「誰も知らない基地のこと」を知ろう!
夕べ青山のイメージフォーラムで映画「誰も知らない基地のこと」を観た。
なぜ米軍基地はなくならのか?
その疑問から二人のイタリア在住の若者(イタリア系アメリカ人とイギリス系イタリア人)が作った映画だ。
「戦争のためにあったはずの軍事基地が、軍事基地維持のために戦争をするようになった。」という指摘はそのこたえのヒントとなる。
会場で買ったパンフに映画の内容ではなうが新しい事実があった。
土江真樹子さんと言うフリージャーナリストの証言だ。
1959年の宮森小学校に米空軍のジェット機が落ちた宮森事件のとき、パイロットを「嘉手納基地に墜落させなかった」と米軍は褒めた堪えた。
そして
「40年たって,私が入手した米軍の事故調査委員会の記録には「整備の際の部品のつけ間違い」が原因だと記されていた」と
かなしい付けまちがいであり、許せない賞賛である。
映画の内容はこうです。
cinema today
世界の国々に700以上の軍事基地を持つアメリカ軍が基地周辺で起こすさまざまなトラブル、アメリカ軍の衝撃の事実を取材した社会派ドキュメンタリー。コソボのアメリカ軍基地内部での撮影、さらにはアメリカ軍に対して住民が声を上げているイタリア・ビチェンツァとディエゴ・ガルシア、沖縄県の普天間を取り上げる。取材には住民たちのほかに、アメリカの思想家ノーム・チョムスキーなど識者もインタビュー映像で出演。世界の各地域の事情を背景に、またさまざまな角度から、住民に及ぼすアメリカ軍の問題や軍産複合体の裏側をつまびらかにしていく。
ほかにこう言うのもあります。
しかしこの映画が東京では一館だけで上映と言うのは寂しい。
どうして映画の配給会社はこのトピックス的な映画を取り上げないのだろうか?
私の観た19時15分の回はそれほどでもなかったがそのあとのレイトショーには大勢の若者がならんでいた。
こういう映画は人気がないと思っているのは先入感だと思う。
原発事故以来人々は本当の真実を求め続けている。
日本でこういう映画を作ろう!
あれから1年−私たちの震災歌集
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