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2011年12月 7日 (水)

不破哲三氏古典教室「革命論」

今夜19時から不破哲三氏古典教室第10回を聴きました。
 
今夜は「革命論」でした。
#fuwajcp で津田りました(文字中継しました)ので少し整理して記事とします。

議会に対するエンゲルスの立場の変遷と現在のラテンアメリカでの議会での革新勢力の政権奪取へのつながりが興味深かった。


今までの革命は少数者の為の革命だった。
多数者は革命の最初に利用されるだけだった。
これからの革命は労働者の自己解放の為の多数者の為の革命である。

99%の為の社会を!


不破哲三講師古典教室第10回 テーマ「エンゲルス 多数者革命」

今日学ぶ 「フランスにおける階級闘争」はエンゲルス死去の四ヶ月前の遺言とも言える文書。

エンゲルスは以下の3つを三大革命論として挙げている。

1.共産宣言
2.新ライン新聞 の論説
3.フランスにおける階級闘争

フランス革命の影響はオーストリア ドイツへとあっという間に広がった。
ドイツの政権崩壊後マルクスはドイツに戻り新ライン新聞発行開始。
パリの二月革命後四ヶ月でドイツで六月革命という労働者の革命が起こった。
それに恐怖を抱いたドイツの反動派がその年の秋に反革命を起す。

1949年マルクスとエンゲルスは再度亡命
「今度の革命は終わった。」と述懐
次の革命は5~10年後の恐慌と共に来ると思っていた。
それまでの長期戦に備え、エンゲルスはマンチェスターで経営活動、マルクスはロンドンで研究活動とそれぞれに別れて暮らした。
エンゲルスは恐慌を待望していた。
恐慌は起きたが革命は起きなかった。

今までの革命は少数者の為の革命だった。
多数者は革命の最初に利用されるだけだった。
これからの革命は労働者の自己解放の為の多数者の為の革命とした。

マルクス/エンゲルスは初期の自分達の革命論を反省している。
資本論が完成した1867年にはそれを反映している。

パリコンミューンは成功するもマルクス派はいなかった。
ドイツ社会民主労働党(アイゼナハ派)から議員となったベーベルとリープクネヒトを支援する。

二つの社会主義政党の合計得票は
1971年 12万票
1878年(社会主義取締法発行) 31万票
1898年 210万票

普通選挙権は少なくとも以下が評価出来るとエンゲルスは言っている。

1.味方の数を数えられる。
2.扇動できる
3.国会で訴えられる。

人民的議会主義は
1.悪政の暴露
2.要求実現
3.政府を作る。

独では政府を作る条件はなかった。
英米は可能性あるとしていた。

レーニンはマルクスとエンゲルスの議会に対する見解を読んでないので「国家と革命」で議会について書いてない。

民衆の反乱に軍隊の反乱加わり ロシア革命 成功 ドイツも同じ 中国は孫文が都市部で起こし毛沢東は農村から都市を包囲した。
ラテンアメリカにも議会はあったが形だけで、カストロは山からの武装闘争をして政権を奪取した。
ゲバラがそれを普遍的なテーゼにしてしまい、民族自決権も無視して南米を一つと考えて行動した。
チャベスは武装闘争から始まり選挙に出て勝った。
南米は議会で政権取得して来ている。
エンゲルスが到達した議会に対するする見地が大事

不破さんの話は毎回知的好奇心を呼び起こします。
今夜も知的興奮を味わいました。
この講義を今年不破さん10回志位さん10回計20回も聞くことができて幸いだったと思います。


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