「おは!twitter俳句」(木の実植う)(3月8日から3月20日)
「おは!twitter俳句」(3月8日から3月20日)です。
今回は2週間分になりました。
3月11日の東日本大震災以降は全て地震絡みの句です。
被災者の方に捧げます。
順番はいつものように
@twryossy さんのtwitter季語案内 : おは!
私の俳句 : @twryossy
句作に関する私のコメント: ★
英語俳句(メルマガ版に記載予定)
です。
(一部twitterでのつぶやきと変わっています)
今回の季語は
木の実植う
蓴生(ぬなわお)う
鳥交(さか)る
水温(みずぬる)む
陽炎(かげろう)
芦(蘆)の角(あしのつの)
蕨(わらび)
凍解(いてどけ)
海雲(もずく)
三月十日
椿餅(つばきもち)
流氷(りゅうひょう)
です。
ではどうぞ
2011年03月20日(日)
おは! RT @twryossy: 【今日の季語447】木の実植う:春の雪解けを待って前年に拾っておいた椎や櫟(くぬぎ)などの実を苗床に植えたり、山に直播きしたりする。似た季語に「苗木植う」がある。
◆木の実植う紀伊の岬の明るさに(河野青華)
@twryossy 木の実植う放水の効果に喜びて 公彦
★東京消防庁放水成功!この記者会見に実は涙が出ました。見て下さい。一部が..
http://casttv.com/v/aqmwnk3 via @CastTV
番外 地は揺れれど今年も咲ける白木蓮 公彦
★ハクモクレンは去年と同じ所に去年と同じように咲いている。
人間が間違いを犯しても善行をしてもハクモクレンは卒業式と入学式の間にきちんと咲く。
2011年03月19日(土)
おは!RT @twryossy: 【今日の季語446】蓴生(ぬなわお)う:「ぬなわ(蓴)」は夏の季語「蓴菜(じゅんさい)」の和名で《ぬ(沼)なわ(縄)》の意。春に芽を出す透明の粘膜に包まれた若葉を食する。
◆水面へ光押し上げ蓴生ふ(諸田宏陽子)
@twryossy 蓴生う沼に光は煌めけど 公彦
★光は強くなった。しかし被災者には光は当たらない。もっと光を!
2011年03月18日(金)
RT @twryossy: 【今日の季語445】鳥交(さか)る:「鳥交(つる)む」「鳥の恋」などの傍題でも。この時季から初夏にかけて鳥たちは繁殖期を迎え、種々の求愛行動で雌を誘いつつ交配をする。
◆鳥交る怖さを知らぬ日のやうに(櫂未知子)
@twryossy 鳥交れ何もなかった昔のように 公彦
★これから鳥たちは繁殖という大事な時期に入る。
人間も本来そう言う時期なのではないだろうか?
2011年03月17日(木)
おは! RT @twryossy: 【今日の季語444】水温(みずぬる)む:この時季には寒気が緩んで湖沼や河川の水が次第に温かさを増してくる。それにつれて水底にじっとしていた鮒などの魚が動きを見せる。
◆口笛といふ分身よ水温む(柚木紀子)
@twryossy 水温み三号炉から煙立つ 公彦
★三号炉から煙が上がったのがかげろうであればよかったのだが...
2011年03月16日(水)
おは!RT @twryossy: 【今日の季語443】陽炎(かげろう):暖められた地表空気の温度差で光が揺らめくように見える現象。同義の漢語「遊糸」の影響を受けて「いとゆう(糸遊)」の別名が生まれた。
◆いとけなき陽炎のぼる象の尻(加藤楸邨)
@twryossy 陽炎や壊滅したる町の跡 公彦
★@twryossy 明治25年神田大火の後正岡子規はこう吟じています。
(今朝の句はこれを下敷きにしました。)
陽炎や三千軒の家のあと 正岡子規
2011年03月15日(火)
おは! RT @twryossy: 【今日の季語442】芦(蘆)の角(あしのつの):「芦の芽」とも。この時季に水辺にいっせいに芽生える芦の新芽は、鋭く尖っているところから角に喩えてこのように呼ばれる。
◆西山に入る日は遠し芦の角(野村泊月)
RT @twryossy: 【今日の季語:別記】唱歌「早春賦」二番の歌詞に「氷解け去り蘆は角ぐむ」とある「角ぐむ」は《角のようになる》の意。「~ぐむ」は「涙ぐむ」と同じく動詞を作る接尾語で動詞「組む」とは別語。歳時記などに「角組む」とあるのは誤り。
@twryossy 考える葦の角元揺らぎけり 公彦
★考える葦の考えはどうも足りなかったようだ。
2011年03月14日(月)
おは!RT @twryossy: 【今日の季語445】蕨(わらび):「早蕨(さわらび)」「老蕨(おいわらび)」などの傍題も。子供が小さな拳を握ったような渦巻き形の先端を突き出すようにして春の野山に萌え出る。
