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2011年8月13日 (土)

「プロメテウスの火」をコントロールするのが政治の役割

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週刊朝日8月19日号
総理.菅直人「3.11後」を語る
を読みました。

異例の現役総理単独インタビューです。

3.11の経験は「私の原子力に対する考え方を根本から覆しました。」
と孫正義さんと同じ思いを語っています。

以下現役総理大臣の言葉を紹介します。


「3.11以前は安全性さえ確認できていれば原発は当面もっと活用していいと考えていました。でも今になって思うと安全性とはリスクとのみあいであると痛感します。」

『一回でも起きたら地球が崩壊する」というリスクだったら、たとえ確率1億分の1でも、誰もそんなリスクは取れない。今回私たちが目の当たりにしたのは、まさにその、リスクの大きさなんです。ギリシャ神話に「プロメテウスの火」という話があります。火を知らない人類に、プロメテウスが火を教えてやった。すると、ゼウスが「人類に火を与えると大きな禍いを生む原因になる」と怒り、プロメテウスはゼウスによって岩山にくくりつけられ、ワシに体をついばまれ、一生苦しみを味わった。科学技術の進歩は蓄積されますが、人間そのものはそんなに進歩しません。そこに生じるギャップゆえに、科学技術は制御不能になる事がある 核兵器の開発等は、ネズミがネズミ獲りを作ってしまったような自己矛盾です。私は、「プロメテウスの火」をコントロールするのが政治の役割だ、と確信しています。』

これは全く正しい指摘だと私は思う。
但し引継がれなければ全く正しくないとも同時に思う。

「菅直人」
歴史に刻まれる名前になった事は間違い無いだろう。

その評価は後に続く人間が決める。


以下関連記事です。


ああ菅違い…異例 週刊誌で6ページ熱弁

 菅直人首相(64)が、現役総理としては異例の週刊誌単独インタビューに応じていることが8日、分かった。今日9日発売の週刊朝日+8月19日号で計108分、6ページにわたって熱弁。与野党から早期退陣を求められている政局には「菅直人を降ろしたいという力学が感じられる」などと反発。「脱原発」について「もう、突破口はつくれた」と自賛している。退陣時期は明確にしなかった。この日、国会では9月の訪米への色気も見せた。

 菅首相は、異例の週刊誌の単独インタビューを受けた理由について「もともと私はいろんなところに出ていって自由に発信したり、新聞・テレビの番記者とワーワー議論するのが好きだったんですよ。ただ、やはり総理という立場になって自粛気味になっていたんです」などと話しはじめ「原発事故の先行きも見え始めて、もう1度原点に戻って、自分の思っていることをじっくり率直に国民に伝えたいと思い始めていた」と明かした。

 首相が終始強調したのは「脱原発」についての考え。東電福島第1原発の事故とその後の対応の経験は「私の原子力に対する考え方を根本から覆した」と明かした。

 「総理の方針は『個人的見解にすぎない』との批判がある」と記者に指摘されると「私は国民にとってなにがいいか悪いかで判断している」と主張し、それが思い付きといった手続き論にすり替わり、矮小(わいしょう)化されている、と反論。「私の見解は国民の間ではもう当然の考え方になりつつある」としている。

 「1度は辞任をほのめかした首相が戦いに勝てますか」と問われると、「国民の支持があれば、勝てます」と言い切っている。

 政局については「政争の具になると、私の真意が伝わらず、政策の中身の議論ができなくなります」と嘆き、小沢一郎氏など「反菅勢力」の動きについて聞かれると、沈黙の後に「理由はともかく、菅直人を降ろしたい。残念ながら、そういう力学がかなりの力で感じられます」と明かした。辞任時期については、ついに明確にはしないままだった。最近は精気を失った表情が目立つ首相だが、108分に及ぶ今回のインタビューでは、冗舌ぶりを取り戻していたようだ。

 週刊朝日+編集部によると取材したのは同誌の記者で、昨年以来、取材依頼をしていたものに菅首相が最近になって応じた、という。

 ◆現職首相の単独インタビュー 国政選挙期間中、政党の代表として新聞やテレビなどのメディアに単独で登場することはあるが、選挙以外の時期で、特に週刊誌は異例。菅首相は今年1月5日、テレビ朝日「報道ステーション」に生出演したほか、同7日にもインターネット番組に約1時間出演している。過去には、小泉純一郎元首相や安倍晋三元首相が選挙期間前後を中心に、単独でメディアの取材を受けたことがある。安倍氏は07年の参院選公示前、総理として初めてのワイドショー生出演をした。

