三郷市は「放射線量の簡易計測」の値と発表と全学校の校庭の測定を!
今回の原発災害(もはや事故ではないと思う)ほど政府の発表があてないならないと思わされた事は無い。
福島県飯館村等の放射線量はSPEEDIによって推定値が出ていたにもかかわらず発表されなかった。
それが随分時間が経って発表され「計画的避難区域」という避難勧告が出された。
今になっても2枚の図しか発表されてない。
政府が情報を隠す事が風評被害になっている。
情報が全て明らかになっていれば我々も余計な事の心配をしないでいいし、余計な憶測も出ない。
先の記事で関東にホットスポットがあると書いた。
4つの市が高く我が三郷市がその中の1市になっており最初の情報は他の市の人から心配して教えて貰った。
三郷市のホームページに5月13日付けでコメントが掲載された。
比較的早い対応だが中身は不十分だ。
その内容はこうだ。
三郷市の放射線量について 現在、インターネット上で柏・流山・松戸・三郷市が放射能の「ホットスポット」となっている旨の掲載がされており、市民の皆さまから多くの問い合わせを頂いております。そのようなお問い合わせに対し、市では
埼玉県の数値は、県及び文部科学省で発表されているとおり、問題がありません。市ではその発表を補完するため、消防本部で放射線量の簡易計測を実施しておりますが、その数値においても問題となる値は検出されていません。
市としましてもこの数値の変化を注視し、何らかの対応が必要となる数値が検出された場合は関係機関に問い合わせ、適切な対応をしてまいります。
とお答えしております。放射線量の測定については、県が文部科学省の委託を受けてさいたま市内で実施し、その結果は県のホームページ上で公表されています。
市では消防本部にて、市内業者からのご厚意でお借りした移動式の測定器で3時間おきに簡易計測を行っておりますが、問題となる値は検出されていません。
市民の皆さまには、冷静な対応をお願いいたします。災害対策本部
消防本部で行っているという「移動式の測定器で3時間おきの簡易計測」の値を発表して頂きたい。
そして最も問題となるのは子どもたちへの影響なので、全ての学校の校庭の放射線量を測定して発表して頂きたい。
早川由紀夫の火山ブログ
Yukio Hayakawa's Volcano Blog
に守谷-柏-金町汚染スポットという地図が紹介され居ますので紹介します。
この汚染スポットをつくったのは3月21日の雨だそうです。
21日朝は雨がじゃあじゃあ降りました。フクシマから来た放射性物質がここで雨に出会って叩き落されたのだと解釈できるそうです。
ただし東大の公式説明はこうです。
時の線量が若干高めであることと、加えて、福島の原子力発電所に関連した放射性物質が気流に乗って運ばれ、雨などで地面に沈着したこと、のふたつが主たる原因である
放射性物質落下のシミュレーションは出来ています。
株式会社 K&F Computing Researchという会社の放射性物質の移流拡散シミュレーションです。
放射性物質がこういう風に4つの市に落ちたというイメージがリアルに分ります。
一部言われている高速道路のせいなどではなく風に乗って来た放射性物質が雨に打たれこういう風に落ちて来たのだろうと推測します。
参考までに本シミュレーションの解説です。
gradi による放射性物質の移流拡散シミュレーション
概要
gradi による放射性物質移流拡散シミュレーションの結果を可視化しました。 すでにSPEEDIや各国気象庁によるシミュレーション結果が公表されています。 しかし前者の計算は線源に近い地域に限られており、 また後者の計算は広範囲ではあるものの空間的に粗いものでした。
これに対し、gradi による本シミュレーションでは、 東京近郊でのより詳細な放射性物質の分布を見積もっています。 加えて、シミュレーションでは降雨による放射性物質の落下の影響が考慮されています。
左パネルは移流物質の濃度、右パネルは雨で落下した物質の(積算)濃度を表しています。両パネルとも対数間隔です。
シミュレーションでは、ある特定の日時にある量の放射性物質 の放出があったと仮定し、2次元移流拡散方程式を解いています。風速および降 水量には気象庁の予想値を採用しています。
下記の不確定要素による誤差を含むシミュレーションですが、 定性的には悪くないだろうと思います。
放射性物質の放出日時、量。
気象予想と現実との差異。
各種パラメータの確度。
数値計算の誤差。
詳細
濃度単位 : Bq/km2
移流物質濃度の計算方法: 2 次元移流拡散方程式 (1km メッシュ) の直接解法
本シミュレーションで仮定した放射性物質の放出地点 : 東経141.03度 北緯37.42度
本シミュレーションで仮定した放射性物質の放出日時と量 :
3月12日 15時以降 105 Bq/day
3月14日 21時以降 5*105 Bq/day
3月17日 0時以降 105 Bq/day
3月22日 0時以降 104 Bq/day
但し、放出量の単位 (Bq) はシミュレーションでは無次元なので、任意の単位 (たとえば Ci 等) に置き換え可能。
風速、降水量 (2次元) : 気象庁メソ数値予報モデルGPV (MSM) (5km メッシュ、地上のみ) データを採用。
移流速度 : 物質は表層大気の風速の 50 % の速度で移流すると仮定。(100 % と仮定すると各地の測定と大きなずれが生じます。)
拡散係数 : 100 (km2/day) と仮定。
降雨による放射性物質の落下 : 1時間あたり 5 x [降水量(mm)] % の移流物質が落下すると仮定。
ーー
早川由紀夫さんによるとこの数値は、@nnistarさんの図がいま一番新しくて詳しくて見やすいそうです。
a href="http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-379.html">福島の放射線地図
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