<障害者自立支援法>参院で改正案可決・成立
<障害者自立支援法>が参院で改正案可決・成立した。
このブログで再三紹介している作業所をやられている大脇道場から満腔の怒りに満ちた(しかし最後は明るく終わっている)そのブログ記事(twitterにも一部紹介されています)を転載します。
障害は私たちの一部です。私たちの命の一つの形なのです。そんな、障害を「自己責任」として本人や家族に押し付け、「応益負担」を求めてきた法律が、憲法 違反と断罪されたのは当然です。その延命に手を貸した人々に人間の未来を語る資格は無いでしょう。
脳と神経系に司られた高度に発達しかつ繊細な人間の命は、傷つきやすく常に障害のリスクとともにあるのです。…その中の何がしかの割合の命が、障害を引き 受ける運命の選択を担ったのです。人間という命は、先ず生物学的には障害からは逃れられないのです。
さすが専門家のお言葉
少し心が動きました。
噛み締めたい!
以下大脇道場へ入門
NO.1953 国際障害者デーに汚点!自殺支援法の延命が強行された日。忘れんばい!
怒!されど、冷静に・・・・。
数で押し切られてしまいました!!
先ずは、ブログを読んでいただいた皆さん、ツイッターでRTして応援していただいた皆さんに心からお礼を申し上げます。
さて、今日は、国際障害者デーです。
世界中で、障害者問題への理解促進や障害者が人間らしい生活を送る権利を守るためにがんばりましょうと確認した記念日です。
(1982年(昭和57年)12月3日に、第37回国際連合総会において「障害者に関する世界行動計画」が採択されたことを記念して、1992年(平成4年)の第47回国際連合総会において宣言された。毎年12月3日。国際デーの一つ。)
そして、日本では今日から12月9日の「障害者の日」までが障害者週間です。
国民みんなが、障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加するできるようにみんなで考えがんばりましょうという週間です。
(1995 年(平成7年)6月27日に、当時の総理府(現内閣府)障害者施策推進本部により12月3日から12月9日までの1週間と定められた。 これは国際障害者デーであり、また障害者基本法の公布日でもある12月3日を起点とし、障害者の日である12月9日までの1週間と定めたものである。
2004年の障害者基本法改正により、12月3日-12月9日を障害者週間とする旨が法律に明記された。)
こともあろうに、この日、この国の国会は、障害者の悲痛な反対の声を無視して、障害者自立支援法「改正」案を、厚生労働委員会でわずか20分、本会議で審議なしに可決強行しました。
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんが、「国際障害者デーに、障害者を苦しめる違憲の法を可決する日本」と題するエントリーで、
「一連の国会議員要請行動で、議員や秘書が対応しましたが、「改正」法案の中身がほとんど理解されていないことが分かったそうです。こんな大事なことを中身も知らずに、採決されるなんて民主主義もヘッタクレもありません。」
という私の言を受け、以下のように書いています。
こういう民主主義もヘッタクレもない国会議員によって、よりにもよって国際障害者デーに障害者の生活を脅かす法律を通すのが日本という国の本質だということでしょうか?一度、裁判で実質的な違憲判断をされて廃止で合意したはずの「障害者自立支援法」を再び通すなんて、とことん障害者を侮辱しています。日本はこういう行為を恥とは思わない最低国であるということが明らかになったということでしょうか?
残念ながら、共感せざるを得ません。
<障害者自立支援法>参院で改正案可決・成立(毎日新聞 12月3日(金)12時35分配信)
障害福祉サービスの原則1割を負担する障害者自立支援法の議員立法による改正案が会期末の3日正午過ぎ、参院本会議で民主、自民、公明各党などの賛成多数で可決・成立した。社民、共産両党は反対した。サービス量に応じた負担から支払い能力に応じた負担を掲げ、発達障害を対象に明記する内容で、13年8月までの同法廃止と新法施行までの「つなぎ」との位置づけ。
発達障害者や知的障害者の団体などから早期成立を求める声が強まる一方、同法違憲訴訟の元原告らは「1割負担の仕組みが残る恐れがある」と強く反発している。
新法は、ほかに▽グループホームを利用する個人への助成▽障害児向け放課後型デイサービスの制度化▽相談支援体制の強化▽知的障害者らのため成年後見の利用支援を市町村の必須事業にする−−などの内容。【野倉恵】
この間、報道は一貫してあたかも「応益負担」を「応能負担」に変えるかの如く伝えてきました。
メディアのの劣化は政治の劣化と相乗していることを見る思いでした。
度々批判して来たので、ここでは多くは書きません。
怒りは少し収まり、冷静になりつつあります。
許しがたい暴挙ですが、命までとられたわけではありません。
法がどうなれ、目の前には、十分にモノを言うことも出来ない知的障害の仲間たちがいます。
みんな健気に生きて働いています。
同じ命です。
「共に生きる」道を、日々の中から築いて積み上げて行くのみです。
私の命は、遺伝学的には70兆分の1の選択で生まれてきたと学んだことがあります。
この命は、生きとし生きるすべての命と同じく、38億年もの間、その命のバトンを引き継いできた命です。一度たりとも落とすことなく・・・。
脳と神経系に司られた高度に発達しかつ繊細な人間の命は、傷つきやすく常に障害のリスクに富んだものです。
そして、その中の何がしかの割合の命が、障害を引き受ける運命の選択を担ったのです。
人間という命は、先ず生物学的には障害からは逃れられないのです。
(その他の原因については、ここでは言及を避けます。もちろん、これらは予防や軽減は可能です)
そんな、障害を「自己責任」として本人や家族に押し付け、「応益負担」を求めてきた法律が、憲法違反と断罪されたのは当然です。
障害は私たちの一部です。
私たちの命の一つの形なのです。
「共に生きる」道を追求せず、
この命の営みを切り打てようとする社会なら私たち人間に未来はないということではないでしょうか。
障害のある仲間たちから学び、手を結び「共に生きる」道を、みんなで捜し歩いていきましょう。
今日という日は忘れません。
ささやかな取り組みでしたが、学んだこともたくさんありました。
今日は夕方から職員と「怒りの抗議集会」をします。
「新しい調理員の歓迎会」も、「実習生のご苦労さん会」も、「陶友祭の成功を目指す決起集会」も・・・全部ひっくるめて。
「おい!みんなやろうや!」というと全員一致で可決です!(笑)
呑むぞ〜〜〜〜!
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皆さんも大脇道場へ入門下さい!?
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TPPはTREMENDOUS POOR POLICYだ。
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(定数削減問題)
秘書の経費も含めて、1人の国会議員にかかるお金は約7000万円です。80人分削ると56億円。
一方で、政党助成金は320億円ですが、これを削ったら何と450人分の国会議員を削るのと同じくらいになる。
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(消費税増税問題)
泉谷しげるの消費税「10%」だと!?
消費税増税絶対反対!大脇道場キャンペーン第5弾!導入以来、累計で224兆円。 同時期に大企業などの法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)などの減税が累計で208兆円。
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湯浅誠さんを東京都知事に!
「国民が主人公」トラックバックピープルにトラックバックを!
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