 [2011年8月9日8時45分 紙面から]
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原子力発電の新設を止め順番に停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!
原子力発電禁止法の制定を!
被災地と全国の休耕田にメガソーラー発電所を作ろう!
30年間40円/kwhで再生可能エネルギーを買い上げる制度の早期実現を!
脱原発を目指す政府を作ろう!
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コメント

蒼い鳥さん

>『親韓反日』云々言われる方がお見えの様ですが、『国民の生命を守る為の脱原発』を模索するという観点で見るとき、全然関係の無い事です。

しかりごもっともです。

>(孫正義)氏の儲けの為云々の指摘がありましたが全く的外れもいいところで、再生可能エネルギー普及に参入する企業が増えて来ているのです。

これも然り
孫氏の事を理解できずに批判している人は如何に勉強してないか自民党の右派か右翼くらいでしょう。

>再生可能エネルギーの導入は、立地条件の異なる各電力会社の風力、水力及び地熱発電などの独自の計画に委ねるべきである。

これでは再生可能エネルギーは立ち上がらない。
「全量買い取り制」しかないのはドイツの立ち上がりの例でもう結論は出ている話だ。
メガソーラーで東北に雇用を起こす事ももう始まっています。
電力会社の利益のままにやっていたのでは原発は無くならない。

国民が8千円の電気代が5百円上がるの許容すればこれは成立する話だ。
その位の負担でで原発により人類が破滅する恐怖から逃れられるなら国民は感受するだろう。
私は汚れた電気は使いたくない。

政府は大企業の割引を考えているようだがそれも必要は無いだろう。
論が分かれるのは電力会社の立場に立つか生活者の立場に立つかの違いだろう。

「脱原発」は既に7割の指示を受けた国論です。
問題は盗人・李メドベージェフ さんがどちらの立場に立つかでしょう。

>3.11の経験は「私の原子力に対する考え方を根本から覆しました。」
と孫正義さんと同じ思いを語っています。

菅首相の思いを政治家全員が受け継ぎ『脱原発』『再生可能エネルギー』が国是にならなければならないですね…
電気料金云々の問題は、総括原価方式の見直し、 発送電一体化の見直し、地域独占の是正を強力に推し進めれば、廉価な電気が供給でき何らの問題も無いのです。 『親韓反日』云々言われる方がお見えの様ですが、『国民の生命を守る為の脱原発』を模索するという観点で見るとき、全然関係の無い事です。
孫正義さんは、以前こちらのblogさんで記事になりましたが、被災地に100億円寄付し、更には今後の報酬全てを寄付すると宣言された立派な方です。氏の儲けの為云々の指摘がありましたが全く的外れもいいところで、再生可能エネルギー普及に参入する企業が増えて来ているのです。経団連の米倉会長の様な国民の生命を歯牙にもかけない守銭奴財界人などは、孫正義さんの爪の垢を有り難く呑んで反省すべきです。
いずれにしましても、自民公明の棄民・原発推進政権に逆戻りする事だけは、御免被りたい。また、菅直人さんは、厚生大臣時代、薬害エイズ問題解決のために、厚生官僚の不作為の証拠を暴き、国の責任を潔く認めた実績のある政治家です。きっと氏のお師匠さんでもある故市川房枝女史も天国から応援なさってみえる事でしょう。
菅さんの足を引っ張っている政治屋の醜態を見るたび、胸糞悪い思いのする今日この頃です…。

親韓反日で知られる菅直人は、孫正義らの富者がメガソーラーでさらに儲けるために再生可能エネルギー法案を成立させることに政治生命を掛けている。
同法案が不幸にも成立すると、電力会社はメガソーラーなどで発電した電力の買取を義務付けられる。
自社で発電している電力の原価に比べて高い料金で買い取らなければならない。
しかし、電気料金を上げることによって対処するから、電力会社は損をしない。
孫正義はノーリスク・ハイリターンの投資が出来る。
負担を強いられるのは一般の国民である。貧しい人は益々貧しくなる。
中小企業は赤字になるか又は倒産に追い込まれる。
大企業も電気料金の安い韓国企業と競争できなくなる。
孫正義は太陽光パネルを韓国企業から買うから、日本企業には恩恵がない。
孫正義が社長を務めるソフトバンクは、電力を食う多数のサーバーのあるデーターセンターを電気料金の安い韓国に既に移している。
自治体はメガソーラーに貴重な税金を1円たりとも使ってはならない。高い電気料金と税金という二重の負担を市民にかけてはならない。
再生可能エネルギーの導入は、立地条件の異なる各電力会社の風力、水力及び地熱発電などの独自の計画に委ねるべきである。他人が発電した電力を強制的に高価で買わせるべきでない。

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