毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」他小出先生関連記事2
昨日に続いて永岡さん作成にかかる「たね蒔きジャーナル」メモ(6月20日から23日分)です。
どんどんいろんな事が出て来る。
福島の原発は壊れて高温になり、放射性核種が微粒子になり、各方面に流れている、それをホットパーティクルといい、肺に吸い込んだら局所的な大量被曝になり、プルトニウムはアルファ線を出し、ついた近傍を被爆させる、注意しないといけないというドイツからのメールには驚いた。 やはりマスクは必要だろう。
ひょっとしたら歴史的に見れば今の日本は大変な将来の被害の素をを毎日作っているのかもしれない。
以下概要です。
2011年6月20日(月) 午後10時01分
タイトル: たね蒔きジャーナルスペシャル その2
(原発再開、代替エネルギー、子供たちを守ってほしい)小出先生、原発は機械であり、地震、津波でやられる、「対策を立ててもそれをすり抜けて事故が起こる」、原発は事故が起これば終わり、電気の2割がなくなるという話ではない、原発は都会に建てないことに自民党はしている、安全ではないからであり、国民に安全は示せない、事故が起こらないものは出来ない、自民党、民主党は踏襲している(川内さんは踏襲しないと発言)と指摘、水力、火力のほとんどを止めており、日本の原発を全て止めても、水力、火力でピークも動かせる、脱原発は可能とのことなのです。揚水発電は夜間電力のためのものであり、今回こそ出番、老朽火力を動かすことも可能です。
小出先生、即刻原子力は止めてほしい、原子力にはどうにもならない仕事が何万年ある、原発で電力を得たため、100万年放射能のごみの始末をしないといけないのです。大変な仕事が残っている、福島事故の始末だけで何百年かかるか分からないのです。
2011年6月20日(月) 午後10時05分
タイトル: たね蒔きジャーナルスペシャル(その3) 復興財源のお話
リスナーから、消費税10%で東北が復興するのかとの指摘があり、川口さん、将来の増税は、未来の消費を減らすことになり、増税は被災地にマイナスとのことでした。西村さん、民間にお金が余っている、その金を政府が引き上げたらいい、民間の使われない金を利用し、何年かして、復興、年金のことを消費税でやるのかという論議にしたらいい(3~5年)、法人税引き上げは反対、雇用がなくなるとの指摘でした。
最後に、山口さん、小出先生に共感する、アジアの活力を作るために体制を作るべき
2011年6月21日(火) 午後9時29分
タイトル: 小出先生 2011/6/21のお話(子供を守ること、汚染を公表したら1次産業壊滅?)
昨日の3人のうち、一人だけ小出先生に共感、「安全な原発」という概念に取り付かれている(ここに至って安全な原発という人の神経が理解できない)、今回の事故が津波が原因か、それ以前の地震が原因かで今後が変わるものであり、原発事故は津波、地震だけでなく、それ以外の要因でも起こる、だから原発を止めないといけないのですが、不安要因を取り除いたら、原発は安全と思っている人がいる、それで、小出先生、政治家に期待していない模様でした。
2011年6月23日(木) 午後9時33分
タイトル: 小出先生 2011/6/23のお話(土の除去による除染、ホットパーティクル、もんじゅのこと)
小出先生のお話、リスナーの質問特集で、実家は福島郡山で放射線量の高いところにあり、近所の公園で4.7マイクロ、5.7マイクロシーベルト/時間が出ました。芝生の値が高く、雑草を刈れないが、と言うことで、「難しい」、普通の環境なら空間のガンマー線は0.05であり、その100倍、事故での放射能が降り積もっている、そこで子供が遊ぶなら芝生を剥ぎ取る、年寄りならそのままとの選択もあるのです。子供がいるなら必ず剥ぎ取って欲しいのです。
