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2009年6月24日 (水)

今日はひめゆりの日です。


百合です。
今日はひめゆりの日です。
今日は沖縄慰霊の日です。

太平洋戦争で唯一住民をも巻き込んだ日本地上最大の戦闘が終結した日です。
朝のテレビでやっていたので朝、77歳の人生の先輩から戦争の時の話を聞く事が出来た。
鹿児島の方で沖縄戦の最後の指令官である牛島満中将は中学校の軍事教練の先生だったことを教えてくれた。
牛島は大本営に以下決別電報を打って魔文仁の丘で自決した。

沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ

沖縄県民に特別の高配のあらんことを・・・

その御子さんは教師をされあだ名は「ピーポー」だったという。

「people」だろう。
「人民」だったのだろう。


重信川の岸辺から
に満のお孫さんの事が載っていたので紹介します。

牛島貞満さんは、牛島満沖縄守備隊第32軍司令官のお孫さんである。小学校教員で、東京と沖縄の豊見城の小学校で平和教育をしておられるという。
牛島司令官が自決の際に残した二つの命令を中心に事実から考えさせる授業をしておられるという。

 牛島司令官自決の際の二つの命令とは、首里から南部への撤退命令であり、「各部隊は生存者中の上級者これを指揮し、最後まで敢闘し、もって悠久の大義に生くべし」である。この二つの命令が沖縄戦で被害を大きくしたことにもふれているということである。そういう授業の実際を紹介した後、牛島さんは次のように言っている。

 「座間味や渡嘉敷の強制集団死を「軍令でない」という人もいます。同じことは渡嘉敷や座間味に限らず無数にあったとこは、小学生たちの聞き取りからも分かります。」

 「あえていえば、検定前の記述でも沖縄戦の本当の姿が十分に伝えられているとは思いません。」「繰り返しになりますが、沖縄という「防波堤」の内部にいた本土の人間は、もっと沖縄戦を知るべきだと思います。」

 「集団死をめぐって軍令の有無が取りざたされていますが、当時は軍政下にあったのですから、県全体では32軍の司令官である牛島中将が最高の権限を持っており、そこで起きたことには責任を有しています。離島においては、そこに起きた事象についての責任は、そこの日本軍の部隊長にあることは当然だと思います。第32軍は「防諜」を徹底指導し、住民にも投降を認めていませんでした。逃げ場のない離島に米軍が上陸して来たとき、軍から手榴弾がわたされれば、それが意味することは明白です。」

 牛島さんは牛島中将について冷酷なイメージがあるけれど、優しい人であったそうだとしのぶ。そして、国際法規にも通じていた祖父がなぜ首里で戦争を終らせなかったのか、軍が南部に撤退すれば住民が犠牲になるとわかっていたはずなのになぜなのか、この疑問は私にとって永遠のテーマであるという。

 肉親としてのまなざしを失わず、でも、客観的な視点もちゃんと保っておられる牛島さんの文章を読んで、こころうたれるものがあった。

 (「世界」臨時増刊「沖縄戦と「集団自決」」の「なぜ祖父はその道を選ばなかったのか」という牛島貞満さんの文章による。)

 同書の「証言 沖縄戦と集団自決」を今読んでいる途中だが、戦場に起こったことは惨憺たるものである。

 その証言のなかに、住民を処刑し、住民に投降を許さず、集団死に追い詰めながら、自らは生き残った指揮官が多数いることも知った。

 牛島司令官は彼らとともに裁かれるべき責任があろう。だが、孫という立場にありながら、その責任を冷静にみつめ、伝える作業をつづける牛島貞満さんには頭がさがる。

 
 追記、東条や岸信介の孫のあり方とは天地の差がある。

ひめゆりのことは
こちらをご覧下さい。

ひめゆり平和記念資料館

沖縄戦に関してはこちらのサイトが分かりやすいです。
教えて!! 知得留先生 歴史授業シリーズ1
激動の沖縄戦―日米両軍最後の激戦地― 沖縄戦前まで

今夜はこんなところです。
ではまた・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

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