浜岡原発の首相の全機停止要請を中部電力が受入れた
浜岡原発の首相の全機停止要請を中部電力が受入れた。
4月28日の明大での「終焉に向かう原子力」(第11回)でも浜岡に絞った停止要望決議を首相と経済産業大臣と静岡県知事と中電に送った。
共産党も社民党もそれぞれ要望した。
民主党の中にも自民党の中にも良識派はいる。
東京でも福岡でも全国で原発反対デモが起こっている。
みんなの力で原発をなくそう。
誰の力でもない
それは国民の力だ。
ーーー
浜岡原発については、日本共産党が30年前から東海地震の震源域の真上にあるとして停止を要求。1981年2月には、不破哲三書記局長(当時)が「地震に関して一番ひどい地帯に原発を置く政府や企業は世界には存在しない」と追及。志位和夫委員長が3月31日に行った菅首相への提言でも「東海地震の想定震源域の真上に位置する浜岡原発の停止」を要求していました。また、国会では2日の参院予算委員会で、大門実紀史議員が浜岡原発と新潟県柏崎刈羽原発について、「こんな状況で運転再開など許可していいのか」と迫り、菅首相が「政府として本当に国民に安心してもらえるのか、しっかり見極めて判断しなければならない」と答弁していました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-07/2011050701_01_1.html
「
国民のみなさまに重要なお知らせがあります。私は首相として…」
緊急記者会見でこう切り出した首相はいつになく生気に満ちていた。「首相として」を何度も繰り返し、自らの決断を強調した。
だが、首相が事務レベルと協議した形跡はない。首相周辺は「会見直前に決めた」と打ち明け、経済産業省幹部も「まったく知らなかった」とこぼした。
そもそも浜岡原発に関心があったわけではない。2日に福島瑞穂社民党党首から「ぜひ浜岡原発を止めてくださいね」と迫られた際は「ヒャッハッハッ…」と笑ってごまかした
だが、首相が事務レベルと協議した形跡はない。首相周辺は「会見直前に決めた」と打ち明け、経済産業省幹部も「まったく知らなかった」とこぼした。
そもそも浜岡原発に関心があったわけではない。2日に福島瑞穂社民党党首から「ぜひ浜岡原発を止めてくださいね」と迫られた際は「ヒャッハッハッ…」と笑ってごまかした。
だが、首相は同日夕、福島氏から弁護士グループが浜岡原発差し止め訴訟を準備していることを電話で知らされる。「次のターゲットは浜岡原発だ」。やっと気付いた首相は、海江田万里経産相に浜岡視察を命じ原発停止に動き出した。
http://kabu003himiko.iza.ne.jp/blog/entry/2276000/
今日の永岡さんの毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」です。
まず小出先生の言葉から
海からストロンチウムが出たこと、タービン建屋、トレンチに汚染水が溢れかえり、目に見えたところの水を止めたものの、汚染水は海への流出は避けられないのです。
ストロンチウムは、半減期も長く(28年)、海に流れると、魚への影響は、大変であり、1950〜60年代の大気圏内核実験のうち、ストロンチウム90が最大の被爆になり、ストロンチウム90の被爆は深刻で、570ベクレル/kgの意味、チェルノブイリの事故、日本は輸入食品の規制をセシウムで370ベクレル/kgでした、ストロンチウムは内部被爆は10〜100倍危険であり、海で取れた土でこの値であり、魚の汚染はもっと多い、大変な被爆になるのです。海草、魚の調査が必要(生物体の濃度は海水より多くなる)、魚も内部被爆(外部被爆もする)している。これから大変です。
安全性というものはないのです。どんな意味でも、放射能は危険であり、どこまで危険性を我慢できるかということなのです。
以下全文です。
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今夜も水野晶子さんの司会と、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で行われました。
平野さん、菅総理の浜岡原発停止のこと、危険な原発であるとの指摘もあったが、唐突である、なぜ浜岡なのか、古い原発の寿命の問題もある、可能性の高さでスペシャルというのが菅総理の説明だが、過去にも危惧されて、防潮堤を作るまでと言うものの、今まで危惧がなく、政権浮揚のパフォーマンスの気配を平野さんも見ている。では、運転基準はどうするのか、詳細は詰めないといけないのです。