ドイツからのメール、ガンダーセンという人が、原子炉からホットパーティクルが出ており、東京でも出ている、車のエンジン、フィルターに引っ付き、アメリカのシアトルでも汚染されているというのですが、このことについて、福島の原発は壊れて高温になり、放射性核種が微粒子になり、各方面に流れている、それをホットパーティクルといい、肺に吸い込んだら局所的な大量被曝になり、プルトニウムはアルファ線を出し、ついた近傍を被爆させる、注意しないといけない、アルファ線を出すものを調べないといけない、プルトニウムより、ヨウ素、セシウムが問題、そして今後プルトニウムの被曝が問題になるとのことです。
以下全文です。(長いです)
2011年6月20日(月) 午後10時01分
タイトル: たね蒔きジャーナルスペシャル その2(原発再開、代替エネルギー、子供たちを守ってほしい)
永岡です、たね蒔きジャーナル、続いてお伝えいたします。
そして、原発のニュース、男性社員一人が250ミリシーベルトを超え、限度被曝は9人となりました。未調査の1300人から、一人330ミリシーベルトの被曝(計器復旧作業)をしており、120人以上被曝検査がまだです。
汚染水処理システム、5時間でアウトであり、セシウム吸着塔でトラブル、セシウム吸着塔の線量の確認を東電はやります。5時間で処理したのは7.5トン、全体で11万トン!なのです。
2号機の建屋の扉が開放され、16億ベクレル放射能が出て、5~30ミリシーベルト、湿度低下の模様です。
大阪市の平松市長、関電の八木社長と会談し、脱原発を提起し、しかし、関電は明言を避けました。大阪市も、15%節電を目指すが、難しいとのことでした。
海江田大臣、安全対策を適切と評価して、自治体に原発再開を指示、しかし、福井県西川知事はそれを拒否しています。地震、津波、老朽化の説明が国からない、第一は県民の安全とのことでした。
小出先生の見解、海江田大臣の安全宣言、リスナーから疑問があり、小出先生、「原発再開に呆れた」と一言(川内さんも呆れた)、山口さんは本当に安全か国民に示せたらという条件付で賛成、再生可能エネルギー変換のこともあり、国民を納得させられるかということでした。西村さんは、安全管理をさせて、原発再起動をさせるべき、国民は、国が楽観的なシナリオでやっていることを信用していない(政府の事故の対策が悪い)、その上で浜岡を止めたこと、根拠、基準がない中で、思いつきで止めて、安全との保証なし、既存の原発は安全確認のうえで動かさないと電気がなくなり、企業も海外へ逃げるとの指摘がありました。IAEA報告のために、政府は安全確認している、保安院も確認していないとのことでした。川内さん、政府は原発の事故は津波で起こったと解釈し、津波対策で安全と言っているが、実際には地震で配管が壊れた指摘がある、地震が原因から、54基全部止めないといけない、川内さんは、地震でやられた模様であり、それを検証せず安全とはとんでもないとのことでした。
小出先生、原発は機械であり、地震、津波でやられる、「対策を立ててもそれをすり抜けて事故が起こる」、原発は事故が起これば終わり、電気の2割がなくなるという話ではない、原発は都会に建てないことに自民党はしている、安全ではないからであり、国民に安全は示せない、事故が起こらないものは出来ない、自民党、民主党は踏襲している(川内さんは踏襲しないと発言)と指摘、水力、火力のほとんどを止めており、日本の原発を全て止めても、水力、火力でピークも動かせる、脱原発は可能とのことなのです。揚水発電は夜間電力のためのものであり、今回こそ出番、老朽火力を動かすことも可能です。
