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2011年8月28日 (日)

福島県全域を放射線管理区域にしないといけない

8月27日 田中三彦氏、中手聖一氏と共に小出裕章氏が講義
(第2回 核・原子力のない未来をめざす市民集会)
2011年8月27日、東京都台東区で開かれた「第2回 核・原子力のない未来をめざす市民集会」にて小出裕章氏が講演を行いました。

第2回 核・原子力のない未来をめざす市民集会@台東
3.11原発震災以降を
私たちはどう生きるか

日時 2011.8.27(土) 12:00~16:30 (開場11:30~)
場所 東京都立産業貿易センター 台東館5F (アクセス)
*東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線浅草駅から徒歩5分*都営浅草線浅草駅から徒歩8分
■プログラム
■SESSIONⅠ 12:00~
福島第一原発で、何が起きているか
田中三彦さん/サイエンスライター・元原子炉圧力容器設計技術者
20ミリシーベルト基準を棚上げして除染始まる―避難・疎開のとき
中手聖一さん/子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表
■SESSIONⅡ 14:30~
核=原子力の本質―原子力発電で、私たちが知っておきたいこと
小出裕章さん/原子力安全問題研究者・京都大学原子炉実験所助教

小出さんはこう言われています。

 

1年で1ミリシーベルトの被爆が禁止されるなら、福島全体を無人地帯にしないといけない。日本は法治国家で、破ったら法律に抵触する、法律を守るのは国家の義務なのに、年間1ミリシーベルト以上の被爆を禁止しているのに、小出先生守っているのに、福島事故で、福島県全域を放射線管理区域にしないといけない、猛烈な被爆であり、最大の犯罪者である政府はそれを反故にして、人々を被爆させているのです。被爆はあらゆる意味で危険であり、被爆で必ず健康被害が出る、福島の人が避難できるか、大変に難しい、小出先生逃げて欲しいが、逃げたところで生活できるか、子供だけでも避難させると家庭が崩壊する、避難したら生活が崩壊する、チェルノブイリもそうであり、40万人避難させられ、生活が崩壊したのです。子供たちだけでも逃がしたい、しかし、生活の崩壊を思うと、避難せよと言えないのです。

ジレンマです。

いつも御苦労されている永岡さんによる一部の書き起こしです。

小出先生 8月27日 東京講演から

 永岡です、小出先生の非公式まとめに、小出先生が昨日、東京・台東区で、田中三彦さん、中手聖一さんとともに核・原子力のない未来をつくる市民集会に出られて講演され、その模様が動画で載っていました。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/27/simin-aug27/

 長大なので、出だしの一部のみ書き起こしします。すでに、たね蒔きジャーナルなどで講演された内容と重複もありますが、ご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/16899529

 原子力の基本を語られています。原発は単なる湯沸し装置で、家庭の湯沸しと同じ、原子炉圧力容器の中にウランを並べて核分裂させてお湯を沸かすのです。ここで燃やすのがウランで、これが危険の根源であり、核分裂生成物が出ます。広島原爆のウランは800g、これで広島の町はなくなった、出、原発では100万kw1年で1トンのウランを燃やすのです。広島原爆の1000倍を越える放射能を毎年生み出すのです。こんなものが事故を起こしたら大変と、反対してきたが、原発に賛成してきた人は、原発を都会に建てず、地方に建ててきたのです。名古屋の伊勢湾、大阪湾にない、六ヶ所村にはさらに危険な再処理工場があり、原発は都会に建てず、過疎地に建てて長い送電線を引いていたのです。これを、忌野清四郎さんが歌っていたのです。

 小出先生、40年間原発に反対して、抵抗してきたのですが、止められなかった、忌野さんも危険性に気づいていたのです。

http://www.ustream.tv/recorded/16899696

 ヨウ素131、セシウム137などの放射能が呼吸で吸い込み、被曝したのです。1時間2マイクロシーベルトの被曝(通常の40倍)、内部被曝で、ヨウ素、テルル、セシウムを検出し、1時間呼吸したら、ヨウ素が圧倒的に重要で、17.1マイクロシーベルト、外部2マイクロで、これだけのものです。つまり、内部は外部のほぼ10倍あり、こういうことは知らされていないのです。こういうことはたくさん起こりました。

