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2011年4月21日 (木)

小出先生の話を聞かずして原発を語るなかれ!

京大小出先生の話を連続して紹介しているメーリングリスト(永岡さん松元さん)の4本の配信の紹介です。

小出先生の話を聞かずして原発を語るなかれ!

まずは概要の紹介です。

1。4月20日《小出先生の語りに学ぶ》

ひとの語り口は、その人の知の全貌を現わすものです。

おそらく多くの方と同様、私が小出先生に関心をもつのはその専門的な知識による指摘ばかりではありません。なによりもその飾りのない的確な語り口が、いつも私たち民衆の方を向いておりその視座が一向にぶれないからです。

2。小出先生 2011/4/20のお話(子供の被曝・避難+水素爆発)

小出先生、被曝は微量でも危険、なおさら子供は危険で、避難させるべきということです。子供が重荷を負わなければならない、しかし、被曝を避けないといけないのです。

警戒区域、強制立ち退きについて、家にいたいという人も出てくるのですが、そういう人は必ずいる、自分の住んでいた土地に被曝してもいたい、実際チェルノブイリでもいた(お年寄り)、福島でもそうなる、こういう人の生活を支えるのは行政の義務(食料、水、電気、ガス、医療)、生活を保障しないといけないのです。しかし、助かるために、逃げて欲しいのです。

3。 小出先生 2011/4/19のお話(工程表その2+冷却)


 燃料が融け出していると、保安院が認めています。これは、ばかばかしくてコメントできない、専門家ならみんな分かるのです。3月末からアメリカに損傷と言っていますが、損傷と溶融は違う、ウランの燃料ペレットが融けたので、専門家が分かっていることを、保安院が今頃認めるのは、レベル7と認めたのも最近であり、国は事故を小さく見せたい、その一環なのです。

 燃料溶融の次に悪いのはメルトダウンであり、溶融(メルト)は炉心100トンの一部融けているが、まだ一部分しか融けていないが、広範囲に融けたらメルトダウン(全炉心溶融)になると事態が破局になる、しかしそこには至っていない模様です。それを食い止めて欲しいと祈っているのです。一部溶融からメルトダウンを防ぐのは外部から水を入れるしかない、ともかく、水の循環ラインが必要であり、工程表でも言っているが、作業員の被曝+汚染水除去が絶対です。

4。小出先生 2011/4/18のお話(工程表、被爆)

小出先生、リスナーからの質問で、東電の工程表が出ましたが、これで収まるかということは、収めて欲しいが、出来ないと思う、東電の見通しは今までも甘く、今回も甘いということです。

作業員の被曝環境がひどすぎて、この通りに出来ないのです。建屋内部で3号機57ミリシーベルト/時間、作業員の被爆線量から4時間半ですが、一般の人は1ミリシーベルト/年、小出先生は20ミリシーベルト/年!(放射線従事者)が上限なのですが、異常事態で、こんなことを言っていられない、事故収束のため一人100ミリシーベルトを基準にしたのですが(我慢しろ!)、とてつもない被曝を我慢しろといって、それでも足りずに250ミリにした、それを満たすのにも4時間しかダメであり、それほどひどいのです。1時間57シーベルトなら、翌日に同じ作業員は働けなくなるのです(事故収束のため)。そのため、膨大な作業員を連れてきて、被曝させないといけないのです。6~9ヶ月なら、何千人もの作業員がいるのでは、という推測でした(つまり、長引けばもっとたくさん必要になる)。


では全文の紹介です。

みなさまへ  (BCCにて)松元@パレスチナ連帯・札幌
きのう「小出先生の生の声」を送りましたら、
トランセンド研究会の藤田明史さんから励ましのことばをいただきました。この機会に私が小出先生に学んだことを書いてみました。

《小出先生の語りに学ぶ》

ひとの語り口は、その人の知の全貌を現わすものです。

おそらく多くの方と同様、私が小出先生に関心をもつのはその専門的な知識による指摘ばかりではありません。なによりもその飾りのない的確な語り口が、いつも私たち民衆の方を向いておりその視座が一向にぶれないからです。