西村さん、水力、火力もOKとのことですが、5~6年動いていない、その間のために、節電がいる、新規の原発は無理だが、既存の原発は動かすしかし、安全委員会、保安院は機能していない、既存の原発を止めることへは反対の模様でした。
川内さん、東電管内、5600万キロワット、揚水を入れずのもので、1650万キロワットの自家発電があり、供給は安定であり、「埋蔵電力はいくらでもある」、これで夏の甲子園を応援しよう、東北は自家発電能力は高く、十分供給できる、原発に頼らずに供給できるということでした。これに対して、小出先生、川内さんの発言をうれしいと言うことでした。小沢一郎氏も原発は過渡的なもの、今でも原発なしで供給できる、ガスコンバインドサイクルが可能、再生エネルギー+燃料電池でできるとのことでした。山口さん、まかなえるかどうか疑問もあるが、電力会社の作り上げている話に疑問もある、民間会社にうそついているかと言えない、しかし、今はそんな時ではない、電気事業法、電力会社は必要な電力を供給する義務があり、ダメなんて言えない、国は指導監督をしないといけないのです。原子力村は仕事がなくなることを恐れているが、核廃棄物、使用済み燃料など研究はたくさんあるから大丈夫ということでした。
小出先生、即刻原子力は止めてほしい、原子力にはどうにもならない仕事が何万年ある、原発で電力を得たため、100万年放射能のごみの始末をしないといけないのです。大変な仕事が残っている、福島事故の始末だけで何百年かかるか分からないのです。
原発は安いと言われていましたが、平野さん、地元へのお金も含めると安くはないし、何万年、100万年のコストを入れたら大変なものになる、風力発電で原発40基可能と環境省が言っています。また、平野さん、東電は会社整理し、賠償だけで東電では賄えない、東電に電気料金も上げるスキームは問題とのことでした。
リスナーから西村さんへの質問、原子力政策は自民党で進められた責任について、選んだことは間違っていなかったが、事故が起こらないものとして、固定観念により続けてきた、これへの反省がいるとのことでした。西村さんは脱原発理念で、河野太郎さんと一緒にやっている、やれる現実は限られている、原発とともにやる(既存のものはとめたらむちゃくちゃになる)という発想でした。しかし、小出先生、安全な原発はない、日本の原発がどこが危ないかと聞かれて、浜岡と言っていた、東海地震の震源域にあるからで、そんなところに原発があるのは認められないのです、津波対策をしたら再開というのが、ばかげているとのことで、川内さん、これが菅総理のばかげた発想だという指摘でした。菅総理、何をやりたいかわからないとのことで、しかし、小出先生、浜岡が危ないと言いつつ、事故は福島で起こった、どこが危ないと言っても、予想外のところで事故は起こる、安全だと思って動かしても、事故が起これば終わりであり、原発の被害は火力の比ではない、国家が潰れるものなのです。
西村さん、スマートグリッド、各家庭で太陽発電できる、でも足りないものは原発がいるのとことでした。川内さん、原発の安全とは何を意味するのか、総理が浜岡を地震が87%と止めたが、福島は0.1%でおきた、経産省の機構で、水がなくなり格納容器が壊れる確率は1億年に1回と言っていた、その1回が起こった、つまり、原子力に安全はないとの結論なのです。事故が起きても原発をやるのか、ということを言われました。
小出先生、子供を守ること、日本に住んでいる人は1ミリシーベルト/年である、小出先生で20ミリ/年であり、現時点の法律だが、福島の事故で、膨大な汚染地帯が出来てしまい、20ミリ/年以上しか避難しない、子供にこんな20ミリの被曝を許すことは出来ない、何とか、放射線に感受性の高い子供を守るため、土を表土5cm剥ぎ取る、これを必ず実行する(福島県の半分以上、福島市、郡山、千葉、茨城も入る)、少なくとも子供の遊ぶ場所は早急にしてほしいとのことです。文科省は1ミリを目指すとしており、そこまでやっと来た、しかし、年間8ミリであり、川内さん、それを履行してほしいとの見解でした。学校を安全に絶対にすると、川内さん言われました。山口さん、西村さんも、1ミリ以下にすると言いつつ、官邸は20ミリから離れない(基準が変わっていない)とのことでした。
