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2011年6月 1日 (水)

小出先生 2011/5/31のお話(海洋汚染、汚染水、バーミクライトのこと)

今夜もこれで終りです。

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小出先生 2011/5/31のお話(海洋汚染、汚染水、バーミクライトのこと)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの解説にて放送されました。

 今日の原発のニュースです。海江田大臣、現地責任者が不在であることを明らかにしました。対策本部長、池田経済副大臣で、一時入院、今は自宅療養中で、これを政府は公表せず、保安院次長(官僚)が対策本部を束ねています。事務方トップがいるのなら、副大臣は要らないのです。現地トップは事故直後に交代、6回も!替わっています。

 燃料を冷やす水の漏れ、昨日の雨で水位上昇、3号機トレンチはあと地上まで29cmです。トレンチ、水圧に耐えられない懸念もあります。

 Jヴィレッジを埋め尽くす低レベル廃棄物(防護服)が問題、焼却して処分するのですが、今回は処分は出来ないのです。

 原子炉建屋で、循環冷却システムを稼動させました。熱がこもり、作業の邪魔になりましたが、空冷で熱を除く方式で、70〜80℃のプールを40℃に出来ます。

 計画的避難区域、飯館村、残っている住民は2割(6000人中1400人)いるのです。区域外に転居できない人もいるのです。20ミリシーベルトを越えています。

 そして、小出先生のお話、

2号機の使用済み燃料プールで、循環式冷却方式が本格稼動、これについて、とりあえず良かった。冷却装置がうまく稼動したら、プールから熱が蒸発して建屋内で作業不可能であったのが、2号機は建屋は残っていて、蒸気が建屋に充満するのを防げてよかったのです。冷却装置、2号機は爆発していないのでこれが出来たのです。一番、手をつけやすいのですが、これからどんどん難しくなります。

 原子炉建屋からタービン建屋に水が漏れるのは、関係ない、2号機は圧力抑制室が壊れて、原子炉の水が建屋に漏れるので、こちらは相変わらず漏れるのです。漏れる量、濃度は変わらないのです。

 リスナーからの質問、海洋汚染、グリーンピースの調査で、50km離れた海の海草で10000ベクレル/1kgということ、当然予想された、基準は普通は検査できないレベルであり、とてつもない汚染で、海の汚染は海草で調べる(海草は逃げられず、汚染される)、次は貝類、魚を調べるので、今まで海草を政府、東電が調べないかが不思議であったのです。

 水産庁、放射性物質の濃縮についてないと言うが、海洋学者はそうではないということ、魚に濃縮する、回遊性であり、事故後大きく汚れるわけではない、最初に海草を調べないといけないので、グリーンピースの調査は科学的なのです。が、日本政府はあまりいい感触を持っていないのですが、これをやるのが政府、東電の仕事なのです。

 1万ベクレル、茨城、宮城と猛烈な汚染が広がり、放出される放射能、海草の代謝もあるが、膨大な放射能が出ており、汚染は長期間に続くのです。長期間海草を調べる必要があり、しかし、日本人は汚染された食べ物は食べたくない、福島の海洋の人が破綻します。

 2号機の海洋カーテン、これの効果はないのです。

 海水浄化装置、ゼオライトでセシウム吸着、ゼオライトより、バーミクライトの方がいい(土壌改良剤)、安いものであり、ゼオライトでも効果あり、やらないよりやったほうがいいが、9万トンの汚染水には対処は出来ないのです。

 汚染水が海へ出たこと、この報道が出てこない、しかし、汚染水は海へ流れていて、トレンチ、縦工などにたまり、コンクリートで、必ず水は漏れる(地震でひび割れあり)、海へ結局流れるのです。その値は、調べようがない、ピットからの水漏れ止め、これは見えるが、今の場合は見えない、地下に漏れて、評価のしようのない水、汚染水を早く除去しないといけないのに、出来ていない、海上からの定点観測は出来るし、海草を何百mごとに調べたらいいのに、なぜしないのか、日本政府、東電、海の汚染を認めたくない模様です。が、漁業の将来に関わるのです。

 セシウム除去には、バーミクライトが有効です。

 福島原発の現状は、まだまだ困難が出てくると思われました。明日もお伝えいたします。


以上です
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原子力発電の新設を止め危険箇所は停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!!
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コメント

名無しさん

コメント有り難うございました。

全く異議無しです。

原発はすぐに全基停止すべきでしょう?
火力と水力でもどうにか足りるんですから。
ピーク時に若干の節電をする、企業などの自家用発電を積極的に動かす、程度で十分対応できます。

日本のどこで地震が起きるかわからない今、すべての原発を、1年以内にとめるべきでしょう。1年あれば、休止中の火力発電所の再起動が可能です。

あとは、数年間かけて洋上風力や、潮流発電など、自然エネルギーを増やしていけばいい。

危険な核による発電は即時停止すべきです。

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