この間の、政府、東電、保安院をはじめマスコミに登場してくる「専門家、学者」などの断片的で情報操作的な語り口に較べると、その語りの指示方向あるいは語っている主体の視座のコントラストがあまりにもきわだっているのに驚いたのは私だけではないはずです。

彼らは、政治家、企業人、官僚、あるいは放射線医学や原子力工学等々の学者ないしは東大教授などの肩書きでその「専門的・中立的立場」に徹した語り口でメディアに登場してきます。彼らは断片情報を「専門的」に提示する一方で、巧妙な(ときにあからさまな)隠蔽を同時にやってのけては、その視線と語りは「安全、安心」のようにつねに人心操作に向かっています。

加えて飾りのように、司会者、タレント、有名人等々がそれぞれの「専門的・中立的立場」を精一杯演じては、その人心操作をいっそう浸透させようとします。ちょうど「専門的」という「中立的立場」がカネと地位になびいていくように。

これに対して小出先生の語りは専門的であっても断じて中立的ではありません。終始一貫、民衆の命と生活を守ることに最大関心がはらわれています。事故状況の推移に関連して、避難を余儀なくされている人々、農業や漁業の困惑している生産者、原発現場で働く作業員、これから被曝の恐れある数百万の人々、これらの民衆を心配する上で成り立っている小出先生の反原発の知には、「専門的・中立的立場」などありえようもないのです。

歴史と人間世界の脈絡を欠いた「中立的」知などありえません。どんなに微細な研究であっても「人間にとっての意味」を欠いた知などありえないことは、アインシュタインがルーズベルトに原子爆弾製造を進言した件をはじめ20世紀の大きな知的イシューからさんざんに学ばされたことです。

しかし専門分化した今日の「仕事」の多くは、受付嬢からウェイトレス、役所の窓口から各種教員、ヒエラルヒー会社員から省庁役人まで、あらゆる職場が「専門家」にあふれています。そこではしばしば、「中立」あるいは「専門」の名のもとに人間という脈絡を欠いた仕事が繰り返されている日常を私たちもさんざん経験してきました。

そのコンテキスト(脈絡)は、旧いことばでいえばヒューマニズムであり人間の生活世界であり子どもたちの未来であるほかありません。数千人もの被曝作業員を出しておきながら社会から隠蔽したり、都会ではなく田舎につくったり、常時死の灰を撒き散らし数千年数万年もの管理が必要な核廃棄物を出すような原発は、もはや言語道断であることは明白です。

この人間という視座にしっかり根ざした小出先生の語り口は、これからの科学者のあるべき知の在り方、これからの専門家の知の在り方を私たちに示しているのではないかと私は考えます。そして同時にその姿勢は、企業人や技術者や官僚やの私たち民衆のこれからの知の在り方、生き方さえも示唆しているようでなりません。


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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭

19日の永岡さんの配信です。

小出先生 2011/4/19のお話(工程表その2+冷却)

永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今夜も放送がありました(野球が伸びるとこっちも大変です(苦笑)、タイガース、早く勝たんかい!(笑))。水野晶子さんの案内と、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの案内でした。

 まず、原発事故のニュース、2号機の汚染水の回収が始まりました。6万トンの水、2号機は放射能の濃度が高く、集中廃棄物処理施設へ移しています(2号機の2.5万トンのうち、1万トンを移します、地下水の水位より低くするように、建物に亀裂が入っても外へ出ないように、3万トン入る施設に1万トンしか入れられません)。入れるホースは800mあります。1日480トン入り、1万トンに4週間かかるのです。残り1.5万トンは仮設タンクに入れるのです。トレンチの水はあと80cm(移したのに、またトレンチに水が漏れています)。原子炉冷却のため水を入れて、その水が漏れており、東電は汚染水の放射能を減らす施設を6月に作るとのことです。

 東電は2号機建屋内部、カメラが蒸気で曇り入れずなのです。34~41℃、湿度90%4.1ミリシーベルト/時間、と蒸し暑く、作業員はマスクを着けて作業できないのです。換気の必要があります。1,3号機より放射線は低いものの、強い放射線です。

 2号機の高温蒸気について、東電は、原子炉下部の圧力抑制室が壊れていると言っていますが、それだと放射線量が高くなるのに、その理由は不明です。工程表の見直しはまだです。