小出先生、政治に絶望したが(川内さん、そんなこと言わないでとのこと)、原子力政策を進めた自民党、踏襲する民主党、しかし、福島事故を収束させ、子供を守るため、政治家はがんばってほしいとのことでした。以上が、結論でした。
実質1時間半の小出先生vs政治家、水野さん、平野さんの論議でしたが、私にはいいお話が聞けました。
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2011年6月20日(月) 午後10時05分
タイトル: たね蒔きジャーナルスペシャル(その3) 復興財源のお話
永岡です。
最後に、復興財源について、消費税増税について、まず川内さん、自分は民主党の少数派だが、消費税増税反対は圧倒的な多数で、「増税は菅総理と与謝野大臣のみ」であるとのことでした。特別会計の剰余金は毎年12兆円、財務省は「不測の事態に備えて」というが、今こそ使うべきことであり、「原発安全神話」、「電力ないない神話」、「財源ないない神話」の3神話のひとつであり、金融資産は600兆円、固定資産は100兆円、大変な資産を日本政府は持っており、今こそ、この難局を乗り切るため使おうというのが民主党の多数派の見解ということでした。
山口さん、復興債発行の償還、消費税を前提にしていないということです。それほど多数の人が反対しているのに、菅総理、消費税を引き上げるのが個人の願望、財務省の手先となり、歴史に名を残したいという発想なのです。平野さん、2次補正20兆円、これをどうするのかで、山口さん、原発にいくらいるかはまだ分からない、土地の収用なら数兆円いる、10~20兆円かかる、国債を日銀引き受けでやるなどの案があり、消費税増税にはこだわっていない、しかし、復興会議は増税と言っているのです。全体の意見を反映しているのかという疑問もあるのです。
リスナーから、消費税10%で東北が復興するのかとの指摘があり、川口さん、将来の増税は、未来の消費を減らすことになり、増税は被災地にマイナスとのことでした。西村さん、民間にお金が余っている、その金を政府が引き上げたらいい、民間の使われない金を利用し、何年かして、復興、年金のことを消費税でやるのかという論議にしたらいい(3~5年)、法人税引き上げは反対、雇用がなくなるとの指摘でした。
最後に、山口さん、小出先生に共感する、アジアの活力を作るために体制を作るべき、川内さん、子供たちを守るため、菅総理をおろす、タンカーも菅総理では実現しないと(菅総理が仲間とやっているからすべてダメ)、菅総理以外なら、裏切らない人なら出来るとのことでした。ひとつひとつ立て直すのです。西村さん、原発、景気低迷、先が見えず、国民が不安であり、希望を見えるように、原発は小出先生、アメリカNRCの発言がオープンになっていない、自民党も責任があるとのことでした。経済の建て直しをしたいとのことでした。
リスナーより、田中真紀子さんも官邸が動かないと言うが行政は官邸にしか権限がないとの、川内さんの指摘もありました。
いや、ラジオの前での2時間があっという間でした。私もラジオと格闘した甲斐がありました。以上です、皆様にお知らせいたしました。
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2011年6月21日(火) 午後9時29分
タイトル: 小出先生 2011/6/21のお話(子供を守ること、汚染を公表したら1次産業壊滅?)
