中沢正夫さんの『「死」の育て方』を読んだ。
中沢正夫さんの『「死」の育て方』を読んだ。
丁度今から20年前に出た本である。
あとがきに出版の経緯についてこう書いている。
「20年後にまだ生きていて、読んで赤っ恥をかくことになってもいい...と腹をくくったのである。」
amazonでは出版時の元の値段より高値が付いている。
赤っ恥をかくどころか先生のこの本は多くの人を助けていると言うことだろう。
この本は妻から勧められた。妻は看護婦の妹に勧められた。
我々が「死」という物に向き合わざるを得ない状況になっているからだ。
「死」はそれがきたときに考えればいい」というのが「死」について研究して来て患者を装って中沢さんに会いに来
た人の結論だそうだがそれは正解であろう。
しかしそれは同時に不正解だ。
自分の死の場合は「それがきたときに考えればいい」が他人のある程度予測できる死の準備はする必要がある。
昔から「死とはよりよく生きること」だという。
私には死に直面している義母にとって「よりよく生きること」とは何かが分からない。
この本には中沢さんと関わりのある多くの方の死が出てくる。
母の介護の話も興味深かったが、義母を国東半島に連れて行く話は私が義母にそういう事をして上げられなかっ
ただけに印象に残った。
今年74歳を迎えたであろう中沢さんは被災地の方のメンタルケアに行かれていると聞きます。
お元気で更に著書の出版を重ねて欲しいと思います。
なお亡くなった父のことで知りましたが77頁の「誤飲性肺炎」は「誤嚥性肺炎」の間違いだと思います。
amazonの紹介
金持ちであろうが、貧しかろうが、有名人であろうが、普通の人であろうが「死」は必ず、平等に人間にやってくるものである。著者は、50代半ばの精神科医。死にむかって揺れ動きながら、ウジャラウジャラしながらも、自然な形で死を見つめる。
精神分裂病の名医にして名文家の著者が綴る“死の育て方”。50歳代に入った医師は、ふと「普段着で寝ころがって読んでもらえるような死の本が書けないものだろうか」と思い立ち筆をとる。著者は言う。「“自分の死に参加”することから始め、“向きあうよりも並んでしまおう”」と。が、「死への思いはたえず揺れ動き、首尾一貫しない。しかしそれこそが現象としては正確であり、実は首尾一貫していることなのだ」と。
原子力発電の新設を止め順番に停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!
原子力発電禁止法の制定を!
被災地と全国の休耕田にメガソーラー発電所を作ろう!
脱原発を目指す政府を作ろう!
小選挙区制を廃止しよう!
消費税増税を阻止しよう!
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