 で、小出先生のお話、工程表を甘いと言われましたが、JNNの取材による作業員からも甘いとの発言があり(100ミリシーベルトを超えた人がいる、防護服が破れる模様)、防護服は、いろいろなものがあり、簡便なものは「紙」のものもある(汚染のひどくない時用)、もちろん破れるものであり、作業に応じて種類があり、宇宙服のような防護服もあるそうです。今回のところは大変な汚染なので、紙はダメ、布のものの準備が足りない可能性があります。

 国の専門家(斑目氏)すら、工程表実施にはバリアがあると言っていますが、安全委員会は推進側をチェックするもの、東電がおかしいと言わないといけないのに、今まで登場しなかったのです。安全委員会は菅総理のもとにあり、菅総理は東電の工程表を認めており、安全委は総理に意見を言うのに、立場がおかしい、安全委の意見が菅総理に届いていないのです。斑目氏は菅総理と一緒に行って爆発しないといったのですが、この人、昔から楽観的で有名で、原子力安全「宣伝」委員会とすら言われる、それで斑目氏が選ばれたのです。

 震災1ヶ月で政府が東電をせっついて、それで出来た工程表ではないかと平野さんが指摘すると、そうだろうとの小出さんのコメントで、それで原子力村と言われるのです。

 工程表の発表後、データが変わっている、4号機の地下の汚染水の深さ、20cmと言っていたのが5mに変わり、水が多くなると、工程表に影響します。4 号機の燃料はプールの損傷も含めて危機的で、水を入れないといけない、しかし漏れて、汚染水が出る、工程表全体に影響するのです

 燃料が融け出していると、保安院が認めています。これは、ばかばかしくてコメントできない、専門家ならみんな分かるのです。3月末からアメリカに損傷と言っていますが、損傷と溶融は違う、ウランの燃料ペレットが融けたので、専門家が分かっていることを、保安院が今頃認めるのは、レベル7と認めたのも最近であり、国は事故を小さく見せたい、その一環なのです。

 燃料溶融の次に悪いのはメルトダウンであり、溶融(メルト)は炉心100トンの一部融けているが、まだ一部分しか融けていないが、広範囲に融けたらメルトダウン(全炉心溶融)になると事態が破局になる、しかしそこには至っていない模様です。それを食い止めて欲しいと祈っているのです。一部溶融からメルトダウンを防ぐのは外部から水を入れるしかない、ともかく、水の循環ラインが必要であり、工程表でも言っているが、作業員の被曝+汚染水除去が絶対です。

 汚染水の集中処理、2.5万トンのうち1万トンしか処理できない(トータルは6万トン)、そして建屋に3万トンしか入らないので、これはタンカーで処理するしかないということです。汲みあげないと環境に漏れるのです。今あるだけではなく、さらに汚染水は増えるのです。

 汚染水を低濃度に処理する施設は、処理した水を移さないといけない、ゼオライトを使うのですが、放射能は減らせない、水を吸収するのみです。放射能をくっつけるだけで、除去は出来ない、放射能は出てくるのです。一時の緊急避難でしかありません。

 1~3号機で空冷のアイデアがあるのですが、崩壊熱が大きく、これから半年かかっても熱は半分にも減らない(温度は不明)。水を入れないとウランの融ける2800度になる、仕方ないので水を入れている、だから空冷は無理です。水で崩壊熱を落とさないとダメです。空冷は何ヶ月もあとのことです。

 それで、水を入れ続けて、海に出さないようにしないといけないが、作業員の安全があり、放射能相手に完璧な安全はない、被曝を少なく作業員ががんばれるか、何人の作業員がいるかということでした。

 今回も貴重なお話でした。

20日の永岡さんの配信です。

小出先生 2011/4/20のお話(子供の被曝・避難+水素爆発)


永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、水野晶子さんと近藤勝重さんの司会で始まりました、タイガースの敗北で落ち込んで(巨人ファンの方ごめんなさい)聞きました(笑)。たね蒔きジャーナルで被災地支援のプレゼントもやっています。

