牛山長重著「みんなでつくったみんなの病院」(埼玉・みさと健和病員開設物語) を読んだ。
牛山長重著「みんなでつくったみんなの病院」(埼玉・みさと健和病員開設物語)を読んだ。
この殆ど実話の物語に本名で登場する主要な登場人物から借りた本なので非常に興味深く読んだ。
又自分も家族も実際に世話になっている病院なのでその点でも関心があった。
民医連の病院はこうして作られるという事がよくわかった。
又、直接は存じあげない元三郷市長の白石敏夫さんが病気をおして「みさと健和病院建設をすすめる会」の代表として献身された事も良くわかった。
そして、我々が世話になっているみさと健和病院は、主人公始め病院作りに関わった多くの人たちの血と汗の結晶のような病院なのだとわかった。
この本の真中位で中国革命文学選の「紅岩」という小説を主人公が思い出す所がある。
「紅岩」の主人公は中国革命前夜に自分の任務を遂行するために刑務所に入れられた後、「気狂い」になり切り、二十余年にわたって刑務所の中にいる党幹部と外部とのレポ役の任務を果たして、中国革命の成功に大きな役割を果たす。
主人公はこの「気狂い」と同じように献身的にみさと健和病院建設に打ち込めるだろうかと述懐する。
感動的なシーンだ。
しかし主人公らは見事に病院建設を成し遂げ「健和会」を定年まで務められた。
この本は牛山さんの立派な自分史であると共に三郷市の重要な歴史の一部であると共に一級のノンフィクション小説である。
その「健和会」からは吉田万三さんが出て足立区に民主的な区政を作った。友の会の会長は早乙女勝元さんが務められている。
三郷市長選挙でもこの物語でも重要な役割を果たす三浦先生が僅差で敗北という所まで行った。
こういう歴史的な病院作りをやった人たちが三郷や東葛地区に今も居られて各分野で活躍されている事を誇りに思います。
本を貸して頂いたFさん 有難うございました。
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大津留公彦様
はじめまして。いつも大津留公彦様のHP見せていただいている一般人です。特に「原発問題」についてのエントリーはいつも勉強になります。
また、大津留様の各方面での精力的な活動に敬意を表します。どうか宜しくお願いいたします。
>京都市長選支援のお願い
私は今京都市に住んでいます。その京都市で今市長選挙がおこなわれています。
ご存じのこととは思いますが、大激戦になっています。
ここで大津留公彦様、こちらの掲示板に集われる方々に心から要望します。
どうか「京都にいるあらゆる友人・知人」に電話やメール・手紙・twitter等で徹底的に連絡をとって「2月5日の京都市長選は脱原発・TPP反対の候補者に1票を」「京都市長が変われば京都市役所の公務員腐敗が絶対根絶できる」「若者文化を大事にしてくれる市長誕生を!」と頼んでいただけないでしょうか。
皆様方のブログやtwitterでも各方面に宣伝していただけないでしょうか。宜しくお願いします
今回の「京都市長選」で勝利をおさめることは日本と世界に大きな影響を与えます。原発問題・TPP・消費税増税問題で解決に大きく近づき、日本が劇的に良くなります
今回は勝てるし勝たなければなりません。どうか皆様のお力をお貸しください。
突然やって来て無礼の数々失礼しました。もし問題となるようなら書き込みを消去していただいて結構です。迷惑をおかけしてすみません。
大津留公彦様とこちらに集われる皆様方のご活躍を心より願っています。
投稿: 京都市長選挙への支援要請 | 2012年1月26日 (木) 11時57分