リマ会合では何が決まったのか、何が決まらなかったのか―やはり危険な日本の参加
リマ会合では何が決まったのか、何が決まらなかったのか―やはり危険な日本の5月24日、ペルーの首都・リマでの第17回TPP交渉会合が終わった。
シンガポール交渉会合と同様、米国NGOパブリック・シチズンのメンバーとしてステークホルダーに登録し、5月17日~23日まで現地に滞在した内田聖子さんの報告です。
以下の項目は合意に至ったものです。
*制度間整合性(制度的事項)regulatory coherence
*税関(貿易円滑化)
*協力(開発)development
*電気通信サービス
各種の情報によると、リマでは、これに加えて以下の分野にそれなりの進展があったと思われる。少なくとも大枠合意、分野によってはテキストの作業も完了という意味である。
*投資
*越境サービス貿易
*電子商取引
*金融サービス
問題は、私たちの側がどうするのか、何ができるのか、という点だ。私たちは単なる情報収集者でも分析者でも評論家でもない。これらの結果や予想をふまえて、国内で、国境を越えて運動をつくり、実践するのが私たちのやるべきことだ。ぜひ多くの方々とさらに運動を広げ、複雑かつ密室の交渉に対抗していきたい。
交渉担当者達が年内に実現することが確実となるよう、定期的な関与を続けていく。他方、それぞれの交渉チームは、このリマ会合で到達した前進が継続し得るよう、次回会合までに詰めの作業をおこなうことを合意した
米国は、日本との関係で問題になる分野を絞り、少なくとも7月下旬に日本が入ってくる前までに、中間作業を集中的に行なってテキストを完成させたいと思っているということだ。
日本とアメリカの国民は日米の独占的大企業による前代未聞の国家的詐欺にひっっかっているような気がする。
内田さんの最後の提起はこうだ。
問題は、私たちの側がどうするのか、何ができるのか、という点だ。私たちは単なる情報収集者でも分析者でも評論家でもない。これらの結果や予想をふまえて、国内で、国境を越えて運動をつくり、実践するのが私たちのやるべきことだ。ぜひ多くの方々とさらに運動を広げ、複雑かつ密室の交渉に対抗していきたい。
三郷でも頑張る!!
ーーーーーーー
三郷TPPを学ぼう会
事前購入はこちらから
電子チケットサービス
参考になりましたらこちらのクリックお願いいたします。
→人気ブログランキングへ
→FC2ブログランキング
→
« 小平住民投票署名にご協力下さい | トップページ | 小出裕章氏と小沢一郎氏の対談です。 »
「TPP」カテゴリの記事
- TPP11の問題点(2018.04.12)
- TPP交渉差止・違憲訴訟 第6回口頭弁論の傍聴に参加した(2016.11.14)
- TPP特別委員会の強行採決に満身の怒りを込めて抗議する!(2016.11.04)
- TPP24のギモンを短歌で解明する6(2016.11.04)
- TPP24のギモンを短歌で解明する5(2016.11.04)
コメント