◆日輪の燃ゆる音ある蕨かな(大峯あきら)
@twryossy 早蕨の萌え出ずるとき大地震 公彦
★自然は自分のサイクルで動いている。早春に早蕨は萌え出ずる。
2011年03月13日(日)
@twryossy 春告げ魚眼を醒ませとや大地震 公彦
2011年03月12日(土)
RT @twryossy: 【今日の季語439】凍解(いてどけ):「凍ゆるむ」とも。冬の間凍結していた水・土が春の暖かな日差しを受けて緩むこと。「いて」は《氷る》意を表す動詞「いつ」の名詞形。
◆凍解けて瀧にもどりし水こだま(上村占魚
@twryossy 凍解の悲しみの朝明けにけり 公彦
★史上最大マニチュード9.0の大地震が東日本を襲った。
今までのは「地震」で阪神大震災と今回は「大地震」
番外 夕食はタイムシフトか余震あり 公彦
★電力需要のピークは夕方6時から7時まで この時間に電気を使わないため早く夕食を作った。
2011年03月11日(金)
おは! RT @twryossy: 【今日の季語438】海雲(もずく):「水雲」とも書く。ぬるぬるした粘質の海藻。天平六年(734)の正倉院文書に記載がありすでに 奈良時代から食用にされていたことが知られる。◆補陀落の海の海雲をすすりけり(山崎房子)
@twryossy 君思う 沖縄の夜のもづくかな
(俳句自動作成 http://t.co/KfsPdmS via @tankasyou )
何となく俳句らしいですがこれはプログラムによる自動生成した俳句です。
番外 朝陽浴び烏は屋根に如王立ち 公彦
★カラスは高い屋根に勝ち誇ったように陣取り朝陽を目一杯浴びていた。
そんな光景を通勤時に見た。
2011年03月10日(木)
おは!RT @twryossy: 【今日の季語437】三月十日:昭和20年(1945)3月10日、 東京は米軍B-29爆撃機の焼夷弾攻撃を受けてほぼ50%が焼失、火災による犠牲者は8万から10万に及んだ。◆墨堤の三月十日茜燃ゆ(松木 実)
@twryossy 三月の十万人顕つ十日かな 公彦
★昭和20年3月10日の東京大空襲で10万人が亡くなった。
それを単なる歴史では無く明るい未来の為の生きた経験にしなければならない。
2011年03月09日(水)
おは! RT @twryossy: 【今日の季語436】椿餅(つばきもち):邪気を払うという椿の葉で上下を挟んだ餅。その薄紅色が春にふさわしい。源氏物語に「つばいもちひ」の名で登場する日本最初の餅菓子。
◆椿餅嘆きは帯のきつさほど(河野多希女)
@twryossy 源氏物語蹴鞠の果てし椿餅 公彦
★平安時代の貴族は蹴鞠の後に椿餅を食べたようだ。
確かマラソン選手で走る前に餅を食うという人がいた。
歌の歴史も餅と同じ位長い。
2011年03月08日(火)
おは!RT @twryossy: 【今日の季語435】流氷(りゅうひょう):「氷流る」の動詞形でも。一月中旬から三月下旬のころにかけて 北海道オホーツク海沿岸は流氷に閉ざされその後「海明け」を迎える。
◆流氷の恋の如くに接岸す(南雲愁子)
@twryossy アムールの流氷届く小樽見し 公彦
★36年前の新婚旅行で小樽に行き流氷を見ました。
夢幻のごとくなりですが。
今回は以上です。
所蔵場所
http://twilog.org/ootsuru/asc
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青い鳥さん
コメント有難うございました。
>4年間御徒町の松坂屋の1Fにありました東海銀行(現;UFJ)上野支店に勤務しておりました
不忍池は庭でしたね。
俳句は私も素人です。
長良川河畔を散策しながらの句でも作って書き込み下さい。
投稿: ootsurukimihiko | 2011年3月28日 (月) 12時51分
不忍池…懐かしいです。
私は、現在岐阜市でくらしておりますが、約22年前から4年間御徒町の松坂屋の1Fにありました東海銀行(現;UFJ)上野支店に勤務しておりました。帰り道、鈴本演芸場で落語を観て、不忍池近辺をよく散策したものです。 『ダイサギ』ですか?美しい鳥ですネ…。 大切な自然を守らなければいけないですね。 大津留さんは、俳句も嗜まれるのですネ。 わたしは無趣味で寂しい限りですイヤハヤ。 岐阜も長良川の鵜飼など風情があるものや、大自然がまだまだ残っています。いつも長良川河畔を散策しております。 こちらの方にお越しの節は、是非ともお立ち寄りください。
投稿: 青い鳥 | 2011年3月28日 (月) 05時59分