 小出先生のお話、福島の方から、情報を求めてこのラジオにたどり着いたというメールが来ています。福島で、情報を知りたいのになくて、関西のラジオにたどり着いたのです。しかるべき文脈で政府が情報を出さないのでなおさらです。また、小出先生のお話目当てにラジオを買った人もいるのです。小出先生の説明を近藤さん大変評価されていました。

 ニュースキャスター、来栖アナウンサーによるお話で、水野さんと来栖さん、地震発生直後4時間津波警報を流した方なのです。原発のニュース、東電は2号機の汚染水の回収を行い、集中処理施設に10トン/時間を行い、トレンチの水位は1cmだけ下がった(いままで上がるのみ)のです。1日240トン、25mプールの半分にしかならないのです(泣)。汚染水は2号機だけで2.5万トン、つまり1/100しか1日移せないのです。

 さらに、集中処理施設まで800mあり、途中で漏れたら大変なのです。格納容器への窒素注入は2週間、8500立方メートル(容積6000立方メートル)ですが、圧力が上がらず、また2,3号機へも窒素を入れることを検討(水素爆発の危険あり?)です。

 IAEAは工程表を評価しています。事故原因の解明のため、IAEAの使節団が来る模様です(5月)。

 住民の避難、枝野氏は20kmを警戒区域(強制立ち入り禁止)として検討、一事立ち入る人がいるからと枝野氏は言っています。20km以上のところは計画避難区域になります(1ヵ月後に別の場所へ避難)。飯館村他が当たります。

 浪江町34ミリシーベルト(国の目安は25ミリ、そもそも1ミリなのに)・・・

 で、小出先生登場、子供たちを守ることで、文科省は福島圏内の幼稚園、学校に放射線の量3.8マイクロシーベルト/時間としましたが、驚いた、通常の生活では0.05マイクロシーベルト/時間なので、76倍なのです。ほぼ100倍、とんでもない高さなのです。算出の根拠は、20ミリシーベルト/年から時間当たりで計算したのですが、この20ミリシーベルトがとてつもなく高いのです。

一般の日本人は1ミリ/年なのです。被爆が危険であり、この基準で日本政府は日本人を放射能から守ってきたのに、誰がこんな引き上げの権限があるのか、子供たちに対して20倍の我慢はなぜ許されるのかわからないとのことです。子供に屋外活動を制限していますが、被曝はあらゆる意味で危険であり、少しでも危険、しかし、子供は外で遊ぶべきで、放射線が高くて子供を外へ出せないのは異常、子供を外へ出せないほど福島は危険なのです。

 また、土煙を防ぐなどの措置が検討されていますが、3.8マイクロは外部被曝(放射能が外部)前提で、内部被曝は大変で、口を洗う、窓を閉めるなどはやるべきなのですが、そんなことをしないといけなくしたのはどこの誰か(国だ)、国が責任を取らずに子供たちに被曝させるのは納得できないと言うことです。

 前提の工程表、6~9ヶ月で収束させるものに基づくものの、工程表が甘い、これに基づいて子供を守るのは、事故の収束にもよる(事故、汚染の拡大があり得る)ので、子供に20ミリの我慢は、これも反故にされる可能性があるのです。

子供を守るために、疎開については水野さんが指摘すると、小出先生、被曝は微量でも危険、なおさら子供は危険で、避難させるべきということです。子供が重荷を負わなければならない、しかし、被曝を避けないといけないのです。

警戒区域、強制立ち退きについて、家にいたいという人も出てくるのですが、そういう人は必ずいる、自分の住んでいた土地に被曝してもいたい、実際チェルノブイリでもいた(お年寄り)、福島でもそうなる、こういう人の生活を支えるのは行政の義務(食料、水、電気、ガス、医療)、生活を保障しないといけないのです。しかし、助かるために、逃げて欲しいのです。

 20ミリの計画的避難の基準ですが、小出先生の判断より甘く、これを変えるとどうしようもなくなる、そこまで政府が追い詰められている、原子力を許してきた大人が責任を取らないといけないのです。

