるでしょうか。また、日本へ帰国後の本人の努力が足りないのだという方もおられるかもしれません。しかし、ではほとんど例外なく「残留孤児」の大多数が未だに満足な日本語が話せないのは何故なのでしょうか。

5, 私たちは、本日、岡山地方裁判所に提訴した国家賠償請求の裁判を通じて、私たち「残留孤児」の受けてきた被害を皆さんにお伝えしたいと思います。
「樹高千丈、落葉帰根」。私たちが本当にこのことわざを信じてきて良かったと思える日が来るまで、どうか私たちの闘いをご支援下さい。また、未だ訴訟に立ち上がっていない「残留孤児」の皆さんが私たちと共に原告に加わって欲しいと願っています。私たちが味わったと同じような2度と悲劇を繰り返えさないためにも。

原告団声明
中国残留孤児国賠訴訟岡山原告団

http://www.geocities.jp/czk_oka/teiso-seimei-01.html


脚本は富良野塾(倉本聰先生が塾長です)出身の吉田紀子。こちらもまた、オヤジが泣いたドラマの5本指に入る「Dr.コトー診療所」のライター
「大地の子」は山崎豊子原作でしたが、今回の「遥かなる絆」は昨年の大宅ノンフィクション賞受賞作、城戸久枝さんの『あの戦争から遠く離れて』のドラマ化です。
つまり、実話。だから、輪をかけて泣かされること、うけあいですよ。(新橋のネクタイ巻き)

ZAKZAK 2009/04/28
http://www.zakzak.co.jp/gei/200904/g2009042819_all.html
全てが涙腺刺激する…NHK「遙かなる絆」で大泣き

第三回「祖国へ」(5月2日放送予定)

 久枝(鈴木杏)は劉(フービン)の紹介で残留孤児の日本語教室を手伝う。そこに訪ねてきた日本人女性から30年前の父・玉福(グレゴリー・ウォン)との出会いを聞かされる。
 その頃の玉福は肉親探しを求める200通もの手紙を日本赤十字社に出し続け、ようやく身元が判明し、日本にいる父・弥三郎(浜畑賢吉)からの手紙も届いたのだった。進められる帰国の手続きに、玉福も養母・淑琴(岳秀清)も別離の悲痛に耐えた。しかし下された結果に、久枝は父の苦悩を思った。

YouTubeドラマまとめ ドラマ・映画 遥かなる絆 -VideoNavi-
http://videonavi.blog66.fc2.com/blog-entry-1939.html

[[item(http://music.yimg.jp/lyrics/lyrics.swf?id=Y051247&aid=236145,500,400)]]
===== ■[http://music.yahoo.co.jp/shop/p/12/236145 アーティストページへ] ■[http://music.yahoo.co.jp/shop/p/02/236145 作品一覧ページへ] ■[http://music.yahoo.co.jp/shop/p/52/236145 歌詞一覧ページへ] =====

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