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの解説で放送されました。政治の動き、民主党、ムチャクチャであり、何がボールで、誰がボールを持っているのかも分からないということなのです。
原発のニュース、高濃度汚染水処理施設が5時間でとまり、原子炉に入れる水の量を減らしています。温度の変化を見て、また減らす模様です。処理施設で、ポンプの停止があり、またトラブル(放射性物質を沈殿させる装置)です。IAEAの会議で、日本政府の対応、東電との役割分担がはっきりしないと指摘しています。日本は事故の状況と収束への道筋を言ったものの、信用されず、過去の大津波について対策を取らなかったことに批判がありました。日本は、対策の検討を始めたが間に合わなかったと言うことでした。
福島市内の学校で壁面の洗浄を行い線量の変化を見る試験を行います。文科省、東北大、福島大が参加します。
そして小出先生のお話です。小出先生、一昨日札幌で、昨日大阪に戻られました。札幌、小出先生の講演会、500人の会場に800人来て、ありがたい、原発事故のためで、無念に思われたそうです。一般の市民、政治家も、小出先生のお話を求めています。水野さん、昨日の3人のうち、一人だけ小出先生に共感、「安全な原発」という概念に取り付かれている(ここに至って安全な原発という人の神経が理解できない)、今回の事故が津波が原因か、それ以前の地震が原因かで今後が変わるものであり、原発事故は津波、地震だけでなく、それ以外の要因でも起こる、だから原発を止めないといけないのですが、不安要因を取り除いたら、原発は安全と思っている人がいる、それで、小出先生、政治家に期待していない模様でした。
昨日の政治家のうち、一人は通産官僚で、しかし小出先生のお話で原発を変える方向になっていったと平野さん、実感されています。小出先生、もっと発言してほしいと平野さん言われました。小出先生、出来る限りのことをしたいと言われました。
水野さんから、福島市内、子供が歩いていて、マスクをせず、男の子が短パン、足が露出している、女の子もそうであり、大丈夫かと思い、小出先生、子供たちの日常で、被曝を防ぐには好ましくない、マスクはしてほしい、しかし、暑いと半ズボンになるし、放射能は目に見えない、たいしたことないと福島の人は思いたいだろうが、好ましくない世界になってしまっているのです。つらい選択なのです。
被災地の漁港で、水野さん取材して、漁師さん、海に瓦礫だらけで、車が入り込み、何とか漁を再開するためヘドロを取っている、船もなくしていて、一家に億単位のお金がいる、億単位のお金を投資して再開する漁で、今までと同じ魚が取れるのか、放射能汚染について漁師に言えなかった、これ、小出先生も言えない、海草を調べたら分かるが、距離ごとに海草を調べたら汚染の概算がわかる、これをやるとどこまで漁が出来るかがわかってしまい、福島の1次産業を守りたい、日本人として買い支えたい、しかし、実際、汚染が分かれば、日本人は魚を買わなくなる、今までの経験で分かっており、汚染を調べたら、漁師には致命傷になることもあるのです。
正しい情報を知ることが、小出先生すら悩まれます。正しい情報が小出先生は命であり、正確に公表したいが、それをしてしまうと、福島の農業、漁業は崩壊する、日本人が買って食べようと言っているものの、立ちすくんでしまうのです。
小出先生、正確な情報を得るべきと言いつつ、しかし、公表したら福島壊滅であり、悩まれる姿に衝撃を受けました。今日は以上です。明日もお知らせいたします。
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2011年6月23日(木) 午後9時33分
タイトル: 小出先生 2011/6/23のお話(土の除去による除染、ホットパーティクル、もんじゅのこと)
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会で放送されました。毎日新聞本社論説委員の近藤伸二さんの解説でした。
原発のニュース、汚染水処理で、」細かいトラブルで本格稼動のめどがついていません。セシウムが取れておらず、汚染水が計画通り通っていなかったのです。福島では雨が予想され、3号機への水の量を減らしています。
環境省、海水、湖の放射能汚染(セシウム50ベクレル/リットル以下、ヨウ素30ベクレル以下)、福島県いわき市を除いて大丈夫で、枝野氏は大丈夫と言い、追加的な被曝で、飲料水より厳しく調べています。