この区域から出ることを避難している人にお願いするのに、生活の保障が必須なのです。

計画避難区域の、たった一人の人でも、ちゃんと説明しないといけないのです。

埼玉のメールで、日給3万で福島原発に行ってくれとの話が来た(知り合いに)、で、行くかどうかの判断として、再び水素爆発の疑いがどうかとの問い合わせに、小出先生、東電自体が水素爆発があると言っている、そのため窒素を入れている(のに格納容器が壊れて窒素が漏れている)、2,3号機はまだであり、1~3号機に水素爆発の可能性ありと、小出先生は判断されています。

子供たちの保護策も指摘されました。政府は、出せないでもがいている、日本の大人が知恵を出して、子供を守らないといけないのです

 この、子供の被曝のことは私もメールで問い合わせ、かなり厳しい話が来ました。今後もお知らせいたします。

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も放送がありました。水野晶子さんと、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの案内でお話がありました。

 まず、原発事故のニュース、福島第1の事故、水素爆発後の1,3号機の建屋にロボットで放射線量を測り、50ミリシーベルト/時間程度(通常は0.01ミリ、つまり今回はその数万倍!)、4.5時間で被曝限度なのです。ロボットの測定したのは建屋の入り口付近、40m離れた扉のところで270ミリシーベルト/時間もあるのです、つまり位置により放射線量は変わるのです。2号機では格納容器が壊れ、さらに高い数値も予想されます。

 トレンチの水位は上がり続けて、3cm上昇、地上まで82cmです。水漏れ防止工事をやっています。

 国会では菅総理と集中審議であり、工程表を実現するように菅総理は言いましたが、ステップ2で住民は戻れると言っています。原発増設計画の撤回をしており、菅総理は財政再建をしたくて、退陣を否定しています。東電の清水社長が謝罪し、津波後最善を尽くしたと言っています。原発海外戦略の見直しも言いました。

 で、小出先生、リスナーからの質問で、東電の工程表が出ましたが、これで収まるかということは、収めて欲しいが、出来ないと思う、東電の見通しは今までも甘く、今回も甘いということです。

作業員の被曝環境がひどすぎて、この通りに出来ないのです。建屋内部で3号機57ミリシーベルト/時間、作業員の被爆線量から4時間半ですが、一般の人は1ミリシーベルト/年、小出先生は20ミリシーベルト/年!(放射線従事者)が上限なのですが、異常事態で、こんなことを言っていられない、事故収束のため一人100ミリシーベルトを基準にしたのですが(我慢しろ!)、とてつもない被曝を我慢しろといって、それでも足りずに250ミリにした、それを満たすのにも4時間しかダメであり、それほどひどいのです。1時間57シーベルトなら、翌日に同じ作業員は働けなくなるのです(事故収束のため)。そのため、膨大な作業員を連れてきて、被曝させないといけないのです。6~9ヶ月なら、何千人もの作業員がいるのでは、という推測でした(つまり、長引けばもっとたくさん必要になる)。

 もうひとつ、前日に1号機建屋で40mはなれたところで、270ミリシーベルト/時間も出た、どうしてこんなことになったのかは、ロボットで測ったのが最大値ではない、ロボットは決められたところを走って図ることしか出来ない、こっちは高い、こっちは低いとはならない、正確な測定をしていないのです。

 もし、甘い見積もりで労働時間を考えて6~9ヶ月というなら、作業員に過度な負担となり、それを負わせられないなら日数が延びるのです。

 水棺のこと、漏水の続いている時に大丈夫かということは、到底出来ないということなのです。格納容器が壊れていて、水で満たせないのです。格納容器が壊れていない前提でこの工程表が作られており、2号機サプレッションチェンバーは壊れているので、これを補修しないと水は漏れる、修理は放射線量で無理なのです。つまり、水をかけて待つしかないのです。水棺は無理であり、工程表の大前提は成り立たないのです。しかし、東電のやろうとしているのは小出先生の以前から言っていることと同じ(循環ラインをやる、格納容器に水をかけて、出たものを圧力容器に入れる)なのです。循環機能を作るのに、とてつもない放射線量の高いところであり、汚染水すら排出できない(また水位が戻った)、外から水を入れたら溢れる、トレンチに溢れるのは当たり前で、外からの冷却は、溢れて作業現場が汚れて、循環ループは出来ないのです。

