ある2012衆院選――結果分析
私も参加する「平和への結集をめざす市民の風」の太田光征さんが衆院選挙の全面的な分析をしています。
実践家である太田さんだからこその論考です。
こうあらなければならないという思いがあります。
多くの定量分析があります
今の所これだけ全面的で賛同できる衆院選の分析はありません。
この正月にじっくり是非お読み下さい。
そして参議院選挙などに思いを致して下さい。
2012衆院選――結果分析
http://kaze.fm/wordpress/?p=435
以下の17項目です。
(1) 選挙の体を成していない2012衆院選――小選挙区の死票率56%、自民の比例区得票率28%、主権を毀損し民意と乖離
(2) 主権を毀損し民意と乖離した選挙を鋭く批判しないメディア
(3) メディアによる争点隠し――「イデオロギー」のレッテル貼りで外交・軍事・改憲・教育を生活・経済・景気から切り離す
(4) メディアによる次期参院選の予測と誘導――自民対野党の構図で護憲政党を国会から放逐へ
(5) 生活の党は安倍政権にくみする改憲、集団的自衛権、米軍普天間飛行場、小選挙区制・定数削減などについて態度を明らかにすべき
(6) メディアは小選挙区制の矛盾を指摘しても(定数3の寡占的)中選挙区制止まり、比例代表制には否定的
(7) 選挙区間1票格差(地域代表性格差)だけでなく生票・死票間1票格差や政党間1票格差に目を向けるべき――「0.2票」より「0票」(小選挙区の56%)の方が深刻
(8) 2012衆院選の最大1票格差――小選挙区が日本未来の党の13.83倍、比例区が社民党の4.87倍
(9) 2012衆院選――小選挙区がなく全国1区の比例代表制だったら自民はたったの132議席
(10) 2012衆院選――比例区で未来の票を共産・社民に統合すると3議席増える
(11) 2012衆院選――比例区で共産・未来・社民の票を統合すると10議席増える
(12) 次期参院選比例区のシミュレーション(定数削減なし、改選定数48)――護憲政党の獲得議席はわずか4議席
(13) 次期参院選比例区のシミュレーション(定数削減あり、改選定数28)――護憲政党の獲得議席はわずか2議席、最大1票格差は「定数削減なし」より拡大
(14) 次期参院選比例区のシミュレーション(定数削減なし、改選定数48)――共産・未来・社民の票を統合しても1議席しか増えない(統一名簿の必要性?)
(15) 次期参院選比例区のシミュレーション(定数削減あり、改選定数28)――共産・未来・社民の票を統合しても1議席しか増えない(統一名簿の必要性?)
(16) 次期衆院選比例区のシミュレーション(定数が75削減されて105になった場合)――社民は議席をなくし、共産の1票格差は1.58倍から3.88倍に拡大
(17) 選挙区間1票格差(地域代表性格差)が政党間1票格差に有利に働く例――自民は中国地方で支持率が高く、同地域は人口当たりの議員数が多いので、選挙区間1票格差は自民に有利
今年も頑張りましょう!
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今年2月3日のみさとシティーハーフマラソンで10km完走(し一時間以内で走る)
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