地球の歴史46億年を460メートルとしたら、ホモサピエンスの歴史20万年はわずか2センチ
今日の朝日新聞にサッカー監督の岡田武史さんのインタビューが載っている。
多少彼の事を知っているが彼の選手時代から監督になっても変わらない冷静な態度は見習うものがある。
あえて誰にとは言わない。
自分にです。
記事を部分紹介します。
――中国にいると、日本人である自分を今まで以上に意識させられるでしょう。
「変わらない。確かに自分は日本が好きだし、日本人としてのアイデンティティーを持っている。代表監督として日の丸を背負って戦った経験もある。でも、本質を見れば、尖閣問題もばかげているなと。お互いに固有の領土と言うけど、いつから固有なんだと。地球の歴史46億年を460メートルとしたら、ホモサピエンスの歴史20万年はわずか2センチだよ」
「幼稚園のときに砂場で遊んでいて、ここから入るなと友だちを排除したら、先生に『どうしたら仲良く遊べるか考えなさい』としかられたことがあった。それと同じで、けんかするか、話し合うしかない。じゃあ戦争をするのか。私はしたくない。ただ、それだけのこと」
「尖閣問題のようなことが起きることは、中国に行く時点である程度は予想していた。何かが起きたときに、地球を救いたいとか、人類を救いたいとか、そこまでは考えていない。自分の3人の子どもの時代に争いを残したくない、いい社会、いい地球を残したいと思うだけ。子どもたちのためと考えると、どんな問題でも答えはシンプルに出る。例えば原発もそう。何が次の世代にプラスになるんですかと」
――中国人とはどう付き合っていけばいいのでしょう。
「もともと、中国人はこうだからという先入観を持っていない。だから構えてもいないし、特別にこうしなければいけないとも考えてない。ステレオタイプ的に『中国人は怠惰だから』と言う人がいるけど、実際には違った。約束を守らないとも言われるけど、そんな人は日本にもいる。民主党も自民党も全然守っていないじゃない。中国を嫌う人は多いけど、実際に行ったり、住んだりした人はどのくらいいるのか。相手を知らずに嫌いというのはおかしい。私も帰国して日本の新聞を読んで、中国は自分勝手だな、嫌な国だなと思うことはある。でも、杭州に戻って出会う中国人の大半からはそういう感情は起きない」
――それでも我々はひとつの事実をもとにこうだと言いがちです。例えば、中国の選手が自立できないのは一人っ子政策が原因だと。
「そうだろうか。うちの選手は、試合のハーフタイムでも選手同士でものすごく話すようになった。最初は監督が何とかしてくれるだろうと考えていたみたいだけど、1部残留争いをする中で任せておけないと思ったのだろう。それを見て、中国人コーチも変わってきた」
「日本の選手も20年くらい前は、自己判断できないのは均一的な学校教育のせいだと言われていた。でもサッカーにおいてはそれを変えられたし、多くの日本選手が世界の舞台で活躍している。一人っ子政策のせいだというのは言い訳。社会を変えられるとまでは言わないけど、サッカーは間違いなく変えられる。現実に杭州の選手が自分で変わり始めているのだから」
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