スズキ、浜松中心の配置を転換します。津波、原発事故リスクに対応するためで、他の企業にも影響しそうです。移転は静岡県内を想定しています。
そして、小出先生のお話、リスナーの質問特集で、実家は福島郡山で放射線量の高いところにあり、近所の公園で4.7マイクロ、5.7マイクロシーベルト/時間が出ました。芝生の値が高く、雑草を刈れないが、と言うことで、「難しい」、普通の環境なら空間のガンマー線は0.05であり、その100倍、事故での放射能が降り積もっている、そこで子供が遊ぶなら芝生を剥ぎ取る、年寄りならそのままとの選択もあるのです。子供がいるなら必ず剥ぎ取って欲しいのです。
20日の放送で、福島の汚染値を引き剥がす、土の除染でどれだけ大丈夫か、について、「大丈夫」という言葉は被曝に関して使ってはいけない(安全、安心もアウト)、「どこまで受け入れざるを得ないか」であり、土を剥ぎ取ると被曝量は1/10(5cm取る)、3月の事故で降り積もったもので、今後大量の放射能が降り積もるかは不明だが、今のところは3月の半ばより空気中からたくさん降り積もることはない、土は除去して欲しいのです。
ドイツからのメール、ガンダーセンという人が、原子炉からホットパーティクルが出ており、東京でも出ている、車のエンジン、フィルターに引っ付き、アメリカのシアトルでも汚染されているというのですが、このことについて、福島の原発は壊れて高温になり、放射性核種が微粒子になり、各方面に流れている、それをホットパーティクルといい、肺に吸い込んだら局所的な大量被曝になり、プルトニウムはアルファ線を出し、ついた近傍を被爆させる、注意しないといけない、アルファ線を出すものを調べないといけない、プルトニウムより、ヨウ素、セシウムが問題、そして今後プルトニウムの被曝が問題になるとのことです。
奈良の人から、周りに原発に無関心の人が多い、関西にも放射能が出るということを外で言うなと言われたのですが、関西の被爆は、関西だけでなく、九州、沖縄、アメリカ、ヨーロッパにも降り注いでいるのです。ただし、量は福島周辺は濃密であり、関西は薄いだけの違いで、注意しないといけない、自分の身が心配なのか、奈良の子供たちが心配なのかが問題なのです。
もんじゅの落下装置の引き抜きで、これ、うまく行くか、失敗したらどうなるかで、「私も心配である」、もんじゅは特殊で、福島は炉心を水で冷やせるが、もんじゅは水が使えないので、ナトリウムを使っている、空気に触れると火事、水に触れると爆発で、冷やすナトリウムのある場所に、燃料中継装置を落としてしまった、空気中に引き出すと火事になり、重量は10トンあり、大変なクレーンが要り、こんな作業を空気に触れずにやれるのか、配慮してやっても、万一空気に触れたら火事になり、もんじゅだと水すらかけられない、手をこまねいて見るしかない、大規模な事故になる可能性があるのです。「事故になったら福島の比ではない」のです。95年にはナトリウム漏れがあり、とてつもなく扱いの大変な原子炉なのです。
今日はリスナーの質問で、私も聞きたかったことを聞けました。今後も小出先生のお話を紹介いたします。
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永岡です、小出先生、昨日八戸で原子力について講演され、その模様が、ユーストリームに掲載されていました。
講演の動画、
http://www.ustream.tv/recorded/15604038
質疑応答の動画、
http://www.ustream.tv/recorded/15606233
講演は4時間近くあるので、質疑応答を見て、採録しました。
井戸水の汚染:福島のとなりに住んでいる人で、50m~100mの井戸水をつかっているが、井戸水は、深いところから掘ると、表面の汚染が流れ込むことはないが、大気に放射能が汚染があり、そのレベルの井戸水汚染はたぶんない、チェルノブイリの汚染地帯、その土地を離れられないひとがいる、汚染された村に戻るしかない人がいる、そこの泉の水は、放射能汚染なしのこともある、地下水脈への汚染がないことを祈りたいが、正確なことが分からない。
