「権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」
権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」
を見た。
この派遣切りの時代に於ける湯浅誠という男の必然的存在を強く意識した。
気に付いた彼の功績と思った事を書きます。
この番組の番宣をしなかった事を反省しています。
再放送もあるでしょうから見てない方は御覧下さい。
* ワンストップサービスを発案した事
住まい/仕事/資金/生活保護は一カ所で対応しなければならないという強い思いが横のつながりの少ない官僚を動かした。
* その為の自治体との交渉を成功させた事
市川市に当たりをつけて千葉市長に交渉し、市役所を出たらすぐ市原市に電話で依頼する等は確かな交渉力を感じた。
なかなか単独では自治体は動かないが動きだせば一気に流れが出来る事は私の営業の経験からも実感がある。
ワンストッププサービスの実施の要件から自治体の生活保護受け入れ義務を外す等柔軟な対応もしている。
* 派遣切りに遭った人へ年末宿泊場所を確保した事
代々木の青少年センターの厨房が工事するとか職員が正月休みだとかのやれない理由を乗り越えての実施
(役人は)当事者の立場に立てないのだなとのつぶやきが印象的だった。
* 24時間で鳩山首相の年末対策広報がyoutubeに載った事。
役人が我々では考えられない事だと言っていたのが印象的だった。
ノートpcも常に持参されて居り、ITに強い事も感じられた。
* 青少年センターの運営の改善した事
使えなかった内部意思疎通の為の館内放送を都/厚生労働省/文科省と掛け合い実現した。
800人の再聴取を自ら模範を示し社会福祉法人の人たちと一日で実現し生活保護492人/就職15人を実現した事
先日の日本テレビの放送と重なる映像もあったがどちらも100日間湯浅さんを追いかけた事も貴重な歴史的ドキュメントとなった。
湯浅さんが政権に入った事も、政権から抜けた事も理解します。
「国ってもうちょっと力あるのかと思ってました」
「エネルギーの8割を自治体対策に使いました」
というのが驚きでした。
今度は湯浅さんにはその相手だった地方自治体の人間になって貰うといいと思う。
出来れば東京都知事として。。
権力の懐に飛び込んだ男_100日の記録
番組公式ホームページより番組の概要
1年前、”年越し派遣村”の村長を務めた湯浅誠氏。NPOとして在野で活動を続けてきた彼が政府に招かれ、昨年秋から内閣府の参与となり、緊急雇用対策本部「貧困・困窮者支援チーム」事務局長として活動を始めた。待ったなしの貧困対策。カメラは、従来の枠組みを超え、官僚や政治家、地方自治体の間を自在に飛び回り、貧困者の対策に乗り出す湯浅に密着。「誰もが平等に尊厳を大切にされる社会」を理想に掲げ、現場一筋に解決策を見出してきた湯浅は、果たして行政に横たわる様々な障壁を乗り越え、効果的な施策を実現してゆけるのか。困難に直面しながら格闘し、時に挫折する湯浅の100日を通して、政治主導を掲げる新政権、そしてなかなか崩れない縦割りの官僚組織や、疲弊する地方自治体の現実を描いていく。
ーーーーー
民主党政権は「4年間は消費税増税凍結」を言うが、その後は「上げない」とは一切言っていません。
4年後増税を許さないために、キャンペーン第4弾!
消費税増税絶対反対!大脇道場で勉強しよう!
ーーーーーーーー
参考になりましたらこちらのクリックお願いいたします。
→人気ブログランキングへ
良ければこちらもお願い致します
→FC2ブログランキング
更によければこれもお願いします。
→
« 本競技でもこんな風にライトを当てたらどうかな? | トップページ | mac &iphone使い始めの記 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 「小さな抵抗 戸山恢個展」に寄った(2023.03.12)
- 最低賃金をめぐる議論(2022.07.06)
- 「共闘勢力」比例も議席も前進(2021.11.11)
- 「ものを言う」 国境なき医師団(2021.11.10)
- 「自民大勝、維新大躍進、野党共闘失敗」は大嘘(2021.11.09)
「ワーキングプア」カテゴリの記事
- 湯浅誠さんを都知事に!!(2010.03.28)
- 政府が貧困問題についてどういう方針を持つかによって決める(2010.03.07)
- 湯浅誠さんの「どんとこい貧困!」を読んだ(その2)(2010.03.06)
- 「権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」(2010.02.28)
- 日比谷公園で生まれた国会決議(2009.01.09)
「youtube」カテゴリの記事
- spotifyとYouTube premiumをお勧め(2021.05.22)
- 2014年の文学抱負のまとめと2015年の抱負(2015.01.03)
- 雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう(2013.12.19)
- 古館伊知郎の「二つの後悔」と長渕剛の「愛おしき死者たちよ」(2012.03.14)
- クローズアップ現代の「震災データマップ特集」とhey和(2012.03.01)
「テレビ」カテゴリの記事
- 優しい音楽〜ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ(2022.01.07)
