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2010年12月12日 (日)

『京セラ 悪の経営術』(瀧本忠夫著)を読んだ

『京セラ 悪の経営術』(瀧本忠夫著)を読んだ。

京セラと言う会社は何かを暴露する内部告発の書だ。
1999年に出た本だが今はこの本は絶版だそうだ。
京セラ側からの絶版への圧力があったとも言われてる。
稲盛氏が関わる日本航空やその元部下が経営するソーラーシリコンテクノロジーの指名解雇に稲盛経営の影響があると思う。

いまこそこの本が読まれるべき時である。

以上絶版になった本の復刊を求める復刊ドットコムに書いた内容です。


この本の内容は驚くような内容でありこの本を読んだ者は京セラに入社しないだろう。

新興企業が伸びて行く中にこういう事が行われて隠蔽されて行くというのが手に取るように分る。
最近のベンチャー企業でも企業統治が出来てない会社では同じような事が行われているかもしれない。

今稲盛氏が関わる日本航空では整理解雇4条件を満たさないのに整理解雇=指名解雇が行われようとしている。
予定以上に希望退職者が集まり、予想以上に利益を出している会社これを許してはならない。

そしてこの本の主人公でもあるその元部下が経営する千葉県が誘致した太陽光発電材料製造会社であるソーラーシリコンテクノロジーでは今年、整理解雇として組合を作った人達を指名解雇して裁判になっている。
この無法も許されてはならない。

どちらも社会的に斬罪する必要があると思う。

弊記事

かずさアカデミアパークの千葉県誘致企業で指名解雇

2チャンネルによれば京セラの新入社員の自殺が隠蔽された例もあるようだ。
こういう企業が日本の殺伐とした労働環境を作って来たのではないだろうか?

こういう企業に法律をきちんと守らせ労働者の権利を守らせる事が日本の未来の為に必要だと思う。

ちなみにこの本はこういう言葉で「おわりに」は結ばれている。

最後に、稲盛名誉会長がよく使う言葉に、「長い期間で見れば、世の中に悪い奴が繁栄した試しがない。悪いことをする奴は必ず滅びる」という意味の言葉がある。稲盛名誉会長には、この言葉が正しいことをぜひ証明してほしいものだ。

ーーー

目次

京セラへの転職 ソーラーカー開発の実態 「アメーバー経営」と「時間当たり採算性」の真相 保険金詐欺に加担してしまった! 政府補助金の不正請求 社員に払った給料をいかに回収するか 社員にただ働きさせるノウハウ 「動機善なりや私心なかりしか」の嘘 「技術の京セラ」の呆れた正体 利益は人命に優先するのか 京セラの「プラスマインド」教育 稲盛魔術のたね明かし 不祥事を起こした官僚の天下り 京セラの犯罪をトップは知っているのか

参考記事より

過去に斉藤貴男『カルト資本主義』を読んで、京セラとは恐ろしい会社だな、と思っていたが、
今回読んだ『京セラ 悪の経営術』は、『カルト資本主義』を受けての内部告発本だけに、
京セラの実態がますます良くわかり、ますます京セラがブラック企業と陰口を叩かれるわけもわかった。

だが、ここで描かれている京セラの姿は、
昨今流行のIT関連企業やベンチャー企業の中身とあまり変わらないような気もしなくもない。(尤も、京セラ自体ベンチャー企業なんだけど・・)
トップはすさまじい収益を手にするが、末端は悲惨になる壮絶ケチケチ経営を行い続けている
なんて図式は、京セラだけの話ではない。
だが、思うに、京セラがライブドアや楽天と違うのは、
稲盛和夫という教祖がいたり、社内研修でスプーン曲げをはじめとする超能力訓練を行っていることだろうか。
大した技術もないのに、技術があるように見せかけ、粗悪品を大量に世間にばらまくとか、
経常利益がたくさんあるように見せかけ株価を高く操作したいがために、備品は使えなくても保管するとか、
政府補助金を詐取したり、保険金を詐取したり、接待費・文房具代は自分持ちで、残業代はつかない、なんてことは、
京セラだけでなく、世の一部で、ばれないように行われているような気がする。
そういうことがたまにバレて、新聞やテレビを賑わせるだけだろう。
いや、超能力訓練にしてもやっている会社があるかもしれない。教祖率いる会社もあるだろう。
ただ、まさかあの京セラが・・という驚きがあるだけだ。

それにしても、『京セラ 悪の経営術』は恐ろしい内容で一杯だ。
京セラに行きたいと思う人が読めば、確実に行く気をなくすだろう。
それでも、この本は、読む価値がある。
なぜなら京セラが、世のブラック企業の代表選手としての勇姿を見せつけているばかりか、
「有名=安全」ではないことを端的に示してくれているからだ。

2039年へのカウントダウン!

京セラ 悪の経営術

http://blog.livedoor.jp/respectden/archives/50177219.html


今日は以上です。

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TPPはTREMENDOUS POOR POLICYだ。

TPPには日本は絶対に参加すべきではありません。

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(定数削減問題)
秘書の経費も含めて、1人の国会議員にかかるお金は約7000万円です。80人分削ると56億円。
一方で、政党助成金は320億円ですが、これを削ったら何と450人分の国会議員を削るのと同じくらいになる。

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(消費税増税問題)
泉谷しげるの消費税「10%」だと!?

消費税増税絶対反対!大脇道場キャンペーン第5弾!導入以来、累計で224兆円。 同時期に大企業などの法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)などの減税が累計で208兆円。

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湯浅誠さんを東京都知事に!


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コメント

同意さん

コメント有り難うございました。
京セラこそブラック企業のはしりかもしれませんね、
明日今年のブラック企業大賞が発表されます、


日本の会社を応援しようと思って、京セラの携帯を買いましたが、製品には企業の本質が現れるなぁという印象です。
技術力のなさを口で誤魔化すっていううそつき体質の会社だとおもいます。
(うちの会社も似たようなことありますけど、誠実な人間と強欲な嘘つきの戦いですね・・・。人生って)
ソニーの携帯に買い換えました。すばらしく快適です。製造業は嘘がすぐばれるのでいいですね。
日航の再建劇はマスコミの報道ぶり含めて吐き気をおぼえますね。

なおゆきさん

貴重なコメントありがとうございました。

この本に書かれていることは、8・9割は事実です。
それは、私自身が社員である当時、実際に経験しているからです。

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