 事故でヨウ素が放出され、日本では事故時に風向きを調べて被曝を計算するSPEEDIを100億円、20数年かけて開発しました。これを使って計算した模様ですが、政府は、結果を一切秘密にして、半月後に出してきました。敷地に近いところから被曝が大きく、甲状腺で100ミリシーベルト被曝する、子供にヨード剤を与えないといけないのに、被曝させてしまったのです。

 汚染地図があり、チェルノブイリに当てはめると、無人地帯にしないといけない汚染があり、福島、宮城、栃木に、放射線管理区域に指定しないといけないところがあります。放射線管理区域は実験で入るもの、飲食、寝ることは許されない、子供を連れてはいることは許されない、放射線管理区域は注意が要るのに、上限の汚染をしているところがあり、そこで子供たちが生きているのです。とてつもない広大な汚染です。外部被爆線量、福島、宮城に汚染が広がり、チェルノブイリの範囲なら、びわ湖の2倍を避難させないといけないのです。

 1年で1ミリシーベルトの被爆が禁止されるなら、福島全体を無人地帯にしないといけない。日本は法治国家で、破ったら法律に抵触する、法律を守るのは国家の義務なのに、年間1ミリシーベルト以上の被爆を禁止しているのに、小出先生守っているのに、福島事故で、福島県全域を放射線管理区域にしないといけない、猛烈な被爆であり、最大の犯罪者である政府はそれを反故にして、人々を被爆させているのです。被爆はあらゆる意味で危険であり、被爆で必ず健康被害が出る、福島の人が避難できるか、大変に難しい、小出先生逃げて欲しいが、逃げたところで生活できるか、子供だけでも避難させると家庭が崩壊する、避難したら生活が崩壊する、チェルノブイリもそうであり、40万人避難させられ、生活が崩壊したのです。子供たちだけでも逃がしたい、しかし、生活の崩壊を思うと、避難せよと言えないのです。

 福島の事故の全貌はまだ分からない、広大な土地が失われる、一次産業が崩壊する、避難したら崩壊する、どれだけの悲惨さか分からない、東電が倒産しても賠償できないのです。小出先生、東電は倒産させるべきと言われます。大株主は大銀行であり、東電が何回倒産しても足りないのです。福島を無人地帯にするというのは、戦争でも起きないことなのです。

 放射能で汚れた町は復興できない、土地が失われる、戦争でも起きないことなのです。


http://www.ustream.tv/recorded/16899897

 原発の危険は事故だけでなく、事故がなくても、原発は悲惨なのです。

http://www.ustream.tv/recorded/16900356

 以下、後1時間半ほどあり、これの書き起こしは無理です、すいません。

 以上、お知らせいたしました。

以上永岡さんの書き起こしでした。

ーーーー

原子力発電の新設を止め順番に停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!
原子力発電禁止法の制定を!
被災地と全国の休耕田にメガソーラー発電所を作ろう!
脱原発を目指す政府を作ろう!
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コメント

junskyさん

リンク先記事拝見しました。

>東京:1時間当り 0.056マイクロシーベルト(μSv) 毎時

    とだけ記載されている。

    何と福島県内と水戸市を除いて、東京が最も放射線が強い!

1日当りに換算すると、その24倍なので、 1.344μSv

これを1年当りに換算すると、その365倍なので、490.56μSv

一般に言われている 年間許容範囲:1000μSv=1mSv(ミリシーベルト)

 のほぼ半分に達する強いレベルである と認識するべきである!

ーー

参考になりました。」
私の住む団地も近々放射線測定を行います。
そのデータはここに掲げます。

たまたま、8/31付けの(連日掲載されてはいるのですが)読売新聞掲載のデータによって計算してみると、東京の汚染も許容範囲(1mSv/年)の半分近くまでいっていることになりますね。

福島は、その数十倍から数百倍なので、小中学生が放射線量計を装着して二学期の登校を始めるなど、文明国家とも思えません。
チェルノブイリの強制避難よりもっとひどい状況ではないでしょうか?

義務教育なので『半強制的』に放射能汚染地域で通学させるのと、強制的に放射能汚染地域から避難させるのと、どちらが人道的な措置と言えるでしょうか?

ソ連の方が日本よりましな対応のように思われます。

リンクとTBをご覧頂ければ幸いです。

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