- 太陽の子(gift of fire)(2020.08.21)
- 戦争孤児サヘル・ローズ心の旅(2020.08.20)
- アウシュビッツー死者たちの告発 2(2020.08.18)
- メルトダウンZERO(2020.03.17)
「貧困」カテゴリの記事
- 「格差が人を殺している」(2022.02.02)
- 生活保護バッシングはここまでやるのか!(2013.01.26)
- 生活保護の削減が引き起こす他の制度への影響について(2013.01.25)
- うすっぺらなうそが国を壊してゆくうそはつくなと習わざりしか(2013.01.25)
- 生活保護基準引き下げに反対する署名に、ご協力をお願いします。(2013.01.19)
「NHK」カテゴリの記事
- NHKが力の入った戦争関連番組を流しているので紹介します(2021.12.08)
- 【しかたなかったと言うてはいかんのです】九州大学生体解剖事件(2021.08.12)
- 「かんざらしに恋して」を観た(2019.02.07)
- 自由はこうして奪われた~10万人の記録でたどる治安維持法の軌跡~(2018.08.19)
- 人生は挑戦であり冒険(2015.03.28)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」:
» 朝青龍引退に寄せた毎日新聞夕刊記事に品格を見た [BLOG BLUES]
確か先週15日付けの文化欄だったと思う。
切り抜いておいたので、お目にかけたい。
どうですか、みなさん。心打たれるでしょ。で、ちょっと恥ずかしくなる。
遅ればせながら、大相撲ファンの一人として、僕も言おう。
「ダグワドルジさん、ありがとう」。
穏やかで誠実さにあふれた文章であるが、同時に、
鋭い批判の刃を持っている。その刃は、筆者自身も含め
日本人全体に対し、日本社会の未来へ向かって投げかけられている。
大人(たいじんと読んでね)の文章である。花も実もある。
こうし... [続きを読む]
» 経団連、自民党への献金主導を中止、民主に配慮 資金目減りの断末魔の自民党清和会・勝共連合・日本会議 [日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合〜法大OBのブログ]
★ポチっとblogランキング(^^ゞにご協力ください
パトロンさんが自民党を見限りました。
今まで自民党のパトロンをやってきた経団連が、一気に方針転換。経団連として自民党への献金とりまとめはしないと表明。つまり、傘下の企業各自の判断に任せるということ。
民主党は企業献金廃止を提唱しているゆえ、今後は、経団連から自民にも民主にもカネが流れなくなる。過去には自民27億円、民主1億円だった献金がほぼなくなる。民主の痛手はたったの1億。たいして影響はない。自民は27億円まるまる失うことに。
... [続きを読む]
北海道かおりんさん
懐かしい記事にコメント頂きまして有難うございました。
投稿: 大津留公彦 | 2011年7月24日 (日) 11時25分
文化資本の低い人というのは、一緒に話をしたりしていてもよくわかることですよね☆
個人的には友達にはしたくないけど。
まぁカルト団体みたいな街があったなら おそらく頭はいい人はあまりいないことはみんなが理解できることというか
かおりん的には知的で出世欲があり、大人しくない、
話も楽しい、嫁に首を取られない人は
好きだけど。
投稿: 北海道かおりん | 2011年7月24日 (日) 09時52分
OBC特番「ラジオ派遣村スペシャル!村長対談」
出演:元内閣府参与=湯浅誠、参議院大阪候補者=清水ただし
4/17(土)17時半〜30分放送 1314khz(ラジオ大阪)
関西地区は、radiko.jpでも聴取可
関西以外の方も、同日18時~インターネットで視聴できます。
http://hakenmura.tv
詳しくは、番組スタッフブログをご覧下さい。
http://hakenmura.tv/blog/
投稿: 子猿NET | 2010年4月15日 (木) 00時58分
latter_autumn さん
コメントありがとうございます。
latter_autumn さんはペシミスティックですね。
私は生来のオポチュニストなので何事も楽天的に考えます。
今湯浅さんの「どんとこい貧困!」を読んでいます。
読み終わってから湯浅さんにメールを送ろうと思います。
かみさんと湯浅さんの収入の事が議論になり調べてみたら「もやい」で湯浅さんは無給で収入は出版物の印税だけだそうです。
投稿: 大津留公彦 | 2010年3月 3日 (水) 21時53分
仮に湯浅氏が立候補しても、民主党は彼以外の候補を推すでしょう。
市民の盛り上がりは・・・。多分無理でしょう。
いわゆる派遣村バッシングの側には「盛り上がり」がありますが。
http://www.magazine9.jp/karin/100113/
それに比べれば、湯浅氏を支持する側の「盛り上がり」はいかにも弱いものです。
立ち上がらない当事者、自ら闘う知恵と勇気を失くした当事者。
「文化資本」の低い人々。
湯浅氏の「活動家になろう」の呼び掛けは、ほとんど糠に釘。
投稿: latter_autumn | 2010年3月 3日 (水) 18時26分
latter_autumn さん
コメントありがとうございます。
言われる事はわかります。
そうだとしても、市民が盛り上がりを作れば今回の事もあるので民主党は表立って石原支持とは言えないのではないでしょうか?