 循環ループ、安全なところで作って原子炉につけることをしたいのですが、最後は放射能の高い原子炉に、生身の人がつけないといけない、膨大な汚染水をどうかしないといけないのです。

 作業員の方への不安もあります。1号機の格納容器に窒素を入れているが、1週間の予定なのに、10日続いている、これは漏れているからです。窒素を入れたら内圧は上がるはずなのに、格納容器が破損して漏れてしまうのです。窒素も、小出先生の考えでは、必ずしも入れ続けないわけではない(1号機がそうなら、2,3号機も窒素を入れないといけない)のです。アメリカから言われてやっている模様です。

 近隣の住民の帰還については、工程表の甘さからであり、今までも政府は甘い予測ばかりで来た、避難も3kmからで、それも万一として、それを10km、20kmと拡大した、次々甘いのをして、それでも政府はちゃんとやってきたと言っていますが、住民の方には申し訳ないが、必ずしもそうはならないと言うことでした。現実はものすごく厳しいことを言うのが、正確に言うのが住民のためなのです。

 この予測の当たることを祈り、小出先生のお話は終わりました。

 私も番組に、工程表は甘いのでは、とメールをして答えが出ました。この工程表、放射能の専門家から見たら甘いのです。それをお伝えいたしました。

原子力発電を再生可能エネルギーに転換しよう!!
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TPPはTREMENDOUS POOR POLICYだ。
日本開国ではなく真実はアメリカの為の日本「壊国」です。
TPPには日本は絶対に参加すべきではありません。

ーーーーーーーーーーーーーーー
(定数削減問題)
秘書の経費も含めて、1人の国会議員にかかるお金は約7000万円です。80人分削ると56億円。
一方で、政党助成金は320億円ですが、これを削ったら何と450人分の国会議員を削るのと同じくらいになる。

ーーーーーーーーーーーーーーー
(消費税増税問題)

消費税増税絶対反対!大脇道場キャンペーン第5弾!導入以来、累計で224兆円。 同時期に大企業などの法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)などの減税が累計で208兆円
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コメント

>被曝は微量でも危険、なおさら
>子供は危険で、避難させるべき

被曝は微量でも危険というのはデマです。国際放射線防護委員会(ICRP)の見解に反しています。
こういうデマが風評被害を煽っているのですがね。

>この20ミリシーベルトがとてつも
>なく高いのです。一般の日本人は
>1ミリ/年なのです。被爆が危険で
>あり、この基準で日本政府は日本人
>を放射能から守ってきたのに、誰
>がこんな引き上げの権限があるのか

>3.8マイクロは外部被曝(放射能が
>外部)前提で、内部被曝は大変で

>子供を外へ出せないほど福島は危険

危険なところからは避難しています。避難先では危険はありません。
こういうデマが風評被害を煽っているのですがね。

ICRPの見解では、20mSvは危険ではありません。

http://www.kantei.go.jp/saigai/kouteiriyou.html

>事故収束のため一人100ミリ
>シーベルトを基準にしたのです
>が(我慢しろ!)、とてつもない
>被曝を我慢しろといって、それ
>でも足りずに250ミリにした

ICRPの勧告値を参考にしています。100mSvでも健康に影響ありません。
250mSvなら将来ガンになるリスクが少しだけ増えますが、ICRPは「緊急時ならそれでも許容範囲」という立場です。

>福島で、情報を知りたいのに
>なくて、関西のラジオにたどり
>着いたのです。しかるべき文脈
>で政府が情報を出さない

http://www.kantei.go.jp/saigai/genpatsu_houshanou.html
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/kinkyu.html

ラジオ番組「守ります!福島-政府原子力被災者生活支援チームQ&A-」で、原子力発電所事故や生活支援に関する情報を発信しています。ラジオ福島とふくしまFMで毎日放送中。視聴者からのご質問も受け付けています。詳しくはホームページをご覧ください。

>安全委員会は菅総理のもとにあり、
>菅総理は東電の工程表を認めており、
>安全委は総理に意見を言うのに、
>立場がおかしい
>安全委の意見が菅総理に届いていない

首相が判断する訳ではありません。首相は保安院と安全委員会の判断を追認するだけ。
「安全委の意見が菅総理に届いていない」なんてのはデマです。

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