東北の坂本龍馬（「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」）を観た）

三郷文化会館で「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」を観た。

感動した。
二度程頬を涙が伝った。

最初は
沢内村の６５歳以上の医療費無料化法案が当初反対だった議員も含めて２１人の村議全員の賛成で成立した時

二度目は
秋田の病院に癌で入院していた深沢村長が死去して大雪の沢内村に霊柩車で戻って来た時に数百人の村人が出迎えた時

私は人間は基本的に善意だと思う。
その善意に骨のある思いに満ちたリーダーが登場した時に革命的な事が起る。

深沢村長はこう言った。

「全国民の医療費無料化は憲法２５条に規定された行政の義務なので国が責任がある。
せめて村民の為には村がそれに向けて努力する。　まずは６０歳以上を無料とする。」

この至極当然な行動を県は国の指導を受けて違法だとした。

深沢村長は「末端の法律はともかく憲法には違反してない」と岩手県の担当者の前で憲法手帳を懐から取り出し読み上げる。

そして日本で初めて高齢者医療費無料化が実現する。

ーー

上映の前に大沢監督の挨拶があった。

この映画を作った目的は後期高齢者医療制度に一矢報いる為だったとはっきり問題意識を述べられた。

当時乳幼児の死亡率は岩手県が最悪でその中でも沢内村が最悪だった。
深沢村長はそれを逆に１年間乳幼児死亡ゼロという日本で初めての記録を作った。
乳幼児集団検診の複数回実施や保健婦さんの配置という政策のお陰だ。

民間の組織を作り除雪車を購入し冬の間のバスの開通を行った。

深沢村長のやり方には一貫した方法論がある。

徹底的な対話で全ての物事を決めて行くと言う事。
（「行脚と対話」「広報活動」「住民参加」）
そして
民間の力を借りて個別の政策を実施する組織を作ると言う事。

深沢村長は雪害と乳幼児死亡と貧困を3悪といいそれと闘うと宣言した。

雪害と乳幼児死亡は解決した。

最後に残った貧困との闘いの途上で病に倒れた。

しかしその深沢村長の思いは沢内の人たちに引き継がれている。

映画の最後のシーンは憲法２５条の条文だった。

■日本国憲法 第25条

一、
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
ニ、
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

そして
エンディングテーマが流れ出して終わるまでの間、協賛し協力した団体や個人の名前が延々と流れた。

やはり私は人間は基本的に善意だと思う。

日本の青空は憲法シリーズで日本の青空は憲法９条　このいのちの山河は憲法２５条　その続編はどうなるのか？
楽しみである
エンディングに名前を載せてもらうかな。

ご参考

日本の青空Ⅱ 大澤監督インタビュー
（朝日訴訟も候補だった由）

この映画への応援メッセージ

さすらい
映画「いのちの山河　日本の青空　Ⅱ」　を見る。

これが原作です

これも原作です

日本の青空Ⅱ　製作発表

「いのちの山河」試写会

以上です。

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TPPはTREMENDOUS POOR POLICYだ。

TPPには日本は絶対に参加すべきではありません。

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（定数削減問題）
秘書の経費も含めて、１人の国会議員にかかるお金は約７０００万円です。８０人分削ると５６億円。
一方で、政党助成金は３２０億円ですが、これを削ったら何と４５０人分の国会議員を削るのと同じくらいになる。

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（消費税増税問題）
泉谷しげるの消費税「１０％」だと!?

消費税増税絶対反対！大脇道場キャンペーン第５弾！導入以来、累計で２２４兆円。 同時期に大企業などの法人三税（法人税、法人住民税、法人事業税）などの減税が累計で２０８兆円。

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