「神様のカルテ」を読んだ。
「神様のカルテ」を読んだ。
本屋大賞を受賞した本は皆素晴らしいがこの本は私には大変貴重な本となった。
医療の問題を深く抉りながら社会の事、生き方の事を同時に考えさせる若者向けのラブストーリー
といった所だろうか
皆さんに読まれる事をお薦めしたい。
特に医療関係者と高齢の父母を持つ人に観て欲しい。
映画も上映中なので観ればきっと泣くだろう。
「残りの命好きなようにして」と病院から追い出される終末期患者の話が出て来るが、まさに同じ事が我が義母にも起こっている。
ある病院から同じような事を言われ転院を余儀なくされている。
この話は全国で起こっている高齢者病院追い出し問題の告発だと思う。
この本を書いたのは現役のお医者さんだからそこら辺のことは良くご存知だと思う。
小泉内閣からの医療改悪の流れがそれを作った。
特にDPCと言われる評価方式がそれに拍車をかけている。
DPCは、病気ごとに検査、投薬、入院などの料金を一括した定額払いとするものです。入院の場合、日にちがすぎるほど報酬額が下がっていく逓減方式としており、在院日数をできるだけ短くして、患者の回転を早くするほど収入増になる仕掛けです。定額払いなので医療のコストを下げるほど収入を上げるという経営上の効果が期待されているため、現場からは必要な医療までカットする「過小診療」の問題点が指摘されています。「医療の質、安全にかかわる」と医師会が指摘している理由も、ここにあります。出典元
これはどうにもならない物だろうか
この問題は病院だけが悪いのでもない。
むしろ個別の病院でどうにか出来る問題でもない。
政治の問題と言わざるを得ない。
DPC新機能評価係数に 「異なった機能を評価する何種類かの係数」 が選ばれ、「高度急性期総合病院・大規模病院」 のみならず、地域医療において急性期医療機能をきちんと担っている 「地方の病院、へき地の病院、あるいは、中小病院、ケアミックス病院」 が、適切に評価されることが望まれます。
この映画はこの問題の他にも、地方の地域医療問題。 救急医療問題。 研修医問題。 終末期医療問題。癌告知の問題。 大学病院のあり方の問題・高度医療とは何かという問題が提起されています。
映画はまだ観てないがこの予告編を観ただけで泣けて来ます。
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原子力発電の新設を止め順番に停止しスケジュールを作って再生可能エネルギーに全て転換しよう!
原子力発電禁止法の制定を!
被災地と全国の休耕田にメガソーラー発電所を作ろう!
脱原発を目指す政府を作ろう!
小選挙区制を廃止しよう!
消費税増税を阻止しよう!
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junskyさん
コメント有難うございます。
この本は今の私には最も感じるものがありました。
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投稿: 大津留公彦 | 2011年9月11日 (日) 06時03分
私は、コミックの連載で読んでいます。
医療の理想を追い求め自らはボロボロになって働く若き医師と医療の現状を描き乍らも、全体としては明るいタッチで描かれているコミックです。
投稿: JUNSKY | 2011年9月10日 (土) 22時57分