大震災15周年特集ドラマ「その街のこども」を観た
不思議なドラマだった。
どこまでが震災当時10歳で地震を経験した森山未來と13歳だった佐藤江梨子の実話かわからない。
会話などはおそらく事実なのだとおもった。
それくらいリアリティがあった。
震災の経験者である二人にしかできないドラマだったのだろう。
佐藤江梨子は最近、ナチス強制収容所での体験を綴った「夜と霧」を読みなし、「いい人が先に死んでしまった」という言葉にいろいろ思い出したという。
震災で亡くなった友達の「ぼろぼろになったおっちゃん」と合いベランダのおっちゃんと手を降り合うシーンでは涙が出た。
15年前我が家は大阪で地震を経験した。
3人の死者が身の回りに出た。
阪神/淡路大地震全体では6434人の死者が出た。
ハイチの地震では死者が20万人を越えるかもしれないという。
戦争のためではなく地震のために人間は備えなければならない。
ーーー
阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ「その街のこども」
【公式サイト】http://www.nhk.or.jp/hisaito/sonomachi/
2010年1月16日、新神戸駅で偶然知り合った勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。
ふたりには、誰にも言えず、抱え続けてきた震災の記憶があった…。
震災15年目の朝を迎えるまでの一晩の神戸を舞台に“語れずにいた想い”が不器用にあふれだす。
脚本は映画「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや。
神戸で学生時代を過ごした渡辺、子どものころに震災を体験した森山未來と佐藤江梨子が、リアルな感情で挑む。
●スタッフ
作・脚本…渡辺あや
音楽…大友良英
演出…井上剛
プロデューサー…京田光広
制作…NHK大阪放送局
●キャスト
森山未來、佐藤江梨子、津田寛治 ほか
番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/hisaito/sonomachi/ 幼いころに阪神大震災を経験した若者の15年を描いたNHKドラマ「その街のこども」のダイジェスト版試写会が18日開かれ、
主演の森山未來さん(25)と佐藤江梨子さん(27)らが会見した。
自身も被災した佐藤さんは「大阪の制作発表の後で、変な質問をされて怒ってしまったんです。
でも共演したおっちゃんに『東遊園地(の慰霊と復興のモニュメント)に亡くなった人の名前があるから見なさい』と言われ、
友達の名前があったときに、こんなことで怒った私は本当にちっちゃいなと思った。
生きてるからできることは無限にあるのに……」と涙で語った。
ドラマは、幼いころに震災を体験した男女が、震災から15年目の朝を迎えるまでの一晩、
当時「語れずにいた思い」をテーマに交流し、新たな一歩を踏み出す……という物語。
脚本は映画「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」の渡辺あやさん。
ドラマで、震災後に父の仕事が原因でいじめに遭い、東京へ引っ越した過去を持つ設計士を演じる森山さんは
「僕も被災しましたが、こんなにこんな形で神戸の地震とかかわることになるとは思わなかった。
かかわればかかわるほど、人の生活があって……。地震はいつ起こってもおかしくない。極端に言えば出会いのようなもの。
その積み重ねで、今をどう歩いていくかにつきると感じているところです。
今こういうふうに歩いている人もいるんだよ、というのが伝わるといいです」と語った。
やはり被災体験を持つ渡辺さんは
「中途半端な気持ちでは絶対できない。何よりもいいものにしなければと思った。
15年前に地震を体験した子どもたちが、こんなに大きくなってドラマを作るなんて誰も想像しなかったと思う」
と思い入れを語った。
放送は10年1月17日午後11時から。
同日早朝に撮影する東遊園地での追悼式典のシーンを加えて放送される。
弊ブログ地震関連記事
2008年1月17日 (木)
黙祷を捧げました
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ちえさん
コメント有り難うございました。
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投稿: 大津留公彦 | 2010年5月 6日 (木) 20時56分
再放送で『その街のこども』を見ました。とても心に響きました。何かを考えてしまいます。感動しました。
投稿: ちえ | 2010年5月 5日 (水) 20時52分
たけむらさん
コメント有り難うございました。
たけむらブログ見れました。
メンテの爲の停止だったのでしょう。
投稿: 大津留 | 2010年1月19日 (火) 15時07分
私も、食い入るようにしてみました。聞きました。本当に不思議なドラマでしたが、心に残るドラマでした。
たけむらブログが、消えてしまったのですが??
投稿: 嶽村 | 2010年1月19日 (火) 09時06分