湯浅さんにメールを送ってみるかな?
投稿: 大津留公彦 | 2010年3月 2日 (火) 17時42分
民主党が湯浅氏を都知事候補として推すとは考えにくいです。
湯浅氏が権限のあるポストにつくことに民主党が同意するなら、いっそ厚労相を任せたらよいのです。ところが民主党はそうはしないで、湯浅氏の承服できないような派遣法改正案をまとめる。結局湯浅氏とは方向が違うのです。内閣府参与のような権限のないポストを与えて人寄せパンダとして利用するのが限度なのです。湯浅氏の思い通りにやらせるつもりはない。主導権は与えない。
民主党東京都連にしても、そもそもが石原都政にほぼ全面賛成しているオール与党の一部ですから、その方向は石原と合っているのであって湯浅氏とは違います。やはり湯浅氏は推さないでしょう。
投稿: latter_autumn | 2010年3月 2日 (火) 17時17分
シマフクロウさん
コメント有難うございます。
山井政務官もしがらみに縛られた官僚達の間で多少なりとも湯浅さんと同じような思いをしているのではないかと思います。
労働者派遣の改正の問題でも働く者の立場に立ちきれず経団連やアメリカの事をおもんばかる民主党の限界性を感じます。
この限界を打ち破れるのは湯浅さんを始めとする過去の政治と縁の切れたactivest=カツドウカでしょう。
投稿: おおつる | 2010年3月 2日 (火) 09時15分
山井議員のやる気のなさそうな態度がずっと気になりました。
湯浅さんに力一杯やらせるつもりではなかったんでしょうかね。
投稿: シマフクロウ | 2010年3月 2日 (火) 08時08分
こんばんは・・<`ヘ´>・・多くの問題を抱えておきながらも、政治家というモノ:何もしてくれません。期待もコッチはしてませんがね。警察 消防 学校教育 医療関係 その他 直接、国民の生活に必要な行政サービスの8割以上は、地方自治体により提供されいており、そうでならば・・地方自治体の地方政治家や地方行政官ほど、自覚を大いされた優秀なる人材が必要となるであろうと思ってやまない事は過去に論じましたが、日本の多くの議員はブログをやりながらも、大切な我々:国民の意見も聞こうとしていないんです・・と言う主旨で記事にしました。タイトルは『下らない詩や写真を貼ろう!クソったれの議員の為!』です。毎度のユニーク:おもしろ画像写真では、「そういう意味・価値無し議員画像」「チャールズ皇太子の写真」「「踊る大捜査線3」でも活躍する柳葉敏郎ふんする室井慎次」「児童買春、ポルノ禁止法」写真画像を貼りました。・・どうぞ!遊びに寄って見てやって下さい。・・1言コメントと応援もよろしく頼む次第です。
投稿: 智太郎 | 2010年3月 1日 (月) 21時20分
latter_autumnさん
コメントありがとうございました。
湯浅さんは年末対応だけというつもりだったようですから、少し予定よりも長かったという事でしょう。
湯浅さんが都知事候補としてその気になれば民主党はノーとは言わないでしょう。
他の派遣村に関わった政党も異論はないでしょう。
問題は湯浅さんがその気になるかどうかでしょう。
擁立運動を起こしますか?
投稿: | 2010年3月 1日 (月) 17時02分
参与辞任の最大の理由は、派遣法改正案の内容が骨抜きだったのに失望したからでしょうか。
社民党や厚労相は、援軍としては頼りにならなかったということかな。
都知事になるのは無理でしょう。派遣村に行って助けてもらう人やその予備軍の大半は、そもそも選挙に行きませんから。
投稿: latter_autumn | 2010年3月 1日 (月) 16時48分
岩下さん
コメントありがとうごさいます。
「平成の坂本龍馬」に是非東京都知事になって欲しいですね、
本人がその気にさえなれば支持は集まるでしょう。
投稿: おおつる | 2010年3月 1日 (月) 07時58分
湯浅誠をかって揶揄中傷していたことを後悔しています。よく知っているが故の嫉妬であったと思います。病気は人を卑屈にするものだと反省しています。NHKも、彼も「東大」であることへの、いわれなき憎悪は自分でも理不尽だと思います。Nスペも、熟知しているだけに、ジェラシーがありました。でもいいものはいいし、湯浅君は平成の坂本龍馬だと認めます。彼こそ都知事になってほしい。
投稿: 岩下俊三 | 2010年3月 1日 (月) 00時30分