また、安全委員会の耐震基準は誤っており、今までの人選を一新し、原発の危険性を唱えてきた人を起用して公平な原子力安全委員会を目指すべきとの指摘もありました。
今日のニュース、中電は浜岡を政府要請により全面停止することにしました。中電は、九州電力と協議し、数日中に止めることになりました。水野社長は、計画停電は実施しない、電気料金値上げはしない、しかし、原発停止で赤字になる、東電への電力融通を止めます。夏への燃料確保、地元への財政支援を求めています。中電の株価は下がっています。
中電の取り止めで、海江田大臣の金融支援も表明されています。
電気事業連絡会の八木会長と会談し、八木氏は火力再開を示唆し、また原発再開への後押しを政府もやっています。他の原発の安全は、大丈夫と海江田大臣は言っています。
御前崎氏の市長が保安院の説明を受け、事前に通告がなかったとクレームが付いています。
福島原発で、あいりん地区の求人で、ここへの給水作業に当たっていたことが分かりました。女川での運転手募集に60代男性二人が応じ、しかし、福島で防護服の作業をしています。何の説明もなく、福島第1に連れて行かれたのです。給水車に水を移す作業です。業者は女川と間違えていたと言うものの、労基法違反もあります。
1号機で700ミリシーベルト/時間であり、ここでの作業は20分で限界になります。建屋内線量は場所により違い、冷却場所で100ミリとのこと、今日9人入り、10.56ミリの被爆がありました。格納容器を水で満たす作業、冷却装置は今週末に運び込まれます。二重扉が開き、放射性物質が出て、しかしモニタリングは変わっていないとのことです。
で、小出先生のお話、福島第1の1号機で、建屋の二重扉を開けて、リスナーから質問で、5億ベクレルの放射能が出たと言う事で、東電は、環境影響は少ないというものの、小出先生、放射能はどんな意味でも危険で、5億ベクレルは危険、しかし、今まで兆どころか37〜67京!(億×億)出ています。5億ベクレルのことをとてつもなく大変と言えるのではないのです。問題だが、今回がとてつもなく問題なわけではないのです。つまり、5億が小さいと見えるくらいひどいのです。5億ベクレル、原子炉研では何十年たっても出せません…(泣)。
保安院は環境への影響なしと言っているのは、被爆に安全量なし、大丈夫、影響なしという言葉を使ってはいけないのです。
水野さん、原発周囲に住んでいるなら、二重扉をいつ開けるかと聞きたいのですが、そう言わないといけないものの、ものすごい放射能が出て周囲は避難させられている、5億ベクレルで避難しないといけない人はいない、言ったところでどうにもならないのです。
原発内の作業、今日の数字で、700ミリシーベルトを観測、この数字での作業は、700ミリのところでは作業は出来ないのです。作業は10分では出来ない、被爆限度になるため、仕事にならない、環境を変えないといけないか、その現場をあきらめないといけないのです。水棺は今回とは別であり、水棺は水を入れるため、格納容器が損傷なしならできる、循環式の冷却を想定している。
東電の想定どおりに行かないだろうとのことで、鉛のマットを敷くのは、被爆は外部と内部があり、内部は体内に吸い込むことで、内部被爆は防護服で防げる(宇宙服みたいな)が、外部被爆は、外に放射能があれば防げない、鉛のスーツで防げても、そんなもので作業にならない、外部被爆は、放射性物質のあるところに鉛を詰めないと(壁に貼る)ダメなのです。とても難しいのです。
どこから強い放射性物質が出ているか、被爆しながらでないと調べられないのです。
海からストロンチウムが出たこと、タービン建屋、トレンチに汚染水が溢れかえり、目に見えたところの水を止めたものの、汚染水は海への流出は避けられないのです。
ストロンチウムは、半減期も長く(28年)、海に流れると、魚への影響は、大変であり、1950〜60年代の大気圏内核実験のうち、ストロンチウム90が最大の被爆になり、ストロンチウム90の被爆は深刻で、570ベクレル/kgの意味、チェルノブイリの事故、日本は輸入食品の規制をセシウムで370ベクレル/kgでした、ストロンチウムは内部被爆は10〜100倍危険であり、海で取れた土でこの値であり、魚の汚染はもっと多い、大変な被爆になるのです。海草、魚の調査が必要(生物体の濃度は海水より多くなる)、魚も内部被爆(外部被爆もする)している。これから大変です。
安全性というものはないのです。どんな意味でも、放射能は危険であり、どこまで危険性を我慢できるかということなのです。
ストロンチウムの被爆、想像以上に大変で、聞いていて驚きました。明日もお知らせいたします。
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