東電、日本政府が小出先生から知恵をもらっていないのかについて、小出先生、20ミリシーベルトの被曝を余儀なくされている場所、健康状態に問題がないのか:東電、政府は小出先生に一切意見を求めていない、参院の行政監視委員会に出たことはある、政治は嫌いだが、今回の事故を防げなかったことについて、自分の責任もあると思い、出た。衆院の議員から話をしてくれ、公明党から話をしてくれとの要請もあるが、小出先生、来年3月まで予定がいっぱいで、新しい仕事を受けないことにしている。政府から来ても、受けることなし。政府が小出先生の意見を聞かないのは、いまさら聞けないのだろう。
小出先生の健康、心配してもらいありがたい。小出先生、実質的な被曝はない、放射能が何かよく知っている、被曝を避けられるか分かっている、防護可能である。被曝の測定も出来るが、測定不能な(ゼロではない)レベルで、原発作業員の被曝とは違う、内部被曝は測れず、内部被曝したこともあるが、大した被曝ではなかった。目に見える重大な被害は受けていないのです。
福島原発はどうなるか、早く収束できないか:これからは、正確に答えられない、一番大切なものは正確なデータであり、原子炉の水の量、温度、圧力であり、正確なデータが出ていない、1号機、原子炉の水はないと思っていたが、東電、政府は原子炉の半分は水がある、破壊を免れたと言っていた。しかし、炉心がむき出しになると水蒸気爆発が起こり、圧力容器が破壊され、格納容器も破壊され、破局的な状態で放射能放出になると思い、そうならないようにと思っていたが、5月12日、炉心に水がないと東電は言い出した、東電がデータをコロリと変えた、そのとおりなら、水蒸気爆発のシナリオはなくなったものの、圧力容器は融けて(ウランは2800℃で融ける、鋼鉄は1400℃で融ける)、コンクリートを融かしつつ落ちている。
格納容器の壁が融けたらすべて終わりで、1号は融けた塊が外へ出ており、水を入れて冷やす段階ではなく、出た放射能をどう閉じ込めるかであり、地下に10mほどの壁を作り、放射能を閉じ込めるしかない、政府、東電も届いているのに、1000億円の工事費が要るので、28日の株主総会で問題になり、それまでこの対策をしないと言うのです。小出先生の思いつくようなことは政府、東電は知っている、小出先生のところにおもちゃのような原子炉がある、現場を知り尽くしているものが事故を収束できる、東電、福島の人(昔は敵だった)にエールを送っているのです。
猛烈な被曝環境であり、周りを囲み、その中の汚染は仕方ない、それで防ぐしかないということなのです。
フランスの学者が、核燃料が600℃で融けると言っていることと、福島の子供たちの被曝線量のこと、東京も汚れている、子供を東京に置いていいのかについて:600℃で融ける、科学的にはいろいろな現象が起きるが、ウランの、酸素と混ぜた二酸化ウランは2800℃で融ける、その周囲は燃料棒、パイプはジルコニウムで出来ており、850℃で周りの水と反応して、この反応はものすごい熱を出し、ジルコニウム反応が600℃で始まっても、二酸化ウランが融けることはありえる。融けてしまうと、周りのものと化合物を作り、融点が変わるのです。何度で融けるかは問題ではないのです。
子供を守ること、東京でも1ミリ/年を越えている、そこに子供を住まわせたくない、子供が1ミリ/年以上の被曝をしないように、学校他を除染する、表土を5cmはがす、後者の除染を東京もすべきだが、青森、日本全国でやり、避難について、小出先生も分からない、避難は大変な重荷であり、生きてきた歴史を切る人は大変、一方被曝の危険もある、被曝を我慢するのか、生活崩壊を認めるのかも、一人ひとりの考えなのです。
この他、5月10日に、ジャーナリストの岩上安身さんのインタビューに小出先生が答えられたものもアップされていました。
http://iwakamiyasumi.com/archives/10401
以上、お知らせいたしました。
以上です。
全て読まれた方はご苦労様でした。
おやすみなさい。
原子力発電の新設を止め順番に停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!!
被災地と全国の休耕田にメガソーラー発電所を作ろう!
30年間40円/kwhで再生可能エネルギーを買い上げよう。
脱原発を目指す政府を作ろう!
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日刊電子新聞
評論:デイリー 大津留公彦
文学:デイリー ootsuru
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