義母(6月の歌)
義母 埼玉 大津留公彦
携帯のスピーカー鳴らし遠く住むきょうだいとの話は一つに纏る
子や孫が九人も駆けつけて義母を囲めば個室は狭し
軽鴨の親子の列に突然の雨が注ぎて列が乱れり
蛇衣を脱ぐが如くに発病す突然という言葉とともに
滴りを聴きつつ二人の夜なりし義母の見舞いに泊まるホテルにて
黄金虫明るさ求め闇かこち飛び回るのか人に知られず
額の花関わりもなく咲きにけり去年より花は少し少なし
蝙蝠の飛んで義母の病名は「偽痛風」から「白血病」へ
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