商品を売る三大原則は?
今夜も村野瀬玲奈の秘書課広報室からの引用です。
今夜の記事は
イラク戦争開始後の番組です。
フランスがイラク戦争開戦に反対したのはこんな番組を指示する国民の存在があったからでしょう。
マスメディアを育てる国民の声の存在の大事さを感じます。
今夜は長いコピペはやめて部分引用とします。
この記事はこう始まります。
2003年のアメリカによるイラク攻撃の時、フランスの人気テレビ番組で、戦争遂行のプロセスをたいへんに冴えたギャグにしたものが放送されていました。新防衛計画大綱によって日本全体が戦争遂行の本格的プロセスに徐々に馴らされつつあるように思える今、数年が過ぎても色あせていない素晴らしい出来のその番組を見ていただいて、戦争への無自覚な道に抗して、ご一緒に警戒したいと思います。これは、カナル・プリュスというフランスの有料テレビ局でウィークデイの夕方に放送されている、「レ・ギニョール・ドゥ・ランフォ(Les guignols de l’info)」という、もう20年以上もやっている長寿番組です。この番組名は「人形劇ニュース」とでもいったような意味で、コンセプトは、フランスと世界の政界、芸能界、スポーツ界、社会などをパペット人形と登場人物の声帯模写で徹底的に風刺するというものです。ここまでやって、風刺された当人たちから文句は出ないのかと思う人もいるかもしれませんが、「要人をユーモアで批判する権利は正当なもの」という社会的合意があるわけですね。
なかなかすごい内容で日本では流せないのでしょう。
これを放映するテレビ局が出てきて欲しいものだ。
記事の中の文書は全部省略して結論部分のみ引用する
では、このコントから、特に重要なセリフを取り出しましょう。◆車を売るのも戦争を売るのも同じだ。基本は同じ。バカ者には必要のないものを売るんだ。重要なのは製品じゃないよ。それを消費するバカ者たちの数が重要だってこと。
◆いつもと同じ宣伝方法だ。第一に、需要を創出する。第二に、需要に見合った製品を作る。第三に、コマーシャルを大量に集中的に出す。
◆戦争とは、流血、涙、脱糞、喉を切り裂かれた子ども、泣く母親、いたるところに飛び散った人の肉片、レイプされる女性、死体をむさぼる犬…。だけど、それを伝えるのはご法度なんだ。
◆ まだ怖がりの消費者がいる。そういう奴らを説得できないなら、奴らを社会からのけ者にしなきゃいけない。奴らに罪悪感を持たせるんだ。奴らは多数派と違うとか、奴らは臭うとか、奴らは冷血漢だとか、奴らは民主党員だとか、奴らはインテリ野郎だとか、要するに、とにかくなんでもいいから、奴らは多数派と違うというレッテルを貼るんだ。こうすりゃ、大衆はそれが正しいと思うようになる。基本は、「バカ者はいつも正しい。なぜなら、バカ者は大勢だから。」ってことさ。
(引用ここまで)
身も蓋もない辛辣なギャグですが、真実を突いています。たとえばこういう番組やこういうギャグをテレビで見られるからこそ、フランスからは目が離せないということですね。
おまけ。上のコントも含む、アメリカによるイラク攻撃ネタをいくつかまとめたもの。
http://www.youtube.com/watch?v=3VqzfxN9iRcここ↑の最後に出てくる「We are the world」の替え歌がこれまた強烈。
この10分以上のyoutubeはフランス語のあまりわからない私には理解が難しかったが最後の「We are the world」の替え歌はフランス語なまりの英語で私は歌を聴きながら少し感動した。
戦争は特定の企業の利益の為に起るしその犠牲者は常に無垢の国民だと言う歴史の法則が感じられる。
私はイラクの戦争は「イラク戦争」ではなく「イラク侵略戦争」だと思う。
不法なその侵略戦争に関わった者は「歴史の法廷」に罰せられるべきだと思う。
商品を売る三大原則は
第一に、需要を創出する。
第二に、需要に見合った製品を作る。
第三に、コマーシャルを大量に集中的に出す。
だという。
「戦争」という商品も例外でないという。
「新防衛計画大綱」で戦争を起こす可能性を高めている日本の政府(を操る集団)は商品を売る三大原則をよく知っているのかもしない。
今夜はこんな所です。
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村野瀬玲奈さん
コメント有難うございました。
そしてWe are the world"の訳を有難うございまし。
「こういう番組を実際に20年間も放送するテレビ局」があるフランスはすごいと思います。
そしてそれを紹介するブログのある日本も捨てたものではないと思います。
今後とも取上げさせて下さい。
投稿: ootsurukimihiko | 2011年1月 8日 (土) 10時10分
立て続けのご紹介、ありがとうございます。
最後のまとめ動画も、見ていただいたんですね。お手数をおかけいたしました。"We are the world"の替え歌は、次のように歌われています。
「死んでいく人々がいる
だけどそんなことは気にしない
より良い世界を作ろう
俺のために
そして俺のためにも...ぐわははは。
俺たちは世界をf...する (We fuck the world)
俺たちは子どもたちをf...する (We fuck the children)
世界を、森を、海を破壊する
だからこのままやらせてくれ
俺たちだけのビジネスをしたいのさ
アメリカ合衆国のためだけに」
こういう痛烈な番組を作ろうという人がいて、こういう番組を実際に20年間も放送するテレビ局があって、こういう番組を見る人々がいる。たしかに、すごいことだと思います。
投稿: 村野瀬玲奈 | 2011年1月 8日 (土) 00時21分